エインヘリャル
精神直結型[Mind-coupled Type]CHARM | |
世代 | 第4世代 |
形式番号 | 実験機のため無し |
正式名称 | エインヘリャル |
開発 | 百合ヶ丘女学院工廠科 |
機能 | 遠隔操作 |
アーセナル | 真島百由 |
使用者 | 長谷部冬佳(改良前)、番匠谷依奈(改良後) |
デザイナー | NAOKI |
解説
真島百由の開発する実験機。
親機を装着した使用者の意思によって、周囲に浮遊する複数の子機(ビット、マギビットコア)を操作する。子機から光弾を発射して攻撃する。
親機を装着した使用者の意思によって、周囲に浮遊する複数の子機(ビット、マギビットコア)を操作する。子機から光弾を発射して攻撃する。
過去にテスターを務めた長谷部冬佳が魔力負荷により植物人間状態になるという事故を起こしている。事故から1年を経て番匠谷依奈をテスターとして実験を再開するにあたり、先の実験結果を受けて不要な精神ケーブルが除去された。
元々は2~3の子機を操るものとされていたが、依奈はレアスキル「円環の御手」により想定限界を超えて5つの子機を操作してのけた。
元々は2~3の子機を操るものとされていたが、依奈はレアスキル「円環の御手」により想定限界を超えて5つの子機を操作してのけた。
「アサルトリリィアームズ」第4章末の解説によれば、腰に装着する主機と5つ(腰に4つ、腕に1つを装着する)の副機、および頭部に装着する副制御装置からなる。そして副機から分離したユニットが浮遊する子機となる。子機にはビームガンの銃口に加えてビーム刃を発生させる機能も備わっている。
登場作品
初出
2016年5月3日(アサルトリリィ アームズ 第四章第1話)
由来
北欧神話(スカンジナビア神話)において、オーディンの乙女達(ワルキューレ)によって「戦死者の館(ヴァルハラ、ヴァルホル)」に集められた戦死者達の魂の呼称。
エインヘリャル(einherjar)は複数形であり、単数形はエインヘリ(einheri)。
エインヘリャル(einherjar)は複数形であり、単数形はエインヘリ(einheri)。
- ヴァルハラはオーディンの宮殿であり、アースガルズに作られた神殿グラズヘイムにあるとされる。
- 13世紀に書かれたスノリのエッダ『ギュルヴィたぶらかし』によると、グラズヘイムは内も外も黄金で装飾されており、万物の父(オーディン)と12のアース神族達の計13の高座がある。
また、万物の父であるオーディンは戦死者たちの父でもあり、「戦いで倒れた者は全て彼の養子」とある。 - 『グリームニルの言葉』では、ヴァルハラには540の扉と槍の壁、楯の屋根、鎧に覆われた長椅子がある。また、西の扉の前に狼と鷲がおり、それぞれゲリとフレキ、フギンとムニンとされる。
- ヴァルハラの他にヴィンゴールヴと呼ばれる女神の神殿あるいは広間があり、非常に美しい建物とされている。
- 13世紀に書かれたスノリのエッダ『ギュルヴィたぶらかし』によると、グラズヘイムは内も外も黄金で装飾されており、万物の父(オーディン)と12のアース神族達の計13の高座がある。
- グラズヘイムでオーディンが戦死者を選び、ヴァルハラあるいはヴィンゴールヴに送られる。それらの魂がエインヘリャルと呼ばれる。
- エインヘリャルとなった戦士達は、北欧神話における世界の終末であるラグナロクで神々と共に戦うために、朝から互いに殺し合いの戦いを繰り返し武勇を磨いている。
- この戦いで死んだ者は夕方になると蘇り、傷も全て回復する。夜には宴を催し、朝になれば再び戦いを繰り返す。
- 宴では夜ごとに蘇る生き物であるサーリムニルが料理人のアンドリムニルによって調理され、ヘイズルーンという山羊の乳から作った蜂蜜酒がワルキューレ達から提供される。
- 『ギュルヴィたぶらかし』ではヴィーグリーズにてアース神族達と共に、攻め込んできた巨人の軍勢へ進軍する様子が描かれる。なお、伝承中に個々のエインヘリャルに関する記述などは特にみられない。
- 上述のとおり、ヴァルハラに迎えられるのは「戦場で勇ましく戦い倒れた」”名誉ある死”を遂げた者に限られる(ワルキューレに惚れられてヴァルハラに迎えられることもある)。
- 病気や老衰といった自然死、戦わずに殺されることによる死は『藁の上の死』と呼ばれ、それらはユグドラシルの地下にある死者の国ヘルヘイムに行くとされる。
- ヘルヘイムはあくまで『ヴァルハラに行けなかった(行かなかった)者が行く冥界』であって、『善人は天国へ行き、悪人は地獄に落ちる』といった一般的な死生観とは異なる。
- スノリのエッダでは、偽証や殺人、姦通等を犯した者が送られるナストロンド(ナストランディル)があるとされているが、同史料におけるヘルヘイムに関する記述の多くは、中世初期のキリスト教的世界観の影響を受けて後世に創作されたものという指摘がなされている。
- 北欧神話を信仰していたヴァイキング(ノルマン人)は戦士としての武勇や掟を重んじる文化を持っていたとされ、上述の戦いでの死を尊ぶ文化があったと考えられている。