会津郡古町組落合村

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会津郡古町組落合村 - (2020/02/22 (土) 22:17:20) のソース

陸奥国 [[会津郡]] [[古町組>会津郡古町組]] 落合村
&blanklink(大日本地誌大系第31巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179202} 127コマ目

#expand(500){{{
村の辰巳(南東)の方にて檜枝岐川と立岩川と合する&ruby(ゆえ){故}村名とす。
もと、ここより東1町今の檜枝岐川の水道にあり。寛保2年(1742年)水難((寛保2年7月28日に台風の影響と思われる暴風雨が日本を襲ったらしいです。詳細はwikipediaの記事「&blanklink(寛保二年江戸洪水){https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%9B%E4%BF%9D%E4%BA%8C%E5%B9%B4%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%B4%AA%E6%B0%B4}」を参照してください))を避て今の地に移れり。

府城の西南に当り行程20里17町余。
東西30間・南北50間&font(l){にあり、}&font(red){山間に住し}東に檜枝岐川あり。

東1町、浜野村に界ひ檜枝岐川を限りとす。その村は寅卯(東北東~東の間)に当り17町余。
西15町36間、大原村の山界に至る。その村は未申(南西)に当り18町30間余。
南3町18間、朴木村の山界に至る。その村は巳午(南南東~南の間)に当り7町30間余。
北1里18町計、宮沢村の山に界ふ。

*山川
**檜枝岐川
村東1町にあり。
大原村の境内より来り、村の辰巳(南東)の方にて立岩川来り注ぎ(これより下流を俗に伊南川と云う)、丑寅(北東)の方に流れ濱野村の界に入る。
境内を流るるころ19町余。
**立岩川
朴木村の境内より来り北に流るること1町、檜枝岐川に入る。
広20間。
**深瀬沢
村西13町50間余にあり。
源は境内の山中より出て東に流るること1里18町檜枝岐川に入る。
広5間。

*関梁
**橋2
一は村の未(南南西)の方1町50間、檜枝岐川に架す。長20間立岩郷に通る道なり。
一は村西13町50間余、府下の通路、深瀬沢に架す。長7間。
共に丸木橋なり。

*神社
**天満宮
|祭神|天神?|
|創設|不明|
村西1町10間にあり。鳥居あり。
***山神社
|祭神|山神?|
|創設|不明|
境内にあり。鳥居あり。

**日光神社
|祭神|山神?|
|創設|不明|
村の戌亥(北西)の方1町30間にあり。鳥居あり。

*旧家
**長次右衛門
この村の農民なり。家系を詳にせず。
先祖は河原田盛次が&ruby(ゆうひつ){祏筆}((貴人のそばに仕える書記。また後世の武家で、文書や記録をつかさどる職(の人)))を勤めし菅家上野介某と云う者なりとぞ。今&ruby(なお){猶}葦名氏より盛次に与へし書簡(古町村の条下に出す)を持ち伝う。


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