旧地獄の一角に佇む巨大な館「地霊殿(ちれいでん)」の主。
主であるさとりは、旧地獄(灼熱地獄)の施設があった場所にいる浮かばれぬ霊達の管理をしている。
ちなみに地霊殿は灼熱地獄の真上に建っている。
地霊殿本編では4面ボスでありながら、登場キャラクターの中では一番身分が高い。しかし戦闘はあまり得意ではない様子。
…と、本人は言っているが、下記の能力を使用した一種の精神攻撃とも取れる 弾幕はかなりの難易度を誇る。
人の心を読む事が出来る妖怪「覚(さとり)」であり、左胸部に「第三の眼」を持ち、これによって相手の心を読む事ができる。
作中ではこの能力の応用として、霊夢たちの心にトラウマとして残されている弾幕を再現して使用してくる。
具体的には 出撃時に支援キャラとして選択した妖怪が『地霊殿』以前の出演作で使用したスペルカードを再現したものであり、
符名は「想起「二重黒死蝶」」のように全て「想起」となっている。
当然選んだキャラクターによって全く違う弾幕になるため、そのバリエーションは18系統、難易度違いを含めて72種類に昇る。
元々は難易度設定が存在しないExtraやPhantasmステージで使用された弾幕や、
本来カメラによる撮影で弾幕を消す事を想定している『文花帖』初出の弾幕、
弾幕格闘である『萃夢想』『緋想天』が初出のスペルをSTGの弾幕仕様にしたものなども存在し、
難易度によってはオリジナルより難しくなっている弾幕も…。
一方で本人オリジナルの弾幕は、最初に使ってくる「想起「テリブルスーヴニール」」の系統の合計4種類しかない。
書籍『Grimoire of Marisa』には、さとりが読めるのは対象が今考えている事だけで古い記憶までは読む事が出来ないので、
このスペルで顔に向けて光を発する事で動揺させ、トラウマを読み取るという寸法なのだろう……といった内容が書かれている。
そんなトラウマ集はこちら。
「ダブルスポイラー」ではこいしと共にLEVEL9に登場。
想起以外の弾幕が数多く登場し、コピースペル以外でも十分戦えそうな事が判明。
そしてついには プレイヤーのトラウマ弾幕さえも想起し…。
彼女は能力により他者の心を読む事が出来るが、この能力が妖怪、怨霊にすら恐れられ、そして近づかれなくなった。
だが、その能力のおかげで言葉を持たない動物達には好かれ、今や 火車や 地獄鴉を始めとするペット達が地霊殿に溢れる結果となる。
しばらくすると、あまりのペットの多さに灼熱地獄跡の管理が出来なくなったため、その管理をペットにやらせる事となった。
ちなみに地霊殿5面、及び6面に登場する火焔猫燐と霊烏路空は、ペットの中のほんの一部である。
他のペット達も庭の手入れやさらに他のペットの世話、こいしの遊び相手などをしている。
『東方心綺楼』の地霊殿ステージでは犬・猫・ たぬきなどの小動物に紛れてクロヒョウや ハシビロコウといったやや大きい動物の姿もあった。
『東方求聞口授』では他人との接触を嫌い、完全な引き籠り生活を送っている事が明かされた。
これに対する神仏道の3勢力の見解は「妹は心を捨てて外に出る事ができた、本当に心を閉ざしたのは彼女の方ではないのか」。…深い。
阿求の評による人間友好度は
「皆無」
。ただし外に出る事がないので危険度は不明である。
また、心を読み取れる彼女は心理描写の書かれた書物を読んだり、逆にそういうものを自ら書く事を好むという記述が求聞口授にはある。
ひょっとすると彼女が書いた書物が地底より外へ出回っている可能性もあるとの事。
(以上、ニコニコ大百科より転載、改変)
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