カラスバ(ポケモン)

登録日:2025/10/24 Fri 22:15:00
更新日:2025/10/29 Wed 14:39:33NEW!
所要時間だいたい 19 分で読めんで


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893 Dランク Pokemon LEGENDS Z-A ZAロワイヤル参加者 ※このゲームは『ポケットモンスター』です。 おもしれー男 こわいおにいさん とくせい:プレッシャー どくタイプ わるいおにいさん アウトロー アーボック インテリヤクザ カラスバ ギャラドス クロスドミナンス コガネ弁 サウスポー サビ組 スジモン ツーブロック ペンドラー ボス ポケモン大会 ポケモン登場人物項目 ミアレだいすきクラブ メガシンカ使い ヤクザ リーダー ロズレイド 丸眼鏡 主人公ガチ勢 人間梯子 何でも屋さん 剃り込み 反社会的・社会的勢力 反社会的勢力 四白眼 孤児 小柄 左利き 恩返し 愛すべき外道 方言男子 極道 汚れ役 眼鏡 眼鏡男子 組長 街を守る悪いヤクザ 親分 賛否両論 運動音痴 関西弁 青筋 顔面600族 高圧的



お金の話で なあなあはアカンやろ?



出典:『Pokémon LEGENDS Z-A』公式サイト、2025年10月27日閲覧、https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_z-a/ja/characters/
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カラスバ』とは、ゲームフリークが開発した『Pokémon LEGENDS Z-A』の登場キャラクターである。





概要

2025年7月22日配信の『Pokemon Presents』にて情報とビジュアルが発表された。

本作の目玉要素「ZAロワイヤル」のDランクにいるコガネ弁*1を話す男性。公式Xでは「高圧的で冷たく怖い印象」と紹介されている。
また、舞台であるカロス地方ミアレシティにおいてとある目的のもと活動する組織「サビ組」のボスとしての顔も持つ。

そして何より、中盤から主人公の前に度々現れるようになる謎の人物「F」とも何らかの繋がりがあるようで……!?


サビ組について

説明

「人助けが仕事」「街の汚れの掃除人」「何でも屋」と称する団体で、「恩は売ってもケンカは売らん」のがポリシーらしい。
代紋組のマークは、紫色をしたアルファベットの「S」の字を右に90度倒し、同じ色の毒液を思わせる雫が滴っているもの。
組長補佐最側近としてジプソがいるほか、正確な規模は不明だが多数のモブ構成員を抱えていて、ZAロワイヤルやサイドミッションで登場することもある。ちなみにネームドの幹部はジプソだけ。また構成員のポケモンはどくタイプかはがねタイプの技を覚えていることが加入条件となるという(ちなみに、モブ構成員らはカラスバやジプソが姿を見せた時には独特のポーズを取って出迎えるのが慣わしのようだ)。
+ ジプソについて
カラスバの右腕である恰幅がいい強面の男性。
独特な形に整えた口髭が印象的。年齢は不明だがカラスバより少なくとも一回り以上は年上。ポケモン勝負の実力もカラスバに負けず劣らず高く、エースはエアームドでメガシンカも使う。名前の由来はカスミソウの学名「ジプソフィラ」か。

一人称は「わたくし」、二人称は「あなた様」で、見た目によらず紳士的な口調で話す……でも、端々に見え隠れする言動はやはりそのスジの方のそれ。
実は、もともとサビ組はかつてジプソが率いていた彼曰く「悪ガキ集団」で、カラスバとは当初敵対していた。
だが、カラスバはフシデとうまく逃げ回り続け、最終的にはとうとうジプソの方が感服してカラスバの下に付くことを決め、さらには長の座までも捧げ腹心となり今に至るのだった。

ただ、カラスバに忠誠を誓ってはいるが、妄信や心酔というレベルにまでには良い意味で至っていない。あるサイドミッションで関わる下っ端からジプソがカラスバに従うにあたって持つ自戒のような矜持について聞くことができ、ボスであるカラスバがどくタイプ使いなのに対し、事務所にはがねタイプのポケモンの意匠が多いのもそういった背景が由来と思われる。

シノギ事業内容は貸金業や不動産業をはじめ、ミアレシティをよりよくすることを目標としたあれこれ。例えばNPCの男性は「サビ組に言われて毎日ゴミ拾いだよ」と話している。なお、ヤk……間違えた、ミントは取り扱っていない。一括で売ってくれたら育成面で楽だったが、残念ながらサビ組は噛んでいないのかミアレシティ各地に屋台が散らばっているのが現状。

事務所については、マップアプリの説明文にあるように「独自の解釈で建てられた異国情緒あふれる」外観のそれをブルー通り4番地に構える(ちなみに付近には警察署がある。これが意味することとは……何だろうなあ(棒))。
パリをモチーフにした明るく開放的にして西洋的な雰囲気の街中にあって、サビ組の本部は瓦葺きの漆喰壁と竹林に取り囲まれ周囲とは対照的に和風な印象になっている。
ただ、そこまではいいが、
  • その付近ではサングラスをかけ揃いの派手な柄シャツを着た「いかにも」な若い衆がにらみを利かせている
  • 正面玄関にはドガースとドドゲザンを模した像が鎮座している
  • 極めつけには組のマークやそれを染め抜いた幟が建物の目立つところに掲げられている
など、ひときわ異彩と重厚感を放っている。
なお中盤までは事務所の敷地に一歩入った時点で即座につまみ出され、室内には入れない。

室内も室内で、初めて進入したときには「建物の中には 重苦しい空気が 漂っている……」というナレーションが入る*2し、2Fにあるカラスバの居室には壁にハガネールが描かれ枯山水をイメージしたバトルコートをはじめ、彼も「座り心地ええで」と保証するソファセットが設えられ、さらにはハリーマンを象った壺に掛け軸に刀剣などなど、いかにも高価そう、かつ威圧感溢れる調度品も各所に飾られている。
その他、カラスバにランクアップマッチで勝利すると、1F右側カウンターにいる「まっさらアネゴ」にメガカケラ5個を渡せばポケモン1体の基礎ポイントを0にできるようになる機能も解禁される。

市民からの印象は様々。「街を守るアウトローを気取ってる」などと命知らずにもカラスバ本人に面と向かって侮蔑の言葉を投げる者*3もいる一方「サビ組のおかげで命拾いしたよ」「カラスバさんに憧れてフシデを育て始めたんだ」と語る少年たちもいる。

その実態

ホテルZのオーナーであるAZは「サビ組はよくない噂はあれど警察の世話にはなっていないようだ」と言う。実際マップ中には多数の警察官もいるが、サビ組に何らかの疑いをかけてマークしているといったことを話す者は誰もいない。また、本作ではミアレ1の探偵と謳われるまでになっているマチエールも、サビ組に関しての依頼は作中時点で受けていない(またはそもそも対象外にしている?)のか、彼らについて言及する場面が無い。

だが、MZ団の仲間の反応はというと、デウロはサビ組と耳にするや震えあがり、彼らについて「怖い人」「泣く子も黙り暴れるポケモンも静まる」と表現しているし、自分のこだわりが絡まないものごとには無関心寄りの冷静な態度を示すことが多いピュールさえ珍しく焦りと動揺を見せるほどだった。
何故ならサビ組は限りなく黒に近いグレーなことをしているが、狡猾に立ち回って当局のお縄をすり抜けているから。例えば、ガイorタウニーがサビ組に借りた資金は10万円だが、利子は数日で100万円に膨れ上がり*4、しかも利率の説明は確かにされているものの、借用書のデータには「拡大しまくったら読めるぐらいの小さい文字で」書いてあるらしい。
そして、もしもその利子を払えなければ、カラスバの胸三寸で言い渡されいつ終わるともしれない「お仕事」という名のタダ働きを強いられることになる。前述のゴミ拾いをしている(させられている?)NPCも恐らくその類と思われる。つまり、ミアレシティのための活動をするとはいっても、あくどいやり口で従わせた他人に無報酬でさせているにすぎない。

お解りいただけたと思うが、要するにこのコンプラに厳しいご時世にまさかの超ド直球な「その手の」組織なのだ。
……とはいえ、流石にロケット団のような直接的な略奪行為はしておらず、あくまでも「法律ギリギリの」ラインでシノギを取り仕切っているが。*5
「ホテルZでポケモン大会」については録音されていたら恐喝が成立しかねないが、よりによってサビ組関連の解決後に本当にやるやつが出てくるのでタチが悪い*6


キャラクター像

外見・所持品など

年齢は顔の輪郭に丸みがあり童顔で不明だが20~30代前半か。
身長は主人公よりもやや低く、椅子に座る際には足が床についていない。*7

頭髪は紫色がかった黒髪をツーブロックにし、右こめかみのやや上あたりに剃り込みを入れている。
目は四白眼で、瞳は本作の外見作成メニューで言えばイエローに近い色をしており、またアクセントブリッジ眼鏡をかけている(ちなみにブティックで同じものを買える)。眉は細くつり上がっている。
服装については、派手な模様入りの裏地の黒いスーツに身を包み、同じ色が基調で紫色のポイントカラー入りの靴を履き、紫色のシャツを着用して薄灰色のネクタイを締めている。
眼鏡のフレームに着けているグラスコードやスーツのジャケットには、毒液の雫をイメージしたと思われる赤紫色の飾りが施されている。

その他、キーストーンが埋め込まれた組の代紋ブローチをジャケットの左襟に付け、スマホロトムは黄色のものを使っている。

人物

一人称「オレ(ら)」
二人称「オマエ(ら)」「おにいさん」「おねえさん」または呼び捨て。
部下たちからは「カラスバさま」「ボス」と呼ばれる。

慇懃な丁寧語を使う場面もあるが、ほとんどの場合は高圧的なタメ口で話す。
左利き(しかしペンを使う時は右手なので正確に言えば所謂クロスドミナンス)。腰かけるときには右足を組む。
ほか、いら立つと青筋を立てる。

ポケモン勝負の腕だけでなく、若くして裏社会でのし上がり一筋縄ではいかないアウトローたちをも束ねるだけの器とカリスマ性に頭の切れまで兼ね備えた油断ならない人物。
実際「ポケモン勝負で痛め付けてから有利に話を進める運びだったはず」「こちらの出す条件に『はい』と言うまでここから帰さない」「利子の返済の件が不服なら組総出でホテルZに押しかけてポケモン大会をしてやる」……といったように、口を開けば本作のタイトルが実は『スジモン』あるいは『ドラゴンタイプが如く』で舞台はカムロシティという名前ではないかと錯覚させる治安の悪いことこの上ない発言が初登場直後からバンバン飛び出してくる。それも前述のようなことをコガネ弁で(しかも初対面を果たすイベントムービーでは差し向かいで)話すのもあって与える圧が半端ではない。
カラスバは「オレはイヤやったのにジプソにボスを押しつけられたんや」と宣うが、当のジプソに「わたくしよりも数段上の才覚をお持ちなのですからボスの座をお譲りするのは当然です」と返されているのも頷ける。

その一方「ヤンチャしたはる連中」、もとい雑居ビルに棲みついたゴーストタイプのポケモンたちを追い払うよう主人公に命じてその様子を見に来た際には「居場所が無いのはつらいもんなあ オレもガキのころはそうやったで……」と、追いやられる側にかつての自身を重ねて同情を寄せたり、子供達には優しかったりするなど、ただのアウトローではなさそうな一面も覗かせるが……?


ストーリーにおいて

序盤ではサビ組関係者らと絡む機会は街中にいるモブ構成員と話をする程度しかなく、本格的に関わり合いになるのはメインミッション20(タイトルはそのまんま『サビ組の要求』)が始まってから。

ある朝、ガイorタウニーがサビ組から借金をしていたことが発覚し、その直後に主人公とデウロの連絡先をいつの間にか把握した知らない誰かから連絡が入る。
相手の「ホテルZにこちらが出向いても良いがトラブルになるとまずいですよね」とのお為ごかしに言いくるめられたその二人は、ガイorタウニーと連絡が付かないのもあってピュールに留守を任せサビ組の事務所に代理で出向く羽目に。

そして見張り番やジプソとの勝負を経て、ようやく主人公とデウロはカラスバのもとへ通され、経緯の説明と返済の件の話し合い(???)が始まる。
なんでも、発端はガイorタウニーがいつもの通り人助けをしたらその相手はサビ組の者で、お返しにと何か困っていることはないかと訊いたら「ホテルZの宣伝動画撮影のための資金があると助かる」と頼まれたため10万円を用立てたこと。ついてはたった数日で元金の10倍になった利息を、それもそんな義務を負わないはずの他人である主人公たちが返済しろというのだ。
さすがにおかしいとデウロに抗議されるも(カラスバやジプソから見れば)小娘の言うことに取り合う彼らではなく「利子の件は貸すときにちゃんと伝えている」(デウロに「動画のセンス無いし」と称されるようなガイorタウニーに)「借りた資金をすぐに返済できるほど客を呼ぶ宣伝効果のある動画など素人に本当に撮れるのか、無理はいけないと忠告はした」(大意)と受け流し、結局「元金は本人が払う、ただしその借金の利子は主人公とデウロがいつまで続くかは判らないサビ組からの『ちょっとした仕事』を解決し良い働きをすれば減らしても良い(減らすとは言っていない)」という条件を呑ませてひとまず主人公らを解放する。

そんなこんなでサビ組からの指令をこなすことになった主人公の様子を、カラスバは監視も兼ねて直々に視察に訪れるが、その人となりやポケモン勝負の実力に接していくうち主人公を段々と気に入り始め、自身の過去や思いを少しずつ明かすようになる。
+ その過去、「F」との関係
行く当てもなかったガキのオレを受け入れてくれたミアレに恩返しするため
Aランクになって力を得なあかんのや!

カラスバがZAロワイヤルにかける願いはひとえに「ミアレシティへの恩返しをすること」だが、それには彼の生い立ち、そして「F」ことフラダリが大きく関わっている。
実はカラスバは身寄りが無く、フラダリに援助を受けて育ったという(前述したポケモンたちへの同情の言葉もそうした経歴から来るものなのだろう)。
またジプソによれば、カラスバはフラダリから交渉を経て得た僅かな資金を元手に、ポケモンを使った運び屋や用心棒などグレー寄りの稼業をして才覚を発揮し始めたそうだ。

そんな過去ゆえ、カラスバはフラダリが5年前の『X・Y』でのあの一件を起こすに至った真意までは知らず、またそれ以来没交渉となっている今でもなお彼を恩人と仰いで「フラダリさん」「あの御方」と敬意を込めて呼び、愛する街のために自分なりのやり方でもってを実現すべく奔走している。

つまり、カラスバは現在行方不明のフレア団ナンバー2やフレア団ヌーヴォとはまた別の意味でフラダリの「継承者」と言えるのだ。

サビ組からの依頼を全て成し遂げると、カラスバは主人公を単独で事務所に呼び出して「(元金は返してもらうが)利子の件はチャラにしてやる」と告げる。するとその直後にお互いがCランク昇格をかけたランクアップマッチの相手に決定。敗れても「おおきに ええ勝負やったわ!」と主人公に感謝を述べて称え(ついでに冗談半分本気半分でサビ組に勧誘し)た。
更にその晩はホテルZへ腹心も連れずに泊まりに来て、翌朝のチェックアウトの際には客室係を務めたガイorタウニーが驚くほどの多額のチップをやり、そこから元金の分をちょうど迎えに来たジプソに渡すよう仕向ける形で借金を完済させ仁義を通したのだった。
ちなみにチェックインの際には宿帳に職業を「何でも屋さん」と書いたあと「オレ 意外と達筆やろ」と自慢してくる茶目っ気も垣間見せている。

その後もイベント進行中以外は大抵普通にサビ組事務所にいて、話しかけたり写真を撮ったりもできる。ちなみにジプソが「あなた様が事務所に来るとなぜだかボスがご機嫌になります」と言っているあたり、カラスバは相当主人公を気に入ったようだ。

次にシナリオで会うのはMSBCのユカリが開いたパーティーにジプソと出席しているときで、ここで開かれるトーナメントで初めて再戦できる。
ちなみにカラスバの1回戦の相手はガイorタウニーだが、何も語られることなく普通に下していた。ガイorタウニーは主人公と同じランクなので、この時点で主人公はカラスバを倒してランクアップした以上、ガイorタウニーにとっても格下の相手となるはず。よっぽどユカリトーナメントにやる気がなかったのだろうか……?
なお、パーティーでの発言からしてユカリのノリが(彼女が自身とはまさしく正反対の「持つ者」だからか)苦手らしく、決勝まで勝ち進んだ主人公になんとしても勝つように伝えてきたり、クライマックスでも作戦会議に同席している時はそのノリに振り回され終始ツッコミ役に回らざるを得なくなったりしていた。

クライマックスでは、破滅の危機に陥ったミアレシティを守るためにかつてのライバルたちが集結し主人公に手を貸すこととなり、カラスバももちろん手下たちと駆け付ける。なお、この共闘時の相手はよりによってどくタイプの弱点をつけるメガサーナイト&メガエルレイドのエスパータイプコンビ。サーナイトの方はカラスバからも弱点をつけるとはいえ……。
そして暴走の影響でどこもかしこも崩落し道無き道を進むほかはなくなったとき、サビ組が主人公をプリズムタワーへと送り届けるため取った笑撃の一手とは……!?


総評

「サビ組頭目としてのカラスバ」は、ミアレシティを守るためならばアウトローな手段も辞さないまさに「スジモン」
だが、「個人としてのカラスバ」は義理人情に厚く、気に入った相手には協力を惜しまない頼れる兄貴分。
法外な利息を吹っ掛ける手段はとても褒められたものではないが、本人は「人もポケモンも生きてたら汚れるやろ せやから汚れ役が必要なんや」と嫌われる覚悟でミアレの「汚れ」と向き合っている。
ミアレシティが災害に見舞われた際は「オレら半端者はこういう時に役立たんとアカン」として最前線で復興作業や炊き出しなども行っている。

このため決して手放しで「実はイイ奴」とは言えないが、「骨の髄まで悪党ではない」こともまた事実。*8


総じて、"毒をもって毒を制す"を地で行く人間であり、受け手によって評価は様々だろうが
この絡みつく毒のように複雑なキャラクター像もまたカラスバという男の一つの魅力と言えるだろう。


手持ちポケモン

統一パーティではないがどくタイプがメインで、また細身の体躯の種族を好んでいる模様。性別は全て♂で統一されている。じめんタイプに対する一貫性も切っている上に強力な技で攻め立ててくるので要注意。
事前プロモーションでフィーチャーされたのはアーボックだが、エースは長い付き合いと思しきペンドラーで、最初のランクアップマッチではメガシンカさせる。
ギャラドスが加わっているのは「F」へのカラスバなりのリスペクトの表れか。ロズレイドは……背中のおえかき(暗喩)のお花的な?
公式の立ち絵で手にしているのはモンスターボールだが、作中で実際に使用するのはダークボールで、ジャンプしながら振りかぶるようにして投げる。

手持ちに対する愛情は深いようで、負けると「ペンドラーたちのええところを引き出せんかったわ」として、敗北の責任は自分にあると悔やんでいる。グズマかな?
加えて、外泊する際には手持ちポケモンに合わせた食事を用意してくれた者を称賛するなど、手持ちの体調管理にも気を配っているし(たねポケモン時代から育てたかは不明だが)ロズレイドの初期段階がなつき進化のスボミーであることを考えるとその愛情の深さがよくわかる。

  • VS「ミアレを守る会代表」の共闘時
〇ペンドラー

  • ランクアップマッチ
勝利すると主人公はZAロワイヤルのCランクに昇格するとともに、「ダストシュート」のわざマシン(カラスバいわく「契りのわざマシン」)がもらえる。
〇アーボック
〇ギャラドス
〇ロズレイド
〇メガペンドラー

ランクアップマッチと同じ
共闘の際は最初にメガペンドラーを繰り出す

  • ZAロワイヤル∞リワード戦
ダストダス
ガメノデス
〇アーボック
〇ロズレイド
〇ギャラドス
〇メガペンドラー


余談

  • SEGAの任侠をテーマにしたゲーム『龍が如く』シリーズの『7』『8』には『ポケットモンスター』のパロディとして「そのスジのモン……縮めてスジモン」を集めるサブ要素が搭載されて話題を呼んでおり、カラスバの発表直後にはどう見てもそうとしか見えないビジュアルや「組」と付くグループのリーダーということで当然同作と関連付ける反応が多数を占めた。まさか本家本元が早くも『8』の翌年にマジモンのスジモンを寄越してくるとは思わないでしょ。も一つおまけに、サビ組事務所の屋上にはわざマシンが落ちているが、中身は「りゅうのはどう」。つまりミアレの龍……!

  • コガネ弁を話すとはいえ、ジョウト地方コガネシティ出身と明言はされていない。というよりも「F」との関係を鑑みるに幼少期からミアレシティにいたと思われるので、普通にカロス地方出身の可能性が高い。コガネ弁はハクをつけるために勉強したのか、あるいはサビ組のボスに至るまでの間に住んでいた時期があったのだろうか。また、ランクアップ戦に勝利して以降や子供と話す時には京都弁が混じった話し方をすることもある。

  • 「カラスバ」という名前そのものの植物は存在せず、近縁の種に比べて黒っぽい葉の種類の植物の冠詞となっている。なお、英語版の名前は「Corbeau」だが、これはフランス語でそのままカラスもしかしてカラスじゃ名前のインパクトが弱いからとかじゃないだろうな?
    これまでの「毒タイプ使いは名前も有毒植物」の法則は破られた……ように見せかけて、有毒植物のペヨーテの和名「烏羽玉」(ただし読みは「うばたま」)の読み換えなのかもしれない(そもそも『ZA』のランクアップ戦の相手は植物名ではなく、色名で統一されているフシがあるが)。

  • サビ組を本作の悪の組織と位置付けた場合、そうしたグループのボスとしては初の方言男子にして眼鏡男子ということになる。また、「~団」ではなく「~組」を名乗る団体である点も初。

  • 戦闘時のカラスバをよく見ると、腕を直角に曲げて全力で振り回すかなり独特な走り方をしていて、同じフォームを披露していた前作『スカーレット・バイオレット』のクラベル校長を思い出したというプレイヤーが続出。
    ボールを投げる時にもジャンプして投じる独特の投げ方をするため、「カラスバは運動音痴なのでは?」と言う声が一部プレイヤーから上がったが、これは(ゲーフリの意図は不明だが現実的に考えると)全くの誤解
    何故なら、ボール投擲時のフォームはハンドボールのジャンプシュートと同じで、強靭な体幹と柔軟な筋肉がなければかなわないので、むしろ運動神経が良い事の証なのだ。運動音痴が同じ動き方をすると間違いなくバランスを崩すか、そもそもあそこまで跳べないだろう。
    なおこの投げ方については、カラスバの身長が低いにも関わらず体長が長いポケモンを多く使用する点から、「ポケモンが出やすいように工夫した結果ではないか?」とする考察がある。

  • 「コガネ弁を話す」「眼鏡をかけている」*9「ヘアスタイルがツーブロック」「ルックスが良い」という要素から、それらの共通点を持ち前作で指折りの人気を博したこの人を連想したという声も聞かれた。発売前にカラスバの情報をお出ししていたあたり、ゲーフリはその手のキャラを出せば売れると味を占めたのかもしれない。



オレらの代わりにちょっとした追記・修正をしてくれへん?
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「話のはやいヤツは好きやで ほな交渉は成立やんな!」
+ ▶いいえ
「……勘弁せえや」


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最終更新:2025年10月29日 14:39

*1 厳密にはエンジュ弁に近い喋り方。ただし、テキストをよく読むとエンジュ弁に近いという程度で、基本的にはコガネ弁。作中の動向を考えるとむしろ純コガネ弁より怖いまである。

*2 その空気のためか、入れるようになった当初はこの中でダッシュどころか通常のように走ることすらできない。ミッションを進めてサビ組関係が解決して以降は内部も他の場所と同様に走れるようになる。

*3 この発言をするモブはMSBCという金持ちの道楽の集まりのメンバーで、しかも直前に子供達への大人げない言動をカラスバに窘められているため「色々な意味で下の者にそんなことを言われた」ことへの悔し紛れから来るものでもあるのかもしれない。

*4 貸金業が登場する他の作品における金利を参考にするなら、一応は正規貸金業である『ナニワ金融道』は「年利で」40%前後、闇金融を題材にする『闇金ウシジマくん』は10日で5割。『ドラえもん』のフエール銀行の1時間2割や『カイジ』の10分3割は例外としても、サビ組の設けた利息がいかに無茶苦茶か判るだろう。

*5 とんでもない利率ではあるが、ピュールは「契約書に書いてあるのなら仕方がない」として契約に従うしかないと判断している。ピュールは法律の専門家ではないのでその辺は実際怪しいが、『ポケモン』世界に出資法や利息制限法みたいな法律はないのか気になるところ。ちなみに、本作発売時点での現実の日本の法律・判例では、サビ組レベルの闇金に対しては「元本含めて」一銭も返す必要はない。

*6 当初は本人が直接MZ団の作戦会議に勝手に乗り込む程度だったが、その後ホロを通じて主人公たちに何度も催促し、それでも動かないので独自のゾーン技術を使ってホテル周辺を封鎖して使者を送り込んでくる、という流れ。ガイorタウニーからは営業妨害と指摘されるが、デウロとピュールからは「どうせサビ組しか来ない」ということであまり問題視されなかった。

*7 生い立ちのせいで成長期までに栄養を満足に摂れず身長が伸び悩んだのではないかと考察するプレイヤーもいる。

*8 一考察の域を出ないものの、数々の卑劣な手段も、外から見れば「謎の老人が経営する客入りのないホテル」「構成員は若者ばかり、それもほとんど余所者」と、МZ団自体が端から見ると(クエーサー社との繋がりを知らなければ)怪しい集団である事もあり彼らを警戒しての行動とも解釈できる。実際前述の宿泊の件も、実際に自らホテルを利用することで「いずれ自分たちと対立し愛する街に害なすかもしれない団体の隠れ蓑ではなく、本当にホテルとして運用されているのかを確かめに来た」のかもしれない。

*9 ただし件のキャラクターは常時眼鏡を着用しているわけではない。