グローリエ

初出(Web版):第253話
初出(書籍版):書籍版第二部Ⅲ プロローグ*1*2
名前の初出:書籍版第三部Ⅳ*3

声(TVアニメ第3期):友永朱音*4

家族構成


地位

階級:中級貴族
職種:子爵夫人(第二夫人→第一夫人)

年齢関連

  • ローゼマインとの年齢差(秋):+28*5
  • ローゼマインとの学年差:+28or29(誕生季による)*6

グローリエ視点の回

書籍版第三部Ⅳ エピローグ

作中での活躍

中級貴族ダールドルフ子爵(ギーベ・ダールドルフ)の第一夫人で、シキコーザの母親。
ガブリエーレの忠臣がエーレンフェスト土着の中級貴族との間に成した子(推測)で、旧ヴェローニカ派
ゲオルギーネ名捧げしており、ギーベ・ゲルラッハとは同志。
先代領主ジルヴェスターを領主に選んだ事に不満を抱いている。

息子シキコーザの魔力量が中級貴族の基準を満たさず、夫に与えられた選択肢*7の中で神殿に預ける事を選択した。
当時の神殿長を介して領主の母ヴェローニカへの繋がりを作る狙いがあり、狙い通りヴェローニカへの接触が叶い、ダールドルフ領が潤った。
元第一夫人が死亡して自身が繰り上がったのと同時期に、中央の政変を機に息子が還俗できた事を非常に喜んでいた。
中級貴族には不十分な魔力にもかかわらず我が子を跡取りに据えられるようにヴェローニカとも約束し、本来後継ぎであるイェレミアスの始末を画策するなど、自分勝手な性格。
その矢先にシキコーザが命令違反などの罪で処刑され、原因となった平民あがりの青色見習いマイン、平民の護衛を命じたフェルディナンド、同調した上司カルステッド、処刑を命じたジルヴェスターを恨み、敵討ちを願う。
直接手を下せば一族が道連れになるため、悪い噂を流したり、敵対しそうな貴族を煽ったりと暗躍し、神殿長やビンデバルト伯爵によるマインの拉致計画にも関与した。*8
イェレミアスには、感情的すぎて第一夫人はおろか貴族にも不適格と評されている。実際、上述の自分勝手な思惑を棚に上げてシキコーザを失った時の家族の言動に絶望して恨み、自分の復讐の為だけに連座で一族もろとも処刑される程の犯罪を犯した事からも、その評価は妥当だったと言える。*9

その激しい憎悪と復讐心を満たすべく、聖典偽物毒付)とすり替え*10ローゼマインを毒殺しようとするも失敗。
発覚を悟ると記憶を読まれないように側仕えを巻き込んで頭を吹き飛ばして自殺した。*11
一見全てに失敗したかのように見えたが、その裏で、エーレンフェストの聖典の鍵アーレンスバッハの鍵とすり替え、エーレンフェストの鍵を転移陣でギーベ・ゲルラッハに届けていた。*12
しかし、この一連の所業がきっかけとなってジルヴェスター一派に名捧げ関連の重要な情報がもたらされて粛清が前倒しされた事で銀製品の情報漏洩にまで至り、鍵のすり替えもゲオルギーネ]けでなくローゼマインを利する結果になった。

経歴

(年代はマインの誕生を0年とする)
~前06年 ゲオルギーネに名捧げする*13
~前09年 ダールドルフ子爵の第二夫人になる
前09年頃 シキコーザを出産し、神殿に入れる
05年頃 ダールドルフ子爵の第一夫人になる*14
07年秋 シキコーザの処刑が決まり、ヴェローニカや神殿長に助命嘆願するが叶わずに終わる
08年春 グラーツの夏の館にビンデバルト伯爵やザイツェン子爵、神殿長らを迎え、ゲオルギーネに名を捧げた者達と密談する*15
09年秋 ゲルラッハの夏の館で、ゲオルギーネに名を捧げた者達と密談する*16
13年夏 ゲルラッハの夏の館で、ゲオルギーネとゲオルギーネに名を捧げた者達とで密談する*17
13年秋 エーレンフェストの聖典の鍵および聖典の盗難、ローゼマインを暗殺する為の毒の仕込み、灰色神官誘拐を実行する
     事件の発覚を受けて自爆する

コメント

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  • ロゼマが見てすぐにシキコーザの母親だと分かったのは顔が似てるから? (2021-02-19 15:21:46)
    • 以前の宴の際にでも「あいつに気をつけろ。近づくな」くらい教えられてただろうよ (2021-02-19 16:09:40)
      • 接近禁止令を破った事を理由に処刑か厳しい契約魔術で行動を縛れば良かったのに (2021-02-20 19:55:05)
        • 接近禁止令を出した時はマイン平民だったからそこまでしなかったってことかな? (2022-11-22 06:30:42)
          • 接近したのはユレーヴェから目覚めたあとの始まりの宴のこと。ちなみに接近禁止令を出されたのはギーべの方で、関わらせるな命じられていた。実は「挨拶をさせて下さいませ」と言って近づいたところでヴィルフリートが話しかけたので、ローゼマインにはギリギリ接触していない。 (2022-11-23 19:17:59)
    • 貴族的教育を受けて「ダールドルフ伯爵家」=シキコーザの実家って知ってたので、家名を伝えられ顔が似てるからすぐ「母親」って結びついたんだろうね。 (2021-02-19 16:12:00)
      • ちなみに実際どんな顔かは、コミカライズ第四部3話(現在公開中)参照のこと。髪型変えたシキコーザそのまんまじゃないですかヤダー!(女装したシキコーザ並感) (2021-02-20 22:55:22)
  • 作中での活躍に「共謀した上司カルステッド」って書いてるけど、なんか一人だけ悪い事してたみたいな書き方だね・・・。平民の護衛も処刑も悪事ではないよな・・・。 (2022-01-25 17:42:23)
    • 同じく、粛清が前倒しされたのはマティアス達の申告によるものであり、グローリエの所業は「粛清のきっかけになった」んじゃないかな? (2022-01-25 21:39:45)
      • 粛清のきっかけは別だけど、それ以外は、日本語表記が分かりにくいだけで、似たような前提で書いている気がする。 グローリエによる襲撃事件がなければ、マティアスが告発を決意するに至らなかった可能性も結構あるし。 < フェルがアーレンに行くことになった時点で粛清強行が決定(ただし証拠は不十分(第445話))→グローリエの所業で証拠と情報が大幅に増加し、粛清が確実に行える状況が整う→グローリエがロゼマを襲撃した影響で、ロゼマの側近の警戒が、単なる粛清レベルを超えた状態になり、かつ、ロゼマもそれを止められない→ロゼマとロゼマ側近の様子を見たが故に、マティアスが告発を決断→告発を受けて、粛清が冬の主討伐後から討伐前に前倒し (2022-05-10 18:42:08)
    • 共謀は確かに違う気が... 「同調して(or意見を入れて)処刑した」くらいでいいのでは? (2023-04-18 08:35:14)
      • ってか「騎士団の規則に沿った罰」だったはず (2023-04-18 08:45:43)
      • 編集しました (2023-04-20 06:34:13)
  • 接近禁止令出てるのになんで授与式で挨拶しに近づいてきたんだ (2022-08-05 05:07:00)
    • お茶会とかの積極的な接近の機会を禁止されてるって意味では。家が存続を許された以上、グローリエは始まりの宴に出席するのを禁じられているわけではない。公共の場で無視すること自体は礼を失するから、挨拶はグレーだけど見逃されると判断してもおかしくはない。彼女はエグモントと縁を結ぶなど神殿攻略を担当するので、神殿長であるロゼマの顔を至近で確認したかったのかも。 (2022-08-05 09:14:13)
    • 普通の貴族なら正式な命令を堂々と破るなんてことはしないだろうけど、義理の息子曰く貴族として頭がおかしいグローリエにはそんな常識がなかったってことじゃない? (2022-08-05 10:16:38)
    • 自分の溺愛する息子であるシキコーザを切り捨てて一族の存続をとった、夫と義理の息子を憎んでいる的な描写があったから、一族の為に命に従うという意志がない、または少ないんだと思うよ? (2022-08-05 18:29:22)
    • 挨拶自体は咎められていないし、領主一族に身分順に順番に挨拶するのは儀礼の一環なんじゃないかなー。 (2023-04-18 09:08:43)
      • 家族がいない場で目立つように前に出て挨拶したっぽいから、「身分順に順番に」ではなかっただろうけど。 (2023-04-20 07:35:56)
        • 個人的にはそこは作者の演出の範囲というか、ずらずら~っと挨拶されるシーンを書いても無意味だからじゃないかなと思ってる。 (2023-04-20 12:07:27)
          • 挨拶をして来た、大勢の中の一人という点ではその通り。しかし事情を知ってる夫が傍におらず、止めるに違いない義理の息子もいなさそうな状況でことさらに挨拶してきたのは、彼女に作意があるんだろう。あのヴィルでさえ気がついて、話を逸らしたほどだから。ヴィルの言い回しを、「因縁のあるおまえを野放しにしておくとは、夫は何をしている? アウブの温情を無にするつもりか!」って婉曲表現と受け取るのは勘ぐりすぎかもしれないが。 (2023-04-21 06:54:18)
            • いや湾曲表現の解釈は合ってるんじゃないかな? 「お前うちの妹とは接近禁止らしいが何してんの? 夫知ってんの??」ってこと言ってるわけだしその後すぐ側を離れてるわけだし (2023-04-21 08:57:05)
      • 宴の旅に全ての貴族が挨拶に来てたらそれだけで宴が終わるから、身分順に挨拶に来た結果と言うわけではないだろう。 (2024-05-27 09:29:04)
  • 髪型が面白い (2025-01-04 23:54:26)
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最終更新:2025年09月16日 00:04

*1 時系列上の初出・「シキコーザの母親」として会話中に登場

*2 名称未設定・「ダールドルフ子爵夫人」本人としての初出は書籍版第二部Ⅳ プロローグ

*3 登場人物 その他の貴族

*4 アニメ第3期第三十二章では「ダードルフ夫人」表記(原文ママ)

*5 11年秋時点で38歳 公式の人物設定第四部/08年夏以降の初出時に35歳。初出が第195話のフェシュピール演奏会(08年夏)、第220話のお披露目(08年冬)、名前の初出(第253話:09年夏)までありえるが、第四部での年齢を考えると名前の初出時の年齢の可能性はないと考えられる

*6 春~秋生まれの場合は+28、冬生まれの場合は+29

*7 下級貴族へ養子に出すか、家の下働きか、神殿か、という通常のもの

*8 書籍版第二部Ⅳ プロローグ

*9 第451話

*10 この時使用した魔術具と毒はグラオザムが調合している、ふぁんぶっく6 Q&A

*11 第451話

*12 第449~452話、第456話、第589話 後書き

*13 正確な時期は不明だが、ゲオルギーネがアーレンスバッハに嫁ぐ前

*14 書籍版第三部Ⅳ エピローグ、シキコーザの神殿からの還俗と貴族院編入が許された頃に前第一夫人が死亡し第一夫人に繰り上がった

*15 書籍版第二部Ⅳ プロローグ

*16 書籍版第三部Ⅳ エピローグ

*17 第456話