変則起爆弾系統

「38型手榴弾」などを手掛ける「六月雪工機」が新たに開発した特殊グレネード。
投擲による時限信管式と、時限信管に加え敵機感知による起爆が可能な接地展開方式の切り替えが可能。
スイッチ式手榴弾。
2021年8月19日フィールドテスト開始、2021年8月23日実装。

タイプAの使用感はほぼほぼ手榴弾系統と同じ。上手投げで投擲後、一定時間経過で起爆する。
手榴弾系統と比べて爆発半径が広いが、重量・リロード双方とも重い傾向を持ち、起爆時間も長くて2秒と短めで近距離向けの武器と言える。

タイプBは設置トラップの様に下手投げで投擲、接地すると吸着する。投げ方から察する通り、遠投不可なので近距離にしか設置できない。
タイプAよりも起爆時間が延長される他、近接信管が追加されて敵機が接近しても爆発するようになる。
近接信管は接地後から反応するので、手から離れた瞬間に至近距離の敵機に反応して自爆とはならないので安心。
設置物扱いではないため、攻撃によって破壊されることはないが、タイプAよりも威力と爆発半径が弱体化する。

使いこなすにあたっては手榴弾と同様の起爆時間と投擲角度の把握やモードの使い分けに加え、即効性の無さから接近戦を主武器で切り抜ける実力etcなかなかに高いハードルが待ち構えている玄人志向の武器。
しかし各種テクニックのやモードの使い分けをマスターすることで中距離での牽制や凸時の追手への嫌がらせや罠掃除、プラント戦での罠撒き、ベース外シュート等々非常に幅広い運用を可能にしてくれる名脇役となれる可能性を秘めている。

ちなみにアーケード版では、Bモードは爆発半径が10m狭まる代わりに威力が上昇する仕様であり、要するにめっちゃ弱体化された。
アーケードの頃の感触に少しでも近付けたいのであれば、とっとと3凸したいところ。
変則起爆弾系統   属性:爆発100%   ズーム倍率:1.2倍
名称 型番 タイプ 射撃
方式
重量 威力 装弾数 爆発半径 起爆
時間
リロード 性能強化
変則起爆弾 VG48 A 投擲 160
152
8500
8840
1×5 24m
25m
1.5秒 1.4秒 ①重量 152
②爆発半径A 25m & 爆発半径B 16.6m
③威力A 8840 & 威力B 8632
B 8300
8632
16m
16.6m
5秒
変則起爆弾・改 VG48C A 投擲 140
133
7700
8085
1×7 22m
23.1m
1秒 1秒 ①重量 133
②爆発半径A 23.1m & 爆発半径B 14.7m
③威力A 8085 & 威力B 7875
B 7500
7875
14m
14.7m
5秒
変則起爆弾・重 VG51H A 投擲 190
180.5
11000
11660
1×3 26m
27.6m
2秒 1.6秒 ①重量 180.5
②爆発半径A 27.6m & 爆発半径B 19.1m
③威力A 11660 & 威力B 10918
B 10300
10918
18m
19.1m
5秒
変則起爆弾・紅 VG53W A 投擲 220
209
9900
10593
1×4 27m
28.9m
1.8秒 1.8秒 ①重量 209
②爆発半径 A 28.9m & 爆発半径B 21.4m
③威力A 10593 & 威力B 9951
B 9300
9951
20m
21.4m
5秒
+ 調整履歴
調整履歴

変則起爆弾・重
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • リロード
      1.8秒 → 1.6秒
変則起爆弾・紅
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • リロード
      2秒 → 1.8秒
変則起爆弾 変則起爆弾・改 変則起爆弾・重 変則起爆弾・紅
VG48 VG48C VG51H VG53W
©SEGA

変則起爆弾

装備中武器を再選択することで、起爆方式を切り替え可能な特殊グレネード。
タイプAは時限信管式となり、投擲から1.5秒後に起爆する。
タイプBは5秒の時限信管に加え、設置展開後は敵機接近を感知した際にも起爆。
初期型にしてバランス型。

タイプAは38型手榴弾を調整したような性能で、重量とリロードが悪化したが爆発半径が広がり起爆時間が短くなった。
初速はおよそ60m/sで、90m手前辺りで起爆する。系統内ではやや射程が長め、狙った高さに爆風を形成しやすく、着発による自爆の危険も少ないと、投擲するタイプの副武器としては取り回しに優れている方と言える。
4ptシュートは95m~100m、マガジン表示の下辺を傘の下部の窓(透明な部分)の上辺に合わせた辺りが狙い目になる。

タイプBはやや範囲が狭いが、追随できる機動力を持つアセンに対してならダウンを取るには十分。

コア攻撃には手榴弾系統の高レアの方が適しているので、こちらは戦闘・コア凸道中で活用することを意識したい。
回転率なら改、威力なら重、総合力なら紅、と後続に置き換えていくことになるが、本系統は投擲武器全体で見るとリロードや重量の面で少し難がある。
バランスの良い変則起爆弾の起用も一考してみては如何だろうか。

変則起爆弾・改

炸薬量を抑えることで軽量化し、携行数を増やした切り替え式特殊グレネード。
タイプAは投擲から起爆までの時間が1秒と早く、即効性に優れる。
タイプBでは、携行数を生かし複数設置することで高い牽制力を得られる。
弾数重視、起爆時間の短いモデル。威力と爆発半径が下がるが、重量とリロードが改善。
強襲兵装の副武器としてはかなり軽い部類で、最軽量のコア凸アセンに適している。

タイプAはMK4クラッカーの手榴弾版と言える性能。威力も爆発半径も一回り大きくなり性能が上がっている。
初速がやや速く(約70m/s)、65m前後で起爆する。地面に叩きつけなければ、前進中に投げても自爆の心配はない。
起爆時間の短さから空爆しやすい。そこそこ跳ねるので、壁での反射を利用して死角から当てる使い方もできる。
コア攻撃には少々火力不足。豊富な弾数を利用して前線の攪乱や削り、罠の排除といった用途がメインとなるか。
4ptシュートが一応可能。80m~85mの距離から、コアの皿の黒い凹みにマガジンの残弾表示を合わせて投げると当てやすい。
傘の縁ぎりぎりのシビアな軌道を要求される上、この距離はまずベース内での投擲となるので実用性はあまりないが。

肝心のタイプBだが、系統内では威力も爆発半径も最低で、ダウンを取れるのが軽量型ぐらいと足止めとしての信頼性は低い。
狭い範囲により自爆しにくく気軽に仕掛けられる点から、敵陣で逃げ回って陽動する際にばらまく罠としては有用かもしれない。

変則起爆弾・重

威力と爆発半径を高めるため、搭載炸薬量を増加した切り替え式特殊グレネード。
タイプAは投擲後2秒で起爆、広範囲に損傷を与える強力な爆発を発生させる。
携行数が少ないため、タイプBでの運用には状況の見極めが重要となる。
威力重視型。

タイプAは弾速およそ40m/s、2秒後の80m前後で炸裂する。ある程度は落下するので、障害物を挟んで中距離からの爆撃に適している。
41型強化手榴弾に似ているが、戦闘向けに調整されたモデルといえる。
4ptシュートは95m前後。傘の中ほど、色の違う台形の下あたりにマガジン表示を合わせて投げよう。

タイプBはほぼ確実にダウンを奪える威力で、系統内では追い縋る敵機の引き離しに最適。

手榴弾系統の高レアと比較して、範囲に優れるが重量・装弾数・リロードが悪化しているのが悩ましい。
41型強化手榴弾や41型手榴弾・改は起爆時間が遅く即効性こそないが、軽量かつ短リロードの点からコア攻撃の適性が高く、また防衛に対する択として撃たれにくい遠間からの4ptシュートに使える利点がある。
(変則起爆弾・重は飛距離が少し短く、マップによるが障害物を挟んで投げ込める位置は非常に限定される)
地面に投げればタイプBに似た使い方も可能で、近接信管がないので敵機の起爆による自爆の危険も少ない。
起爆時間の短さと広い爆風、そして近接信管により手榴弾に比べて当てやすいという特徴を活かして差別化したい。

一発一発の性能は、各種インフレの著しい現環境においても通用するレベルのものであるが、基本装弾数が3と少ない事から来る手数の少なさは、やはり辛い。
同じ投擲系、高威力型の41型手榴弾が基本的に5発投げれる事も逆風。
まあ、その代わりの起爆時間の短さからくる攻撃の速さがあるので、負けているという事は無いが…。
可能であれば予備弾数が高めの腕部との組み合わせで手数を増やしておきたいところ。テコ入れで弾数増えませんかね?

変則起爆弾・紅

面制圧能力に特化し、爆発半径を拡張した切り替え式特殊グレネード。
タイプAでは投擲後1.8秒で起爆、高火力かつ広範囲の爆風で敵ブラストを圧倒する。
携行数の多さを生かすことで、敵ブラストへの牽制としても有効。
初期型と重の中間の性能に調整されたハイバランス型。

タイプAは威力10000超を維持しつつさらに爆発半径を拡大、3凸で28.9mという随一の範囲を誇る。
起爆時間が短いために、飛来音を聞いて、あるいは弾体を見てから避けるというのが難しく、また広い爆風から被弾して初めて気付くことも多く、攻撃方向を特定しづらいという特徴がある。
被弾表示を見れば方向自体は把握できるが、戦闘中に敵機や回避の方向をとっさに判断しにくいのは意外に厄介。
構造物を駆使して見えない位置から投げ込み、削りつつ敵機の動揺を誘っていくと良いだろう。
ただその威力と範囲から味方の姿勢異常を招きやすいので、乱戦に投げ込むのは控えたい。
4ptシュートは105m前後、マガジン表示を傘の下側の赤く光る部分に合わせて投げると当てやすい。
爆風範囲拡大チップを併用すれば、なんと傘下の地面から爆風が届く(柱とコアの中間からやや外側の辺り)。
範囲はシビアだが、傘下を抑えられていても投げ込める距離ならダメージを与えられる可能性がある。逃げ回る際は意識しておきたい。

タイプBも10000に迫る威力を確保。しかも系統最高の爆発半径21.4mとなっている。
追随する敵機をほぼ確実にダウンに追い込めるが、自爆の危険性も系統内で一番である点には注意。
というか、ここまで広いとプラント戦の罠にも使えるレベルで、破壊できない上に近接信管で即起爆、遠巻きでも一定時間で爆発するバルサムマインV、と考えると中々に凶悪な性能を持っている。
ただ下手投げのため遠投できないのが惜しい。基本は道を塞ぐという使い方になるだろう。

欠点はその重量とリロード。
重量は220(209)と投擲武器ではワーストレベル。さすがに射撃タイプに比べれば軽いものの、手榴弾系統と比較して重量耐性Ⅲチップに相当する重量増をどうするか、が採用時の課題となる。
そしてリロード。これまた1.8秒と投擲武器ではワーストレベルチェインボムWE「まだましだろテメー」
手榴弾系統の上位群と比べて単発威力がやや低いのもあり、コア傘下で連続して投げ込む使い方では一歩劣る。
強襲兵装は概ねリロードを重視するのでそこまで厳しい訳ではないが、主武器はコア攻撃を重視した方が良いかもしれない。

コア攻撃を重視するなら手榴弾系統、戦闘を重視するならFCNグレネード系統がより適していると言える。
本武器の長所は様々な場面に対応できる汎用性、そして陽動・攪乱という非常に難しい運用への適性にある。
使いこなすには経験とセンスが求められるが、性能を引き出せれば戦局を支配するエース足る活躍ができるだろう。

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最終更新:2024年02月12日 13:52