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【概要】
- 蝕の日とは、アニメオリジナル作品『半妖の夜叉姫』に登場する用語である。太陽の光が全て消える皆既日食(作中では日食を日蝕と表記している)を指す言葉であり、紫織はこの期間に限り妖力を失う。公式メディアにおいては朔の日と対比して用いられているが、現実に存在する用語である朔の日とは違い、蝕の日は現実に存在しない造語である為、知識的な観点では注意が必要である。設定的にも大いに問題と矛盾を孕んでおり、日食の頻度を考慮すると月に一度妖力を失うという半妖の設定を大きく損なっている。皆既日食は数百年に一度しか起こらない。皆既日食に妖力を失う紫織は、そのまま数百年に一度しか妖力を失わない半妖という事になってしまう。わずかに太陽が陰る部分日蝕でも妖力を失うという設定であったとしても、部分日食ですらその頻度は数年~数十年に一度であり、非常に無理のある設定と言わざるを得ない。
- 余談だが、ガイドブックにおいて朔の日と対として蝕の日を設定したとされている。しかし、一般的に日食の対となるのは月食であり、朔の日(新月)は全く別の現象である。一般的には朔の日(新月)の対となるのは満月であり、朔の日の対として設定するならば満月に妖力を失うとするのが正しいと言える。満月であれば、その頻度は新月と同じである為、月に一度という半妖の設定的にも符合していた。
最終更新:2024年03月25日 21:47