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一之宮・ミカエラ・日葵

最終更新：2025年04月12日 00:18

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一之宮(いちのみや)・ミカエラ・日葵(ひまり)

イラスト：飯塚晴子

イラスト：ほたる

プロフィール

各作品内での情報公開を含まない、『初期知識として提示される程度の情報』を記載。

ネタバレ"なし"プロフィール

各作品内での情報公開を含んだ『最新情報』を記載。

ネタバレ"あり"プロフィール

元「イルマ四天王」*12
リンカー持ち
スキラー数値：90*13
イルマ在籍時の演奏楽器：リュート*14
好きな食べ物：和食、いちご*15
苦手な食べ物：辛いもの*16
趣味・特技：絵画*17

交友関係

イルマ四天王(*18)
- 西川御巴留：良きライバル(*19)。戦い方、戦術、隊として目指すものまで似ていたため、将来はどちらかがイルミンシャイネス隊長になり、一緒に戦うものだと本人たちも周りも考えていた(*20)
- 手島恋町：友人(*21)。日葵がイルマに居た頃の良き理解者(*22)
- 日比野羽来：親友(*23)
神郡鞠萠：イルマで仲が良かった(*24)。「日葵派」(*25)。鞠萠にとっての理想のレギオン戦術を体現するリリィで、その成就の為に全力を尽くすことを誓っており「同志」に近い(*26)。日葵の転校に猛反対した(*27)
諸井佐保：日葵のことをライバル視していた(*28)。イルマで仲が良かった(*29)。日葵のリリィとしてのスタイルに好感を持っていた(*30)。「日葵派」(*31)
白井夢結：御台場迎撃戦で、戦闘の何たるかを日葵へ伝授した(*32)

解説

イルマ女子美術高校からの転校生*33。（高2になるタイミングで転校）*34
成績優秀、実力主義者で負けず嫌い。

学年1の実力者。*35

舞台シュベスターの祈りネタバレ

イルマ女子在籍時代の一之宮日葵

日比野羽来、手島恋町、西川御巴留と仲が良く、4人は長らく一緒に学び将来の共闘を誓い「イルマ四天王」と称えられていた*36。

御台場迎撃戦にて
高等科進学後、御台場迎撃戦では第1部隊にて参加。
福山・ジャンヌ・幸恵や白井夢結と同じ部隊で戦い、迎撃戦でおこなわれた「自由で華麗な戦い」に強く感銘を受ける。

イルマ四天王の対立
御台場迎撃戦の後、日葵と御巴留の関係に変化が生じる。
迎撃戦を第1部隊で戦った日葵は「自由で華麗な戦い」を再現しようと思うようになるが、御巴留は第3部隊で戦ったため、BZを厚くして手堅く、しかし戦況次第で陣形を変える臨機応変な戦術を追い求めるようになる*37。

迎撃戦で経験した「自由で華麗な戦い」をイルミンシャイネスにあてはめようとした日葵と羽来、従来のイルミンシャイネスの「規律と守備から連動してフィニッシュショットにつなげる」戦いを踏襲しようとした御巴留と恋町に分裂し、対立するイルマ四天王*38。

レジスタ持ちが1つの隊に複数人いることはあるが、その場合は目指す方向が同じでないと成立しないとされている。
2人が激論を交わすうちに、だんだんとイルマの中で話が大きくなっていってしまう。
イルミンシャイネスの基本戦術を、日葵式にするのか御巴留式にするのかというものである。*39

イルミンシャイネスというトップレギオンの基本戦術の変更は、ガーデン側の認可なども必要で、学校全体を巻き込んだ大事件に発展していく*40。

「ガーデンのルールを変えさせるつもりはない」
イルマ女子はトップレギオン制で、イルミンシャイネスに必要なリリィをタイプ別に管理して長年育成してきた。
日葵はイルミンシャイネスに新しい戦い方を取り入れることで「複数戦術を使い分けて戦う、1ランク上のステージのイルミンシャイネス」を目指したが、「ガーデン全体の教育方針を変える」という意図しない方向に話が進んでしまう。
そしてそこに巻き込まれる形で羽来、恋町は苦悩していった*41。

そして議論は、学校内を「日葵派」と「御巴留派」に二分するほどの争いとなってしまう。
当初こそ日葵派を形成し、自らの理想を説いていた日葵であったが、羽来や恋町が争いに心を痛める姿を見て、最終的に自主退学という形で事を収めた*42。

イルマを去る日葵に、羽来は涙を流しながら「転校するよね？それならルド女が良いとおもう！日葵の理想を叶えるには、幸恵ちゃんみたいなリリィが必要だよ！いいレギオンを作ってね!！ほんとは羽来もそこで一緒に戦いたかったけど…」と声をかけ*43、日葵は「最高のレギオンを作るって、貴女に誓うわ...羽来」と告げてイルマ女子を去った*44。

イルマ女子はこの時まだトップレギオン制で、「複数敵との戦闘というレギオンコンセプト」と「単体の強敵との戦闘というレギオンコンセプト」の二者択一にならざる得なかったことが、御巴留と日葵の不幸だったのかもしれない*45。

御巴留と日葵には他の選択肢もあったのかもしれないが、四天王として幼少期から一緒に育ち同じ目標に向かって切磋琢磨してきた仲間を軽んじるつもりは露ほどもなく、日葵の転校も御巴留、羽来、恋町のことを想っての苦渋の決断だった*46。

「その場で誰に合わせるのが一番いいのかを判断して決める。集中力も判断力も結束力も必要だけど、その分連動性は高く、ヒュージに与えるマギのクオリティは段違いになるわ。それに、自分では考えもつかなかった力が発揮できたの」
「自由で華麗な」と日葵が表現するこの思想は、多少差異はあるがローエングリンやアールヴヘイム、サングリーズル、ロネスネスなどが持つ思想と同じもの。
このベクトルで突き詰めると、アルトラ級をも討滅できるマギスフィアを生み出すことができる。
デメリットとしては何戦も連続して同じクオリティでは戦えないという点が挙げられる。
東京でのヒュージとの戦闘が激化してきている事を考えると、ゆくゆくはこのレベルが求められるため、「いつかはここに至ることを考えないといけない」という日葵の考えは正しいと言える*47。

日葵、御巴留の2人は迎撃戦前までは最も考え方が近く、互いに信頼を寄せていた。
戦術上の意見が合わなくなっただけで、今もって2人の思想は近い*48。

神郡鞠萠との関係
鞍馬山ラボ時代の被験者たちと共に考案したレギオンでの戦いを実現するため、鞠萠はイルマ女子でリリィとして戦おうとするが、「恐ろしい強化が施されている」という噂が邪魔をし、なかなか同級生に馴染めないでいた。
この時、鞠萠と対話を持ったのがイルマ時代の日葵だった。*49

日葵は、鞠萠の極端に攻撃的なノインヴェルト戦術論に興味を抱き話しかける。
この攻撃理論は鞠萠が鞍馬山の同志達と考案し、実現を夢見た彼女の人生そのものとも言っていいものだった。
鞠萠は「鞠萠の…いいえ、私たちの戦いに興味を持ってくれて嬉しいですわ」と応えた*50。

迎撃戦より帰校したイルマ四天王の意見が分かれ対立が発生すると、日葵は鞠萠の提唱する「超攻撃的ノインヴェルト戦術」に近い「自由で華麗な戦い」を志向するようになる。
これに鞠萠は「共に頂きを目指しましょう！日葵！」と喜ぶのだった*51。

鞠萠は鞍馬山ラボ時代に”姉妹たち”と目指した「５トップシフト戦術」と、日葵が理想とする「ファンタズム中心の先読みとマークの受け渡しの連動」を融合した、革新的な戦術を使うレギオンを構成しようとしていた。
日葵はこの戦術をイルミンシャイネスで採用したいと提唱する*52。

しかし、この騒動が学校全体を巻き込んだ大事件に発展したことで、日葵は最終的にガーデンを去ることを決め、鞠萠はそれに猛反対するのだった*53。

諸井佐保との関係
初等科の頃に佐保からライバル視され、日葵と佐保は将来のシャイネス司令塔の座をかけて切磋琢磨した。
早熟だった日葵は、中等科予備隊でTZの中央の座をものにするのだった*54。

佐保は司令塔争いで「日葵に後れを取った」と屈辱を感じたが、同時に日葵のリリィとしてのスタイルには好感を持っていた*55。
当時の日葵は、四天王の御巴留等と共に「規律と守備重視」の戦い方を至上としていが、佐保は「日葵はもっと規律から解き放たれてこそ真価を発揮するタイプ」と評価していた*56。

御台場迎撃戦後に「自由で華麗な戦い」を志向するようになった日葵を見て、佐保は「やっと、貴女の本当の姿に気づいたんですのね。シャイネスの戦いを変えていくといいですわ」と告げ、協力を申し出る*57。

そして当時のイルミンシャイネスのメンバーもそれぞれの支持を表明し、意見は真っ二つに分かれていく。
鞠萠や佐保は「日葵派」として振る舞い、「日葵の方針が採用されなければイルミンシャイネスの選出を辞退する」と発言し、物議をかもした*58。

イルミンシャイネス内も分断され、ガーデンを巻き込んだ騒動となっていったが、最終的には日葵がこの分断に責任を感じ、自ら転校することであっけなく幕切れを迎える*59。

そんな日葵に、佐保は怒りの言葉をぶつける。
「日葵どういうつもり？！！鞠萠やわたくし達だけじゃないわ！意見を違えてはいるけど海七や煌椋たちイルミンシャイネスの皆に失礼よ！最後まで戦いなさいな！」*60
佐保は「革新的な攻撃戦術と従来型の戦術を使い分けるイルミンシャイネス」を日葵や鞠萠と共に作ろうと思っていた。
複数戦術を使い分けるレギオンは、アールヴヘイムやレギンレイヴなど超一流レギオンの証であり、いつかはイルミンシャイネスも採用しなければならないと考えていたのだ*61。

日葵はそれでも転校の意志を変えることはなかった。
佐保は「わたくし達から逃げるのというのね！すくたれもの！」と日葵を罵る。
日葵は弁明することなく「ごめんなさい、佐保......」とだけ答えるのだった*62。

さらに佐保は「どこへ行くというの？逃がしはしないわ、わたくしも貴女についていき見届けますわ」と伝えるが、日葵はそれを制する。
「佐保、イルマに残って。あなたとともに過ごした、思い出のこの大樹の園を守ってほしいの」
涙を流しながらも、表情は変えずにそう伝える日葵*63。

「殺し文句ですわね」
佐保はそう答えると自身の転校は思いとどまり、イルマで戦う道を選び日葵を送り出すのだった*64。

「私が日葵の意志を継ぎますわ」
ハコルベランドを超一流のレギオンにすることで、日葵と目指した理想が間違っていなかったことを証明するという意思表明である*65。

登場作品

キャスト

名前	作品
栞菜	アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.1『シュベスターの祈り』（舞台）アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.2『シュベスターの秘密』（舞台）アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.3『シュベスターの誓い』（舞台）
西本りみ	アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.4『白きレジスタンス〜約束の行方〜』（舞台）アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.5『白きレジスタンス〜真実の刃〜』（舞台）アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.6『シュベスターの祈り』（舞台）アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.7『シュベスターの秘密』（舞台）アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.8『白きレジスタンス〜約束の行方〜』（舞台）アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院 LIVE SHOW（舞台）アサルトリリィ・イルマ女子美術高校-The Gleam of Dawn-（舞台）アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.9『白きレジスタンス〜真実の刃〜』（舞台）アサルトリリィ・イルマ女子美術高校-The Bond with the White Rose-（舞台）
花奈澪	アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院vol.6『シュベスターの祈り』（舞台）
朝倉ふゆな	アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院 LIVE SHOW（舞台）
橘里依	Lily Project 第1弾アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院『シュベスターの祈り』（舞台）