ゴーゴート

登録日:2013/12/03 Tue 03:39:30
更新日:2025/03/14 Fri 21:12:58
所要時間:約 4 分で読めます




ツノを 握る わずかな 違いから トレーナーの 気持ちを 読み取るので 一体となって 走れるのだ。


ゴーゴートとは、『ポケットモンスター』シリーズに『X・Y』より登場するポケモン


■もくじ


■データ


セントラルカロス図鑑No.090/全国図鑑No.673
英語名:Gogoat
分類:ライドポケモン
高さ:1.7m
重さ:91.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:くさ

特性:そうしょく(くさタイプの技を受けた時、無効化して攻撃が1段階上昇する)
隠れ特性:くさのけがわ(グラスフィールドが展開されている時、防御が1.5倍になる)

種族値
HP:123
攻撃:100
防御:62
特攻:97
特防:81
素早さ:68
合計:531

努力値:HP+2

メェークル→ゴーゴート(Lv.32)


■概要


大柄なヤギの姿をしたポケモン。
体色は茶色を基調としていて、首回りと尻尾の毛が草のようになっている。
名前の由来は「go(行く)」+「goat(ヤギ)」と思われる。

ライドポケモンという分類名の表す通り、人間を背中に乗せて走り回ることができる。
人間の行動をよく観察していて、角からその気持ちを読み取ることで快適な乗り心地を約束するという。雄雄しく立派な角を有しているが、見た目に反して性格は穏やかな種族なのだ。
進化前のメェークルは、人間と共に暮らすようになった最初のポケモンと言われているので、長きにわたり培われたD.N.Aがそうさせるのかもしれない。おまけに水と太陽さえあれば、身体に生えた草を使い光合成の要領でエネルギーが作り出せるのでエサいらず。お役立ちなばかりか、トレーナーのお財布に優しいポケモンである。
ちなみに『スカーレット』の図鑑によれば、人との共生関係は5000年前には始まっていたらしい。

なお、分類の割に登場して以降ライドギアとしては未だ採用されていない。


■ゲームでのゴーゴート


『XY』では、5番道路に生息するメェークルを進化させて入手できる。
ヒヨクシティジムリーダーフクジの切り札としても起用されている。

また、作中ではメェークルとゴーゴートにそれぞれ乗って移動できる場所がある。
メェークルは12番道路に位置するメェール牧場(誤植ではない)で、ゴーゴートはミアレシティ外周部で乗ることが可能。
特にメェークルは、段差の高さを無視して飛び越えられるため、メェークルに乗らなくては届かない場所へ行くことができる。

SV』では、主に山岳地帯で群れを成している様子をよく見かけるだろう。
また、本作の舞台であるパルデア地方トップチャンピオンを務めるオモダカの手持ちに抜擢されるという大出世を遂げてもいる。

色違いは目元と角が金色になった、ものすごく凛々しい姿になっている。

ちなみに後述のとおり「ミルクのみ」を習得できる貴重なポケモンだが、なんとオスでもしっかり覚える
よからぬ想像をしてしまう人もいるかもしれないが、神話で牡山羊が自らの乳で神の子を養った話もある上、実際に牡山羊がミルクを出したという報告も存在する。


■対戦でのゴーゴート


HPが高く、攻撃も100と最低限はある。
防御の低さがネックとなってくるが、「ウッドホーン」や「ミルクのみ」などの優れた回復技を持っており意外とタフ。
この2つは前世代までそれぞれメブキジカミルタンク専用技だったが、ゴーゴートはそのどちらもレベルアップで習得できるようになった。
とはいえ単くさタイプなので弱点が多く、また鈍足であるため注意は必要。

ドダイトスに続き、2匹目の自力で「じしん」を覚えられるくさポケモン。
その他にもタイプ一致に「リーフブレード」や「ウッドホーン」、サブにも「ワイルドボルト」や「すてみタックル」など優れた物理技を多く習得。
種族値的には両刀も可能なのだが、特殊技は覚えられる技が少なく貧相なので、物理型が主流である。
しかし角の向きが問題なのか、「メガホーン」は覚えない。

自己回復技を据えつつ相手にダメージを与える、という耐久型の戦いができるが、リザードンファイアロー等を筆頭に天敵となるポケモンが非常に多い。
特に「じしん」を無力化してくるこいつらとの相性は最悪(一応「いわなだれ」は覚えられるが威力が……)。
サブウェポンとして「なみのり」も覚えられるので打つ手がなくなるわけではないが、特殊型にする場合はかなりの技を捨てるハメになる。

また、くさタイプには珍しく変化技が少ないことも難点。
メブキジカも似たようなものだったが、あっちは変化技なしでも素早さがあるのでそれなりに戦えるのに対し、こっちは鈍足なのに攻撃の起点を自ら作れない。
一応「ビルドアップ」や晴れパ「せいちょう」ができるので積めばそれなりの戦力にはなるが……。

特性の「そうしょく」は、第五世代までは「キノコのほうし」をはじめとする厄介な変化技を封じるのにはもってこいな特性だった。
しかし第六世代に入り「キノコのほうし」や粉系の変化技がくさタイプには効かない仕様となったため、活かされる状況はほとんどなくなってしまった。
隠れ特性の「くさのけがわ」は、自身に不足している防御を補うことのできるゴーゴート系列専用の特性。
しかし、当初は肝心の「グラスフィールド」をゴーゴートが覚えない……という有様であり、USUMでようやくタマゴ技としてグラスフィールドを覚えられるようになった。
もっともダブル・トリプルバトルで相方に「グラスフィールド」を敷いてもらえば発動はするのだが。
さらに言うと「じしん」「じならし」の威力まで半減してしまうため、サブウェポンの幅が狭くなってしまう難点も持っている。

第九世代(SV)はテラスタルの登場により、テラスタイプに変えてもそうしょくが生かされる様に。
またこの作品では「じゃれつく」「じごくづき」の他、グラスフィールドと相性の良い「グラススライダー」「10まんばりき」も習得した。
「グラスメイカー」を特性に持つゴリランダーを採用するとパーティ編成に支障が出るが、くさのけがわなら耐久が高くなる為テラスタルを使うなら一考の価値あり。

合計種族値は531と高いものの、両刀鈍足とくさタイプの2点がネックとなるポケモンである。
技レパートリー自体は個性的なので、他の劣化にはなりにくいのがせめてもの救いか。
対戦で使うのであれば、パーティ単位でのサポートを心掛けたい。


■アニメでのゴーゴート


2013年7月に放映された先行アニメにて、ビオラの姉・パンジーの手持ちポケモンとして登場。
真面目で面倒見がよく、基本的にダラなパンジーに代わって資料の整理などをしたりしている。

XY編』第57話にて、フクジの手持ちとして登場。
アニポケでのフクジは常にゴーゴートに乗って移動しており、バイク乗りのようである。


■外部作品において

『大乱闘スマッシュブラザーズ for3DS/WiiU』にて、作中アイテムとしてのモンスターボールから出現する。
ステージ上を疾駆して「とっしん」をお見舞いするが、強制スクロールのステージだと出て来てすぐにさよならバイバイということも……。
ちなみにファイター達は原作での設定のように(跨るまではしないものの)ゴーゴートの背中に乗ることもでき、プロモーションではあのマリオを載せているシーンがあった。


追記・修正は、ゴーゴートの背中に乗ってお願いします。

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最終更新:2025年03月14日 21:12