ReicheErnteブース
落ち着いたアースカラーでまとめられたブースに既製品いくつかと新兵器が並んでいる。
壁面に配置されたパネルには創業者の思いや、近年の実績がまとめられているようだ。
キャバリアの展示はないからか、それほど手狭という印象はない、が――
近づいてみると、焼き立てのパンの香りが漂ってくる。
最近の需要の高まりから、自社農場で作られた農作物を島内に卸しており、
その販促の一環ということで配布をしているようであった。
生徒会及び委員会連合の生徒、もしくは他社の渉外担当者であると明かせば、多すぎるくらいの手土産を渡されるだろう。
(
どちらかといえば職人気質で無愛想な社風であるにもかかわらず)
また、よく見ると壁面のパネルもキャバリア関連のもの以上に、
クリーンエネルギーや、環境再生について書かれているものが多いようであった。
島内最大の消費は、
Shirleyの寿司店等に卸しており、生徒への需要も高い米であるため、
そろそろ本業の麦を売り込みたかったようだ。
担当者に声をかければ、キャバリア兵装について話をするとき以上に、かなり熱をもって解説してくれることだろう。
毎月の新鮮な作物を自宅まで配送するシステムも始めたらしい。
なお、対企業担当の社員も派遣されているはずだが、他者へのあいさつ回りで忙しくあまりブースにはいないようだ。
もしも要件や、パーツの供給依頼があれば受付担当の社員に捕まえておいてもらうよう依頼しておくのが様だろう。
ReicheErnte新製品
ReBS-073 “Bodenausgleich”
巨大なロッドに支えられた大型の回転のこぎり。
近年需要が高まってきた軽量さと強度を両立した複合装甲やビームシールドに対するライヒ社の答え。
対ビームコーティングが施された高硬度の刃を高速回転させることで対象を両断する。
またロッド部分は3か所が稼働し、自立したアームとしての運用を可能しており、汎用性を高めている。
なお、ライヒ社の常であるがオーダーメイドのため替え刃の調達に時間を要する。
ReRS-074 “Sendung”
広範囲大火力というライヒ社に求められている(であろう)ものを体現した巨大なキャノン砲。
本来ならば艦船や、前線基地に備え付けられる想定で作成された砲台を無理やりキャバリアで扱えるように加工したもの。
同系列の砲塔と比較し、威力の減衰を最小限に抑えながらもそれなりの連射速度を実現させた。
その反面、機体にかかる反動はかなりのもので、下手な機体が持てば良くて腕部が吹き飛ぶほど。
重量級の機体がアンカーを差して運用することが推奨されている。
最終更新:2020年12月06日 20:57