「運命は……今、変わる!」
同人サウンドノベルゲーム「ひぐらしのなく頃に」のヒロイン兼「解」後半の主人公。「ふるで りか」。もちろん「
リーファ」ではない。
雛見沢御三家の一つである古手家に生まれ、老人達から「オヤシロさまの生まれ変わり」と崇められている少女。
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第四章「暇潰し編」のあらすじ |
「オヤシロさまの祟り」が起こる前の昭和52年の6月。
東京の公安所属の赤坂衛は、とある大きな事件の調査の為に雛見沢へ調査をする事になる。
最初の印象は同僚達が言う危険な噂話のせいで村に対しては危険な場所だと感じていたが、
現地の雛見沢を実際に見てみると平凡な田舎で調査を進めるにつれ彼は事件とは無関係だと感じ始める。
身重の妻の雪絵もそろそろ出産する、これなら出産まで間に合うはずだ。
調査の時に知り合ったある少女の姿を見て彼は生まれてくる子を想像しながら調査を進めていた。
だが案内の時に自分と少女が二人きりになった時、彼女は突然豹変する。
別人の様に話す彼女は、雛見沢について調べる自分に警告をする。
何故、彼女がそれを知っている? 私は雛見沢では誰にも素性を明かしてはいない筈なのに。
雛見沢の近くの町の興宮の刑事に協力をしていた彼は少女の事を聞くと、
少女はオヤシロさまの末裔と崇められる「古手梨花」というオヤシロさまの生まれ変わりと言われている。
この村には一体何がある?
豹変したカノジョが言った最初の言葉の一つに、彼は雛見沢に対しての印象は再び変わった。
「赤坂、東京へ帰れ」
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沙都子同様、部活メンバーの中では
圭一の下級生に当たる(9~11歳辺りの小学校高学年)。
性格は無口で、他の部活メンバーの陰に隠れがちだが、異性に対しては脅威の「萌え落とし」で、
ロリコン野郎から雛見沢の老人達まで、(主に)男を弄ぶ。圭一に将来を恐れられていたりもする。
部活などでの戦いぶりは「
勝利の為なら手段は選ばない」「
ルールは裏をかくもの」
「
敵対プレイヤーは徹底的に潰す」「
巻き込まれた第三者の事など知った事ではない」と、
後に
アレを生むのも納得というレベルで
非常に腹黒い。
その狸ぶりを発揮し、一位こそ多くないが罰ゲームはしっかり回避。「固有結界状態の圭一の毒牙をのらりくらりとかわす」ほどでもある。
ボク少女にして、口癖は「みぃ?」「にぱー☆」「かわいそかわいそなのです」など、実年齢以上に幼さを感じさせるものが多い。
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~なのですの元ネタ(?) |
この口調の元ネタは「 東方封魔録」の戦車技師・里香だと言われている。
リカ、神社、~なのです、と聞いただけで思い当たる人も中にはいるかもしれない。
この手の軽いオマージュは同人にはよくあることである。原作者東方好きだしね。
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幼いながらも
レナ同様に家事全般をこなし、綿流しのお祭では大切な「奉納演舞」を行う
巫女でもあり、
いろいろ大変な人生を送っているらしい。
ちなみに彼女が着用している袴は伝統的な馬乗袴(ズボン袴)である。
腋巫女が着用している伝統無視の改造袴とは大違い。(そもそもアレは袴というかフリル付きのスカート)
参考までに
Fカップ中二巫女が着用している袴は行灯袴(スカート袴)。
行灯袴も厳密にいうと伝統的ではないが、現在の巫女袴としてはトイレの関係からこっちの方が一般的らしい。
暇潰し編で東京から来た赤坂衛に対して、何も教えていないのに「東京へ帰れ。」と警告をした際の豹変を指してファンの間では「黒梨花」と呼ばれている。
その警告を聞かなかった赤坂は死より辛い運命に巻き込まれることになるが、
同時に「雛見沢村連続怪死事件」の真相に踏み込む大きなきっかけにもなる。
なお「オヤシロさまの生まれ変わりで神通力で予言をしたりする」という噂を体言し、
連続怪死事件の一年前に五年目までの事件を予言したのもこの時である。
また、原作及び漫画の各編冒頭には詩があるが、その作者名は『Frederica Bernkastel(
フレデリカ・ベルンカステル)』。
つまり……。
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ネタバレ注意 |
羽入とは本当は 先祖と 子孫の関係に当たる。
原作『皆殺し編』で明らかになる事だが、古手梨花は昭和58年6月に 必ず殺される。
そして、それを回避するために 羽入の『力』によって時間を遡り「次の世界」に行くのだが、そこでも必ず殺されてしまう。
『鬼隠し編』、『綿流し編』など、ゲーム中で 昭和58年6月が何度も繰り返されるのはそのため。
この「戻る→殺される→戻る→殺される」のループを本人の主観で100年以上も繰り返した結果、
梨花の精神は摩耗し、 やさぐれた、どこか諦め気味の性格になってしまった。
それがいわゆる黒梨花、『ベルンカステル』の正体である。
普段の性格は、ループを始める以前の精神年齢が歳相応だった頃を演じているにすぎない。
……ただ、己の悲劇的な境遇に酔って、キャラを作って魔女を気取っている的な部分も無くはない。
その辺りはファンディスクで痛いぐらいに見せ付けられ、本来の『古手梨花』(というか普通の人間の感性)
とはまた異なるのではないかという事が示唆されている。
趣味は押し入れに隠したワインでの晩酌と羽入いじめ。
羽入とは何故か味覚がシンクロしているので、羽入の苦手な「辛いものとお酒」というコラボレーションで攻めることが多く、
キムチとワインという相性がいいのか悪いのか定かではない組み合わせまで試している→
参考
ちなみに、やぐされた時はいつも魔女の名前の由来にもなっているBernkastel銘柄の 赤ワインを飲んでいるのだが、
その地方では 白ワインが有名。…まぁ、本編に関係ないので 気にしなくてもいいだろう。
本性が腹黒で諦観が入っているせいで一見上から目線のようだが、仲間達への気持ちには嘘はない。
共同生活を送る沙都子は心から親友だと思っているし、羽入のことも何だかんだ言っても永い時を共に過ごした友として尊重している。
各編でも凶行に走った仲間を、直接的な得にはならないはずなのに助けに行くことも多い。
ましてや、遊び以外で仲間を利用したり害する理由は最初から持っておらず、仲間を傷付ける場面はその凶行を止めるシーンしかない。
そもそも自分の事情を仲間に話さないのも、突拍子もない自分の境遇を中々信じてもらえないという以外に、彼らを巻き込みたくなかった為という側面もある。
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MUGENにおける梨花
「にぱー☆」
MUGENではbaggy氏が製作した黄昏タイプの梨花と
D4タイプのオヤシロリカの2体が存在する。
EFZの
Unknownをベースに作られた遠距離重視のキャラである。
通常時は他のひぐらしキャラと違い、性能面で突出したものはない。
また、通常投げを持っていないのも欠点としている。
他のひぐらしキャラ同様、覚醒システムが搭載されている。
発動条件は、一度KOされるか、7Pカラー以降で選択時に覚醒状態になる。
梨花の覚醒状態は主に下記の様に強化されている。
- ゲージ回復。残像効果。(梨花のみ防御力は上がらない
- 『羽入』を使用した技が追加される。
覚醒すると謎の存在『
羽入』が現れ、ヒップアタックの
ラッシュや悪咲3号氏制作のアレンジ
DIOの「惨殺処刑」に似た性能を持つ「ヒナミ・ザ・ワールド」など、JOJOのスタンドの如く攻撃することができる。
ゲージ技三つを含む多数の追加技はいずれも強力で、ゲージMAX時には凶キャラ並みの活躍を見せる。
「超級覇王
沙都子弾」→「ヒナミ・ザ・ワールド」は回避不可能の鬼コンボ。通称「
沙都子・ト・ワールド」
未覚醒でもAIのおかげでそこそこ活躍できるが、覚醒すると鬼のような強さを誇る。
(最新版は多少AIは自重するようになっている)
対戦イントロも同氏のひぐらしキャラではレナに劣らず多く、以下の条件でそれらを見ることが可能。
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条件一覧 |
「圭一、今日の罰ゲームは~」
「遊んであげるわ…おいで、鉈女。」
- 梨花vs鷹野で梨花が覚醒状態発動時にイントロ発動。
「圭一は教えてくれた…運命を打ち破れる」
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羽入「あぅ!シュークリーム分ちゃんと働きますのです!!」
なお、最新verでは6P・12Pカラーでは羽入の代わりに、
それまで
ミッドナイトブリス喰らい時の姿としてのみ登場だった『誰か』を召喚するようになった。
発動までの性能は特に変わらないが、「ヒナミ・ザ・ワールド」に代わり、数秒経過後に誘導魔法攻撃「終焉の時」が発動する。
この時、自由に自分と相方が動ける為、追い打ちで大打撃を与えられる。
『誰か』の姿は梨花によく似ているが、その実態は古手梨花ではない別の人物、いや別の存在である。
また2012年5月23日には同氏が製作したオヤシロリカが新たに公開された。
氏のキャラでは初のD4手書きキャラで、システムは『黄金夢想曲』仕様。
トラップサトコをストライカーで呼べる。同様に10段階のAIも搭載済み。
さらに更新によって7Pカラー以降で選択すると、上記の
『誰か』をストライカーで使用でき、性能(と言動)が凶暴になる。
製作者による紹介動画
また、冬次氏によるオヤシロリカ用の改変パッチが公開されている。
適用するとシステム面が『黄金夢想曲』(及びゆ~とはる氏
縁寿)に近づき、判定や技のコマンド・性能などが大幅に変更される。
12段階に調整可能なAIも搭載済み。
出場大会
古手梨花
削除済み
更新停止中
オヤシロリカ
出演ストーリー