登録日:2011/11/27 Sun 19:03:47
更新日:2026/06/24 Wed 18:54:49
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香村純子とは、主に
スーパー戦隊シリーズなどで近年注目を浴びるようになった脚本家である。
あの小山高生が主宰した脚本家事務所である「ぶらざあのっぽ」に所属していたが、現在はフリー。
キャリアを重ねた近年の活躍から、製作側からも特オタからも信頼の厚い脚本家の一人である。
【作風】
血が通ったキャラクター造形と、緻密なストーリー構成に定評がある。
特に1話単位での構成力は凄まじく、『
非公認戦隊アキバレンジャー』のアキバイエロー母親回では誰も予想できなかったオチが高く評価された。
また、『
動物戦隊ジュウオウジャー』
最終回での大どんでん返しも、それまでの流れを汲みつつも、たった1話で全ての価値が逆転する作劇が見事に描かれている。
家族愛や恋愛は割とストレートに描く一方で、
小林靖子脚本とは別ベクトルでえげつない心理描写を描くことも多い。
キャラクターの肉づけはギャグ回担当のサブライターともマッチしやすいネタ要素を程よく盛り込んでいる(ただし香村自身も『ルパパト』などではギャグ回をも書いており、そちらの評価も高いのも事実)。
敵の描写は時代的・放映時間的な制約もあって直接的に表現されないものの残虐っぷりが際立っており、ハード回とコメディ回、及び
ラスボスの威厳の振れ幅がかなり大きい。
それは
ニチアサでも最も直接的な残虐描写には
制約の大きいプリキュアシリーズにおいてもがっつり発揮されている。
勧善懲悪も徹底しており、主人公と敵対する悪の組織は
因果応報の末路を辿る事が多い。
哀しき悪役のような根っからの悪人ではなかったり、主人公達との和解が示唆されたキャラなどであっても例外ではなく、悪としての所業を断罪される形で倒されるのが殆どである(近年では
例外もいくつか見られているが)。
【戦隊愛】
その戦隊愛の深さを見込まれてか、35周年記念作品である『ゴーカイジャー』ではサブでありながら実に16本もの脚本を書いている。
同じく戦隊への愛が暴走しまくった作品である『アキバレンジャー』にてサブ脚本を務めたのも納得といえるだろう。
【経歴】
愛知県出身。
一度地元で普通の会社員として就職するも、脚本家の夢を諦めきれず24歳で上京、当時あった東映のスクールに入り基礎を学び、その後ぶらざあのっぽ入りし、同じく小山の門下生で愛知出身の荒川の引きを得る。
少女漫画系のドラマCDで脚本家デビュー。そのためカプ厨ではないかとの声も(これは師である荒川にもいえるが)。
スーパー戦隊シリーズには『
炎神戦隊ゴーオンジャー』から参加。その後『
天装戦隊ゴセイジャー』にも参加するが、当時はイマイチぱっとしなかった。
彼女の名前が注目されるようになったのはやはり『
海賊戦隊ゴーカイジャー』からであろう。
当初はプロデューサーの意向もあってそれほど深く過去戦隊を書くことはできなかったようだが、
ギンガマン編の脚本を担当した辺りから作品的にも本人的にも弾けだした。
ゴーゴーファイブ編「人の命は地球の未来」や戦隊定番の入れ替わり回を経て、
同作の各回の中でも特に高い評価を誇る「友の魂だけでも」を執筆。『ライブマン』愛を昇華させた内容となった。
その後もゴーオンジャー回や
メガレンジャー回を担当した後、
『ゴーカイ』各話の中でもその完成度の異常なまでの高さにファンのみならず、特オタをも唸らせた「未来は過去に」を執筆する事となる。
この回は5つもの戦隊の内容をリンクさせ、かつ高いレベルでまとめあげられている。特撮史上でも希有な傑作回なので、特撮ファンなら是非一度視聴を勧めたい。
その後は戦隊愛を公認様ではなく非公認の方で発揮し、好評を得る。
同時期放送の公認様が戦隊の約束事をいろいろと破壊するスタンスで制作されていたため、
特オタ界隈の一部では彼女がメインを務める戦隊への期待論が高まっていた。
2021年にメインライターを務めた『
機界戦隊ゼンカイジャー』では全49話中47話を執筆。ほぼ全話執筆という偉業を成し遂げ、大きく話題を呼んだ。
2024年には『
仮面ライダーガヴ』のメインライターを担当。令和ライダーシリーズでは初のメインを務める事となる。
更に30分前の『
わんだふるぷりきゅあ!』にも参加しているため、9年越しにSKT(スーパー香村タイム)が復活した。
【主な参加作品】
特撮
アニメ
ドラマCD
- 酸賀研造オーディオドラマCD~If coffee is poison.It is a slow poison.~(2025年/脚本監修)
映画
追記・修正はスーパー戦隊への愛が深い方にお願いします。
- ↑なお、初の戦隊メインは今回と同じの周年作品だよ。 -- 名無しさん (2021-02-28 10:57:12)
- 基本的に安易なハッピーエンドにはしないイメージだけどゼンカイジャーはどうなるかね… -- 名無しさん (2022-01-10 20:18:08)
- ガチで悪い奴に制裁を与えるって方針が好き。ゲゲに対しての断罪が楽しみだ -- 名無しさん (2022-01-10 20:43:18)
- コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-01-14 15:21:38)
- ↑2ゲゲはまだ狙いがまったくわからないけどステイシー以外の3体はまったく同情の余地もない悪党だからこいつらにも何か報いを与えるかもね… -- 名無しさん (2022-01-14 17:12:03)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2022-01-20 16:23:17
- キャラの積み重ねは時間かけて丹念にする一方で、その分最終決戦が毎回慌ただしくなる印象がある。ラスト3~4話くらいで幹部まとめて倒したりとか -- (名無しさん) 2022-03-06 11:00:44
- ↑幹部を倒すペースでいうとそれくらい普通じゃないの? -- (名無しさん) 2022-03-31 14:06:07
- 首領が終盤になって側近の最期に関わる展開が段々恒例化してるような -- (名無しさん) 2022-05-25 16:37:52
- ↑それも戦隊の定番ではないか -- (名無しさん) 2022-05-25 18:06:54
- ↑↑↑ゼンカイジャーに関しては、ラストギリギリまでは日常回でいつも通りやりたい、っていう白倉Pの方針だった気がする -- (名無しさん) 2022-12-30 15:37:46
- この人作風的にウルトラシリーズのシリーズ構成任されたら、怪獣や宇宙人はネクサス宜しく共存不可能な化け物になるか、保護や共存をテーマにしてもタイガ(宇宙人犯罪が蔓延っていてヘイトクライムも少なからずある)やX(現実の自然保護区や猛獣対策のように人間に危害加えたら殺処分)のようなリアルな感じになりそう。 -- (名無しさん) 2023-02-13 20:57:17
- ↑10そう思うと悔やんでたとはいえ生存したゼンカイジャーの神様は珍しい例なんだな… -- (名無しさん) 2023-03-14 20:53:49
- 実は意外と東映作品以外も書いてる。まあサブで3作くらいだけど。 -- (名無しさん) 2023-04-27 18:44:32
- ウルトラに関わったらマジでネクサス、そこまでいかなくともタイガみたいな作風になるだろうなあ。 -- (名無しさん) 2023-05-17 10:12:43
- ルパパト、ゼンカイなど愛されるキャラを生み出すのが得意…と見せて、実は「キャラ同士の対比のドラマ」が上手い人って印象だ 基本はシリアスな技巧派なんだと思う -- (名無しさん) 2023-05-17 12:13:24
- ギャグとシリアスの使い分けがうまいと思う -- (名無しさん) 2023-05-17 20:05:05
- なんか敵がみんな悪い奴で和解しないの悪いかのように言ってる人いるけどそんな特撮やアニメ作品ごまんとあるし別にこの人に限った話じゃないよ -- (名無しさん) 2023-07-18 20:29:58
- 「わんだふるぷりきゅあ!」に限定するとこの人が執筆した第十話「ユキの中の思い出」が他の脚本家にも使われている。 -- (名無しさん) 2024-06-28 19:09:29
- 遂にガヴでライダーのメイン脚本担当に -- (名無しさん) 2024-08-11 10:22:38
- ガヴ、かなりハードな世界観だし普通に人間犠牲になってるのな…同じ香村さんメインのルパパトを思い出す -- (名無しさん) 2024-09-02 20:40:04
- ↑言うてルパパトはここまで極端じゃなかっただろ -- (名無しさん) 2025-04-07 12:05:22
- その辺はどっちかと言うとプロデューサーの裁量では? -- (名無しさん) 2025-08-01 12:52:21
- 善悪観念が滅茶苦茶ガッチリしてる印象。「他人を嘲笑しながら踏み躙る奴にはいずれ相応の報いが下る(ジュウオウ、ヒープリ)」「誘拐犯に孕まされて幸せに?なれるわけねーだろ(ガヴ)」みたいに -- (名無しさん) 2025-12-06 16:32:45
- ↑脚本は違うけどラゴーが結局グロッタに粛清されたりはそこら辺を忠実に再現した感はあったな(まあ改心したはいえ絆斗の母さん以外もさらってたんだろうし…) -- (名無しさん) 2026-01-30 11:21:55
- よく靖子にゃんの後継者って言われるけど、善人と悪人をハッキリ分かるこの人はむしろ作風で言ったら正反対じゃない? -- (名無しさん) 2026-01-30 11:35:59
- 子供向けの番組にはちょっとどうかな -- (名無しさん) 2026-08-03 08:32:25
- 善と悪は基本はっきり分けた上で「どんな逆境にも挫けないヒーロー」「悪いことをした奴には惨めな末路が待ってる」ってやるこの人はむしろ滅茶苦茶子供番組向きでしょ。 -- (名無しさん) 2026-08-03 08:55:02
- 悪役の悪たる所業をこれでもかと描いた上で相応の末路を辿らせるから、描写はハードでも作劇はこれ以上なく明朗で分かりやすいんだよね。ラキアも扱い間違えたら爆薬になりかねないキャラだったけど、「攫った人は温存してあったので闇菓子にされてなかった」とフォロー入れて「それを自分で取り戻す」という形で禊は済ませてるわけだし -- (名無しさん) 2026-08-03 10:03:47
- 主人公は絶対的に正しいんですかね -- (名無しさん) 2026-08-08 14:50:12
最終更新:2026年06月24日 18:54