ブーステッドスキル
通常の
レアスキルにはない効果を持つ、
強化リリィの扱うことのできるスキルをブーステッドスキルと呼称する。
強化が強すぎたり、リリィが耐えられなくなると「狂化」といわれる状態となり暴走、人に危害を加える「
ヒュージ」に近しい存在となってしまう。このため狂化が確認されると強化リリィは「処分」される。
魔術刻印によってヒュージ側の
負のマギを時限的だが直接扱うことができるようになり、ヒュージ由来のスキルである「ブーステッドスキル」を起動できるようになる。刻印は基本的に一か所。ほとんど見えないようにする技術もある。
ブーステッドスキルは多く持てば持つほど
負のマギの残滓がたまり、非常に危険である。知られているうちで最大の保有数は
大島水蓮の4つ。
あまり持たせすぎると狂化してしまうので、2つ程度に留めておくのが無難とされている。
強力な強化や拒絶反応の強い強化を無理やり施されるとオッドアイになる事がある(例:
司馬燈、
賀川蒔菜)......が、特殊なマギの使い方をする者であれば特に重度の強化リリィに限らず発生する。
肌の色素にも影響し、薄くなるようである。
モンちゃんと学ぼう!舞台「アサルトリリィ」用語
リジェネレーター
斬られてもその場で体組織が再生するスキルで、
強化リリィを代表する半不死化スキル。再生時がかなりグロテスクなため忌避されることが多いスキルだが、リリィにとってはかなり有利なスキルである。
「オートヒール」と表記ゆれ?
治癒能力を使った後は大量のカロリー摂取が必要、とある。
モンちゃんと学ぼう!舞台「アサルトリリィ」用語
アルケミートレース
自身の血液を触媒代わりにし、疑似CHARMを形成するブーステッドスキル。武器を失ったとしても戦う手段を作る事が出来るため有用なスキルである。
※
アサルトリリィ・アームズ内では
マギクリスタルコアを必要とする記述がある。
リジェネレーターと相性がいいのでセットで付与されることが多い。
コミックでは、コア無しで単体で生成したり、CHARMに加えてアルケミートレースで作った武器で二刀流をしたり、血でCHARMの刀身を延長させたりと、自由な使い方をしている。
エンハンスメント
特定の
サブスキルを数秒間
レアスキル化させるスキル。
ただし自分が持っているサブスキルでないと発動できない。
エーテルボディ
質量を持った分身を繰り出し、瞬間的ではあるが実質二重攻撃を可能にするブーステッドスキル。
非常に負荷が強く、使用後に大きな副作用があるため強化対象がかなり限定される。
施術が失敗した場合は狂化か処分かの2択で、ドイツのラボや
TILの一部でこの問題が露見して以後、
G.E.H.E.N.A.でも施術禁止のブーステッドスキルとなっている。
世界でも成功例が一桁しか居ない。
副作用
使用した後はしばらく動けなくなる、強い頭痛や発熱を誘発するといった副作用があり、しばらく戦闘不能になる。
スキル保有者
モンちゃんと学ぼう!舞台「アサルトリリィ」用語
ドレイン
ヒュージや戦場の滞留マギを任意で取り込み自分のものにするブーステッドスキル。
カリスマを持っていない者にこれを施術すると9割以上の確率で「狂化」するので、ほとんど施されることがない。
アストラルガーダー
魂の存在自体を守護するスキルで「対ヒュージエナジー毒素無効化」を付与する強化スキル。
精神波攻撃などを無効にできる。
連続強化補助
レアスキルや
サブスキルで攻撃や防御を向上させるスキルを複数回重ねがけられるようになる「倍化」スキル。これも副作用が強く施術は危険とされる。
他者から掛けられるスキルの効果も対象である?
ノスフェラトゥ
老化停止、マギ減少停止の強化スキル。まず成功しない施術で、失敗すると確実に狂化する。現
百合ヶ丘女学院理事長
高松祇恵良が成功例との噂があるが真相は定かではない。
マギリフレクター
マギエネルギーを弾く特殊な障壁を作り出す強化スキル。使用者のマギの保有量などによって障壁の力は変化するが、極めれば
ノインヴェルト戦術の
魔法球を弾くことも可能である。
超近距離からの攻撃には障壁を張れないとの発言があるが、この時以外で行われた事はない。
超近距離からの攻撃には障壁を張れず、
デュエル年代ではその危険な戦法が一般的で失敗も多かった。
ブーステッドインサニティ
ヒュージの
負のマギを吸収して、自身を強化する。使用すると
ルナティックトランサーの完全暴走状態のように、髪色が白く変化する。
負のマギへの耐性は上がるようだが、完全という訳ではなく、使い続ければ命の危険もある。
その他
ブーステッドスキルは元々ヒュージ側の能力であり、スキル要素抽出をしてからリリィに装備する事で初めてブーステッドスキルと呼べる。なので、まだブーステッドスキル化されていないヒュージの能力もある。
ブーステッドスキル化されていないヒュージの能力
・ステルス性
ヒュージの説明に登場する「ステルス飛行」より。
おそらく下記の
ステルスとは異なり、対レーダー妨害性能の事だと思われる。
・浮遊
物理的に飛行が不可能な身体でも飛行を行う個体がいる。
・ワープゲート
自身の体を短距離ワープさせるゲートを作る。
ケイブとの関係は不明。
・重力操作
作中ではリリィに掛かる重力を増大させて動きを鈍化させた。
・負のマギ浸食
特殊な負のマギに感染させて、リリィのマギを負のマギへと徐々に変質させる。
・ハッキング
電子機器(メカヒュージ限定?)のシステムを乗っ取る。
・マギスフィア汚染
マギスフィアを負のマギに汚染し、ヒュージ側のものにする。
・通信・索敵妨害
エリアディフェンスの限定的な機能不全と観測・通信機器の無効化。
・感覚攪乱
平衡感覚の喪失や聴覚の不調、体感温度の錯覚や幻聴幻覚など、ヒトの感覚を狂わせる。
・アンデッド属性付与
討伐されても数度は復活出来るアンデッド属性を与える。
・ドミネーター
戦場滞留マギを
マイナスに固定する。
・消耗毒
マギと体力を消耗させる毒の霧を作り出す。
・結界領域
"結界"に入った攻撃を瞬時にして回避する。また、結界の代わりにシールドを展開することも出来る。
結界を発生させる器官を破壊する事で無効化した。
・ネスト必要水量減少
ネストに必要な水量が少なくなる。
・ミミクリー
体色を変化させて擬態する。
登場時は
ヒュージサーチャーにも感知されなかったが、こちらは
ステルス能力の併用の可能性はある。
・電磁パルス
当該個体は登場していないが、存在を言及された。
・正マギ抑制
マイナスマギの衝撃波を放って、リリィのマギによる攻撃やノインヴェルト弾を弱体化させる。