きかんしゃトーマス

登録日:2019/10/17 (木) 23:50:10
更新日:2019/11/03 Sun 21:17:38
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みんなみんな ともだち
トーマス だいすき!

きかんしゃトーマスは1984年から制作されている一応は子供向け番組である。
ある意味で世界で最も有名な鉄道擬人化、架空鉄道ともいえる。
ここでは原作者のウィルバート・オードリーによる『汽車のえほん』についても一部解説する。


【概要】

イギリスの牧師であるウィルバート・オードリーによる絵本『汽車のえほん』シリーズを原作とするテレビシリーズ作品。

元々はオードリー牧師が、はしかにかかった息子・クリストファーが外で遊べないことを気の毒に思い、クリストファーを元気付けるために自身が子供のころに鉄道付近の家に住んでおり、鉄道ファンの一人であったことや息子クリストファーも鉄道好きだったことから、「感情をもった蒸気機関車たち」の話を創り、物語にしたのがきっかけである。
その後その物語が本として出版されることになり、1945年以降『汽車のえほん』シリーズとして出版されていった。
日本でも販売され長らく絶版状態だったが、2005年に15巻までが新装改訂版、2010年に全26巻がミニ新装版として発売された。

1980年頃にTV番組制作会社社長のブリット・オールクロフトがオードリー牧師と出会い、これをきっかけに、鉄道模型を使った人形劇として製作された。*1
1984年に放送開始後、高い人気を集め、玩具化されるなど現在も世界中から愛される作品となった。
日本では1990年よりフジテレビ系の『ひらけ!ポンキッキ』内で放送を開始した。

2000年には、初の長編映画作品として『魔法の線路』が公開された……のだがジオラマと実写を併せた作風が今一つ受けなかったのか興行的に大失敗(ただし日本では公開期間が延長されるなど大ヒットした)したことでオールクロフトが制作から離れ、これ以降権利が別会社による買収が繰り返され、制作体制も変更されてきた。
日本ではポンキッキシリーズ終了後もフジテレビ系列で放送されていたが、事業方針により2008年から権利がテレビ東京に移り、これを境にキャスティングも変更された。2012年以降はNHKで放送されている。

【作風】

イギリス本島付近のソドー島という架空の島で働く機関車や他の乗り物たちの日常を描いている。
原作者のオードリー牧師が鉄道オタクだったというだけあり、作中の機関車の多くは実在もしくは複数種を組み合わせた架空の車両となっている。
原作や初期のエピソードではかなり風刺や皮肉の効いた言い回しが多く、(エドワード以外)全キャラが「皮肉屋キャラ」とでも言うべき状況であった。
この点はシリーズが進むにつれて年齢に配慮してか薄れていった。
あるエピソードの最後で「(その話で喧嘩していた)○○と××は仲良くなった」と締めくくられる事は多いが、あまりそうは見えないのが実情である。
例えばゴードンと誰かしらの機関車が親友になったと紹介されても、また次の話では威張り散らしたり馬鹿にしたりなどしょっちゅうである。

また、一部の事故などは実際に起きた鉄道事故をモデルにしていたり、当時の鉄道事情を盛り込んでいたりと非常にネタが細かい。
長寿作品ゆえかキャラの性格は途中で多少なりとも変化している。

映像について多くの人が連想するのはやはり人形劇時代のミニチュアの車両やジオラマではないだろうか。
キャラクターの顔は表情に合わせて取り替えており、車両共々ラジコン操作で動かしている。
不自然に背景が途切れていたり他キャラの表情や汽笛になっている、ちらっとスタッフの指が映っていたりと人形劇故の失敗も目を凝らすと見られる。
13期以降はフルCGアニメーションとなりファンの間でもかなり賛否が分かれた。17期で制作陣が一新からは、CGモデルの見直しや、原作を意識したストーリー展開、いったん外されていた鉄道考証の導入などが加わり、以降の作品では細部のクオリティーが大きく向上した。
また女性キャラや、世界各国の機関車をモデルにした新キャラなども多数加わっている。

【登場キャラクター】

※CVは基本的にフジテレビ版/テレビ東京以降、全員紹介すると多すぎるので主要キャラクターについて解説する。

ソドー島鉄道の機関車たち

  • トーマス CV:戸田恵子/比嘉久美子
青いボディの小型タンク機関車で車体番号は「1」。
モデルはロンドン・ブライトン・アンド・サウス・コースト鉄道という会社のE2級という機関車。非常に地味でマイナーな種類の機関車だったため現存しない。
本作の主人公(ただし原作では明確な主人公は決まっていない)。
初期は生意気・やんちゃ・お調子者とかなりの問題児。
何しろ、
  • 記念すべき第一声からして、一仕事終えて待避線で休憩していたゴードンに対する「起きろよ怠け者!」*2
  • 破損させた客車のブレーキを乗客の靴紐で応急修理し、謹慎明けのジェームスの運行開始時に、嘲笑しながら「靴紐は持ったかい?」
  • 原因不明の故障により大幅に遅刻したヘンリーに憤怒の表情で「何をやってたんだこの怠け者! モタモタし過ぎるんだよ!」*3
といった調子である。
一応、「時間通りに列車を運行させる」「ハット卿の役に立ちたい」という思いは強く、このような言動もそれが過ぎた結果とフォローできなくもない。
お世辞にも主人公と言い難い性格だったが、シリーズが進むにつれて成長していき、主人公らしい真面目な性格になっていった。
また自身と同様の小型機関車の新入りであるパーシーに対しては兄貴分的姿勢を見せる。
当初は入れ替え作業が主だったが、活躍を重ね自身の路線を任されるまでになった。
アニーとクララベルという客車の彼女持ち。

  • エドワード CV:高戸靖広/佐々木望
青いボディの中型テンダー機関車で車体番号は「2」。
モデルはファーネス鉄道のK2級とされる。
かなりの旧式なため力は弱いが誰にでも親切で物知りな良心的存在。
「相当な年寄り」「チビ」と称されることもあるが、老人というよりは「少し上の先輩」といった感じで、車体もジェームスなどと同等の中型である。
ただ脚本の都合か特殊な形や機能を備えた車両に対し嫌悪感を持つ回もあり、脚本の都合でキャラを変えられる事についてファンから非難の声があがることもある。
事故数もダントツで低く周囲に頼りにされることが多い。
機関車の言う事をまるで聞かない貨車を手懐けられる唯一の機関車であり、この点は他の機関車のみならずハット卿からも高く信頼されている。

緑のボディの大型テンダー機関車で車体番号は「3」。
作者が想定したモデルはグレート・ノーザン鉄道C1級やグレート・セントラル鉄道8B級だが、
挿絵側のミスでグレート・ノーザン鉄道A1級(ゴードン)と混ざったような形態になってしまった。
改造後の姿はロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道5形が元。
元々はゴードンの設計図を流用したデッドコピー機であり、穏やかで森や動物が好きだが、少々病弱気味でよく石炭に関するトラブルを起こす。
初期は車体の大きさに対して窯が小さいため低品質な石炭では十分な蒸気を出せないという欠陥を抱えており、
そのため高価だが燃焼温度が高いウェールズ炭*4を特別に使用していたが、事故修理の際の大改造で火室が大型化されて問題を解決した。
大型機関車としての高いプライドを持つ他潔癖な面もあり、
初登場回では雨に濡れるのを嫌がってトンネルに籠った結果、トップハム・ハット卿に閉じ込められてしまった。
有名な「こりゃあうまいココアだぜぇ!!」*5は彼のメイン回の一つ『フライング・キッパー(別名:呪われた貨物列車)』が元ネタ。

青いボディの大型テンダー機関車で車体番号は「4」。
モデルはグレート・ノーザン鉄道A1級で、その試作型という設定。
力持ちで速度が速く急行を担当することが多い。口癖は「急げや急げ!」。
威張りっぽいうえうぬぼれやすく、しばしば偉そうな発言をして失敗フラグを乱立する。
伝説の挿入歌 「じこはおこるさ」を歌っているのも、実はコイツである。
一方で非常に豪快で義理堅く、自分の失敗を馬鹿にした相手が事故にあった時は笑い飛ばしつつも全速で駆け付け、
助けた後に互いにミスを嘲笑った事を水に流しつつ今後は協力し合う事を約束するなど、漢気も持ち合わせている。
貨車の運行を嫌がるのも急行列車という仕事に誇りを持っている現れである。
「男の中の男」ならぬ「機関車の中の機関車」といえる兄貴分。
実在する同名の有名な蒸気機関車がモデルとなるフライング・スコッツマンとは兄弟機。
上述の出自から、クラスA1機関車の長男という事になるはずだが、一部のエピソードではフライング・スコッツマンの弟だった。

  • ジェームス CV:森功至/江原正士
赤いボディ*6の中型テンダー機関車で車体番号は「5」。
モデルは不明だが形態としてランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道28級が近いと推定される。
きれい好きでナルシストなお調子者で、しばしば偉そうな発言をして失敗フ(ry
上述の通り全員が皮肉屋キャラである本作にあって意図して「毒舌」「怒りっぽい」というキャラ付けがされているため、
出番の多くで何かに怒っているか嫌味を言っている
ゴードンとの関係はさながらジャイアンスネ夫を連想させる時もある。
一方でゴードンにも幾度となく毒を吐いており、決して彼の腰巾着などではない。
列車の運行中に客車のブレーキパイプが破損してしまい*7乗客の靴紐で応急修理するというインシデントに見舞われたことがあるが、
この件でトーマスやゴードンなどに散々からかわれたばかりか当時は居なかったトビーにまでネタにされた事から相当有名な事件になった様である。
他にもタールタンク車に激突したりミツバチに鼻を刺されるなど話題に事欠かない。
だが、性根は素直で憎めないムードメーカー的存在。
陽気な性格が受けやすいのか何気に実際のイベント等で顔出しする機会も多い。

  • パーシー CV:中島千里/神代千衣
緑のボディの小型タンク機関車で車体番号は「6」。
正確なモデルは不明だがエーヴォンサイド社製の小型タンク機関車を改造したものと推定される。
ゴードンたちがストライキを起こした際に補充としてやってきた。
おっちょこちょいでからかわれやすいが頑張り屋。
声が高いためボクっ娘と思われることも多いが、れっきとした男。
実はゴードン、ヘンリーらより年上である。
トーマスとは喧嘩することもあるが、無二の親友。
「じこはおこるさ」のめちゃくちゃ早口で言い訳をしてくるパートは彼の担当。

  • トビー CV:川津康彦/坪井智浩
木造ボディの路面機関車で車体番号は「7」。
モデルはグレート・イースタン鉄道のC53型。
英国本土イーストアングリアの赤字路線で働いていたが路線が廃止になり、お役御免になりかけたところをハット卿の目にとまり引き取られた。
少々繊細だが、経験豊かで鉄道の知識も豊富。
ヘンリエッタという専用の客車がいる。
彼がメインの回は橋が崩れたりダムが決壊したりとかなり大規模な事故がおきやすい。

緑のボディのタンク機関車で車体番号は「8」。
モデルはグレート・ウェスタン鉄道5700型。
仕事については真面目なのだが少々腹黒いのが玉に瑕。
元々はモンタギューという名前で大西部(グレート・ウェスタン)鉄道のパディントン駅で働いていた。

  • ドナルド・ダグラス CV:佐藤佑暉/津久井教生(ドナルド) 遠藤武/津久井教生(ダグラス)
黒いボディの双子のテンダー機関車で車体番号は「9」と「10」。
モデルはカレドニアン鉄道の812型。
スコットランド出身でなまった喋り方が特徴*8
一時的な助っ人だったため送還される予定だった*9が、機関車たちのとりなしによって留まることになった*10

  • オリバー CV:緑川光/小田柿悠太
緑のボディのタンク機関車で車体番号は「11」。
モデルはグレート・ウェスタン鉄道1400型。
大西部鉄道出身でスクラップ間際のところをダグラスに助けられた。
トードという専用のブレーキ車がいる。
ダックと同じ路線を任されており、両機ともGWR出身のためその路線は「小さな大西部鉄道」とも呼ばれている。
いたずら貨車のボス・スクラフィーを木端微塵に破壊したことは有名。

  • エミリー CV:塩山由佳/山崎依里奈
美しい深緑色のシングルドライバー式*11蒸気機関車。
モデルはグレート・ノーザン鉄道のスターリング・シングル。
女性の蒸気機関車キャラは劇場版に登場したレディー以来。

  • ビル・ベン CV:中友子/下屋則子(ビル) 原ミユキ→西田裕美/下屋則子(ベン)
黄色いボディの双子のタンク機関車。
モデルはコーンウォール地方のパーという港で働いていたバグナル社製の『ジュディ』と『アルフレッド』。
粘土の採掘場で働いており、エドワードも手を焼くいたずらっ子。
車体番号がないのでネームプレートを外すと全く見分けがつかない。

  • ハーヴィー CV:緑川光/桜井敏治、河本邦弘(代役)
クレーンを車体に搭載した珍しい形態の機関車。
モデルはダブス社製の4101号。
当初は奇妙な見た目から他の機関車に警戒されてしまうが、役に立つところを見せたことで受け入れられるようになった。

  • ロージー CV:望月久代
薄ピンク色のタンク機関車。
モデルはサザン鉄道USR級。


日本製の貨物用機関車。
モデルは日本国有鉄道D51型。
ソドー島の鉄道で初めて走った機関車で(モデルのD51型はそんな経歴になるほど古い機関車ではないのだが)、『伝説の英雄』と呼ばれていたが、故障し森の中の側線に放置されていた。その後トーマスによって発見され修理され再び走れるようになった。

  • スペンサー CV:川津泰彦/宗矢樹頼
銀色の高速型流線型機関車。
モデルはロンドン・ノース・アンド・イースタン鉄道のA4級*12
ソドー島の所属ではなく英国貴族『ボックスフォード公爵』の保有する専用機関車。
傲慢で自信家、利己的で嫌味な性格だが、そのせいで度々失敗しては反省している。

  • ディーゼル CV:郷里大輔(6期のみ江川央生)/ケン・サンダース
黒いボディのディーゼル機関車。
モデルは英国国鉄08級。
傲慢でうぬぼれが強く、自分の力を見せるために他人を貶めようとしたりとかなり意地悪な性格で児童書などでは「いじわるディーゼル」と表記されることもある。
性格が悪いのは原作執筆当時のディーゼル機関車の性能の悪さを反映しているため。
こいつのせいで他の善良なディーゼル機関車までが風評被害をうけることになる。

  • デイジー CV:中谷ゆみ/根本圭子
緑のボディの旅客用ディーゼル気動車。
モデルはメトロキャメル社製101/102型。
事故で修理工場に送られたトーマスの穴埋めにやってきたが高飛車で中々いうことを聞かなかった。
化粧がけばけばしい。

  • ボコ CV:里内信夫→木下尚紀
緑のボディの大型ディーゼル機関車。
モデルは英国国鉄28級。
紳士的な性格で、最初は警戒されていたが徐々に皆から信頼されていった。
ちなみにデイジーの模型とは一部同じパーツを流用している。

  • メイビス CV:永澤菜教→堀川りょう(5期のみ)*13→塩山由佳/伊東久美子→吉岡さくら
黒いボディのディーゼル機関車。
モデルは英国国鉄04級。
トーマスの支線の終点からさらに先にある石切り場で働いている。
初期はトビーの忠告を聞かないなど問題児だったが、やがてビルやベンのよきお姉さん分へと成長していった。

港で働くディーゼル機関車。
モデルは英国国鉄07型。
歌と海を愛し知識も豊富な海の男で貨車の扱いが上手い。
陽気な性格で本当かどうか怪しいような話をいくつも知っている。

  • フィリップ CV:小林大紀
箱のような車体形状の小型ディーゼル機関車。
モデルはペンシルバニア鉄道の入れ替え用ディーゼル。
熱心で無邪気な子供機関車。

  • ステップニー  CV:ブロリー島田敏
黄色いボディのタンク機関車で車体番号は「55」。
ブルーベル鉄道を担当している。
実在の機関車で、原作ではあくまでコラボキャラだったのだが、TV版では準レギュラーとして扱われている(最近は出番がないけど)。

  • スカーロイ  CV:麻生智久/梅津秀行、田尻浩章(代役)
森の中を走る軽便鉄道『スカーローイ鉄道(別名高山鉄道)』の一号機関車。
モデルはウェールズのタリスリン鉄道の一号機関車『タリスリン』。
1864年生まれで弟のレニアスと並んでソドー島最古クラスの機関車。誠実で賢い機関車だが製造されてからすぐはわがままで手のかかる性格だった。

スカーロイの弟(TV版では親友)で二号機関車。
モデルはウェールズのタリスリン鉄道の『ドルゴッホ』。
鉄道廃止の瀬戸際だった時期に運行中故障で立ち往生するが、最後まで列車を牽引した事もあるなど勇敢な性格。

  • サー・ハンデル/ファルコン CV:龍田直樹/緒方文興→樫井笙人
スカーローイ鉄道の三号機関車。以前は廃止された中央ソドー鉄道で働いていた。
モデルはタリスリン鉄道の『サー・ハイドン』。
割と老齢だがそうと思えないほどわがままな性格でよく問題を起こす*14
4期から10期までの間全く出番がなかった。

  • ピーター・サム/スチュアート CV:里内信夫/加藤木賢志→佐々木啓夫
スカーローイ鉄道の四号機関車。元中央ソドー鉄道で働いていた機関車。
モデルはタリスリン鉄道のカー・スチュアート社製『タトゥー』型蒸気機関車『エドワード・トーマス』号。
親切なのだが、トラブルに巻き込まれやすい不幸体質。
事故に遭って煙突がへし折れた事があるが、ギースルエジェクターという特別な煙突に交換してもらった。

路線の点検や整備を行っているディーゼル機関車で車体番号は『5』。
モデルはタリスリン鉄道の『ミッドランダー』。
スクラップ間際のステップニーを救ったりと頼りになる人格者。

  • ダンカン CV:田中亮一/逢坂力
予備機関車としてやって来た機関車で車体番号は『6』。
モデルはタリスリン鉄道アンドリュー・バークレー・サンズ社製の『ダグラス』。
昔は工場で働いていた。ロックンロールが大好きで走るとき踊るように上下に激しく揺れる癖があり、短気でガサツな性格が災いしてしょっちゅう問題を起こす。

  • デューク CV:佐藤正治
中央ソドー鉄道で働いていた機関車。
モデルはフェスティニオグ鉄道のジョージ・イングランド社製の『プリンス』。
名前は中央ソドー鉄道の支援者だったソドー島の公爵(デューク)、故『ジョン・アーノルド・ノランビー公』に由来して付けられたものでこの事はデューク自身の誇りになっている。
機関車たちの中でも特に老齢。悲しいことにCGになってからまったく登場していない。

  • いたずら貨車
いつも悪さばかりする貨車たち。事故の原因は大体こいつらのせい。
調子に乗ってよく自滅する。
因みに性格が悪いのは当時のイギリスの貨車の質が非常に悪かったのを反映しているため。
第一期は貨車に目と口だけを付けたものだったが二期以降は顔のバリエーションが増える。

  • ディーゼル10 CV:松尾銀三/梁田清之→黒田崇矢→山里亮太(南海キャンディーズ)→仁科洋平
劇場版に登場した屋根上に巨大な鉤爪を付けた邪悪な大型ディーゼル機関車。
モデルは英国国鉄42級。もちろん鉤爪は付けていない。
当初映画のみの設定だったが見た目のインパクトからその後何度か再登場し、その度に性格と担当声優が変わる。

鉄道以外のキャラクター


  • バーティー CV:緑川光/川上貴史→酒巻光宏
赤いボディの観光バス。
最初は機関車を小ばかにしていたが、トーマスと競走したことで考えを改めて親友になった。
機関車たちの調子が悪い時の代替え輸送を行うこともある。

  • テレンス CV:川津泰彦/田所陽向
オレンジ色のキャタピラ駆動式トラクター。
トーマスの支線の沿線にある畑で働いている。
トーマスからは初対面からいきなり喧嘩を売られるが、雪の日に立ち往生した彼を助けたことで和解した。
額に前髪だか眉毛だかわからない謎の三角形があるのだが、TVシリーズCG版になってからは普通の眉毛になった。

  • トレバー CV:小林俊夫/酒巻光宏
緑色の蒸気式牽引車。
スクラップ置き場に捨てられていたが、エドワードが見つけてきた機関車好きの牧師に買い取られ救われる。
作者の友人が実際に所有していた車両がモデル。

白いボディのヘリコプター。
ソドー島を巡回し主に救助活動を行っている。
正直に物事を言いすぎるためいがみ合うこともあるがパーシーとは、助け合う親友である。

  • バルジー CV:郷里大輔/田所陽向
真っ赤で膨れたボディの二階建てバス。
鉄道嫌いで革命によって道路が天下をとる事を妄想している。
近道を使って鉄道よりも早く乗客を運んで見せようとするが、道中の低い橋に激突し、鶏小屋にされてしまう。
その後ハット卿に拾われ本物の鉄道バスになったり野菜の移動販売車になったり再び鉄道バスになったりと目まぐるしく転職を繰り返す。

  • クランキー CV:江川央生/黒田崇矢
ソドー島最大の港『ブレンダム港』に立っているソドー島一のっぽのクレーン。
皮肉屋でいつもイライラしていて、自分の足元で働く機関車たちを見下している。

  • トップハム・ハット卿 CV:宮内幸平→青野武/納谷六朗→田中完
ノース・ウェスタン鉄道(ソドー鉄道)の局長。原作では年代の進行により舞台裏でこっそり代替わりしているがTV版では特に触れられていない。
機関車に明らかに落ち度がない場面で叱りつけたりと仕事に関しては有能とも無能とも言えない。
少なくとも、何度となく重大事故が起きていながらもそれが元で引責辞任したりハット卿が島民から批判を受けている様子は無い。
例に漏れず皮肉屋で、事故を起こした機関車に嫌味を言う事も多いが、
トラブルや事故に際して機関車に非が無かった時には励ましたり、不当に叱った事を謝るなど、基本的には厳格ながら優しいところもある。

「お前は混乱と遅れを招いた!」

ソドー島

作品の舞台となる島。大体北緯54度西経3度、英国本土バロー=イン=ファーネスとマン島の間にあるとされる。
面積は約3,300平方キロメートル*15、人口18万人。
設定に拘りまくる作者&弟の手で紀元前から始まる年表と詳細な地図、すでに廃れた(という設定)古代言語などが用意されているが、TV版ではセットや脚本の都合で無視されてることもある。






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*1 これ以前の1953年に一度TV放映の試みがあったのだが、生放送であったため放送事故が続出、脚本も原作から改変されて出来が悪かったらしく一話限りで打ち切りにされている。

*2 この後ゴードンから「急行列車に連結したまま全力で走り回られる」という報復を受け、ゴードンに張り合う無意味さを悟って多少反省する事になる。

*3 この点も大規模改修された後にヘンリーにより意趣返しを受けることになる。

*4 現実にも高品質な石炭として有名である。日露戦争時の帝国海軍も使用していたとされる。

*5 ヘンリーが追突した貨物列車の機関士が、直前に言った台詞。後の話でも雪の中ココアを飲んでいたら大事故が起きたため、フラグ扱いされることに。

*6 原作当初は黒だった

*7 原因はジェームスが客車をつなぐ際に乱暴にぶつけた為

*8 訛りを日本語に訳すのは苦労するようでメディアごとに表現が違う。

*9 元の鉄道では蒸気機関車の需要がなくなりかけており、戻ればそのまま廃車にされる手はずだった。

*10 その際にネームプレートも取り付けられた

*11 高速走行を狙って巨大な動輪を一組だけにした方式。しかし牽引力に劣るため次第に廃れていった。『がんばりやのエドワード』での機関士の話に出てくる「昔の片側ピストン機関車」はこれの誤訳。

*12 ゴードンのモデルA1級の後継型。世界最速記録を出した機関車「マラード」号もこの形式。

*13 本来女性キャラだが、恐らく収録ミスによるもの

*14 モデルとなった『サー・ハイドン』がタリスリン鉄道の軌道条件に合わず入線当初脱線が頻発していたのが由来

*15 鳥取県よりやや小さいくらい