永遠の間(遊戯王DM8)

登録日:2011/03/30(水) 01:03:26
更新日:2025/06/11 Wed 14:04:11
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遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神ラスボス2連戦に勝利したプレイヤーだけがエンディング後に行ける場所。
DM8はラーの翼神竜をフェニックスモードにするまでは難易度が異常に高いので、エンディングが見られなかった=行けなかった決闘者が多い。

中は狭く、9人の決闘者が面子が面子なのかそれぞれ離れて待っているだけ。
ここでしか会えない相手もいる。

LP30000の対戦相手は
  • 天馬太陽
  • シモン・ムーラン
  • シャーディー
  • 洗脳城之内

そしてラスボスよりも高いLP60000の相手は

闇マリクを出現させていない人は恐らくフェニックスモードに頼っていないという事なので決闘王と名乗れるかもしれない。

初期フィールドは《闇》。洗脳城之内や乃亞はフィールドの恩恵を受けられないので少しは楽。

彼等は制限ルールをかなり無視しているが、このゲームでは彼等程ではないとはいえ最序盤や中盤から既に起こっている。
また、制限無視だけならEX3の方が酷い。

全員強いっちゃ強いが、ぶっちゃけレシェフを倒せるほどのデュエリストならどうとでもなるだろう。
ラー初手で引けないと勝てないほどの紙束で無理矢理突破した人?まあうん。
その分勝利時に手に入るデッキキャパシティとドミノは多い。
(LP30000勢はキャパシティ+10と2500ドミノ、LP60000勢はキャパシティ+20と5000ドミノ)

ちなみにもし真面目にプレイして稼ぎたいなら闇獏良を狩ることを推奨する。
何故なら闇獏良はデッキのほぼ全てが黒魔族なので幻想魔族を出しておけばそれだけで大体のモンスターを倒せ、
ラーを倒せるカードを所有していないからである。

相手デッキに入っているカード

ここの対戦相手が使うデッキには以下の7種類のカードが制限ルールガン無視で3枚ずつ投入されている。
これにより相手デッキの半分ちょっとは魔法&罠カード。いくら何でも偏りすぎである。
  • 光の護封剣
    • 発動後、相手は3ターンの間、モンスターの攻撃宣言ができない。
    • 言わずと知れた攻撃遅延カード。三幻神獣の攻撃宣言をも阻害するため、発動されればされる程、攻めが遅れてしまう。
      しかもOCGと違い発動後は場に残らず効果だけが持続するため、羽根帚や《最終戦争》で除去するという手も使えない。
      その間に相手は生け贄を揃えて上級モンスターの召喚を狙ってくるため、護封剣の発動下でも相手モンスターを除去する手段は必須。
  • 死者蘇生
    • 相手の墓地の一番上に存在するモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
    • 相手墓地依存だが強力なカード。こちらのモンスターを戦闘破壊した後にすかさず発動してくる事が多い他、
      墓地復活の効果を持つ《ヴァンパイア・ロード》や《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》を主軸にしていると、これで奪われる危険性も高い。
      生け贄召喚する際や、やむを得ずモンスターを墓地へ捨てる際は、逆利用されても困らないモンスター*1を最後に墓地へ送る事。
      自分の墓地を空にしておけば完全な死に札と化すが、安定した盤面を築きつつ墓地にモンスターを送らないプレイングが要求されるため、中々に難しい。
      なお、墓地は《ラーの翼神竜(フェニックスモード)》や《黒炎の騎士 ブラック・フレア・ナイト》の永続効果を発動させる事でも空にできる。
  • 《巨大化》
    • 全てのモンスターに対応した強化魔法。自分モンスター1体の攻撃力・守備力を500ポイントアップさせる。
    • 純粋なモンスター同士の殴り合いだと相手側の方が圧倒的に強いはずなので、オーバーキル気味。
      ただ、素で攻撃力の高いモンスターに使われると三幻神獣すら戦闘破壊される危険性がある他、
      攻撃力上昇に伴い、こちらが仕掛けていた《硫酸のたまった落とし穴》に引っかからなくなったりと地味な厄介さを有している。
  • ハーピィの羽根帚
    • 相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
    • これ1枚で相手が仕掛けていた邪魔な魔法&罠カードをきれいさっぱり大掃除。これのせいで罠カードだけに頼った戦術はほぼ通用しない。
      ただし伏せているカードがたった1枚であっても相手は即座に使う傾向にあるため、1枚だけ伏せておけば1:1交換で対処できる。
      こちらが魔法・罠カードを全く伏せなければ死に札と化すので、状況によっては相手の魔法・罠ゾーンを圧迫させる事も可能。
  • 心変わり
    • 相手フィールドで最も攻撃力が高いモンスター1体を奪い、味方にする。
    • 発動された瞬間、自分の味方モンスターが相手に寝取られる最悪の魔法カード。そのまま攻撃してくるか、すぐ生け贄にされて上級モンスターを召喚されるかは相手と盤面次第。
      奪われて即座に直接攻撃された際のダメージを減らすという意味でも、ここでは攻撃力の低いモンスターを起用するのが基本。
      なお、三幻神獣には洗脳耐性があるため《心変わり》は効かない。
  • 強欲な壺
    • 発動後、デッキからカードを2枚までドローする。
    • これ1枚で手札補充とデッキ圧縮を兼ねる。極端なデッキ編成による手札事故も軽減してくれるという至れり尽くせりな強力カード。
  • 激流葬
    • 相手がモンスターで攻撃宣言した時に発動。その攻撃を無効にし、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
    • このゲームで最強を誇る罠カード。迂闊に攻撃宣言するとこのカード1枚でモンスターが全滅し、自分フィールドががら空きになってしまう。
      相手が何らかのカードを伏せていた場合は「激流葬かもしれない」と疑った方がいい。
      なお、発動トリガーは相手モンスターの攻撃宣言時だが、三幻神獣が攻撃宣言した場合は《激流葬》が発動せず、三幻神獣そのものは《激流葬》の効果では破壊されない。
      そのため、三幻神獣だけで相手を殴る際は《激流葬》を考慮しなくても良いし、何なら発動させないまま相手フィールドを圧迫させるカードとして残しておく手もある。

罠の方は《避雷針》や《ウィジャ盤》を使う相手も存在。これら2種は1枚だけ投入されている。
  • 《避雷針》
    • 相手が《サンダー・ボルト》を発動した時に発動する罠カード。相手の《サンダー・ボルト》の効果を無効にし、相手の場のモンスターを全て破壊する。
    • 永遠の間では海馬瀬人と闇遊戯を除いた7名が使用する。
      全体除去を無効化された上、こちらのモンスターを全滅させられたら溜まったものではない。
      相手の場に伏せカードがある時に《サンダー・ボルト》をぶちかます際はよく考えてからにしよう。
  • 《ウィジャ盤》
    • 自分の場にセット後、次の自分のターン開始時に発動。発動したターンおよび次の自分のターン毎に死のメッセージカード1枚を自分の魔法・罠カードゾーンへ出現させる。《ウィジャ盤》と死のメッセージカード4枚が自分の場に揃った時、自分はデュエルに勝利する。
    • 特殊勝利が狙える罠カード。本作での使用者は闇獏良のみ。
      放っておくと死のメッセージカードが増えていき、全て揃ってしまうとこちらの負けになる。
      ただし死のメッセージカードは魔法・罠カードゾーンに空きがないと出せないので、相手の場に《激流葬》などがセットされたままだと中々完成できない事態を引き起こしたりも…

やはり厄介なのは《強欲な壺》。少ない手札からいきなり《死者蘇生》や《心変わり》を連打して生け贄確保し上級モンスターを呼ぶ・《ハーピィの羽根帚》で罠を解除して召喚したモンスターの攻撃を通す・召喚したモンスターを《巨大化》で罠の範囲外にされるなど様々な事故を引き起こしやすい。
《光の護封剣》は一見厄介だが、後半のシナリオ中ず~~~~~~~~っと護封剣ゲーに悩まされてきたはずなので、まじめに攻略してきたデュエリストなら攻撃に頼らず魔法・罠・効果モンスターでモンスターを除去していく癖が身についているはずだ。
三幻神を出すまで殴るつもりがなければ《激流葬》も怖くない。

対戦相手について

  • 天馬太陽…LP30000
ラスボスの前座が何故ここにいるのか。
サクリファイス》《サウザンド・アイズ・サクリファイス》《心変わり》の各種3枚体制でこちらのモンスターを奪いまくる眼帯野郎。
下級モンスターも《闇晦ましの城》《ビッグ・シールド・ガードナー》で守備方面が強くなった他、
生け贄1体で召喚される上級モンスター《トゥーン・デーモン》は《闇》フィールド下で攻撃力3250となるため脅威。

《サウザンド・アイズ・サクリファイス》はモンスターを奪い取った挙句、攻守を1000ポイントもアップさせる効果も持つため、
間違っても攻撃力3000越えのモンスターを場に残した状態で相手にターンを渡さないように。
特に《黒炎の騎士 ブラック・フレア・ナイト》で特殊召喚した《幻影の騎士 ミラージュ・ナイト》から分離する《ブラック・マジシャン》は《闇》下で攻撃力3250となり、それを《サウザンド・アイズ・サクリファイス》の効果で奪われれば三幻神獣を戦闘破壊できる化け物が誕生しかねない。

ストーリー上で戦った時と同じで、奪われても痛手にならない低能力のモンスターを先に出していくと良い。
それらを《サクリファイス》共に吸収させてやれば、召喚権を行使させた上で無駄に出来るので願ったりかなったりである。
……なお完全に強奪に特化している関係上、モンスターを1枚も使わず魔法・罠での除去に集中すれば、
《サクリファイス》達を止む無く裏側守備表示でセットするか、壁モンスターでのクソザコパンチしかほぼできなくなるため、こちらからの後出しに比較的弱い。
ただ、前述の《トゥーン・デーモン》は3枚積みされているので、モンスターが1体以上いると生け贄召喚で出てきやすい点に注意。

  • シモン・ムーラン…LP30000
城の門前で立ちっぱなしだった老人もやって来た。
ストーリー上ではデュエルマシーン(中級)とほぼ同じデッキ内容だったが、こちらでは《闇》で強化されるモンスターを主力としている。
下級モンスターからは攻撃力2000の《秒殺の暗殺者》《ダーク・エルフ》、攻撃力1900の《ヂェミナイ・エルフ》が闇フィールドでパワーアップ。
《闇》の影響は受けないものの《ボアソルジャー》も素で攻撃力2000と、これまた強い。
上級モンスターは《カオス・ソルジャー》や《ゼラ》等を使用。《ゼラ》は《闇》フィールドで攻撃力3640と化すので注意。

アンティカードでは極稀に《ラーの翼神竜 スフィアモード》が手に入る事がある。
ストーリーの流れで未所持状態になっているカードではあるが…コイツは攻撃力・守備力が0の通常モンスターなので、コレクション目的以外での価値はない。
実戦じゃ使えない観賞用のカードだね

  • シャーディー…LP30000
ストーリー上では幻としての登場だったが、こちらにいるのは本人…なのだろうか。
大まかなデッキ内容はシモン・ムーランとほぼ同じだが、投入している上級モンスターは多少違う。
こちらは《コスモクイーン》を上級モンスターかつ切り札として使用。《闇》フィールド下では攻撃力3770を誇るため、出されないようにしたい。

アンティカードでは極稀に《ラーの翼神竜 バトルモード》が手に入る事がある。
多くのプレイヤーはバトルモードをフェニックスモードへと変えており、バトルモードが未所持状態になっているため
またバトルモードが欲しいのであれば戦う価値はある。

  • 洗脳城之内…LP30000
何故か洗脳されており「主人公……俺はてめぇを……潰すぜ」とか「てめぇを徹底的に潰してやるぜ」と宣っている。
なお、永遠の間に闇マリクがいない状況でも城之内は洗脳状態だったりする。誰に洗脳されたんだよ、お前…

本人の好みが反映された戦士獣戦士デッキを使うが、バーン系の魔法カードは一切使わない。
起動効果モンスターの《イグザリオン・ユニバース》を使ってくるので直接効果ダメージが無いわけではないが。
下級モンスターは《ダークヒーロー・ゾンバイア》《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》《ボアソルジャー》《鉄の騎士 ギア・フリード》等、能力こそ高いものの
《闇》フィールドで強くなるモンスターがいないため、シモン・ムーランやシャーディー等に比べればデッキの基本攻撃力はやや低めである。

上級モンスターだと永続効果で罠戦術を否定してくる《人造人間-サイコ・ショッカー》と、起動効果で相手モンスターを全滅させる《ギルフォード・ザ・ライトニング》が、かなり厄介。

  • 海馬乃亞…LP60000
ストーリーでは乃亜の乃の字も出ていなかったのだが、何故彼はここにいるのだろうか?
対戦前に天地創造のデュエルがどうたらと言ってくるが、単に天使族がやや多めのデッキなだけである。
本来の主力であろう《聖神アレス》や《阿修羅》は《闇》フィールドの影響で弱体化するため、それらは大した事はない。
そのため、下級モンスターにおける主力は攻撃力2000の《ジャイアント・レックス》と、後述する起動効果モンスター《賢者ケイローン》の2種。
上述した《阿修羅》は能力が弱体化しているといっても幻想魔族モンスターなので、黒魔族を主力にしている場合はコイツにも警戒が必要ではある。

しかし起動効果でこちらのモンスター1体を破壊する下級モンスター《賢者ケイローン》や
《ラーの翼神竜 バトルモード》を真正面から戦闘破壊してくる永続効果持ちの上級モンスター《パーフェクト機械王》*2
攻守5000かつ起動効果により相手フィールドのカードを全て破壊する上級モンスター《ファイブ・ゴッド・ドラゴン》等々…一部の効果モンスターが極めて強力なのが最大の特徴。
下級モンスターを野放しにするとすかさず生け贄召喚されてしまうので、相手の場にモンスターを極力溜めさせない事が重要となる。

…ちなみに彼本来の切り札である《天界王シナト》はこのゲームだと通常モンスターであり、天使族ゆえに《闇》フィールドで弱体化するため、ただのデカいザコ。

  • 闇獏良…LP60000
ストーリー上ではちょい役だったが、それだけじゃつまらねぇとでも思ったのか永遠の間に参戦。
使用モンスターは悪魔族が多く、それらが《闇》フィールドでパワーアップするため、下級モンスターの基本攻撃力は高い。
攻撃力2000の下級モンスターも《秒殺の暗殺者》《女邪神ヌヴィア》《ダーク・エルフ》と揃い踏みである。

召喚魔族が黒魔族に偏っている事から幻想魔族モンスターを入れると、その多くを撃退可能。
ただし悪魔魔族の《ゲルニア》、土魔族の《絵画に潜む者》《首無し騎士》《アース・バウンド・スピリット》と黒魔族以外も少数いるので、それだけで完封は出来ないが。

上級モンスターは《心変わり》と同様の起動効果を持つ《ダーク・ネクロフィア》が地味にウザい程度。
三幻神獣を真っ向から戦闘破壊してくる高攻撃力のモンスターがいないので、フェニックスモード経由で《ラーの翼神竜 バトルモード》を召喚できれば、ほぼ勝ち確である。
なので、幻想魔族で比較的足止めさせやすいことも含めて本作屈指のキャパシティの稼ぎどころである。
…ここまでクリアして稼いでも空しいのは禁句。

他の決闘者と特に違う点は罠カード《ウィジャ盤》を使う事。フィールドに死のメッセージが全て揃ってしまうと、こちらの負けになる。
どんなに盤面を整えても、これで負けたら元も子もないので魔法・罠を破壊する手段は用意しておこう。
あるいは《激流葬》《ハーピィの羽根帚》が相手フィールドに伏せられたままであれば、それらを発動させないプレイングをする事で《ウィジャ盤》の完成を遅らせたりも出来る。

  • 海馬瀬人…LP60000
ラスボス前フロアで以後デュエルする事なく出番待ちというのは彼にとって相当退屈だったのだろう。
《X-ヘッド・キャノン》《Y-ドラゴン・ヘッド》《Z-メタル・キャタピラー》の合体モンスター群と
起動効果モンスター《マジック・ランプ》を中心とした社長らしいデッキ構成。
下級モンスターの主力は攻撃力1900の《ブラッド・ヴォルス》と攻撃力1800の《ランプの魔精 ラ・ジーン》。

XYZの名を持つ合体モンスター群は2種類以上が場に揃うと起動効果により合体できるのだが…
合体したターンは攻撃表示で行動終了になるため即座に攻撃が出来ず、表側表示になる事から合体後の起動効果も発動できないという産廃仕様。
そのため、合体したところで何ら脅威ではなく、そもそも合体すると生け贄の頭数が減ってしまうので社長に盤面不利をもたらす。
また、コイツらが場にいて直接攻撃される状況下であっても(合体条件が整っていれば)起動効果の発動を優先する思考のため、総ダメージ量が減ったり1ターンの猶予をくれる事もたまにある。
こんな奴らより起動効果で《ランプの魔精 ラ・ジーン》を生み出す《マジック・ランプ》の方が遥かに厄介である。

上級モンスター群では社長の嫁である《青眼の白龍》……は適当な黒魔族モンスターや《硫酸のたまった落とし穴》でも撃退できるので、ぶっちゃけ大した事ない。
しかし神魔族モンスターかつ攻撃力4000越えの《青眼の究極竜》や《マスター・オブ・ドラゴンナイト》であれば話は別。
万が一召喚された場合、こちらの三幻神獣を戦闘破壊されかねないので危険。
当然ながら洗脳と多くの破壊効果に耐性を持つ三幻神獣の一つ《オベリスクの巨神兵》も使ってくるので、生け贄モンスターが2体以上並ぶと危険信号。
《マジック・ランプ》が起動効果を発動してきたら、何が何でも相手モンスターの数を減らすよう心掛けたい。

社長のデッキ内で《闇》フィールドで強化されるモンスターは《マジック・ランプ》と、その起動効果により出現する《ランプの魔精 ラ・ジーン》、
そして通常モンスターの《ロード・オブ・ドラゴン》だけなので、下級モンスターの基本攻撃力は意外と低め。
相手モンスターを適宜減らして生け贄召喚できないように戦えるなら、LP60000勢では比較的弱いと言えるだろう。
しかし彼が使用する下級モンスターの召喚魔族は偏っておらずバラけているため、モンスターで攻撃を防ぎながら生け贄を確保する戦法が非常にやり辛い。

余談だが社長は《青眼の白龍》が手札の中で圧迫している状況であっても《青眼の白龍》は墓地に捨てない。
黒魔族多数で出したところで瞬殺されやすい環境であっても、彼女らは社長の嫁なので自ら捨てないように設定されているのだろうか。
……ただし《マスター・オブ・ドラゴンナイト》と《青眼の究極竜》だと手札から墓地に捨てる事はある。
嫁の上に他の男が乗っかってる形態はともかく、愛する嫁の三体融合形態を捨ててしまうとはどういう事なのか……

アンティカードでは極稀に《オベリスクの巨神兵》が手に入る事がある。

  • 闇遊戯…LP60000
千年パズルの最後のピースは天馬太陽に奪われているはずなのに何故かいる。
またストーリー上の闇遊戯は主人公の事は呼び捨てにしているのだが、永遠の間だとくん付けで呼ぶ。なんで?
魔法使い族を主力にしているだけあり、《闇》フィールドで強くなるモンスター多数。
絵札の三銃士モンスター《クィーンズ・ナイト》《キングス・ナイト》《ジャックス・ナイト》も使い、上級モンスター用の生け贄を確保しようともする。
…が、クィーンとキングの2体が場に揃った状態でキングが起動効果を発動させないといけないので、3体が揃い踏みする光景は滅多に見られない。
攻撃力2000の下級モンスターは《秒殺の暗殺者》と《ダーク・エルフ》の2種。

生け贄が揃うと《ブラック・マジシャン》や《ブラック・マジシャン・ガール》等を生け贄召喚してくるが
最も厄介なのは永続効果で攻撃力を大幅に上昇させる三幻神獣の一つ《オシリスの天空竜》。
召喚されるとほぼ勝ち目がない上、場にいる限り喧しい雄叫びを上げ続けて非常にウザいので、これを出させないようにプレイするのが肝要である。

アンティカードでは極稀に《オシリスの天空竜》が手に入る事がある。

  • 闇マリク…LP60000
前作(DM7)で消え失せたはずだが、どういうわけか不死鳥の如く舞い戻ってきた。
悪魔族中心のデッキだが原作で使っていたモンスターで構成されているため、全体的な攻撃力は低い。

ただ能力の低さを補うかのように永続効果モンスターにはウザいものが数多く存在し、
相手の場で最も能力が高いモンスターを1段階弱体化させる《ダークジェロイド》や
ターン開始時に相手の場のモンスター1体を1段階弱体化させ続ける《万力魔神 バイサー・デス》が目立つ他、
墓地の一番上にいる場合、時間差で相手モンスター1体を破壊する《ニュードリュア》等…
嫌がらせと遅延に命をかけてるかの如く、特化している。これらに《光の護封剣》が合わさると更にウザさ倍増で非常に鬱陶しい
特に、永続効果の処理が入る《ダークジェロイド》が場にいる時に《光の護封剣》を使用された場合、プレイヤーは強いストレスを味わう事になるだろう…

また自分の場にモンスターが2体以上いると《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を強制召喚してきたりもする。
このカードは「手札にあるとき、相手の場にモンスターが2体以上いれば、相手モンスター2体を生け贄に捧げて相手の場に強制召喚する」永続効果を持っており、
複数のモンスターを組み合わせながら盤面を築いていた場合、コイツ1匹に崩されたり墓地復活モンスターを唐突に潰される可能性もある。
なお、三幻神獣はコイツを強制召喚される際の生け贄の対象にはならず、生け贄の数としてもカウントされない*3ためそこは安心。

闇マリクなので三幻神獣の一つ《ラーの翼神竜 フェニックスモード》も使用。
相手はフェニックスモードを意図的に捨ててバトルモードの特殊召喚を狙ったりはしないものの、厄介な事に変わりはない。
…ただし、相手の手札を捨てさせる効果をもつモンスター*4を使う場合は要注意。
たとえば、闇マリクの《地獄詩人へルポエマー》を、《心変わり》等で奪った上で墓地に捨てて効果を発動させてやろうとしたとすると、
ヘルポエマーの効果で闇マリクの手札から捨てさせたカードがたまたま《ラーの翼神竜 フェニックスモード》だった場合、闇マリクの場に《ラーの翼神竜 バトルモード》が突如降臨してしまう。
この時、闇マリクのライフポイントがプレイヤーを上回っていると、次の瞬間バトルモードの起動効果を使われて瞬殺→プレイヤーの敗北が決定する…
三幻神獣は手札にいる時でも《最終戦争》による破壊効果は無効にできるが、ヘルポエマーの手札破壊効果は「捨てる」と同じ扱いで墓地へ送られてしまう事からこのような結果になるのだと思われる。

アンティカードでは極稀に《ラーの翼神竜 フェニックスモード》が手に入る事がある。

デッキに投入したいカード

永遠の間で戦うにあたってデッキに投入しておくと役立つカードを種類別に記述。
コストが高くて中々投入できないようなカードも含まれてる? 知らん、そんな事は俺の管轄外だ






  • Q:デッキキャパシティはどのくらいあればいいの?
    • A:硫酸以上の罠、サンボル以下の除去、生き血以上の回復、壺といったカードを積んだとしても、消費するデッキキャパシティは約25枚でたったの2100程度と意外と軽い。
      残った15枚の枠に《マジック・ランプ》や《黒炎の騎士ブラック・フレア・ナイト》などの軽めで強いパワーカードを選んでいけば、 大体3000あれば十分に足りる
      カードを取捨選択すれば2500程度でもなんとかなるが、2000近くまで下げると《ベア・トラップ》やフィールド魔法での誤魔化しが必要になってくるため安定して狩れる相手が限られてくる。
      そこからさらに強くしようとしたら、除去枠を《心変わり》《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》《賢者ケイローン》などの上位互換へ入れ替えていく事になるが、かけるコストと手間の割にはそこまで劇的には強くならない。
      デッキキャパシティの圧迫要因となるのは能力の高い下級モンスターカードである事がほとんどで、
      「能力2000の下級モンスターが充実したデッキを作りたい」とか「《ウィジャ盤》とかも入れたデッキにしたい」とか趣味方面に走らなければ3000前後で、
      ケイローンやゾンバイアを積むにしても5000もあれば問題なくデッキを組めるだろう。
  • Q:《ビッグ・シールド・ガードナー》とか《サウザンド・アイズ・サクリファイス》をデッキに入れたい!
    • A:コストが馬鹿高い趣味枠を多数入れたい場合はデッキキャパシティ5000どころか8000前後でも到底足りないので更なる稼ぎが必要。
      筆者の場合はキャパシティが12000前後あれば、割と不自由なくそれらを投入できたデッキが作れると感じたが……
      ぶっちゃけソイツらより《闇晦ましの城》などの役立つカードを優先して入れた方が良いと思われる。
  • Q:デッキキャパシティ稼ぐのクッソだるい……
    • A:天馬太陽(永遠の間)は洗脳に感けすぎて下級モンスターの攻撃力が異常に低いため、ちょっと工夫すれば簡単に嵌められる。
      思考実験だが、もし《闇への手招き》40枚デッキを組めたとしたら天馬太陽(永遠の間)が100%負ける程の低火力である。*11
  • Q:双六じじいが経営するカード屋、ぼったくりが酷すぎて必要なカードが中々集まらない……
    • A:強力だがコストが重い=高いカード(《光の護封剣》や《心変わり》など)は永遠の間でいくらでもドロップする事が多い。
      《賢者ケイローン》のようにアンティから入手できないものであれば奴の店で買うしかないが、その条件に該当した上で役立つカードは《賢者ケイローン》のみ。
      基本的にコストが軽い=安いカードで必要なものだけ買い揃えよう。
      また、永遠の間で戦い、勝ち続ければドミノも徐々に貯まっていく。アンティから狙うのがダルい・特定のカードが取り急ぎ欲しいのであれば店の利用を検討しても良い。
      永遠の間とは無関係だが、ネオ・グールズ編終了後の本田くんは弱さそのままでアンティの質が上がっており、彼からは《強欲な壺》や《死者蘇生》が簡単に得られたりする。

アーリーデイズコレクション版

「アーリーデイズコレクション」版ではデュエリストレベル・デッキキャパシティを最大まで上げるという公式チートがある上、
全カードのアンロック機能もあるため、(理不尽さと攻略難度は依然として高いものの)遊びやすくはなった。

前述した「デッキに投入したいカード」群も公式チートをONにすれば入れ放題かつ使い放題なので
今のご時世で永遠の間を体験したい場合は、アーリーデイズコレクション版からプレイすると良い。
それでも、なお理不尽かつルール無用なインチキデュエリスト共が主人公を出迎えてくれる事だろう……

■余談

永遠の間は大部屋一つだけの作りになっているが、内部はアニメDMの乃亜編に登場した海底要塞内部とどことなく似ている。
ストーリー上で全く出番がなかった乃亜がここにいる事と、永遠の間は何らかの関係があるのだろうか…?

「対戦相手について」でも記載しているが、一部デュエリストからは極稀に三幻神獣のカードがアンティで手に入る事がある。
本作の神のカードは全て制限カードのため、2枚目以降を手に入れてもデッキに投入できないのだが、トレード用として使うなら話は変わってくる。
このゲームでは1枚以上持ってないカードをアンティカードとして提示する・ぼったくり&買い叩き上等のカード屋に売る・トレードに出す事は出来ない*12のだが、
三幻神獣のカードを1枚以上持っていれば、トレード制限をかいくぐり他のDM8カートリッジへ三幻神獣カードをトレード経由で送る事が出来るのだ。
これにより送った先のカートリッジで最序盤から三幻神獣揃い踏みという作中設定ガン無視なトンデモプレイも理論上は可能だが
複数枚入手が困難すぎる*13のと、これほどの高難度ゲームを別カートリッジにて再プレイしたいかと言われると…


追記・修正はフェニックスモードを頼らずに頑張ってください。

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最終更新:2025年06月11日 14:04

*1 自分の場に出ているモンスターよりも攻撃力が低い・召喚魔族による相性優劣を考慮すると良い

*2 フィールドの機械族モンスター1体につき、攻撃力・守備力が1000ポイントアップ。この永続効果は《パーフェクト機械王》自身も勘定に含めるため、実質攻撃力3700・守備力3200。《ラーの翼神竜 バトルモード》は機械族なので対面させると攻撃力4700と化し、攻撃を通してしまうと余裕で戦闘破壊される。

*3 例えば《ラーの翼神竜 バトルモード》と別のモンスター1体だけが自分フィールドにいてもモンスターが2体いるという扱いにはならない。ここにもう1体、別のモンスターを自分フィールドに召喚するとラヴァ・ゴーレムの召喚条件を満たす事になり、《ラーの翼神竜 バトルモード》以外のモンスター2体が強制的に生け贄となる。

*4 本作だと《地獄詩人へルポエマー》しかハンデス効果を持った効果モンスターは存在しないが…

*5 召喚そのものが行われないので《炎の剣士》が自分墓地の一番上へ送られたりもしない。ゲーム的には除外処理がなされているのだろうか…?

*6 ただし、どちらのモンスターも同能力帯のモンスターと比較するとコストが100上乗せされており、少々重い。

*7 強化魔法によって強化された能力値もコピーする

*8 相手の《闇晦ましの城》を奪った上で場に2体並べると、片方の《闇晦ましの城》だけは裏側表示にできる

*9 敵NPCは裏側表示モンスターの能力値を一切考慮せず、攻撃が通る状況であれば敵NPC側から見て右側にいる裏側表示モンスターへの攻撃を優先する。ただし表側表示になっていて倒せる相手モンスターがいれば、そちらへの攻撃が優先される。

*10 《荒野》にて強化されるのは乃亜が使う《ジャイアント・レックス》や《バーサーク・デッド・ドラゴン》程度。そもそも乃亜の場合は《聖神アレス》や《阿修羅》等の天使族を弱体化させる意味でも《闇》フィールドのままにしておいても特に問題ない

*11 《死者蘇生》&《心変わり》で生贄確保が不可能になるため(城1560+ガードナー100+巨大化500)×3=6480<初期ライフ8000を上回れない)。

*12 三幻神獣のカードはアンティカードとして選択したり、カード屋へ売却する事だけは元々出来ないようになっている。

*13 過去に社長と150回近くデュエルして勝利したが《オベリスクの巨神兵》を入手できたのは1回だけ。内部確率がどうなっているのかは不明だが三幻神獣カードのドロップ率は相当低いものと思われる