機動戦士ガンダム カードビルダー

登録日:2011/04/21 (木) 00:41:06
更新日:2023/08/03 Thu 13:34:48
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概要

『機動戦士ガンダムカードビルダー』は、2005年12月に稼動を開始したバンプレストのアーケードゲーム。
本作では『三国志大戦』等にある要素の一つであるトレーディングカードとアーケードゲームを融合させたゲームであり、ガンダムシリーズのゲームでは初の試みである。
プレイヤーは地球連邦軍ジオン公国軍の2つの陣営に分かれて戦う。

1プレイ300円、2プレイ500円。

過去に0083カードビルダー 両雄激突として稼動していた。
2012年6月29日(金)18:00をもってオンラインサービスも終了している。



主な登場作品

機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム MSV
機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士ガンダム MS IGLOO
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…
機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
機動戦士ガンダム戦記
GUNDAM THE RIDE
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士Ζガンダム(一部)
など。



ルール

基本的に敵軍の戦力ゲージを無くすか、時間切れで自分の戦力ゲージが相手戦力ゲージより多ければ勝利。

□カード

使用するカードはユニットパイロット武器カスタムの4種類。
この4種類を使いデッキを組み戦う。
敵軍のカードは基本的に使用不能。

ユニット

最もカードの種類が多く最も重要となるカード。

モビルスーツ
主力カード。
固定装備として格闘武器が付いている。機体によってはバルカンやハンド・グレネイドなど個性的な固定武器がある。
また、特殊機能としてシールドなど役に立つ能力があるカードもある。

支援機
主に戦車や戦闘機などのカードはこちらに分類される。
戦闘機は圧倒的な機動力と安いコストで囮として役に立つが、火力と防御力は全くと言っていいほど無い。
生贄として使用される機会が多い。

戦艦
部隊の補給用として重要になる。
戦艦はカードとして登場する訳ではなく元から配置されている物。階級が高くなるほど強力な戦艦へと変わっていく。
艦の種類にもよるが基本的にかなりタフで、反撃力もそこそこある。戦艦が生存しているかどうかで戦局が大きく左右されると言っても過言ではない。



パイロット

ユニットを操作するには必ずパイロットが必要となる。
そこで個性豊かなパイロット達を使い戦わなければならない。
基本的にパイロットは射撃・格闘・回避・覚醒、そして適正の5能力を持つ。
射撃・格闘はそれぞれの攻撃時の命中率、回避は攻撃を受けた時の回避率(MISSとは別物)、覚醒はクリティカル率、ニュータイプパイロットのサイコミュ兵器のサークル数などに影響する。

テンションシステムというものがあり、基本的には敵機を撃破したり攻撃を回避するとテンションアップ、逆に味方が撃破されたり攻撃を当てられたりすると下がる。
テンションが高ければ高いほど命中と回避能力が上がり、クリティカルも出やすくなる。
また、パイロットにはそれぞれ相性があり、出撃時のテンションや味方同士が近接した時のテンション上下動などに影響する。
原作で仲が良かった者同士で出撃すると、最初からテンションが高い状態で始められるメリットがある。勿論逆だとテンションが低くなる。
原作で仲が良かった者が近くにいるとテンションが上がり、仲が悪かった者同士だとテンションが下がる。

また、パイロットにはそれぞれ特殊効果があり、味方をサポートする物から敵を妨害する物まで様々。
「回避」ステータスがそこまでアテにならないことと、能力の高いパイロットはコストがかなり高くつくこと、育成することで好みの能力を上げていくことができることから、
基本的に能力の高い人物よりも、能力が低くても特殊能力が優秀な人物が優先される事が多い。


例えば:
  • 突出した才能
  • 部隊の先頭に配置中、徐々にテンションアップ
など。

原作でスパイ、脱走兵、民間人等の一部キャラは敵軍でも使用可能。
(エルランやククルス・ドアン、アルフレッドなど)

また、シャア・アズナブルやキャスバル・レム・ダイクンには専用BGMがあり、敵機を破壊すると『シャアが来る』がバックで流れる。



武器

モビルスーツ戦を制するには多彩な武器を使い相手を翻弄しなければならない。
そこで必要となるのが武器である。
だがガンタンクジオングとかは武器を持てない。だって指があれだしね!

武器には主にビーム兵器と実弾兵器、防御兵器の三つに分かれている。

ビーム兵器は敵がシールドで防御していても多少貫通し敵機体にダメージを与える。実弾兵器よりも威力が高めなものが多い。
だが弾数は少なめで、こまめな補給が必要になる。
そして、装備できるか・フルスペックを望めるかどうかの条件として機体の「出力」値が大きく関わって来る。大火力のビーム兵器は、出力の高い機体でないと装備できないし、装備できても性能が低下してしまうことが多い。
また、ビームバリアやIフィールドなど、対ビーム兵器用の機能を備えられていると非常に分が悪い。

実弾兵器は弾が多いマシンガンや、障害物を除けて撃てるキャノン武器など様々。威力もピンからキリまで。
現在はビームバリア対策かつコストの低い実弾兵器の方が多く見られる。

防御兵器はその名の通り敵の攻撃を防御する武器。無いよりはマシ程度の物からなかなか壊れない必須レベルな物まで様々。

武器にはそれぞれ攻撃範囲があり、敵機をロックオンして攻撃ボタンを押すと攻撃開始する。

射撃は前方に展開し投機武器やキャノン砲は前方に大きな円を作る。
格闘武器は扇型を展開。
攻撃重視と防御重視で多少距離が変わる。



カスタム

カスタムは主にユニットに特殊機能を付けるカード。
移動速度が上がる物から陣形を組む物、特定の武器の威力を上げる物まで様々。この一枚によって戦況が変わる。
全機体に時計やEXAM等は止めましょう、もしやったら歯ぁ食いしばれ!



□~重視

戦いの基本となるシステム。
簡単に説明すると

●攻撃重視
主に射撃をバンバン撃つが敵の攻撃はもろに喰らってしまい、弾の消費も大きい。

●機動重視
格闘戦を行い敵の攻撃を回避する
また押す事でダッシュが可能。

●防御重視
この形態で攻撃されるとシールドや腕を使い敵の攻撃をガードする。攻撃数は少なめ。

そしてこのシステムには三すくみというものがあり、
攻撃重視で機動重視の敵を攻撃すると敵機がショート(機動低下)し、
機動重視で防御重視を攻撃するとシールドを一撃で破壊、
防御重視で攻撃重視に攻撃すると武器を破壊できる。


□戦力ゲージ

敵機体を破壊すれば相手の戦力ゲージを減らせる。逆に自軍の機体が破壊されれば自軍の戦力ゲージが減る。
初期のビルダーでは一度破壊されればそのプレイ時には二度とその機体は使えなかった。
両雄激突ではコスト400相当の黄色ゲージが残っていれば再出撃可能となった。(戦艦は再出撃不可)
再出撃は非常に癖のある仕様となっており、
  • (例え編成でそれ以下に抑えていても)1機体撃破ごとに最低でも100コスト分、黄色ゲージを消費する
  • コストが足りない場合の再出撃時、残り再出撃コストの割合により最大HPが少なくなる。
基本的に、ユニットのコストが高いほどゲージが減るので高コストのユニットはなるべく破壊されないよう気をつけよう。

戦闘には三つのシステムがある。
全国対戦(全国通信。対戦相手は階級が近い相手からランダムで選択される)
店内対戦(店内にいる人達と対戦)
一人用(コンピュータと対戦。新デッキの試しプレイや一人でゆっくりプレイしたい時などに使用)
となっている。
全国対戦では初心者狩りを楽しむ俗物がたまにいるので注意



□階級

主にコスト面で重要となる。
初期のカードビルダーは少尉から始まるのだが、0083では民間人からスタートし二等兵へと昇格していく。階級が高くなると使用できるコストが増える

戦闘終了後にカードは排出される。必ずゲットしておこう。

……ただ最近はカードが排出しないかわりに1クレジットが安い店が多数ある。

また、ICカード登録時にオペレーターを一人選択できる。
姉さん系キャラから爽やか青年、軍人肌のオッサン、そしてある条件を満たすとケロロ軍曹などで有名な吉崎観音がデザインしたキャラまで選べる。
レイコもキャシーも可愛いよ!


原作再現

ガンダムゲーなだけあって多数の原作要素がある。
  • コーカ・ラサを搭乗させたゴッグをガンダムハンマーで攻撃するとわざわざ設定された専用能力「さすがゴッグだ、なんともないぜ」で受け止められる。
  • 特定のカスタムや能力がある上で条件を満たすと格闘で鍔迫り合いが発生、ウラキガトーここだけの為に用意された専用セリフがある。
  • 0079の特殊演出ではアムロの背面撃ち、グフ・カスタムで航空機に近接攻撃するとぶら下がる。ジェットストリームアタックを決めると専用カットインが入る。
  • 0083では宇宙に無理やり出撃して、フラフラしているGP01(地上仕様)や、ヴァル・ヴァロに捕まれパーツを分離するフルバーニアンも専用モーションあり。
  • 出撃時には信号弾を要求するガトーやカタパルトで出撃するガンダムといった専用の出撃演出を持ったパイロット、機体もある。
  • NT必ずぶっ殺すマシーンのEXAM搭載機にニュータイプを乗せると適正値が低く設定されている。
  • 頭と左腕が無い「半壊ガンダム」や南極条約違反の「核弾頭ザク・バズーカ」、唯一「Z」から参戦したハマーン・カーンといったレアな物も。
殆どの物が狙わないと出せないような難しさで、熱いロマンを含んでいた。某動画サイトに映像が残っているのでもし興味が湧いたら探してみよう。


ネタ

意図した物か偶然なのかなかなか笑えるネタ要素も多い。
  • 一方ユウライバルであるニムバスはイラストで顎が物凄い成長した。通称、アゴバス・シュターゼン。
  • ケン・ビーダーシュタットはバージョンによって髪色がころころ変わる。青系だったり茶髪だったり…
  • ランバ・ラルを隊長にして武器を装備させないと「素手でもやり遂げる」と宣言する。んな無茶な。
  • 上記のジェットストリームアタック(JSA)は黒い三連星が揃っていれば機体はなんでもいい。ドップや戦略兵器でもJSAなのだ。
  • ジョニー・ライデンとシャアを同時に出撃させるとテンションが最悪のMINから始まる、そんなに気まずいのか。
  • 鹵獲兵器のカスタムを使うと敵側の兵器を使えるが、真緑に塗られたり、トリコロールカラーにされたりと散々。
  • 珍しい事にソーラ・システムもカード化されている。ただ使用前に狙われる対策としてカスタムで姿を丸々隠すというありえない戦術が必須だった。
  • カスタムカードも「北宋の壺」や、ウラキが渡し残った「映画のチケット」となかなか混沌としている。
  • 二重の意味でガンダム親父なテム・レイが例の部品、「テムのパーツ」を引っさげてなんと参戦。「ガンダム、バンザーイ!」


サービス終了

…そんな人気となったカードビルダーも今となってはほぼ全てのゲームセンターから姿を消してしまった*1*2
厨編成の代名詞とも言える「ハムロ」(味方が撃破されたら常にテンションMAXのアムロと、テンションMAXの間ロックオン速度大幅UPのハロの組み合わせ)に対するクレームが多数来ていたのに、半年もの間ノータッチした事によって信用が失われた。
また、噂によるとΖまでやる予定だったが、開発が途中で投げ出されてしまいそのまま放置され徐々に過疎化。(当初は最低でも5年は稼働させ続けるとユーザーに対し約束していた)
ゲームセンター側も邪魔になるだけと判断し徐々に稼動停止していったらしい。
最後の方はイラストだけ変えたカードが大量に追加されたりと、終末期のような雰囲気が感じられた。

ちなみに開発が放置された原因はバンダイとセガの仲違いである。
そのせいで次回作に当たるガンダムUCカードビルダーにはセガが関わっていない。

サービス終了した今はカード達もただの紙切れだが、イラストは非常にかっこいい物が揃っているのでよかったら一度見てみるといい。
もし購入したくなっても安心、今では一枚10円~30円ぐらいで手に入る。うん百円必須だった事を考えると物凄く儚い…。

そしてカードビルダーの流れを組むPCゲーム『ガンダムクロニクルバトライン』も対応が悪かったため、過疎化してしまった。



余談


後継作品

そして月日は流れ・・・

2016年2月25日から一部店舗で、3月17日より後継機種の「機動戦士ガンダム UCカードビルダー」の本稼働が開始された。
開発はバンダイナムコVSTGプロジェクト×フロムソフトウェアの共同開発で、プレイ料金は1クレジット300円、2クレジット500円となっている。
しかし、こちらは余りにも多い問題点や運営側の対応・態度の横柄さが災いし、稼働当初から芳しい評価を得られないままであった。

+ ▽具体的な評価の悪い点
▽具体的な評価の悪い点
  • ゲームバランス
    • コスト制・戦力ゲージ制を引き継いでいるのは前作と同様なのだが、「部隊のメイン操作機体は3機まで」となり、戦艦はバッサリとカットされた。代わりに『メイン機体1つにつき、アシストユニット機体3つを2種類(トルーパーとストライカー)登録できる』システムとなったのだが、「パイロット」と「ユニット(MS・MA)」以外のカードは存在しないため、はっきりいって編成の自由度は大幅に減った。
    • モビルスーツに設定された4つの戦術を使い分ける『4すくみ』とでも言うべきシステムなのだが、コモン・アンコモンのカードは1つないし2つ戦術が欠けている(=簡単に言えば、じゃんけんゲーなのに低レアのカードでは満足にじゃんけんが出来ない)。それだけならまだしも、本作で重要な機体ステータスである「HP」が低いことが多く、正直ガチ対戦では使い物にならないレベルのカードばかり。
    • 4つの戦術が十全に使えるのはレア・スーパーレアだが、光物は1ボックスに1,2枚という露骨すぎる搾取ゲー・札束ゲーの様相を現していた。
    • 一方でパイロットに関してはかなり適当。パイロット性能の高さや原作搭乗キャラの相性よりコストの低さの方が重要で、第一弾では「ユニコーンガンダムを乗り回すソンネン」「黒ガンダムMk-Ⅱで戦場を駆けるカツ」が日常茶飯事であった。
  • ハードウェア面
    • 近未来感を演出する為か、攻撃実行ボタン以外はすべてタッチパネルで操作するようになっているのだが、このタッチパネルが酷い不良品で押しても反応しない・押してないのに反応するという誤作動の嵐。
      一試合で一度も誤作動を起こさなければラッキーという頻度である。このせいで対戦はおろかCPU戦すらまともにできない。
    • 排出カードがとにかく詰まる。それも詰まらない方が稀という位頻繁に詰まる。というよりもはや詰まるのがデフォ。
      その度に毎回店員さんを呼ばなければならないのがとにかく気まずい。「あの・・・」「またですか(苦笑)」「はい・・・」が恒例の会話と化す。
      店側にとっても誰かが1プレイする度に店員の手を煩わされるのだからいい迷惑である。
      (やや専門的な話になるが、一般的なアーケードゲームの排出カードはスプリングで下から上に押し潰すようにセットされて、ローラーで排出口に押し出されるようになっている。それに対しこのゲームは上から下に落ちるようになっている為、十分にカードパックが平らにならず入り口に引っかかってしまうのだ。)
    • 強気すぎる前時代的な料金設定。1プレイ300円、2プレイ500円でキャンペーン中はさらに追加で100円を要求される。(後者に関してはあくまで任意だが)
      ゲーセンによく行く方は周りを見回してもらいたいが、今時こんな高額設定をしているゲームはなかなか見つからない。
      参考までに、同種ゲームである三国志大戦4は1プレイ200円、2プレイ300円で一戦目を勝てば2プレイ目はタダになる。
  • その他
    • 演出がスーパーロボット。人によっては「?」となるかもしれないので少し詳しく説明するが、ガンダム世界の武器は基本的に「一撃必殺」である。
      ビームライフルの一発・ビームサーベルの一振りがクリーンヒットすれば(余程特殊な防御機能を持っていない限り)機体は爆散してしまう。
      しかしこのゲームだと、最大ダメージを狙える攻撃手段「ストライクオペレーション」の演出で『ビームやミサイル、サーベルで相手をお手玉』したり『複数機体で総攻撃をかけ、1機をリンチ』したり『格ゲーさながらのオサレコンボ』を披露してくれる。
      そしてフィニッシュ演出の様に「相手に空いた風穴から攻撃機が顔をのぞかせ、相手は爆散」という描写がなされるのだが(この演出は制作側のお気に入りなのか、コンボ系攻撃の大半の〆がこれである)・・・HPさえ残っていれば、当たり前のように相手が生き残ってたりする。
      他の作品との兼ね合いがあるスパロボ等ではそういう演出が散見されるのも仕方がないが、このゲームはガンダムシリーズオンリーのゲームであり、当然ユーザー層もガノタ・ガンオタな為「コレジャナイ」感が凄まじく、不満爆発である。
    • なんとアーケードゲームなのにボックスガシャ方式で限定カード配布。
      毎月1~3枚程度の限定カードが告知され、それを入手する為には1プレイに付き1回削れるデジタル上のスクラッチに挑む必要がある。その確率はなんと1/80。
      1枚まるまる削りきるのに最短で2万円、しかもそれを複数枚分やらなければならない。
      上記の通り、まともにゲームする事すら覚束ない筐体で札束で殴りあうゲームをして・・・である。
      しかも、「新カード出してるんだから新弾出す必要はないでしょ」とでも言わんばかりに、限定カード商法を始めてから通常排出の方の新弾追加はなかった。
    • カードパックの追加は2回あったのだが、第一弾の段階で店側に相当打撃があったらしく「第二弾が追加されましたが、ウチでは第一弾のカードパック在庫が消化しきれるまで第二弾は入荷しません」という店舗が続出、新カード難民が続出した。
      それにより更なる客離れが起きるという負の連鎖が生まれてしまった。
      その反省を踏まえてか、第三弾稼働時は第一弾・第二弾より安くカードを出荷、これにより第二弾を買い渋った店舗にも新カードが流通するようになった。
      ・・・が、これも罠。なんと第三弾はリバイバルと銘打って絵柄を変えただけの第一弾のカードが大量に封入されていたのだ。新カードとの封入比率は平均して3:1。誤解のないように言っておくと3の方が旧カードである。
      ここまでくるともはや手の込んだ自殺である。

その出来の悪さからナムコ直営のゲームセンターですら1か月持たず撤去された、という伝説を持つ。
更には「とある店舗ではひと月辺りの平均インカムを稼働台数で頭割りすると二桁になる」「これを入荷してしまったが為に収支が取れず潰れた弱小ゲームセンターが複数存在する」等の前人未到の偉業(?)を成し遂げている。(ちなみに本スレやツイッターでの画像付きの報告があったためデマではない。興味のある方は本スレに行って住人に詳しく話を聞いてもらいたい)
かつてアーケードゲーム最大の負債と言われたスクールオブラグナロクを越えた新しい黒歴史として名を連ねている。
ちなみに筐体代はかなり高かったらしく(一説によると1台250万前後、最低4台セットでの販売)、こんな出来でこの価格設定では泣きたくなるのも無理もない。

同期として『艦これアーケード』があり境遇も似ていたのだが、現在は大きく水をあけられてしまっている。
(あちらも近い時期にロケテストが行われ、共に評価が芳しくないという不人気仲間であった。
しかしこっちがロケテストの不評を黙殺しそのまま稼働したのに対し、あちらは稼働時期を延期し別ゲーと言えるレベルで修正され正式稼働した。その後の人気については言わずもがなである)
この二筐体は稼働時期が近く、隣同士で置いてある店舗も多いのでそういう店舗では「光る待合椅子」の愛称で親しまれているそうな。

そんな「死産」「分かりきっていた大爆死」などと散々な評価の新カードビルダーだが、18年3月31日に稼働終了を発表。(本来の想定より圧倒的に早いらしい)
その発表にプレイヤーたちは悲しみの涙を流・・・すはずもなく「知ってた」「思ったよりは持ったな」等のコメントで溢れかえっていた。

完全な余談だが、結局この爆死に関してバンナムとフロムのどっちが戦犯だったのか?というのがユーザー間で話題に挙がるが、「ソフト開発はフロム」「ハード開発はバンナム」との事なので、正解は「どっちも戦犯」である。


セガが作るガンダムカードビルダーの正統な続編、プレイヤー一同待ち望んでおります。
何卒ご一考のほど、よろしくお願いします。




指令…また貴方が追記・修正してくれる事を待っています!

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最終更新:2023年08月03日 13:34

*1 かつて稼働していることが確認されていたゲーセンは、埼玉県狭山市にある「キャッツアイ 狭山店」のみだったが、当該店舗は老朽化のため2022年8月31日をもって閉店してしまった。

*2 が、チェーン店舗の「キャッツアイ 八千代店」に移籍して、2022年9月11日から稼働中。当然ながら相当老朽化しているので、行ってプレイしようとする方はくれぐれも、お店に迷惑をかけないようにお願いします。