ダークライ

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ダークライ - (2022/04/18 (月) 10:55:06) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/08/28 Sat 00:18:22
更新日:2024/03/25 Mon 22:08:51
所要時間:約 11 分で読めます




……どこからか
こえが きこえてくる……





ダークライ……
きみの ちからは つよい
きみが のぞまなくても
まわりの ひとに ポケモンに
おそろしい ゆめを みせてしまう
だから ここに きた……

しんげつじま…… ここには
きみいがい だれもいない
おそろしい ゆめを
みる ものは いない
みたとしても すぐ そばに
まんげつじまが ある……







…… …… ……

…… …… ……




出典:劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ、OLM、
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
(C)Pokemon (C)2007ピカチュウプロジェクト、
東宝、2007年7月14日公開。




■データ


全国図鑑No.491
分類:あんこくポケモン
英名:Darkrai
高さ:1.5m
重さ:50.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:あく
特性:ナイトメア(相手がねむり状態の時、毎ターンHPを1/8削る)

HP:70
攻撃:90
防御:90
特攻:135
特防:90
素早さ:125
合計:600

努力値:特攻+2、素早さ+1


■概要


黒いローブを纏った幽霊、あるいは死神のような姿をしたポケモン。
しかしゴーストタイプではなくあくタイプである。

足は無いように見えるが、普段は収納されているだけでちゃんと足は存在する。そしてかなりの美脚である。

「新月の化身」と言われており、新月の夜に姿を表すと言われる。
人やポケモンを眠らせ悪夢を見せる能力を持っており、とても恐れられている。
これはゲームシステムの面でもナイトメアという特性で再現されている。
だがこれはあくまで縄張りを守るための行為であり、ダークライそのものに悪意は無いとされる。

ダークライの悪夢から覚めるためにはクレセリアの「みかづきのはね」が必要とされている。
またクレセリアの生息地が「まんげつじま」なのに対し、
プラチナでのダークライの生息地が「しんげつじま」という類似した名前になっており、タイプも考えるとこの二匹は対の存在になっていると思われる。
「しんげつじま」は「まんげつじま」に近い場所にあり、ダークライが「しんげつじま」を拠点にしているのも万が一にはクレセリアに自分の力を抑えてもらうためとされる。

実際にアニメでは、クレセリアが本来「まんげつじま」にいるべき時期にいないとクレセリアの身に何かがあったと考え、シンオウ中を巡りクレセリアを探している。
そしてクレセリアを発見すると、クレセリアに危害を加えた相手を倒そうとする等、両者の仲の良さを見せた。
まぁ、このダークライの行動によってシンオウ中で悪夢にうなされる人が続出してしまったが。

名前の由来はおそらく闇(ダーク)と暗い(クライ)を掛けたものだと思われる。
もしくはcry(泣き叫ぶ)も掛かっているかもしれない。


■ゲームでのダークライ


幻のポケモンなので通常プレイでは入手出来ない。

初めて公式的に入手が可能となったのは『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』の放映時に映画館でワイヤレス配信から。

ちなみに例によって公式発表前からデータ解析によりその存在が明らかにされてたりする。
更にダイパの初期出荷ソフトではある方法でなぞのばしょという裏ステージにいくバグ技により、公式発表前にも関わらず入手も可能だった。
初見からすればその不気味にも思える見た目や、操作をミスるとゲームの進行が不可能になるという恐ろしいリスクもあって、ある意味なぞのばしょの象徴のようなポケモンであった。
このバグ技のせいでダイパでは本来の入手イベントである、ミオシティの「はとばのやど」や「しんげつじま」の話がお蔵入りとなっている。

しかしプラチナでは後にWifi配信された「メンバーズカード」によりイベントが復活、入手する事が可能。
公式的に「しんげつじま」に行くことが可能となった。
余談だが実はダイパとプラチナでは新月島の出現時のレベルが異なっており、ダイパが40、プラチナは50となっている。

またポケモンレンジャーバトナージとの連動でも入手可能。

アニメダイパ編が終わりBWが発売した年の冬にも配信されたが、
クリスマスにBWを買って貰った子がこれでアニメみたくダークライ一匹で全ジム制覇出来るぜ!な狙いは無いものだと信じたい。

BWのワンダーブリッジ、BW2のストレンジャーハウスで起こる怪奇現象の一端にダークライが関与しているらしい台詞や描写があるが詳細は不明。

LEGENDSでは、BDSPのセーブデータと連動するとクリア後のイベントで入手可能。


■対戦でのダークライ


高い特攻と素早さを持つ禁止級のポケモン。

能力だけ見ると禁止級としては普通な速攻アタッカーなのだが、
あの「ねむりごな」や「あくまのキッス」以上の命中率を持つ専用の催眠技「ダークホール」の効果が超凶悪。

ちなみににダブルバトル以上ではビクティニと組ませると相性がいい。
ビクティニの特性『しょうりのほし』で命中が1.1倍になり命中が88まで上がりビクティニ自身も後述のダークライの天敵とも言えるミュウツーに搭載されやすいエスパー技、ほのお技、こおり技、かくとう技を全て等倍以下に押さえられる。

ダークライ自身の素早さがとても高いのもあり、ほとんどのポケモンを行動する前に無力化可能。
ちなみにマニューラと並んであくタイプの中で最速。

またこの「ダークホール」、ダブルバトルだと相手二匹に当たるという恐怖。とある大会ではこれを覚えたドーブルが猛威を奮ったとか。

さらに眠らせる事により特性『ナイトメア』まで発動し相手のHPをごっそり削り取ってしまう。
勿論削りずらい耐久型には「あくむ」で対処することも可能。
まさに禁止級屈指の催眠厨。
催眠技の強さを体言したかのようなポケモンである。
その強さからカイオーガと並んで対策必須とされる存在。
使い過ぎると嫌われ度MAX。

プラチナからは眠りの仕様が変わり弱体化したがそれでもまだまだ驚異とされている。

また「ダークホール」に目がいきがちだがそれ以外の技も豊富で、
タイプ一致の「あくのはどう」を筆頭に「れいとうビーム」「10まんボルト」「きあいだま」「あくうせつだん」(映画配信のみ)
「わるだくみ」(プラチナから)「ちょうはつ」等粒ぞろい。

しかし耐久は(禁止級の中では)かなり紙で先手を取られるとかなり辛い。
特にミュウツーにはタイプ上有利だが素早さ的に結構危なかったりする。
特にメガミュウツーXにかくとう技で弱点を突かれ、メガミュウツーYは特性『ふみん』を得る為、メガシンカには要注意。不意のスカーフ型にも弱い。
他にも雨下のマナフィや睡眠を無効にする特性、『カゴのみ』や『ラムのみ』にも注意。

また多くのルールで催眠数の制限があるのも注意したい。

そしてBWのランダムマッチフリーでは2011年12月27日から、レーティングでは翌28日から使用禁止技に指定されることになった。
Wi-Fi大会での使用も禁止となる。
こうして「ダークホール」は事実上の封印技となった。







……のだが、XYでなぜか禁が解かれてしまった。
これには「ドーブルに覚えさせれば、ダブル・トリプルがまたダクホゲーになる」と危惧する声も多い。
さらにこの技、攻撃技ではない為「ワイドガード」で防げない(ワイドガードで防ぐ事ができるのは全体攻撃のみ)。
そして伝説戦ではメガシンカだけでなく、ゲンシグラカイゼルネアスと持ち物が実質固定化されているポケモンが増えたことにより、相対的に強化されている
ねむりその物が弱体化したとはいえこれは……

第7世代からはダークライ以外が使うと必ず失敗するようになり、正真正銘の専用技になったわけだが……
ダブルでの性能があまりにもあんまりだったため、命中率80%→50%と凄まじいまでの弱体化を施されたのだった(何と「うたう」以下)。
ついでに何故か「ワイドガード」で防げるようになる始末。
強力なフェアリータイプも大幅に増えたのも痛手。
味方の「じゅうりょく」によって命中率を上げるなど、何らかのサポートがなければ性能を発揮しづらくなった。

しかし、多少弱体化しようとも使われる側からすれば非常に厄介であることには変わりない。


■アニメでのダークライ


タクトの手持ちとしてあり得ない活躍を見せて視聴者のド肝を抜いた。
詳しくはタクトの項目へ。


■映画でのダークライ


劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』の主役を務めた。
なお当初発表されたタイトルは「ディアルガVSパルキア」だけであり、それがダークライが急に湧いて出てきた際取ってつけたようにタイトルにつけられた事からネタになった。
本来のディアパルコンビと関係深いギラティナは泣いていい。


そんな彼の映画での活躍だが、アラモスタウンにて異変を引き落としていた張本人……

ではなく、ディアルガパルキアの暴走を知らせに来ただけ。思いっきり濡れ衣。


CV.石坂浩二



『ココハ皆ノ庭ダ!』


以上のことから何かが対立中の際に「○○VS××VSダークライ」という感じで全く無関係なダークライも参戦させるスラングがカルトな人気を誇っている。




■ポケダンでのダークライ


時・闇・空の探検隊でエンディング後に戦う事の出来る裏ボス

ポケダンの敵としては珍しく完全な悪の存在であり(まあ後にパートナーが「あのダークライでさえ本当の悪人ではないはず」とは言うが)、
世界を暗黒の闇に包み込む事を目的としている。
時限の塔に細工し時が壊れるよう仕向けたのも、主人公の記憶喪失&ポケモン化の事故を引き起こしたのもこいつ。つまり、本作の全ての元凶であり黒幕である。

本来ならそのまま時は破壊され世界は暗黒に包まれてていたはずだったが、主人公達の活躍により未然に防がれ、
遂に自ら空間を歪ませて世界を暗黒に包もうと企む。
ディアルガやラプラスの目を盗み時限の塔に細工をしたり、自力で空間を歪ませたり、
はたまたディアルガの手駒化に失敗したからか今度はパルキアを後一歩の所まで騙し通せたり、自力で時空ホールを開けたり…と黒幕らしく様々な特殊能力を持つが、
最後の決戦ではまさかの雑多な手下引き連れだったり、騙し損ねたパルキアにトドメの一撃をもらって今度は自分が記憶喪失化など、戦闘能力はややイマイチな描写も…
だが、「空」バージョンだと話は変わってくる。チート技「あやしいかぜ」を覚えていて、全体技をぶっぱしながら能力をガンガン上げる強敵と化した。
同行している足手纏いクレセリアに効果抜群なのも嫌らしい。
ちなみに全てが終わった後は各ダンジョンをさ迷っており、そこで倒すと仲間になる場合も。だが仲間になる確率は低いのである程度根気は必要。
味方にして賢さを上げれば最高の遊撃要員になる事請け合いである。


ポケモンGOでのダークライ


2019年のハロウィンイベント開始と同時にレベル5のレイドバトルボスとして解禁された。
こちら側はカイリキーキノガッサトゲキッスなど弱点を突けるうえに天候ブーストがかかりやすいポケモンを多数使えるが、体力が非常に高く設定されており、ダークライ自身が攻撃型のステータスなためかなりの難敵となっている。

性能に関してはGOでは素早さが存在しないものの、その分攻撃や防御に補正がかかっているためあくタイプではトップクラスの総合性能となっている。
ライバルとしてはバンギラスサザンドラが挙げられるが、前者は火力面で圧勝しており後者は現状ではあまりにも高い入手難易度がネックとなっているのであまり気にする必要はない。
スペシャル技は「あくのはどう」「シャドーボール」「きあいだま」の三つだが、なんとDPSにおいて一致技のはずの「あくのはどう」よりも「シャドーボール」の方が僅かに上回っており、タイプ相性も完全に上位互換となっている。
しかし発生速度は悪波が勝ることから一長一短に等しい関係性なので好きなほうを採用しよう。



ピカチュウ「まさか……ポケダンで星の停止の原因を作ったのも……」

ダークライ「私だ」

ピカチュウ「記憶喪失の原因を作ったのも……」

ダークライ「それも私だ」

パルキア「俺をクレセリアの姿でだましたのも……」

ダークライ「そうだ、それも私だ」

ブースター「じゃあ僕がフレドラ習得出来ないのも……!」

ダークライ「いや、それは私じゃない……」

ブースター「そっか……(´・ω・`)」

サトシ「じゃあ、俺がいつもいきなり現れた新キャラのせいで優勝出来ないのも……!」

ダークライ「それは大人の事情と脚本家だ」

wiki篭り「俺がこの項目を編集しないのも……」

ダークライ「知るか」





ダークライ 「追記、修正したければするがいい。貴様が眠らなければな……




ダークホール

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