キングオブコント

登録日:2021/12/24 Fri 22:42:00
更新日:2025/04/16 Wed 12:23:22
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結 果 発 表 お お お お お お お お~!



コントの最高到達点



キングオブコントとは、吉本興業・TBSテレビ主催で2008年から開催されているお笑い賞レースである。略称・KOC。


●目次


【概要】

M-1グランプリR-1グランプリに次ぐコント日本一を決める賞レースとして2008年から開始。
お笑い賞レースでは初のキー局主催大会で、毎年9月下旬~10月初頭に決勝戦が生放送され、2020年以降は長時間特別番組「お笑いの日」のアンカーパートに組み込まれている。

優勝賞金はM-1グランプリと同額の1000万円。また大会スポンサーから副賞として様々な商品が授与される。

M-1グランプリに次ぐ権威のある大会であるが、開始当初のバラエティ番組はトークが主流で、コントスキルは必ずは求められないという事情もあってR-1ほど酷くはないがブレイクできる芸人は半々の状態であった。

ところが、不定期特番であった「有吉の壁」(日本テレビ)が2020年からゴールデンタイムにてレギュラー化したことで、番組に多数参加していた本大会の王者・ファイナリストであるコント芸人たちに再度注目が集まった。
その少し前から「にちようチャップリン」(テレビ東京)「ネタパレ」(フジテレビ)といったネタ見せ番組が増加していたことも相まって、コント芸人に対しても実力に見合う正当な評価がされる土壌が耕され、2021年大会ではファイナリストの大半と王者が「有吉の壁」の常連ということで大いに盛り上がることに。
他局の番組に助けられるってどういうことなの…

他の賞レースと異なり結成からの芸歴は関係なく、さらに2021年からは即興のユニットも参加可能となった。これは前年のM-1グランプリにてピン芸人同士のユニット『おいでやすこが』が準優勝しブレイクを果たしたことの影響が大きいとされる。
他の大会に比べて吉本勢の王者が少なく、事務所によっては「この大会で初の賞レース王者を輩出した」というケースも少なくない。

番組メインスポンサーはちょこちょこ変わっており、正式なタイトルは「〇〇(スポンサー名)キングオブコント」となる。
スポンサーはコントに因んで頭に「C」が付く企業や商品、放映時点で松本・浜田がCMキャラクターを務める企業が担当する例が多い。

総合司会はダウンタウン。2015年以降は松本は審査員に廻り、浜田が女性アシスタントと司会を担当。
冒頭に書いた結果を発表する際の浜田の叫び声がカラス撃退に効くということが「水曜日のダウンタウン」で証明され、以降それ見たさにチャンネルを合わせる人も増えたとか。

決勝のジンクスとして、
  • 現行のルールで昨年準優勝のグループが翌年決勝進出した場合最下位になる
  • トップバッターからの優勝者、準優勝者が多い
  • リベンジ勢からの優勝者は1組を除いて過去に3位か最下位を経験している
  • 逆に準優勝を経験してから優勝したグループが1組もいない
などが存在する。

また、他の賞レースに無い特徴として敗者復活戦の制度が存在しない(2020年以降)。
このため、オープニングではファイナリスト全員を集結させて撮影した非常にかっこよいPVが流れる。
このOPは2022年からは梅田サイファーによる、ファイナリストをテーマとしたラップを組み込んだものとなった。
ファイナリストの細かいネタ(代表的なネタ・かつてのコンビ名・出演番組等)を織り交ぜた歌詞が視聴者にも好評であり、ファイナリストになれば梅田サイファーに応援歌を作ってもらえるとも暗喩されている。

余談だが、『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』を除く主要お笑い賞レースで唯一、はりけ〜んずが予選のMCを務めていない大会である。
これは『R-1グランプリ』を除く主要お笑い賞レースで唯一芸歴・結成歴・性別の全てに制限が無いためだと思われ、現に予選のMCは全てピン芸人かコンビの片割れが担当している。


【審査方法】

決勝戦の審査方法は当初、準決勝で敗退した芸人が採点を行うという珍しい方式を取っていた。
これは「優勝者となる芸人を決めるのは、同じ舞台で戦った芸人自身」というコンセプトによるもの。

2015年からは通常の審査方式に変わり、松本とバナナマンさまぁ〜ずが担当。
お笑い賞レース審査員で関東勢が大半を占めた例はこの大会のみで、また審査員5名は賞レースの中では最少。
2021年からは松本を除いて審査員が交代。歴代王者から4名が選出された。
さらに2024年は松本の活動休止に伴い5人全員が歴代王者となった。

【歴代王者】

大喜利が得意でゲームや漫画にも造詣が深い竹若元博と、イベントプロデュースが優れているヨクスベールをちょくちょく服用してしまうバッファロー吾郎A*1からなるコンビ。吉本興業大阪→東京所属。
ナインティナイン・雨上がり決死隊・FUJIWARAなどを輩出したユニット「吉本印天然素材」出身のベテラン。
駆け出し時代の笑い飯ケンドーコバヤシ野性爆弾といった個性派芸人たちを見出し世に出るきっかけを作ったことでも知られる。
関東屈指のコント師バナナマンとの最終決戦を制し初代王者に輝いたが、審査方法も特殊だった*2ため一部でザワつくことに。
現在は両者の不仲*3に加え吉本興業の契約形態の違いからコンビでの活動はごく僅かとなっている。

  • 首都圏発! コント三銃士 東京03(2009)
誰よりもコントを愛する男・飯塚悟志と、芸能界屈指のプロレスオタクの豊本明長と、歌唱力と大声に定評のある角田晃広の3人によるトリオ芸人。プロダクション人力舎所属。
もともと飯塚と豊本は「アルファルファ」というコンビを組んでおり、そこにトリオ「プラスドライバー」に所属していた角田が合流したという経歴を持つ。
日常の何気ない風景を切り取り、ストーリー性を重視したコントはここで大きく世に出ると一躍人気となり、チケットのとれないコント師に。
優勝直後に出た「オールスター感謝祭」で司会の島田紳助から挨拶が無かったことを𠮟責される場面が意図せず映りこんでしまったトラブルでも有名になってしまった。
3人ともトークスキルが高いゆえピンでも活躍しているので豊本の激キモLINE流出もどこ吹く風。演技力に裏打ちされたCM・俳優業でも目ざましい活躍を続けている。
KOC王者屈指の出世株で、後年のコント芸人に与えた影響は計り知れないものがある。
飯塚はそのコントバカぶりが認められ、2021年から審査員を担当。

  • 瞬殺! 今夜本当のキングになる! キングオブコメディ(2010)
強烈なルックスの今野浩喜のボケに地味なルックスの高橋健一が突っ込むシュールなスタイルのコンビ。プロダクション人力舎所属。
この大会に臨むにあたり、テンパり屋の高橋に落ち着いて対処するための平常心を鍛えるべく今野はテトリスをプレイしながらネタ合わせをした*4という逸話がある。
2015年に高橋が窃盗容疑で逮捕されたことで解散となり、賞レース王者では初の解散コンビとなってしまった。以降今野は芸人から俳優に軸足を移し活躍している。
上記事情から大会中におおっぴらに存在に触れられたり「キングオブコントの会」に出演することはないものの、2022年以降は今野が番組ナレーションを担当している。

  • 帰ってきた! キングトリオ! ロバート(2011)
憑依芸人の秋山竜次・料理研究家の馬場裕之・ポケモンを始めとするゲームとボクシングに強い絵本作家の山本博のトリオ芸人。吉本興業東京所属。
秋山が幼なじみの馬場を北九州から強引に連れてきてNSCに入り、更にその後館林出身の山本を加えてトリオとなった。
強烈な秋山のキャラクターとそのボケに乗っかる馬場、そしてそれを困惑した曖昧な言葉ながらも冷静に突っ込む山本の絶妙なバランス芸が特徴。
「はねるのトびら」などへの出演で既に知名度は高かったが、この戴冠で賞レース王者の地位も手中に収め、以降様々な分野で活躍を見せるようになった。
2010年代後半からは秋山が「クリエイターズファイル」などの憑依芸企画で話題を呼び、馬場が石垣島に店を開くなど料理分野で活躍、山本がポケモンプレイヤー及びゲーム配信、「2、3年で20作」というペースでの絵本制作に軸を置いている。
このように3人とも一芸を極めるようになってピンの仕事が圧倒的に増えてしまい、馬場の意向から現在はトリオ活動は休止しており、解散説まで飛び出したほど。
秋山は2021年より審査員を担当。

  • 魂の雄たけび! 笑いの海賊 バイきんぐ(2012)
スキンヘッドで青ライダースの小峠英二と仕事に対してのやる気がまるでない天然・西村瑞樹のコンビ。SMA所属で、初の賞レース王者。
店や集まりなど日常の光景を舞台とした、ボケならぬ「バカ」な西村と、それに対する小峠の怒り気味のツッコミが持ち味。
小峠が筑豊田川、西村が尼崎の出身で、大分の自動車教習所での合宿免許がファーストコンタクト。
その後NSCの面接で再会したことで運命を感じ取ってコンビ結成に至ったという非常に珍しい経歴を持つ。
しかし伸び悩む時期が続き、大阪から東京に拠点を移し、ナベプロと東京吉本への移籍を繰り返した後当時吹き溜まりと言われていたSMAに定着。その後も全くハネずに小峠は決勝当日の朝もシロアリ駆除のアルバイトに赴いていたという。
しかしKOC優勝で大ブレイクし、小峠はイジられだけでなくイジりもできる人気MCに。西村もコントで見せるもの以上の変人であることが分かり、さらに近年のキャンプブームによりじゃない方芸人から脱却。東京03と並びKOC王者でも随一の出世株となった。
2021年から小峠は審査員、西村はちゃっかり会場リポーターを担当。なんて日だ!

  • 王座へ飛翔! リベンジ誓う笑いの翼 かもめんたる(2013)
早稲田大学のお笑いサークル、およびそれを前身としたお笑いユニット「WAGE」*5出身の岩崎う大と槙尾ユウスケのコンビ。サンミュージックプロダクション所属。
コントと言いながら演劇的でかなり怖いオチのネタが多く、「キングオブコントの会」でも他王者を交え不気味すぎるコントを披露し参加者の困惑を呼んでいる。
雛壇のトークスキルがないゆえに王者となった後も仕事が減っていったことに悩んでいた中、う大は所属事務所の先輩であるカンニング竹山のアドバイスから「劇団かもめんたる」を旗揚げし、その活動が中心となる。一方槙尾はカレー屋を開始した
こういった経緯から、しばらくはお笑い賞レース王者としては異例となる演出家・俳優業とカレー屋を中心に活動していた。
しかし、「有吉の壁」などネタ番組への出演やM-1グランプリへの参加により芸人としても再度注目を浴びるように。
また、う大はKOCへの愛が非常に強く、自身のnoteで毎年決勝戦のレビューを有料で公開しているほか、2020年からはセミファイナリストのネタを鑑賞したうえで採点し、改善案を提供する「キングオブう大」なる大会が毎年行われており*6、第16回大会優勝のサルゴリラをはじめとした多数のファイナリストたちがアドバイスを受けている。
これらの活動がきっかけとなり「ABCお笑いグランプリ」では実際に審査員を務めるなど、う大のお笑いに対する批評活動も高い評価を得ている。

  • ついに浮上! つきつめた狂喜のキャラ職人 シソンヌ(2014)
細身で物静かだが実は179cmあるじろうと吉本屈指のファッショニスタにしてブサメンである長谷川忍からなる、メガネで高身長という共通した特徴を持つコンビ。吉本興業東京所属。
その年の大会形式が特殊だった影響なのか、優勝後しばらくはテレビの仕事が増えなかったため「有吉の壁」では「キングオブコントは意味がない」と後輩へ自虐を込めてアドバイスした。
しかしその「有吉の壁」効果で仕事が急増し、じろうや映画やテレビドラマなど俳優業、長谷川はバラエティ番組の小物MCとしてピンでも活躍を見せる。更にはじろうの演技力に憧れを抱いていると公言する後輩コント師も一気に増え、じろう系芸人と括られるほど。
2021年はチョコレートプラネットとのユニット「チョコンヌ」で参戦したが、準決勝で敗退。
2024年大会では松本人志の芸能活動休止に伴いじろうが審査員に就任、長谷川も暫定ボックス席のリポーターを務めた。

  • 魅惑ボイスの大穴コンビ(ダークホース) コロコロチキチキペッパーズ(2015)
坊主頭のナダルと小柄な西野創人からなるコンビ。吉本興業大阪→東京所属。
最年少KOC王者となるが、西野や同期で大学の後輩の霜降り明星せいやなどが「アメトーーク」で暴露したナダルのやっべえぞ!な言動から(ナダルが)ブレイク。ネタやナダルのギャグを考えた西野はじゃない方になった。イっちゃってる!
その後、ナダルの素のキャラが濃すぎて漫才でもコントでもナダルの濃いキャラに合っていなかったり、ナダルのキャラに負けているコントが出来ないなど影響が出ていると西野は「しくじり先生」で語っている。M-1グランプリにも挑戦したものの、ナダルがネタをミスした時が一番受けてしまうとのこと。
決して優勝がピークという訳でこそないのだが、良くも悪くもKOC王者としてのイメージは年々薄くなっており、2023年「ドリーム東西ネタ合戦」に2015年準優勝のバンビーノと共に出演した際はどちらも「今ちょうどいい芸人」枠と一発屋枠での登場であり、優勝ネタでもあった卓球のネタを披露。しかしこれについて「営業でやって時空ゆがむほどスベったので7年テレビでは封印していた」と自虐していた。
「キングオブコントの会2022」では「伏線回収」ネタを披露するもやや受けで、翌年「キングオブコントの会2023」にて不在だったので「噂では一番スベったチームは外される」とイジられている。
そんなコロチキだが、実は元々コントよりも漫才を多く行っており、M-1では今のところ準々決勝まで進出している*7
というわけで2015年は「コント師屈辱の年」とネタにされているとか…

  • 芥川賞作家がひとめぼれ! ライス(2016)
メガネで六角精児似の関町知弘と、上川隆也似の田所仁からなる地味めなコンビ。吉本興業東京所属。
不祥事を起こしたわけでもないのに人気が低迷し、さらに「有吉の壁」に出てもハネないと言う賞レース王者史上最も不憫なコンビ。
近年では「王者になったのに新幹線のグリーン車に乗せてもらえなかった*8という不遇ぶりが話題となり、グリーン車に乗れたのは7年後の2023年だった*9
M-1で優勝したにもかかわらず大きくハネることがなかった銀シャリや笑い飯と合わせて「ご飯に関するコンビ名はブレイクには縁起が悪い」というジンクスになってしまった。
特番「キングオブコントの会」でも地味枠としていじられつつも出演している。

  • 浪速のエース! 狙うは王者(キング)のみ かまいたち(2017)
サイコな山内健司とのっぽの濱家隆一からなるコンビ。吉本興業大阪→東京所属。
優勝を果たしそれを機に東京へ進出したが、決勝でいきなり登場し鮮烈なネタを披露した無名のコンビ・にゃんこスターに大会後の話題を搔っ攫われ、「2017年KOC王者はにゃんこスター」というM-1におけるオードリーとNON STYLEのような扱いをされてしまう。
しかしその後も実績を残し続け2019年のM-1グランプリで準優勝。以降、同年王者のミルクボーイが関西拠点のままだったことも相まってテレビ仕事が激増し、今やテレビで見ない日はない超人気コンビとなる。
2021年から山内は審査員、濱家は2023年まで現場リポーター、2024年には松本人志の芸能活動休止に伴いコンビ揃って新たに「お笑いの日」の総合司会へと就任した。

  • ハナコ(2018)
坊主頭の熱血漢岡部大・小柄な秋山寛貴・サイコでゲラの菊田竜大からなるトリオ。ワタナベエンターテインメント所属。
この年にM-1を制覇した霜降り明星とともに「お笑い第7世代」を象徴するトリオとしてブレイクを果たし、ネタ番組のみならずMCまでも務める売れっ子に。2024年にはバラエティ『27時間テレビ 新しいカギ』連動で『サザエさん』に本人役で出演もしている。
特に岡部は『THE突破ファイル』内のドラマ「突破交番」でEXIT兼近大樹らと共に人気を集めたほか、NHK大河ドラマ連続テレビ小説両方に役名ありで出演するなど、俳優業でも活躍している。
KOC制覇は一見無名のダークホースによる大番狂わせのように思われがちだが、関東系芸人のお笑いライブ興行を担当するK-PROのライブではかなり前からその名を知られていた。
彼らの優勝以降K-PRO自体が注目されることになり、その後もモグライダーや錦鯉、ウエストランドなど同ライブ出身者で実績を残す芸人が多数現れた。
なお、この年に出演した「オールスター後夜祭」*10ではトリオということもあってか、司会の有吉とともに前述の東京03事件のパロディを行うこととなった。

  • どぶろっく(2019)
むっつりスケベのギター・森慎太郎とガッツリスケベの剛毛ボーカル・江口直人からなるコンビ。浅井企画所属で、どぶろっくは事務所初の賞レース王者。
佐賀県出身で、幼稚園から大学まで同じ学校に通っていた幼馴染でもある。
王道のネタも出来るが、最も得意なネタは下ネタ禁止の浅井企画*11とは思えないような下ネタソング。「あらびき団」の常連で優勝前から知名度は高かった。
そんな二人が披露したのは『大きなイチモツをください』。ゴールデンの生放送で下ネタというコンプライアンスなんぞくそ喰らえな大ネタで見事王者となった。
当初はエントリーする予定はなかったが、ある番組でケンドーコバヤシに「このネタはキングオブコント取れるよ」と高評価されたことで参加を決めたというエピソードがある*12
優勝決定後感極まり涙していたことを指摘された江口の「涙じゃなくて我慢汁です」という返しは伝説。

  • 人間味の欠如と充満 ジャルジャル(2020)
揃いの黒Tシャツにハーフパンツの装いが印象的で揃って下戸な後藤淳平と福徳秀介からなるコンビ。吉本興業東京所属。
4回目の挑戦で初の王者に。
M-1でも決勝に4回進出しながら優勝を逃しており、悲願の賞レース制覇となった。
2018年から自身のYouTubeチャンネルに毎日ネタ動画を投稿し続けており、総再生数は5億回を超える。
この大会で披露し優勝を掴んだネタ(『空き巣するのにタンバリン持ってきたやつ』)もライブの観客や動画のコメントの反応からウケを確認したものだったとのこと。
元々「めちゃ2イケてるッ!」でレギュラーを務めるなど一般的な知名度が低かったわけでもなく、むしろ駆け出しの頃から濃いファンも多くお笑いファンの間では厚い支持を得ていた。
故に王者になっても大きくハネはしなかったものの、その存在感は年々増しており独自の立ち位置を築いている。

  • ダメ人間の人生逆転劇場 空気階段(2021)
ひげで小太りでギャンブル好きで妻子に逃げられた鈴木もぐらと女装が恐ろしく似合うメンヘラバツイチ水川かたまりのコンビ。吉本興業東京所属。
2015年に芸歴4年目というキャリアの浅さで準決勝進出を果たしたことからコント好きの中では注目株として評価されており、3年連続3回目の決勝進出の機会で晴れて王者の座を手に入れた。
2019年にはドラマ『時効警察』(テレビ朝日)でもぐらが加害者・かたまりが被害者のメインゲスト*13で出演している。
ファーストで披露したネタ「火事」は審査員一同から「伝説になる」と最高の評価・歴代最高得点を受け、ファイナルもそのままの勢いで制覇した。
「有吉の壁」効果で(ry

  • 濃厚特盛ファンタジア ビスケットブラザーズ(2022)
赤いシャツで金髪のきんと青いシャツでメガネをかけた不潔原田泰雅のコンビで、両方とも身長170センチ、体重80キロ越えどころか公称よりもう30kgは確実にありそうという巨漢でもある。
吉本興業大阪所属で、よしもと漫才劇場在籍経験者としてはコロコロチキチキペッパーズ以来の優勝。
2013年以降毎年出場し、2019年で初の決勝進出、その後ytv漫才新人賞・NHK上方漫才コンテストで優勝と実績を積み、2022年に念願の王者となった。
トータルの得点は前年の空気階段を超える新記録を叩き出している。
独特でシュールなキャラクターを登場させるアクの強いネタが特徴で、『キングオブコントの会2023』では松本に「(色物じみていない)コットンを優勝させるべきだった」とネタにされた。
元々女性人気が低かったことに加え、優勝後の凱旋ライブに19人しか集まらなかったことや、王者獲得後にオファーが来たCMがゴミを漁る野良犬の格好をさせられた名古屋市清掃局の動画のみだったりと若干苦戦を強いられ気味で、松本の言う通り準優勝のコットンの方が売れてしまった。
この影響からか、前述の「キングオブう大」にも出演している。

  • 40年共に歩んだけもの道 サルゴリラ(2023)
三鷹生まれ、幼稚園で出会って以来40年来の幼なじみの赤羽健壱という魚と児玉智洋という魚によるコンビという魚。吉本興業所属。
元々はトリオ芸人「ジューシーズ」で、現在は家事タレントや構成作家として活躍する松橋周太呂が加入していた*14
ファイナリスト経験者のジャングルポケットらとともにトリオ芸人3組による番組『333 トリオさん』のレギュラーを長らく務めるなど期待を寄せられていたが、他の二組と異なりチャンスを掴み切れなかった。
コンビ「サルゴリラ」としては結成7年目となる2023年に初の決勝進出を果たすと、1本目に変人の手品師をモチーフとした「RULE」を披露し、圧倒的な得点でファーストステージを1位通過。2本目に披露したどんな物事も魚に例えまくるネタという魚「青春」も、1本目の魚と全く同じ点数という魚を記録した。その結果、前年に更新された最高得点をまたしても更新し、優勝を果たした。

  • 狂気と哀愁のコントブルース ラブレターズ(2024)
スキンヘッドでアナーキーな外見の塚本直毅と、出演したCMがネットミームになっている坊ちゃん刈りで童顔の溜口佑太朗のコンビ。ASH&Dコーポレーション所属。
結成2年目にして2011年大会で決勝進出。この年は7位に終わるが、この時披露したネタ「西岡中学校」はラブレターズの代表作として名高い。
その後も決勝進出を複数回果たすも、いずれの大会でも独創的なコントゆえか苦戦を強いられ、特に2014年大会では犬の心に94対7の大差で惨敗。
一時は新型コロナウイルスの流行もあって賞レースを意識したコントから遠ざかっていたが、東京03飯塚からの喝によって再起。2023年大会で実に7年ぶりとなる返り咲きを果たし、その翌年の2024年大会では史上最も熾烈な接戦を1点差で制し、悲願の優勝を成し遂げた。


【主なファイナリスト】

  • ライブ至上主義 バナナマン(2008)
MC技術と演技力とドSに定評のある設楽統と、強烈なルックスであり*15ながらダンスやモノマネを得意とする芸達者な日村勇紀によるコンビ。ホリプロコム所属。
二人の唯一無二のキャラクターを活かしたシュールなコントが特徴的だが、一方では乃木坂46の冠番組では長年司会を務め、ソロ活動に加えCM出演も多くお茶の間人気も随一。キングオブコントでは第1回大会で準優勝を果たし、その後第8回~第13回大会では両名ともに審査員も務めた。「キングオブコントの会」にも3回とも出演している。
色々な事情もあってか一部視聴者からは「実質初代王者なのでは?」との声があり、番組からもそのように扱われている節が…

  • 再起をかけた武者修行! 磨いたコントで狙うは王座 チョコレートプラネット(2008、2014、2018)
独創的な小道具を数多生み出す文字通りの「コント職人」であるプラネット担当長田庄平と、得意とするモノマネでR-1ぐらんぷりでも決勝進出経験のあるチョコレート担当松尾駿からなるコンビ。吉本興業東京所属。
コントによってボケ・ツッコミの担当を変えるという変わった取り組み方をしている。
有吉の壁の常連芸人であり、当番組において生まれたTT兄弟や、IKKO・和泉元彌のモノマネで大ブレイク。当初はコント以外でブレイクしたことが悩みだったが、YouTubeにおいても悪い顔選手権などで人気を博しており、いつしか各メディアで見ない日はない超人気コンビとなった。
本大会では第1回にて結成2年目ながら決勝進出し注目を浴び、その後も2度決勝進出を果たすが惜しくも優勝には届かず。
特に第11回はファーストステージを1位通過するもファイナルステージで「ロッチ現象」を起こしてしまいコケっぷりが話題に。その数年後には奇しくもその年の王者であるハナコと共に「新しいカギ」(フジテレビ)のレギュラーに抜擢されている。
また、7代目王者のシソンヌとは同期で、合同ユニットチョコンヌでライブを行うほか、第20回大会では準決勝まで進出した。

  • コント博士の異常な愛情 ザ・ギース(2008、2015、2018、2020)
パントマイム、ピアノ、ハープ、卓球と豊富な特技を持つ高佐一慈と、長身だからと野球経験がないのに広島東洋カープの入団テストを受験しようとした尾関高文によるコンビ。ASH&Dコーポレーション所属。読みはそのままに「THE GEESE」の名義で活動することもあるが、大会には一貫してカタカナ表記で参加している。
あらゆる表現技法を用いてネタを演出する前衛的な内容が持ち味であり、2015年大会では芸人がコントの内容を改良する様をそのままコントに落とし込んで見せたり、極め付きは2020年大会、高佐がハープを演奏するというボケのみのコントを5分間演じきるという極めて独自性の高いネタを披露した。
他方ではキングオブコント以外でのメディア露出の少なさや決勝戦で勝ちきれないことを自虐することもしばしばあり、2023年大会では二人より20歳以上若いながらに準決勝進出を果たした大学生トリオ・伝書鳩とのマイクパフォーマンスさながらの舌戦も話題となった。
また毎年元日に開催される配信ライブ「マヂカルラブリーno寄席」にて、主催のマヂラブや永野といった一癖も二癖もある共演者たちから毎回酷い扱いを受ける*16のが恒例行事となっている。

  • 4年ぶりの返り咲き! 新・浪花のエース 天竺鼠(2008、2009、2013)
地元鹿児島で番長だった経歴を持つ瀬下豊と、ケンカする瀬下の隣で立っていたら瀬下を従える裏番長と勘違いされていた元ヤンじゃない川原克己のコンビ。吉本興業大阪→東京所属。
川原の生み出す奇妙奇天烈な世界観が持ち味であり、結成4年目にして第1回大会で決勝進出、第2回にはKOC史上初の2年連続決勝進出を決め、第6回はファイナリスト唯一の吉本組として出場。一本目の「寿司」で強烈なインパクトを残し、二本目の「事故」が大きくハネるも、惜しくも3位となった。
更には採点後の際に川原が浜田を差し置いて審査員席のパンサーに感想を振り、瀬下もろともダウンタウンにその場でシバかれるという伝説(?)も残している。
川原は有り余る支離滅裂さからアート方面にも進出、個展を開くまでに。またソロで地上波の冠番組「天竺鼠の川原の」が放映されており、そちらでもシュールな持ち味を発揮しまくっている。
一方で瀬下も「アメトーーク」がきっかけで頼まれてもないのに自発的に体を張りに行く捨て身のリアクション芸で注目を浴びるが、それから間もなくして立て続けにスキャンダルが発覚。再び地上波から遠ざかっている。

  • 獲るまで辞めねぇ! 不屈のアラフォーファイター TKO(2008、2010、2011、2013)
投資に手を出したせいで松竹芸能を退社することになった木本武宏と、後輩に手を出したせいで松竹芸能を退社することになった木下隆行のコンビ。
最近は不祥事ばかりに目が行きがちだが、キングオブコントにおいて4度も決勝進出している歴としたコント職人であり、フリーとなった2023年には47都道府県を巡るコントツアーも行っている。
大阪で活動していた二人は度々東京進出に挑戦するも、4度にわたって結果を出せず出戻りを繰り返した中での第一回大会で決勝進出し、記念すべきトップバッターとして出場。このときは7位と揮わなかったが、ザ・イロモネアでの活躍などがプラスに作用し、東京進出にようやく成功。
2010年大会では自己最高の3位入賞。とりわけ木下演じる「モロゾフ後藤」のキャラを活かしたコントは同年大会の最高得点を得る大立ち回りを見せ、TKOの代名詞としてバラエティ番組でも度々演じられた。
2013年大会では5位に終わったが、問題はファーストステージで披露したネタの内容。木下扮する目玉が飛び出た異形の人形が自我を持って動き出し、最後には木本少年の頭を怒鳴って蹴り飛ばす狂気に満ちた展開に悲鳴がひっきりなしに上がる事態が発生。直前にネタを披露したアルコ&ピースのコントも人を選ぶ内容だった*17ことが災いし、お茶の間が凍り付いたことは悪い意味で伝説。

  • どん底から生還したビートメーカー 2700(2008、2011)
ツッコミないしリズム担当の八十島弘行とボケないしダンス担当のツネのコンビ。吉本興業大阪→東京所属。
八十島の歌唱に乗せてツネが動き回る歌ネタ・リズムネタに特化したスタイルを基本とし、結成8ヶ月目にして第1回大会に決勝進出。二度目の決勝となる第4回では代表作の「右肘左肘交互に見て」と本人でさえ何が面白いのかわからなくなったほど*18極めてシュールな「キリンスマッシュorキリンレシーブ」がハネて準優勝。プチブレイクを果たしコンビ揃って仮面ライダーにもなった*19
一方で2017年には占い師の勧めで「 ツネハッチャン」に改名するも約1年で元に戻す、2018年には一時期八十島が体調不良で休養*20、2019年には闇営業問題への関与が発覚し一時期謹慎を食らうなどの迷走・トラブルにも見舞われている。
その数年後にはツネがアメリカでスタンダップコメディアンになる夢を抱き、2023年に渡米のためコンビを脱退。八十島1人となったが2700は継続する方針で、現在新メンバーを募集中である。

  • 2冠を狙うM-1王者 サンドウィッチマン(2009)
今や国民的お笑い芸人となった、M-1グランプリの審査員でもおなじみの富沢たけしとゼロカロリー理論でおなじみの伊達みきおからなるコンビ。決勝進出当時はフラットファイヴ所属。
M-1グランプリ2007年王者であり、賞レース2冠王を目指しキングオブコントに殴り込み。
もともとコントにも非常に力を入れていたこともあり、ファーストステージではかなり高得点をたたき出すも、東京03に逆転負けを喫した。
また他局ではあるが、2020年からはバイきんぐ、かまいたちと共にフジテレビの不定期コント特番『ただ今、コント中。』のメインメンバーひいてはセンターとしても出演している*21

  • 4度目の正直! 見てろ! 親父はキングになる! しずる(2009、2010、2012、2016)
アドリブが要求される番組を出演NGにするほどのビビりにして極度のラーメン二郎愛好家・村上純と、かつてゴールデンボンバーになる前の鬼龍院翔とコンビを組んでいた超トガり芸人KAƵMA(旧芸名:池田一真)のコンビ。吉本興業所属。
マヂカルラブリー野田曰く「濃いキャラクターコントが主流だった東京吉本にシティ派コントを導入する契機を作った存在」であり、抒情的でさながらヒューマンドラマのようなコントを得意とする。
キングオブコント決勝でネタ披露する折にはそのような要素がマイナスとなり結果が伸び悩むこともあるものの、2009年には3位入賞を果たしている。しかしながら2016年を最後に決勝進出は途絶えており、2018年には初めて準決勝進出を逃した。
だがちょうどこの頃、2018年に池田が結婚したことをファミリーマートの店内放送で発表するという前代未聞の奇行に走る。これがきっかけとなり「逆張りな言動を向こう見ず・好戦的な姿勢で繰り返すヤバい奴」という新たなキャラが浸透。
唐突なKAƵMAへの改名*22も相まって、現在ではビビりで面倒くさい言動の目立つ村上共々イジられキャラとしての露出も増えている。不仲でも有名

  • お笑い怪物(モンスター)フルスロットル モンスターエンジン(2009・2011)
そういう芸風じゃないのにコント中に無理やり古畑任三郎のモノマネをぶっこむほどの田村正和ファン大林健二と、実家が鉄工所を営み、鉄工所ラップなどのネタでも知られる西森洋一のコンビ。吉本興業大阪所属。
コンビ結成1年強で『あらびき団』で披露したネタ「神々の遊び」が(ありていに言えば)バズったことと、M-1グランプリ決勝進出が奏功しブレイク。そして結成2年目にしてキングオブコント決勝にも彗星のごとく現れたことで、ついた渾名はズバリ「お笑い怪物(モンスター)」。2010年からは当時大売り出し中の若手芸人らによるバラエティ番組「ピカルの定理」レギュラーとなった。
非常に芸人仲間からのネタに対する支持が厚く、とりわけ2011年の決勝戦では、「YouTubeに投稿されていた特撮ヒーロー『ミスターメタリック登場シーン集』の模様」という、YouTube黎明期らしからぬ極めて革新的なネタを披露し3位に輝く。このネタは後年にわたって大会史に残る傑作として名前が挙がる他、YouTubeの無断転載動画を見るという設定のせいで逆に頻繁に無断転載されがちでもある

  • 熟成したコント職人 ロッチ(2009、2010、2015)
世界の果てまでイッテQ!でおなじみ、ロン毛眼鏡の中岡創一と、しっかりしているように見えて実はかなりの天然のコカドケンタロウによるコンビ。ワタナベエンターテインメント所属。
海外ロケが多いスケジュールの中でも毎年新ネタ限定の単独ライブを行う等、同事務所のコント師をアンガールズ(2017年ファイナリスト)共々牽引する存在である。
第8回大会においてファーストステージでは最高得点をたたき出すも、ファイナルステージで大失速してしまう。
松本人志から「ファーストステージで一番オモロかったのがロッチで、ファイナルで一番オモロなかったのがロッチ」とイジられ、その後他の賞レース含め同様の爆死パターンが「ロッチ現象」と称されることになるというありがたくない爪痕の残し方をしてしまった。

  • 冷静×情熱 奇跡の化学反応 ピース(2010)
太宰治を愛する後の芥川賞作家・又吉直樹と元おかみとも浮き名を流した熟女好き・綾部祐二のコンビ。吉本興業東京所属。
第3回にて決勝進出し、綾部演じる厳しいようで優しい男爵と又吉演じる手下の化け物とのハートフルコントが大ウケするも惜しくも2位に。しかし準優勝のジンクスに乗ってか直後に「ピカルの定理」レギュラー及びセンターに抜擢され、当時最後とされていたM-1グランプリで4位に輝くなどの快進撃により人気芸人の仲間入りを果たした。
また又吉は後輩であるライスの煽りV及びキャッチフレーズに登場したり、トリオからコンビになったサルゴリラの名付け親になるなど、後のチャンピオン達とも深く関わっている。
その後、2017年に綾部が予てからの夢だったアメリカ進出のためニューヨークへ移住し、コンビ活動は実質休止状態に。奇しくも優勝を争ったキングオブコメディの解散に続く形となった*23が、2022年には揃ってCM出演*24し、2023年にはトークライブを開催と、コンビ活動を徐々に再開している。

  • 電撃バカ! 1000万ボルト エレキコミック(2010)
DJとしても活躍しているもじゃもじゃ頭で歯並びの悪いやついいちろうと、地味すぎて芸人に見られない今立進からなるコンビ。トゥインクル・コーポレーション所属。
第1回、第2回と準決勝進出しており、第3回大会で決勝進出を果たしたものの1本目で727点と最低得点をたたき出してしまう。
そして2本目のネタではつかみで自虐し爆笑を取るも、ネタの単調さとやつい本人による審査前の「お願いしますよ!」という前フリゆえに720点とさらに最低得点を更新と散々な結果に終わってしまう。
あまりの突き抜けっぷりに逆に注目を浴び、本人たちもネタにするほかその後松本との共演が増えるきっかけになるなど、知名度上昇にはつながった模様。

  • 最多5度目の決勝! 悲願のキングへ さらば青春の光(2012~2015、2017、2018)
モルック日本代表のゴシッパー森田哲矢と、スキャンダルに事欠かないゴルファー東ブクロからなるコンビ。ザ・森東所属。
決勝進出回数6回は大会記録。
もともとは松竹芸能所属だったが、諸々の事情で円満退社(?)し、フリーを経て個人事務所ザ・森東を立ち上げ活動している。
テレビでは森田単独での出演が多いが、これは東ブクロがゴールデンの番組からNGを出されているというもっともらしい噂も出ている。それでも被害者の鬼ヶ島よりは出て(ry
また、漫才も行っており、2016年にはM-1グランプリで決勝進出、4位と好成績を収めた。

  • ダンソン返上 キング上等 バンビーノ(2014、2015)
ブラジルにサッカー留学の経験を持つスポーツマン石山大輔(現:石山タオル)と、落語家の4代目桂小文枝を叔父に持つ元料理人の藤田裕樹(現:藤田ユウキ)によるコンビ。吉本興業所属。
2014年に決勝進出を果たすと、当初1対1の対戦方式であったことから対戦相手のさらば青春の光のかませ犬という下馬評が大半を占める中、「ダンシングフィッソン族」のネタを披露。キャッチ―ながらどこかシュールなコントで爆笑を起こすと、勢いそのまま3位入賞を果たした。
翌2015年も決勝に進出すると、その年にメディア露出を増やしていた事もあってか前年以上の高得点を獲得しファイナルステージに進出。バンビーノの真骨頂ともいえる意味のないリズミカルな台詞が続く不条理なコント「スンシー」を披露。ファイナルステージの得点ではコロコロチキチキペッパーズを上回る善戦を見せるも、あと一歩で準優勝に終わった。

  • 体育会系 宇宙系 劇団系 ジャングルポケット(2015~2017、2020)
リーダーで高校時代柔道で愛知県優勝も成し遂げた体育会系・太田博久と、実家のもんじゃ屋がフィーチャーされることの多いポンコツ宇宙系・おたけと、馬主にもなるほどの競馬好きで濃い顔が特徴の劇団系・斉藤慎二からなっていたトリオ。吉本興業東京所属。
2015年に決勝初進出し頭角を現すと、その翌年にはファーストステージではライスと同点1位の結果を残し、ファイナルステージで僅差で敗れ準優勝に輝く。
ブレイク後もネタづくり担当の太田の意志もあって継続的にKOCには参戦し決勝の常連になってはいたが、2021年には斉藤の新型コロナウイルス感染により準決勝を辞退。さらに2024年には斉藤が不祥事により吉本興業との契約を解除され、今後はコンビで活動することに。
こうして苦境に立たされつつもファンからは「これからもキングオブコントに出てほしい」と応援の声も多く挙がっており、今後の動向が注目されている。

  • 史上初! 最速! 最年少! にゃんこスター(2017)
丸眼鏡が特徴のスーパー3助と、早稲田大学のお笑いサークル出身*25で151センチ、48キロのアンゴラ村長によるコンビ。同年ファイナリストのパーパーと並び、KOCファイナリスト初の男女コンビ
また、KOCファイナリスト初の事務所に所属していない芸人でもあり*26、更にコンビ結成5か月での決勝進出は歴代最短記録。
「リズム縄跳び」のネタで旋風を起こし、準優勝を果たしブレイク。相方同士で本当に交際しているなどといった目新しさもあり、一時期は優勝コンビのかまいたちを食うほどの存在感を見せていたが、程なくして人気は低迷して一発屋扱いされるようになり、二人の交際も破局。それでも解散はせずKOCへの出場も続け、2019年には漫才協会へ加入するなどして今もネタを跳び磨き続けている。
また上記のパーパーとは仲が良く、互いの男同士、女同士でそれぞれユニットを結成しM-1グランプリに出場するなど活動をしている。

  • 1/2477の化学反応 わらふぢなるお(2017~2019)
元調理師でコブラのようなキャラクターに扮するピンネタを持つふぢわらと、妻子持ちながら情けない言動で周囲から豚呼ばわりされ散々に弄られることの多い本当に豚のような男、口笛なるおのコンビ。
初めて決勝進出した際にはコンビでそれぞれ所属事務所が異なるという特異な状況*27で決勝進出。キャッチコピー「1/2477の化学反応」もこれに由来しており、別の某お笑い番組では「お笑い界のAKB48」というさすがに無理のあるキャッチコピーがついたことも。このときの順位は6位。
飄々とボケるふぢわらの怪演が功を奏し2018年には決勝第一ステージを突破するも、チョコプラの大滑りの陰で2つ目のネタが伸び悩みハナコに逆転されて準優勝。おまけに当時のバラエティはハナコとチョコプラの対立をネタにして準優勝はあまり話題にならず。
翌年2019年は更に最下位に沈む。さらにこの年準優勝だったうるとらブギーズが2020年に最下位、さらに2020年準優勝のニューヨークも翌年最下位に沈むという「準優勝の呪い」のジンクスを生んだコンビ*28でもある。
現在では漫才協会に加入しており、KOCの枠組みにとらわれない活動を行っている。

ゲームクリエイターとしても活躍するマッチョマン・野田クリスタルとピンクのベストと眼鏡がトレードマークの本名鈴木の村上によるコンビ。吉本興業東京所属。
2017年のM-1グランプリで歴史的な大敗を喫し、煽りVで「漫才師としてのマヂカルラブリーは死にました」と弄り混じりの紹介をされたりしたものの、2020年にはM-1チャンピオンに、そして野田がR-1グランプリのチャンピオンになり、史上初のトリプルファイナリストとなる。
まだ上位に食い込めてこそいないが、野田が霜降り明星・粗品*29とともに史上初のお笑い賞レース3冠王を狙える芸人だけに期待が寄せられている。

  • 悪意を操る無冠のブレイク芸人 ニューヨーク(2020、2021)
空手有段者で髪色を定期的に変える嶋佐和也と同じく空手有段者で芸人仲間の肖像版画で個展を開いた屋敷裕政のコンビ。吉本興業東京所属。
2019年M-1グランプリでの悪態がきっかけで注目を集め、翌年の第13回キングオブコントにも初進出となり2本とも高い評価を得て準優勝。
ラヴィット!」等のレギュラーも獲得し第14回にも満を持しての決勝進出となったが、まさかの最下位となり3年連続で昨年準優勝したグループが最下位になるというジンクスを継続、そのうえ史上初のM-1、KOC両方の大会で最下位になるというありがたくない称号を得てしまった。
こうして賞レースの酸いも甘いも味わったためか、これ以降は賞レースからの卒業を表明している。

  • おかげさまで5周年 ニッポンの社長(2020~2024)
元プロ野球選手の辻孟彦を弟に持ち、「ジュースごくごく倶楽部」というバンド*30を組んでいる辻と、「顔が尻みたいだから」という理由から芸名にしたコロチキ・ナダル曰く同期で一番トークが下手なケツによるコンビ。
次述のロングコートダディとは同じマンゲキ時代から共演が多く、同時に東京進出しており縁が深い存在。
上述のチョコレートプラネット同様、ネタによってボケとツッコミを変えており、ボケツッコミの無いネタも持つ。果てには「舞台上で取っ組み合いの喧嘩をする」というネタ?をしたこともある
2020年に決勝に初進出。そこで行ったネタ『ケンタウロス』が松本人志や爆笑問題に絶賛されたことで頭角を現し、そこから大会新記録となる5回連続決勝進出を成し遂げている。
また漫才も行っており、M-1グランプリでは準決勝に2度進出しているが、敗者復活戦にて会場近くの防災無線から「夕焼け小焼け」が流れてきてネタに思い切り被るという野外開催ゆえのハプニングに見舞われたことも

  • 無冠のコントジーニアス ロングコートダディ(2020、2022、2024)
座王では100勝を超え黄金ビブスを獲得している細身センスメガネこと堂前透と、『本名がダサいから』という理由で今の芸名を名乗っている兎*31によるコンビ。
こちらもボケとツッコミを(ry
2019年に初めて準決勝進出して以降2020、2022と決勝進出しさらにM-1グランプリでも2021、2022年に決勝に進出している。
2023年大会では兎の体調不良により準決勝を棄権という憂き目に遭うも、翌年は自身初のファイナルステージ進出。ソリッドなシステムをフル活用したコントで一定の評価を得続けている。

  • ポップスターの逆襲 コットン(2022、2024)
大学時代ミスター慶應に輝いた西村真二と女装に定評のある山咲トオル似のきょんのコンビ。吉本興業東京所属。
元々は「ラフレクラン」というコンビ名だったが、「覚えにくいし噛みやすい」との評判から2021年の「しくじり先生」内にて現コンビ名に改名した経緯を持つ*32
第15回大会で初めて決勝進出し、主に演技力が高評価されるも2位に。しかしこれまた準優勝のジンクスに乗ってか、前職が広島ホームテレビアナウンサーだった西村の経歴や、きょんのやらせ疑惑が起きてしまうも第21回R-1グランプリ準優勝が注目を集め、レギュラー番組を獲得するなど第15回大会における出世株といっていいほどにブレイク。
そして2年後の第17回大会で再び決勝進出するも、今度は呪いのジンクスに擦ってしまったのか9位に終わっている。

  • 狂い咲きコントドランカー や団(2022~2024)
格闘技好きで『獣珍サンダー・ライガー』として西口プロレス参戦経験もある本間キッドと、リーダーでラーメンをこよなく愛する中嶋亨と、183センチの長身がトレードマークのロングサイズ伊藤からなる弾丸コントトリオ。SMA NEET Project所属。
他事務所からの移籍が多いSMAにおいて、やす子とともに数少ない生え抜きの芸人。
KOCには第1回大会から参加し続けていたが、15回目となる2022年に初の決勝進出。コントのリアリティが飯塚に高く評価され3位の成績を残し頭角を現す。
リベンジを目指し翌年以降も決勝戦には勝ち残るものの、2023年は3点差、2024年は2点差でファイナルステージ進出を逃している。ただ2024年大会の中嶋はその日ラーメンを4杯食べたらしく、終始幸せそうにしていた
なおSMA芸人らしく(?)3人揃って華が無いとも言われ、ファイナリストになってなお金欠に接して日雇いアルバイトしているところを後輩芸人に度々見られるといった類のエピソードも尽きなかったが、2回目の決勝戦進出後はようやくなんとか生活できるようになったのだとか。

  • コントで結んだ悪魔の契約 最高の人間(2022)
多額の借金を抱える元祖クズ芸人・岡野陽一と、女芸人No.1決定戦 THE W4代目チャンピオンの吉住からなる、KOC史上初のピン芸人同士によるユニット。プロダクション人力舎所属。
岡野は過去に巨匠というコンビで2度決勝進出を果たしており、違うグループでの決勝進出もこれまた史上初である。相方がいなくなった岡野がクズ芸人キャラでバラエティ番組でブレイクし、ネタをやらなくなったことを見かねた事務所の頼みで結成された。
史上初のユニット同士での決勝進出に加え、準決勝で非常に高い評価を得ていたため注目を集めていたが、6位に終わっている。
一方で優勝候補とはされているものの、決勝直前に酒に酔った岡野のとある振る舞いに吉住が激怒する解散危機があったともされ、ともかく翌年は不出場。未来やいかに。

  • 一撃必殺のダーティプレイヤー カゲヤマ (2023)
YouTubeチャンネル「あむあむWORLD」での「スリル」の企画*33でおなじみの益田康平と、KOC決勝当日に会場にチャリで来た妹キャラ(?)のタバやん。によるコンビ。東京吉本所属。
M-1グランプリ2022において、それまで1〜2回戦落ちであったところをあまりにもキモ過ぎる漫才で突如準決勝まで勝ち上がったことから徐々に頭角を表し始め、翌2023年にKOCで初のお笑い賞レースの決勝戦まで勝ち上がった。
その2023年大会ではかなり不利な出順とされるトップバッターとなる。
しかし、益田が尻を丸出しにするインパクトが強い裸芸で直後のニッポンの社長共々審査員の思考回路をバグらせたのか469点を獲得し歴代トップバッターの最高得点を塗り替え、それどころか何とそのまま真っ先にファイナルステージ進出を決めるという離れ業をやってのけた。


【その他のファイナリスト】

  • 無限のコント製造マシーン インパルス(2009、2011)
  • 俺らが獲らなきゃ誰が獲る! 4年越しのお笑いリベンジャー ラバーガール(2010、2014)
  • 崖っぷち返上! 絶叫コント三人衆 鬼ヶ島(2011、2013)
  • 屈辱をバネに!今年こそトップを獲る! トップリード(2011、2012)
  • 復活のコントプリンス うしろシティ(2012、2013、2015)
  • 演劇界からの5人の刺客 夜ふかしの会(2012)
  • コントで魅せる漫才(ソウル) 銀シャリ(2012)
  • 制御不能のコントジェントル ジグザグジギー(2013、2016、2023)
  • 念願の夢舞台 解放!コント(スピリッツ) アルコ&ピース(2013)
  • 吠えろ苦節17年! 夢の舞台で負け犬返上! 犬の心(2014)
  • 借金王(クズ)からコント王(キング)へ 巨匠*34(2014、2015)
  • 三度目の正直!進化を遂げた本格派 アキナ(2014、2015、2017)
  • お笑い界の下剋上!目指せ 史上最年少キング リンゴスター(2014)
  • 一発屋(ラララライ)から王者へ 藤崎マーケット(2015)
  • 太っちょエンターテイナー タイムマシーン3号(2016)
  • 駐輪場のおじさんがスターへ! だーりんず(2016、2018)
  • 正体不明のダークホース ななまがり(2016)
  • 18年目の原点回帰 アンガールズ(2017)
  • 前人未到!無所属(フリー)からキングへ ゾフィー(2017、2019)
  • 不思議系ニュータイプ パーパー(2017)
  • 三者三様の聖三角形 GAG*35(2017〜2020)
  • ロビンフット(2018)
  • やさしいズ(2018)
  • バカバカしい世界への案内人 うるとらブギーズ(2019〜2021)
  • 嘆きのトライアングル ネルソンズ(2019、2022)
  • コント・ドリーム・ビリーバー かが屋(2019、2022)
  • パワーワードの錬金術師 滝音(2020)
  • 激情型コント職人 ザ・マミィ(2021)
  • 不遇の天才第7世代 男性ブランコ(2021)
  • 濃厚キャラのこってり仕立て ジェラードン(2021)
  • 哀愁のコミカルホラー 蛙亭(2021、2023)
  • 演技派コントジャンキー そいつどいつ(2021)
  • 異才のバカゲークリエイター クロコップ(2022)
  • バカ犬どものじゃれ合いショー いぬ(2022)
  • 予測不能のコント策士 ファイヤーサンダー(2023、2024)
  • 進化した奇想天外ワールド 隣人(2023、2024)
  • トリオコントNEWジェネレーション ゼンモンキー(2023)
  • クセあり空間支配人 シティホテル3号室(2024)
  • 自由形エンターテイナー ダンビラムーチョ(2024)
  • 荒唐無稽のトリプルプレー cacao(2024)


【歴代大会結果】

第1回大会 (2008)


Aリーグ
順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 出番順 得点 最終票
1位 バッファロー吾郎 よしもとCA大阪 熟成されて19年 2番 460点 5票
2位 ザ・ギース ASH&Dコーポレーション 解散をかけた挑戦! 3番 400点 -
3位 天竺鼠 よしもとCA大阪 野心と情熱のコント志士 4番 388点
4位 TKO 松竹芸能 全国区 5回目の正直 1番 368点

Bリーグ
順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 出番順 得点 最終票
1位 バナナマン ホリプロコム ライブ至上主義 3番 482点 2票
2位 ロバート よしもとCA東京 世にも奇妙な三重奏 2番 473点 -
3位 チョコレートプラネット よしもとCA東京 未確認コント星人 1番 415点
4位 2700 よしもとCA大阪 結成半年の奇跡(ミラクル)コンビ 4番 327点

総エントリー数は2146組。

審査員は準決勝進出芸人100人。この大会のみ審査員1人当たりの持ち点は5点だった。
また、最終決戦の投票方法がファイナリストによる口頭発表であり、事務所の先輩後輩による忖度が発生すること等から物議を醸してしまい、後に改められることになった。

第2回大会 (2009)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 東京03 プロダクション人力舎 首都圏発! コント三銃士 初出場 1番/7番 835点/953点 1788点
2位 サンドウィッチマン フラットファイヴ 2冠を狙うM-1王者 初出場(ノーシード) 7番/8番 878点/865点 1743点
3位 しずる よしもとCA東京 静かなる技巧派コント職人 初出場 6番/6番 820点/831点 1651点
4位 インパルス よしもとCA東京 無限のコント製造マシーン 初出場 8番/3番 767点/868点 1635点
5位 モンスターエンジン よしもとCA大阪 お笑い怪物(モンスター)フルスロットル 初出場 3番/4番 771点/855点 1626点
6位 ロッチ ワタナベエンターテインメント 遅れてきた本格派ルーキー 初出場(ノーシード) 4番/5番 807点/804点 1611点
7位 天竺鼠 よしもとCA大阪 唯一の2年連続ファイナリスト 2年連続2回目 5番/1番 723点/829点 1552点
8位 ジャルジャル よしもとCA大阪 逆襲を誓う若き浪花のコント師 初出場 2番/2番 734点/805点 1539点

総エントリー数は2584組。

審査員は準決勝進出芸人100名。1人当たりの持ち点が10点に増額され、1000点満点となった。
また、今大会からネタを2回行い、その合計点数で最終順位を決める「フィギュア方式」が採用された*36

第3回大会 (2010)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 キングオブコメディ プロダクション人力舎 瞬殺! 今夜本当のキングになる! 初出場 4番/8番 908点/928点 1836点
2位 ピース よしもとCA東京 冷静×情熱 奇跡の化学反応 初出場 3番/4番 827点/942点 1769点
3位 TKO 松竹芸能 芸歴19年! 驚異のチャレンジャー 2年ぶり2回目 1番/2番 820点/916点 1736点
4位 ジャルジャル よしもとCA東京 逆襲を誓う若き浪花のコント師 2年連続2回目 5番/5番 829点/898点 1727点
5位 ラバーガール プロダクション人力舎 東京03(キング)の秘蔵っ子 初出場 7番/6番 864点/830点 1694点
6位 しずる よしもとCA東京 玉座奪還 狙うはNo.1 2年連続2回目 8番/7番 898点/772点 1670点
7位 ロッチ ワタナベエンターテインメント コントワールド無限大 2年連続2回目 2番/3番 826点/781点 1607点
8位 エレキコミック トゥインクル・コーポレーション 電撃バカ! 1000万ボルト 初出場 6番/1番 727点/720点 1447点

総エントリー数は3009組。初めて3000組を超えた。

審査員は準決勝進出芸人100名。

第4回大会 (2011)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 ロバート よしもとCA東京 帰ってきた! キングトリオ! 3年ぶり2回目(ノーシード) 3番/8番 942点/934点 1876点
2位 2700 よしもとCA東京 どん底から生還したビートメーカー 3年ぶり2回目 5番/7番 884点/925点 1809点
3位 モンスターエンジン よしもとCA大阪 お笑い怪物(モンスター)フルスロットル 2年ぶり2回目 6番/5番 843点/919点 1762点
4位 インパルス よしもとCA東京 無限のコント製造マシーン 2年ぶり2回目 8番/4番 815点/881点 1696点
5位 鬼ヶ島 プロダクション人力舎 受け継ぐキングのDNA 初出場 7番/6番 874点/805点 1679点
6位 TKO 松竹芸能 芸歴20年! 不屈のアラフォーファイター 2年連続3回目 2番/2番 757点/877点 1634点
7位 ラブレターズ ASH&Dコーポレーション 無印(ノーマーク)のシンデレラボーイ 初出場(ノーシード) 4番/3番 790点/798点 1588点
8位 トップリード 太田プロダクション トップで狙う! 初出場! 初優勝! 初出場 1番/1番 750点/765点 1515点

総エントリー数は3026組。

審査員は準決勝進出芸人100名。

第5回大会 (2012)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 バイきんぐ SMA NEET Project 魂の雄たけび! 笑いの海賊 初出場 8番/8番 967点/974点 1941点
2位 さらば青春の光 松竹芸能 浪速の通天閣ルーキー 初出場 1番/5番 862点/945点 1807点
3位 かもめんたる サンミュージックプロダクション 夢よ再び! 今夜羽ばたく! 初出場(ノーシード) 4番/6番 883点/907点 1790点
4位 しずる よしもとCA東京 三度目の正直! キングを狙うリベンジャー 2年ぶり3回目 6番/7番 913点/875点 1788点
5位 うしろシティ 松竹芸能 学生服の泣き虫ボーイズ 初出場 5番/4番 843点/837点 1680点
6位 夜ふかしの会 劇団夜ふかしの会(フリー) 演劇界からの5人の刺客 初出場 7番/3番 778点/717点 1495点
7位 銀シャリ よしもとCA大阪 コントで魅せる漫才(ソウル) 初出場 2番/2番 754点/732点 1486点
8位 トップリード 太田プロダクション 屈辱をバネに! 今年こそトップを獲る! 2年連続2回目 3番/1番 711点/683点 1394点

総エントリー数は2971組。

審査員は準決勝進出芸人100名。

第6回大会 (2013)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 かもめんたる サンミュージックプロダクション 王座へ飛翔! リベンジ誓う笑いの翼 2年連続2回目 3番/8番 923点/982点 1905点
2位 鬼ヶ島 プロダクション人力舎 崖っぷち返上! 絶叫コント三人衆 2年ぶり2回目 2番/7番 904点/950点 1854点
3位 天竺鼠 よしもとCA大阪 4年ぶりの返り咲き! 新・浪花のエース 4年ぶり3回目 4番/4番 879点/946点 1825点
4位 さらば青春の光 フリー ドン底から王者へ! 無所属(ロンリー)ファイナリスト 2年連続2回目 8番/6番 899点/847点 1746点
5位 TKO 松竹芸能 獲るまで辞めねぇ! 不屈のアラフォーファイター 2年ぶり4回目 6番/5番 896点/808点 1704点
6位 ジグザグジギー マセキ芸能社 覚醒! ウンナン遺伝子の継承者 初出場 7番/2番 825点/819点 1644点
7位 アルコ&ピース 太田プロダクション 念願の夢舞台 解放! コント(スピリッツ) 初出場 5番/3番 831点/808点 1639点
8位 うしろシティ 松竹芸能 再び約束の地へ! 舞い戻ったニューコント王子様(プリンス) 2年連続2回目 1番/1番 773点/814点 1587点

総エントリー数は2988組。

審査員は準決勝進出芸人100名。

第7回大会 (2014)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 1stネタ順 finalネタ順
優勝 シソンヌ よしもとCA東京 ついに浮上! つきつめた狂喜のキャラ職人 初出場 第1試合先攻 5番手
finalステージ進出 チョコレートプラネット よしもとCA東京 再起をかけた武者修行! 磨いたコントで狙うは王座 6年ぶり2回目(ノーシード) 第5試合先攻 1番手
バンビーノ よしもとCA大阪 言葉はいらねぇ! 世界を笑わす浪速の新星 初出場 第3試合先攻 2番手
犬の心 よしもとCA東京 吠えろ苦節17年! 夢の舞台で負け犬返上! 初出場 第4試合後攻 3番手
ラバーガール プロダクション人力舎 俺らが獲らなきゃ誰が獲る! 4年越しのお笑いリベンジャー 4年ぶり2回目 第2試合先攻 4番手
1stステージ敗退 巨匠 プロダクション人力舎 笑いで一括返済! 借金王からコント王へ 初出場 第1試合後攻 -
リンゴスター プロダクション人力舎 お笑い界の下剋上! 目指せ史上最年少キング 初出場(ノーシード) 第2試合後攻
さらば青春の光 ザ・森東 3年連続ファイナリスト! 我が道を行く雑草コンビ 3年連続3回目 第3試合後攻
ラブレターズ ASH&Dコーポレーション いじめられっこの逆襲! 王者になって奴らを見返せ! 3年ぶり2回目 第4試合先攻
アキナ よしもとCA大阪 解散からの再出発(リスタート)! 絆でつかめ笑いの頂点 初出場(ノーシード) 第5試合後攻

総エントリー数は2811組。

今大会で大会形式がそれまでのフィギュア方式から「一騎打ち方式」に変化し、それに伴い引き分けを避けるために審査員が101名になった。

第8回大会 (2015)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 コロコロチキチキペッパーズ よしもとCA大阪 魅惑ボイスの大穴コンビ(ダークホース) 初出場(ノーシード) 4番/4番 468点/465点 933点
2位 バンビーノ よしもとCA大阪 ダンソン返上 キング上等 2年連続2回目 6番/3番 455点/471点 926点
3位 ロッチ ワタナベエンターテインメント 熟成したコント職人 5年ぶり3回目 8番/5番 478点/429点 907点
4位 ジャングルポケット よしもとCA東京 クドさ全開! 演劇トライアングル 初出場 2番/1番 445点/451点 896点
5位 藤崎マーケット よしもとCA大阪 一発屋(ラララライ)から王者へ 初出場 1番/2番 451点/442点 893点
6位 アキナ よしもとCA大阪 浪速の超新星 2年連続2回目 9番 437点 437点
7位 ザ・ギース ASH&Dコーポレーション 7年越し 悲願のセカンドチャンス 7年ぶり2回目 7番 428点 428点
7位 巨匠 プロダクション人力舎 借金王(クズ)からコント王(キング) 2年連続2回目 10番 428点 428点
9位 うしろシティ 松竹芸能 復活のコントプリンス 2年ぶり3回目 5番 424点 424点
10位 さらば青春の光 ザ・森東 史上初4年連続出場 4年連続4回目 3番 419点 419点

総エントリー数は2455組。

今大会から審査員がそれまでの準決勝進出芸人から、バナナマン(設楽統日村勇紀)、さまぁ〜ず(三村マサカズ、大竹一樹)、審査委員長・松本人志の5人体制に変更。
点数も1人100点の500点満点形式となった。

今大会から決勝戦がM-1グランプリのような2ステージ制へと変わり、ネタ後の講評の時間も増加した。

第9回大会 (2016)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 ライス よしもとCA東京 芥川賞作家がひとめぼれ! 初出場(ノーシード) 10番/4番 466点/470点 936点
2位 ジャングルポケット よしもとCA東京 王座を狙う! 演技派コント三銃士! 2年連続2回目 6番/5番 466点/464点 930点
3位 かまいたち よしもとCA大阪 浪速のエースが旋風を巻き起こす! 初出場(ノーシード) 4番/3番 458点/456点 914点
4位 タイムマシーン3号 太田プロダクション 太っちょエンターテイナー 初出場(ノーシード) 8番/2番 445点/448点 893点
5位 かもめんたる サンミュージックプロダクション 前人未到! 2度目のキングへ! 3年ぶり3回目 3番/1番 444点/439点 883点
6位 しずる よしもとCA東京 4度目の正直! 見てろ! 親父はキングになる! 4年ぶり4回目 1番 443点 443点
7位 ジグザグジギー マセキ芸能社 蛇行の先に栄光をつかみとれ! 3年ぶり2回目 9番 433点 433点
8位 だーりんず SMA NEET Project 駐輪場のおじさんがスターへ! 初出場 7番 431点 431点
9位 ななまがり よしもとCA東京 正体不明のダークホース 初出場 5番 430点 430点
10位 ラブレターズ ASH&Dコーポレーション コントの神様へ 届け! この想い! 2年ぶり3回目 2番 424点 424点

総エントリー数は2511組。

第10回大会 (2017)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 かまいたち よしもとCA大阪 浪速のエース! 狙うは王者(キング)のみ 2年連続2回目 3番/4番 464点/478点 942点
2位 にゃんこスター フリー 史上初! 最速! 最年少! 初出場(ノーシード) 7番/5番 466点/462点 928点
3位 さらば青春の光 ザ・森東 最多5度目の決勝! 悲願のキングへ 2年ぶり5回目(ノーシード) 6番/3番 455点/467点 922点
4位 ジャングルポケット よしもとCA東京 目指せ! 悲願のウイニングラン 3年連続3回目 2番/2番 452点/458点 910点
5位 アンガールズ ワタナベエンターテインメント 18年目の原点回帰 初出場 4番/1番 452点/452点 904点
6位 わらふぢなるお サンミュージックプロダクション 1/2477の化学反応 初出場 1番 434点 434点
7位 アキナ よしもとCA大阪 三度目の正直! 進化を遂げた本格派 2年ぶり3回目 8番 432点 432点
8位 ゾフィー フリー 前人未到! 無所属フリーからキングへ 初出場 10番 422点 422点
9位 パーパー マセキ芸能社 不思議系ニュータイプ 初出場 5番 421点 421点
10位 GAG少年楽団 よしもとCA東京 10年目につかんだ涙のファイナル 初出場 9番 419点 419点

総エントリー数は2477組。

第11回大会 (2018)


順位 グループ名 所属事務所 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 ハナコ ワタナベエンターテインメント 初出場 3番/1番 464点/472点 936点
2位 わらふぢなるお グレープカンパニー 2年連続2回目 8番/2番 468点/454点 922点
3位 チョコレートプラネット よしもとCA東京 4年ぶり3回目 6番/3番 478点/440点 918点
4位 さらば青春の光 ザ・森東 2年連続6回目 4番 463点 463点
5位 ロビンフット SMA NEET Project 初出場 9番 462点 462点
6位 ザ・ギース ASH&Dコーポレーション 3年ぶり3回目 10番 458点 458点
7位 マヂカルラブリー よしもとCA東京 初出場 2番 443点 443点
8位 だーりんず SMA NEET Project 2年ぶり2回目 5番 437点 437点
8位 GAG よしもとCA東京 2年連続2回目 7番 437点 437点
10位 やさしいズ よしもとCA東京 初出場 1番 419点 419点

総エントリー数は2490組。

第1回大会から続いていた芸人キャッチフレーズが廃止された。

今大会から、ファイナルステージ進出芸人が5組から3組へと変更された。

大会史上初の試みとなる、決勝進出者が当日に発表されるファイナリストシークレット制度が導入された。
……のだが、芸人からしてみればファイナル進出を言いたいのに言えないが仕事には影響するというストレスのたまる事態になってしまった。
更にCMでシルエットが映し出されてしまったことで、シークレットにした意味がないと内外から批判を浴びた。

第12回大会 (2019)


順位 グループ名 所属事務所 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 どぶろっく 浅井企画 初出場(ノーシード) 6番/3番 480点/455点 935点
2位 うるとらブギーズ 吉本興業 東京 初出場 1番/2番 462点/463点 925点
3位 ジャルジャル 吉本興業 東京 9年ぶり3回目 5番/1番 457点(3票)/448点 905点
4位 GAG 吉本興業 東京 3年連続3回目 8番 457点(2票) 457点
5位 ゾフィー グレープカンパニー 2年ぶり2回目 9番 452点 452点
6位 ネルソンズ 吉本興業 東京 初出場 2番 446点 446点
ビスケットブラザーズ 吉本興業 大阪 初出場 4番 446点 446点
かが屋 マセキ芸能社 初出場 7番 446点 446点
9位 空気階段 吉本興業 東京 初出場 3番 438点 438点
わらふぢなるお グレープカンパニー 3年連続3回目 10番 438点 438点

総エントリー数は2413組。

昨年同様ファイナリストシークレット制度が施行された。

第13回大会 (2020)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 ジャルジャル 吉本興業 東京 人間味の欠如と充満 2年連続4回目 5番/3番 477点/464点 941点
2位 ニューヨーク 吉本興業 東京 隠れ悪意のファンタジスタ 初出場 9番/2番 461点/463点 924点
3位 空気階段 吉本興業 東京 不可思議世界からの誘い 2年連続2回目 4番/1番 458点/463点 921点
4位 ザ・ギース ASH&Dコーポレーション コント博士の異常な愛情 2年ぶり4回目 6番 457点 457点
5位 ニッポンの社長 吉本興業 大阪 奇怪なるファンシーワールド 初出場 8番 454点 454点
ジャングルポケット 吉本興業 東京 体育会系 宇宙系 劇団系 3年ぶり4回目 10番 454点 454点
7位 ロングコートダディ 吉本興業 大阪 脱力系技巧派マイスター 初出場 3番 446点 446点
8位 滝音 吉本興業 大阪 パワーワードの錬金術師 初出場 1番 445点 445点
GAG 吉本興業 東京 三者三様の聖三角形 4年連続4回目 2番 445点 445点
10位 うるとらブギーズ 吉本興業 東京 キレとコクの芳醇空間 2年連続2回目 7番 440点 440点

総エントリー数は1707組。新型コロナウイルスの影響もあってか、史上最少のエントリー数である。

ファイナリストシークレット制度が廃止となり、3年ぶりにファイナリストが事前開示された影響により、3大会ぶりにキャッチフレーズが復活した。

第14回大会 (2021)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
1位 空気階段 吉本興業 東京 ダメ人間の人生逆転劇場 3年連続3回目 9番/3番 486点/474点 960点
2位 ザ・マミィ プロダクション人力舎 激情型コント職人 初出場 8番/2番 476点/459点 935点
男性ブランコ 吉本興業 東京 不遇の天才第7世代 初出場 3番/1番 472点/463点 935点
4位 ニッポンの社長 吉本興業 大阪 奇々怪々のコントカンパニー 2年連続2回目 5番 463点 463点
5位 ジェラードン 吉本興業 東京 濃厚キャラのこってり仕立て 初出場 2番 462点 462点
6位 蛙亭 吉本興業 東京 怪女の微笑み 凡人の狂気 初出場 1番 461点 461点
7位 うるとらブギーズ 吉本興業 東京 バカバカしい世界への案内人 3年連続3回目 4番 460点 460点
8位 そいつどいつ 吉本興業 東京 演技派コントジャンキー 初出場 6番 456点 456点
9位 マヂカルラブリー 吉本興業 東京 予測不能の魔法空間 3年ぶり2回目 10番 455点 455点
10位 ニューヨーク 吉本興業 東京 悪意を操る無冠のブレイク芸人 2年連続2回目 7番 453点 453点

総エントリー数は3015組。10年ぶりにエントリー数が3000組を超えた。

今大会から松本以外の審査員が一新され、歴代キングからかまいたち 山内健司、ロバート 秋山竜次、バイきんぐ 小峠英二、東京03 飯塚悟志が就任。
キングオブコントが組み込まれた大型番組「お笑いの日」のワンコーナーごとに一人ずつ発表するという形式で発表され、飯塚はキングオブコントの冒頭で発表された。

今大会では様々なリニューアルが試みられ、第2回大会から続いていた番組ロゴの変更、即席ユニット*37での参加可能、公式YouTubeの開設などが話題となった。



第15回大会 (2022)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
優勝 ビスケットブラザーズ 吉本興業 大阪 濃厚特盛ファンタジア 3年ぶり2回目 8番/3番 481点/482点 963点
2位 コットン 吉本興業 東京 怪演ドラマチックシアター 初出場 7番/2番 470点/474点 944点
3位 や団 SMA NEET Project 不屈の弾丸コント15度目の正直 初出場 6番/1番 470点/473点 943点
4位 ネルソンズ 吉本興業 東京 嘆きのトライアングル 3年ぶり2回目 2番 466点 466点
5位 かが屋 マセキ芸能社 コント・ドリーム・ビリーバー 3年ぶり2回目 3番 463点 463点
6位 最高の人間 プロダクション人力舎 コントで結んだ悪魔の契約 初出場*41 10番 462点 462点
7位 ロングコートダディ 吉本興業 大阪 天下御免の小競り合い 2年ぶり2回目 5番 461点 461点
8位 クロコップ ケイダッシュステージ 異才のバカゲークリエイター 初出場 1番 460点 460点
9位 いぬ 吉本興業 東京 バカ犬どものじゃれ合いショー 初出場 4番 459点 459点
10位 ニッポンの社長 吉本興業 大阪 THEマッドコントファクトリー 3年連続3回目 9番 455点 455点

総エントリー数は3018組。昨年に引き続き3000組を超えた。




第16回大会 (2023)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
優勝 サルゴリラ 吉本興業 東京 40年共に歩んだけもの道 初出場 9番/3番 482点/482点 964点
2位 カゲヤマ 吉本興業 東京 一撃必殺のダーティープレイヤー 初出場 1番/2番 469点/476点 945点
3位 ニッポンの社長 吉本興業 東京 ザ・マッドコントファクトリー 4年連続4回目 2番/1番 468点/466点 934点
4位 ファイヤーサンダー ワタナベエンターテイメント 情熱とひらめきの化学反応 初出場 8番 466点 466点
5位 や団 SMA NEET Project リベンジに燃える劇場キング! 2年連続2回目 3番 465点 465点
6位 ジグザグジギー マセキ芸能社 制御不能のコントジェントル 7年ぶり3回目 5番 464点 464点
ラブレターズ ASH&Dコーポレーション 帰ってきた演技派コントボーイズ 7年ぶり4回目 10番 464点 464点
8位 蛙亭 吉本興業 東京 哀愁のコミカルホラー 2年ぶり2回目 4番 463点 463点
9位 隣人 吉本興業 大阪 西の奇想天外プレイヤー 初出場 7番 460点 460点
10位 ゼンモンキー ワタナベエンターテイメント トリオコントNEWジェネレーション 初出場(ノーシード) 6番 456点 456点


総エントリー数は3036組。実に12年ぶりにエントリー数の最多記録を更新した。




第17回大会 (2024)


順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 出番順 得点 合計得点
優勝 ラブレターズ ASH&Dコーポレーション 狂気と哀愁のコントブルース 2年連続5回目 10番/1番 475点/472点 947点
2位 ロングコートダディ 吉本興業 東京 無冠のコントジーニアス 2年ぶり3回目 1番/2番 475点/471点 946点
3位 ファイヤーサンダー ワタナベエンターテイメント 予測不能のコント策士 2年連続2回目 7番/3番 476点/469点 945点
4位 や団 SMA NEET Project 狂い咲きコントドランカー 3年連続3回目 4番 474点 474点
5位 シティホテル3号室 タイタン クセあり空間支配人 初出場 3番 471点 471点
6位 ダンビラムーチョ 吉本興業 東京 自由形エンターテイナー 初出場 2番 469点 469点
7位 ニッポンの社長 吉本興業 東京 おかげさまで5周年 5年連続5回目 6番 468点 468点
cacao 吉本興業 大阪 荒唐無稽のトリプルプレー 初出場(ノーシード) 8番 468点 468点
9位 コットン 吉本興業 東京 ポップスターの逆襲 2年ぶり2回目 5番 461点 461点
10位 隣人 吉本興業 大阪 進化した奇想天外ワールド 2年連続2回目 9番 458点 458点


総エントリー数は3139組。昨年に次いでエントリー数の最多記録を更新した。

松本人志の芸能活動休止に伴い、審査員は飯塚、小峠、秋山、山内のそれまでのメンバーに新たにシソンヌじろうが加わった。

ファーストステージの平均点469.5点は史上最高水準であり、1位から4位までの得点差が2点しかなく、それゆえにSNSで「審査員の好み」がトレンド入りするなど歴代賞レースにおいても屈指の大接戦となった。
その後の座王では首位と10位が入れ替わる事態が発生したが




【キングオブコントの会】

本番組のスピンオフで、2021年6月から年一回ペースで放送している長時間特番。
松本人志と歴代王者*43・ファイナリスト*44が集結し、希望するユニットでコントを行うもの。

特に第1回は松本による「ごっつええ感じ」以来20年ぶりの民放でのコント披露となり、大きな話題を集めた。
中にはかなりのお金をかけたセットで行われるコントもある。

長編コントとブリッジ形式のショートコントの2部で構成されており、後者は必ず本番組に出演していない浜田およびダウンタウンに関連したネタが登場するのがお約束。

2024年は松本の休業もあってか残念ながら放送されなかった。


【余談】

  • コントで競う構造上、本番直前のネタ変更は不可能。
    そのためネタの選定にはかなり気を使わなければならず、前述した「ロッチ現象」なる言葉が生まれる原因の一つとなっている。
    ちなみに元祖であるロッチ当人は一本目のウケがあまりにも予想外で、それが失速のきっかけになったと語っている。
  • 決勝の放送が土曜に移動してからは、優勝したコンビは翌朝の生放送番組「サンデージャポン」に出演し、そこでコントを披露することが恒例となっている。
    但し番組はその週のニュースについて語る比較的堅めな内容で、前日からの取材+開始からずっと雛壇に座った状態で待機するため何気につらい仕事であると語る人も多く、2022年の王者であるビスケットブラザーズは本番中にうっかり居眠りしてしまったという。



追記・修正は結果発表を聞いてからお願いします。

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最終更新:2025年04月16日 12:23

*1 旧芸名・木村明浩。

*2 初回は芸人採点に加え、最終決戦ではバッファロー吾郎・バナナマンも含めた決勝進出者の口頭による投票で勝者を決定する方式だった。

*3 詳しく言えばAが一方的に竹若から距離を置いているとのこと。

*4 今野曰く「マラソンの高地トレーニングと一緒」との由。

*5 小島よしおや歌ネタ王決定戦チャンピオンの手賀沼ジュンも所属していた。

*6 なおこの大会はテレビ朝日およびABEMAの『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で放送されるパロディ企画である。

*7 似たようなコンビだとコントメインだがKOCでは準決勝まで、M-1では準優勝のスリムクラブがいる。

*8 後日、この年の準優勝だったジャングルポケットは彼らを差し置いて先にグリーン車に昇格していたことも明らかになっている。

*9 なお、グリーン車移動での最初の仕事は「千原ジュニアの座王」だが、その効果なのか初出場でコンビ共に決勝まで勝ち上がり、結果田所が優勝を果たした。

*10 オールスター感謝祭のセットを流用して深夜に放送する特別番組。

*11 これは創業者・浅井良二と同社の最古参タレント・萩本欽一の二人が下ネタを禁じていた影響が大きい。実際マネージャーや実力を知る同僚は、どぶろっくの番組を浅井社長に絶対に見せないようにしていたという。

*12 ケンコバは煽りVにも出演し「大爆発する」と断言。まさにその通りとなった。

*13 シリーズでお笑い芸人が起用された唯一の例である。またコンビは注目され出していたとはいえ、一介の賞レースファイナリストに過ぎなかった当時の知名度を考えると起用は大抜擢と言えよう。

*14 更にその前にももう1人メンバーがいた経歴があり、流れとしては赤羽・児玉と別メンバーがトリオ「ガッチャ」を結成→そのメンバーが抜け赤羽・児玉のコンビ「トブトリ」として活動→別コンビを組んで解散した松橋が赤羽・児玉とジューシーズ結成→松橋が脱退し現在に至る。

*15 怪盗グルーシリーズの登場人物ウォルター・Jr・ネルソンに瓜二つであり、縁あって日本語版の声優を務めた。

*16 他の演者のネタ尺が延びた煽りを受け「つまらなかったらネタ中止」を宣告された上、本当に途中でネタを強制的に終了させられるなど。

*17 アルコ&ピースはそれぞれが精子と卵子に扮し、「受精」を題材としたコントを披露。

*18 このネタが高得点を叩き出した際、ツネがついこのようなコメントを口に出してしまい、松本から「せめて打ち上げの時に言え!」とツッコまれた。

*19 KOC芸人では他にもピース綾部、チョコプラ長田が仮面ライダーを演じている。

*20 精神的なもので、数年間にわたり症状が続きその間実質的には活動を休止していた。

*21 他にはKOCファイナリストのしずる、わらふぢなるおがサブメンバーとして出演。

*22 この改名も「地方ローカル局の番組に出演した際に名前のテロップが新しいものに変わっていた」というめちゃくちゃな方法で発表されている。

*23 更には同年3位のTKOも、木下の退所により一時期コンビ活動が激減していた。

*24 又吉は声(ナレーション)のみの出演。

*25 当時は現在同じ事務所の後輩で、2023年にゼンモンキーとして決勝進出したムニエルとコンビを組んでいた。

*26 準優勝後にワタナベエンターテインメントに所属。

*27 ふぢわらがサンミュージックプロダクション、なるおがグレープカンパニー。後にふぢわらがグレープカンパニーに移籍。

*28 2022年以降は準優勝コンビが予選でネタ中にミスを犯し敗退するケースが相次いでおり、ジンクスが笑えないレベルで深刻化している。

*29 霜降り明星は現在KOCには準決勝まで進出している。

*30 全メンバーが大阪NSC出身のお笑い芸人という特徴を持ち、他にさすけ(滝音)や堂前透(ロングコートダディ)といった決勝経験者も在籍する。

*31 本名は髙橋翔太。

*32 名付け親は横山由依

*33 二つの箱の中のどちらに益田のポケットマネー1万円が入っているか当てさせるゲーム。当てた人はそれを獲得できる上、益田がスリルを味わうためにやっているので参加費や外した場合のペナルティは一切ない。

*34 前述したようにメンバーの1人である岡野陽一は『最高の人間』の一員としても決勝進出している。

*35 2017年大会では旧芸名である『GAG少年楽団』で出場。

*36 ショートプログラムとフリーの合計得点で競われるシングルのフィギュアスケートからつけられた。命名者はあべこうじ。

*37 チョコレートプラネット+シソンヌの合体ユニット「チョコンヌ」や、ピン芸人おいでやす小田とこがけんのユニット「おいでやすこが」ら。

*38 SNS等では「らしくて面白かった」という感想や、大先輩のほんこん(130R)が苦言を呈するなど様々な反応があった。

*39 旧芸名・岩倉美里。

*40 彼らはもともとトリオ『卯月』を組んでおり、解散ののちに二人で再結成した。

*41 岡野は7年ぶり3回目。

*42 読み方はショートライナー。

*43 解散したキングオブコメディおよびコンビ活動がほぼ停止状態にあるバッファロー吾郎以外は全て出演済。

*44 これまでさらば青春の光、チョコレートプラネット、ロッチ、ジャングルポケット、ニューヨークが出演。