初出:SS第8話「エーレンフェストの本」、本編での初出は第358話(本人初登場は第415話)
名前の初出:小説は書籍版第五部VIII購入特典SS「ダンケルフェルガーの会議室」、現実時間での初出は作者twitter
声(ドラマCD第7弾/第9弾/第10弾): 上田燿司
家族構成
容姿
髪の色:淡い紫色
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瞳の色:レスティラウトによく似た赤い瞳
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大柄でとても強そうで、見るからにダンケルフェルガーの騎士達を率いるのに相応しい容貌
ちょっと厳つい顔
年を取ったレスティラウト
地位
年齢
- ローゼマインとの学年差:+23
- 誕生季:夏
- 属性(適性):全属性ではない(可能性がある)
作中での活躍
フルネームは「ヴェルデクラフ・アウブ・ダンケルフェルガー」。
ダンケルフェルガーの領主。
ディッターが強くて騎士達の支持が一番大きく、長兄はそこまでディッターに興味がなかったため、アウブに就任した。
(恐らくヴェルデクラフから見て)父方親族で幼馴染の
ジークリンデを最初の妻として娶った。
当初はダンケルフェルガーの風習に従い他領から第一夫人を迎え入れジークリンデは第二夫人となって夫と第一夫人を支えるはずだったが、政変に伴う諸々の事情から他領から夫人を迎えることを諦め、ジークリンデが第一夫人を継続することになった。
また、第二夫人と第三夫人はダンケルフェルガー領内の派閥調整を考慮した上で娶っている(従って夫人は全員ダンケルフェルガー出身と思われる)。
ハンネローレが直接渡すつもりだった歴史書を勝手にエーレンフェストに貸し出してしまったり、魔物討伐の先頭に立ったりする、豪快な人物。
ダンケルフェルガーの本を巡り
ローゼマインに
ディッター勝負を申し込んだ。
歴史書を盾に迫った過程を隠しており、都合の悪い所を誤魔化して報告するレスティラウトの癖は血筋ではないかとジークリンデに疑われている。
ディッター勝負を持ち掛けるときは楽しげだが、勝負所では厳しく相手を見定める領主の顔を出す。
率直に強さを求める領地の風土に漏れなく、貴族院でローゼマインが復活させた
ディッターの前に行う儀式の本来の方法とその効果の情報を得るや、儀式の効果向上の為に
ライデンシャフトの槍を求めて領地の神殿に押しかける騒動を起こし、冬の奉納式の時期の神殿を困惑させた。
レスティラウトがローゼマインを狙った
嫁取りディッター(実際には嫁「盗り」ディッター)においても、観戦のために貴族院への立ち入りを求めて
ルーフェンを困らせ、ディッターの様子を収める魔術具を学生に持たせることで諦めた。
その年の領地対抗戦では、ダンケルフェルガーの騎士団を率いて自ら儀式の実演を行い、全領地にその効果を知らしめた。
その際、神殿から
奪ったお借りした本物の神具であるライデンシャフトの槍をしっかり使用している。
実演までの短い期間に祝福を得る為に必要な魔力奉納量と1人当たりの負担を計算し、前日ではなくディッター直前の儀式実施を可能にするなど、領地一丸となって研鑽する姿勢は、領地全体の風土であると同時に、アウブ本人の資質であるとも言える。
15年春、
ジルヴェスターとローゼマインから
緊急通信用の魔術具で連絡を受けた。
沈静化に一枚噛んでおかなければまずいため「本物のディッター」として、
エーレンフェストとアーレンスバッハの礎取りディッターと、
ユルゲンシュミットの攻防ディッターへの参戦を引き受けた。
その交渉の際にローゼマインが発した「
シュタイフェリーゼより速く」というフレーズを気に入り、その後も使い続け、領内に流行させてしまった様子である。
その後、王族からの救援要請を待ち続けるも連絡が取れず、
ルーフェンより貴族院での変事を知る。
次期ツェントになる可能性がある事も含めて覚悟を決めたことで、女神の化身からの号令という大義名分を得て、貴族院および王族を守るべく
貴族院防衛戦に自ら参戦した。
貴族院を「ユルゲンシュミットの要」と認識しており、王族よりも正しい歴史認識を持っていることが窺える。
アダルジーザの離宮についても姫たちの魔力量の高さを知っているのみならず、
トルキューンハイトの末裔として
ランツェナーヴェの者達を脅威と認識し、代々姫が献上されてきた歴史知識も持ち合わせている様子である。
フェルディナンドらとアダルジーザの離宮に夜襲をかけた後、ようやく王族からの救援依頼を受け、すぐさま王宮に向かった。
王宮鎮圧後、助け出した妹・マグダレーナと共に講堂の戦いに参戦、
ラオブルートを打ち倒すと同時に、反乱者の捕縛を行った。
戦後の王族との会談には第一夫人と共に参加。
会談に先立ち、ダンケルフェルガーはツェントの座を投げ出したトラオクヴァールの剣を降りている。
次期ツェントに任命される可能性はあったものの、王族による立候補があった為、アウブ続投が決定した。
領主会議後、レスティラウトと共に神殿へ向かい話し合いを行った。
領主会議で各領地の神殿図書室から礎へのルートと聖典の鍵について広報があったと思われるため、おそらく聖典自体か鍵の回収等、何らかのセキュリティ対策を行ったと思われる。
経歴
前22or前21年 生誕
前15or前14年 洗礼式
前12or前11年 貴族院入学
前07or前06年 貴族院卒業・成人
10年頃 アウブ就任
12年春 領主会議にてダンケルフェルガーの歴史書をエーレンフェストに貸し出す
12年冬 領地対抗戦にてエーレンフェストに本の出版権を巡るディッター勝負を持ちかける
(結果、13年春の領主会議にてダンケルフェルガーから貸し出す全ての本についての出版契約が結ばれる)
13年冬 ダンケルフェルガーの神殿に押し掛ける騒動を起こす
領地対抗戦にてライデンシャフトの槍を使った儀式の実演を行う
15年春 本物のディッターへの参戦を引き受ける
ルーフェンより情報が齎され
貴族院の防衛に臨む
戦後の王族との会談に第一夫人と共に参加
継承の儀式に参列する
作者コメント
【
2016年 07月15日 活動報告】
感想欄でご指摘があったようにアウブ・ダンケルフェルガーが証拠もなく勢いで参戦を決めることに疑問を持った方は多いでしょう。
でも、ダンケルフェルガーはこれまでの積み重ねがあります。ディッター中にトルークを使われた中央騎士団の横槍攻撃を受けたり、トルークの説明を第一夫人とハンネローレが聴かされていたり、中央に異変があった時には守りに行ってほしいとお願いされていたり、領主会議中に地下書庫でお手伝いをしていたハンネローレからの情報だったり……色々な勘違いや解釈の違いはありますが、全く情報がないわけではありません。
付け加えるならば、夏の葬儀でディートリンデがレオンツィオといちゃいちゃして、大事な話し合いの場からフェルディナンドを遠ざけている様子やランツェナーヴェを非常に優遇しているところにアウブ自身が遭遇しています。
フェルディナンドが毒を盛られた云々はともかく、次期ツェントを自称するディートリンデの外患誘致に関しては全く判断材料がないわけではないのです。もちろん、八割ディッター脳であることは否定しません。
【
2022年 10月11日 Twitter】
>ウィンク考察第2弾
ヴェルデクラフ:できる。側近達に「妻への説明は任せた(バチン!)」ってよくしてる。
【
2022年 11月22日 Twitter】
>第五部Xに関連しそうないい夫婦 ヴェルデクラフとジークリンデ
ダンケルフェルガーの第一夫人ジークリンデは父方の親族で幼馴染み。ディッターの調整をする戦友的なノリが今も続いています。他の妻は派閥調整で娶ったので、ジークリンデが一番気をおけない関係。
エピローグには後方を支えるジークリンデの姿があります。
【
2023年 2月2日 Twitter】
ダンケルフェルガーの領主夫妻の小ネタ……貴族院時代は他愛ない口喧嘩が多いケンカップルでした。ヴェルデクラフがディッターに駆け出し、それを抑えるジークリンデと衝突するのを、周囲が「また婚約者同士のじゃれ合いか…」って見ている感じ。
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最終更新:2024年03月15日 03:12