フォッフォッフォッフォッ
生命? わからない。生命とは何か?
フォッ、フォッ、フォ…
∧ ̄∧ヽ
/∧ ̄∧. \=v=/ ',
,' \=v=/ .(_)\/((_) l
l (_))\/(_) (ヽノ ノ.//| フォッ、フォッ、フォ…
にノ( ヽノノ .( `il´//ニ|
に). `|| ) /⌒/Jヽ二. ⌒ヽ
/⌒ヽ二/|ヽ⌒ヽ 〉‐〔ー'-'‐'二|_ノ
〉_./l(二ー'-'‐'〕.〈 /_./l_V__ノ| |
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_((∠二ニ/ バルタソ ./__|__人/⌒)/
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言わずと知れた
ウルトラマンシリーズを代表する宇宙人。通称「宇宙忍者」。
蝉顔と大きなハサミ状の手が特徴の異星人。
ハサミを上下に揺さぶりながら「フォッフォッフォッフォッ」と不気味な声を発する
*1様は見た者に強烈なインパクトを残す。
身長はミクロ~50メートル、体重は最大2万トン。
武器は両手の鋏から出す赤色凍結光線と白色破壊光弾。
高度な知能と科学力に加え、光線で対象を停止させる、対象に乗り移る、瞬間移動する、分身する、
さらには防衛軍が発射した
核ミサイルを変わり身で切り抜けるなど、
「宇宙忍者」の異名通りの多彩かつ特異な能力を持つ。
監督兼脚本家の飯島敏宏氏によれば、「バルタン」は60年代当時「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたバルカン半島に由来し、
兵器のせいで故郷が滅んだという設定も、紛争の絶えないバルカン半島の状況にちなんでいるという
*2。
またハサミについては、やはり60年代に分布域が全国区になったアメリカザリガニのイメージを取り入れたもので、
宇宙からの移住者という設定も実はアメリカザリガニ由来らしい。
バルタン星人侵略の歴史
『ウルトラマン』だけでも第2話、第16話、第33話と三度、さらにシリーズ通じて度々登場。
しつこく地球侵略とウルトラマンたちを狙うことから「
ウルトラマンのライバル
」との呼び名も高い。
しかし、弱点のスペシウムをウルトラマンが自在に使える事を考えるとむしろウルトラマンは天敵ではなかろうか
ウルトラマンを除けば、恐らく日本で一番有名な宇宙人であろう。
見た目の個体差はその都度激しく、それぞれ「バルタン星人○代目」という呼び方で区別される。
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初代、2代目、3代目 |
初代
『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」に登場。
バルタン星が発狂した科学者による核実験で壊滅し、運良く宇宙旅行中で助かった20億3000万人が難民化。
放浪の旅の途上でたまたま地球を発見し、この「初代」がバルタン星人を代表して来訪する。
当初は宇宙船修理に必要なパーツの入手が目的だったが、地球の環境を気に入り移住を決断。
宇宙センターを占拠し、かけつけた 科学特捜隊と地球移住の交渉を行うが、
地球人のいう生命の概念を理解できず、なにより数が多すぎることなどからうまくいかず、
さらに彼らにとって弱点の「スペシウム」が存在する 火星への移住を提案されたことで完全に決裂。
武力による地球侵略を決意して巨大化し、破壊活動を行う。
が、突如あらわれたウルトラマンにより阻止され、スペシウム光線を浴び死亡した。
彼以外のバルタン難民は体をバクテリアサイズに縮小して宇宙船で冬眠待機状態だったのだが、
雲中に潜んでいたこの宇宙船もウルトラマンにスペシウム光線で爆破されてしまい、
約20億のバルタン星人がほぼ絶滅した
。
この事件を生き延びたバルタン星人達は復讐のため、ウルトラ一族打倒と地球侵略を至上目的と考えるようになる。
地球はともかく、そりゃウルトラマンは狙われても仕方あるまい。
さすがにウルトラマンの行動が酷過ぎるせいか、後の作品ではこの行動の大義名分が立つようフォローされている事もある。
しかし、ハヤタ隊員をうっかり轢き殺した事と言い、この頃のウルトラマンは問題行動起こしまくりである
なお科特隊との交渉では、初代なりに気をつかった様子も見られる。
が、いかんせん彼に異文明とのファーストコンタクトは荷が重すぎた。
なにせ科特隊は地球側の全権大使でもなんでもないので、そもそも交渉しても無駄という認識すらないのだから。
尤も、即座に「地球はもらう」と話を打ち切っている辺り、本人も交渉のつもりは無かったのかもしれない。
そのおかげで、何も知らない20億2999万9999人の罪のないバルタン星人がウルトラマンに虐殺されてしまったわけだが…
二代目
第16話「科特隊宇宙へ」に登場。初代と比べると細身で、頬がこけている。
スペシウム光線を跳ね返すスペルゲン反射鏡と、八つ裂き光輪をはじく光波バリヤーを装備し、ウルトラマン対策は万全。
「ウルトラマンなど恐れる事はない。 スペシウム光線を撃ってきたら 今度はスペルゲン反射光の餌食にしてやれ!」
ウルトラマンによる虐殺からかろうじて逃れ、R惑星という新たな居住地を発見。
しかし復讐の念やみがたく、人類への挑戦を宣言。生命の意味わからないんじゃなかったのかお前ら
科特隊とウルトラマンをR惑星におびき寄せ、その隙に別働隊が地球を攻撃するという陽動作戦をとるが、
地球に残っていたイデ隊員が「こんなこともあろうかと」開発しておいた光線銃「マルス133」と、
テレポーテーションで一瞬のうちに帰ってきたウルトラマンの前に敗れさった。
三代目
第33話「禁じられた言葉」に登場。姿は二代目と同じだが、カラーリングが微妙に異なる。
メフィラス星人に操られていたらしいが詳しいことは不明。
特に戦いもせずに消滅したため、メフィラスが恫喝に用意した立体映像という説も。
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4代目 |
四代目
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『 帰ってきたウルトラマン』第41話「バルタン星人Jrの復讐」に登場。
初代の息子であり、OPクレジットではサブタイと異なり「バルタン星人ジュニア」と表記される。
ロボット怪獣ビルガモを使ってウルトラマンジャックに挑む。
ビルガモ敗北後に「勝負はまだ 一回の表だ」と宣言するなど、地球文化の研究に余念が無い。
しかし自身も退散しようとしたところを
後ろからスペシウム光線を撃たれて
コールド負け消滅した。 またこんなオチか…
なお消滅しただけであって、生死は不明。
内山まもるのコミカライズ版ではこの設定を生かし、彼のさらなる復讐が描かれる。
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5代目、6代目 |
五代目
「我々優秀なバルタン星人の動物園に入れるんだ 下等動物として動物園にな!」
『ウルトラマン80』第37話「怖れていたバルタン星人の動物園作戦」に登場。
口元のデザインのせいで、ウルトラファンからは「ブタ鼻」というありがたくないあだ名をいただいてしまっている。
他の異星人や宇宙生物を下等動物とみなし、拉致して母星の動物園に収容しており、80をも捕らえようとたくらむ。
戦闘では母船の援護射撃や瞬間移動、透明化、火炎弾「バルタンファイヤー」、目くらましを駆使して80を苦しめたが、
最後はハンマー投げの要領で母船にブン投げられ、もろともに爆散した。
ちなみに声の担当は 島津英雄なども演じた水鳥鉄夫氏。
六代目
「子供と子供が喧嘩する! 男と女が喧嘩する! 家と家とが喧嘩する! そして、お終いには国と国が喧嘩する! ミサイル発射! 手裏剣シュッシュ! 日本は滅びる、地球は滅びる!」
『ウルトラマン80』第45話「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」に登場。
造作は相変わらずブタ鼻だが全身の塗りが増えており、五代目のリペイント版といったところ。
偽の UFO写真を子供達にばら撒いて諍いを起こさせ、そこから男と女、家と家、果ては国と国の喧嘩にまで発展させて人類の自滅を企むという、 何とも気の長い作戦を実行。
地球研究には更に磨きが掛かっており、「
お釈迦様でもご存知あるめえ!
」などと江戸っ子じみた台詞まで吐く。
と、コメディタッチが強いものの、いざ戦闘となるとガチ。
子供を人質にとって左手がふさがっていたにもかかわらず、前転・瞬間移動・バルタンファイヤーに加え、
光線技「エクシードフラッシャー」で80必殺のサクシウム光線を相殺してのけるなど大健闘。
最後は瞬間移動先にウルトラスラッシュを先読みでブチ込まれ、敗北。
なお人質は本人がまるで活用せず、80も気にした様子がなかった。余計なことしないで両手で戦えばよかったのに。
ちなみに声の担当は 豪鬼やZERO ベガの西村知道氏。
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パワードバルタン、ダークバルタン |
パワードバルタン星人
『ウルトラマンパワード』では物語の黒幕として パワードバルタン星人、
パワードバルタンの元締めとして、冬虫夏草を髣髴とさせる見た目の サイコバルタン星人が登場。
詳細は パワードバルタン星人の個別記事を参照のこと。
タイニーバルタン
『ウルトラマンマックス』に登場した個体。
本作のバルタン星人は、もともと地球人と同じ姿をしていたが、発達しすぎた科学とそれに伴う度重なる 核戦争によって今の姿に進化してしまった、という設定。
特徴はバルタンきっての穏健派……とかそんなことよりなにより性別が
♀
で
少女の姿
に変身、しかも
ボクっ子
であり、
「ばる☆るん」と唱えることで箒に乗って空を飛んだり、ジェットコースターを飛ばしたりする点。
このためファンからは「魔女っ娘ばる☆たん」と呼ばれるが、あくまでバルタン星の超科学による重力操作で、魔法ではない。
まあ、
本当の姿は見ての通りのフォッフォッフォッなんですがね
。
ダークバルタン
「地球人よ。 君たちがいつも宇宙に呼びかけている言葉を私にもどうだ? 『ようこそ地球へ』 フハハハハハハハハハ!」
『ウルトラマンマックス』に登場する、過激派のほう。別名は「宇宙忍者」ではなく「
超科学星人
」。
地球人が月や火星に進出することを嫌い、先手をうっての地球侵略と、邪魔なタイニーの抹殺を謀る。
。
「広範囲の無重力空間展開」「
ウルトラマンの7倍以上(357メートル)に巨大化
」「腕を切られても落ちる前に液体のようなモノで体を繋ぎ回復」「必殺光線も高速移動で余裕回避」
「巨大化したマックスも拘束する光線」「二代目の三倍に増量されたスペルゲン反射鏡でギャラクシーカノンを反射」などトンデモ能力を駆使する。
決戦では「
バラバラにされてもすぐ再生
」からの
クローン技術で数千体に増殖
、しかし負けじとマックスも分裂して空中ウルトラマン 無双、という超展開で視聴者の度肝を抜いた。
この集団戦では「怪音波でマックスを苦しめ、マックスのブーメラン状の武器を意のままに操ってマックスの分身を同士討ちさせる」という能力も披露。
この能力が後述のMUGENのダークバルタンの洗脳波の元ネタだろう。
一戦目ではウルトラマンに完全勝利、二戦目も終始優勢だったが、タイニーの策によって戦意喪失し故郷の星に帰った。
ダークバルタンは歴代で唯一ウルトラマンを倒すことに成功し、なおかつ倒されていないことから、
ウルトラマン列伝の公式ブログに「史上最強のバルタン星人」と紹介された。
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そのほかにも『ウルトラファイト』のバルタン、『ザ☆ウルトラマン』のアニメ版バルタン、『アンドロメロス』のメカバルタン、
劇場版『ウルトラマンコスモス』のバルタン星人ベーシカルバージョン・ネオバルタン・チャイルドバルタン、
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』のバルタン星人(SDI)等々のバルタンがいるのだが、
MUGENにはあまり関係ないので、詳しくは専門サイトをご覧いただきたい。
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番外編バルタン |
東映の特撮作品『有言実行姉妹シュシュトリアン』第40話「ウルトラマンに逢いたい」に登場。
円谷キャラが東映作品に出た希有な例。
怪獣倉庫のバルタン星人の着ぐるみに憑依して復活し、他の 怪獣の着ぐるみを操って暴れさせた。
怪獣達がシュシュトリアンに敗れた後は自ら巨大化したが、ウルトラマンとシュシュトリアンに倒された。
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漫画作品のバルタン |
楳図かずおによる『ウルトラマン』の漫画版ではかなり異質な外見で描かれ、
バクテリア大で水に紛れ、水に触れた人間に寄生する
、
顔だけバルタンになってガソリンを飲む
など、
宇宙人というより憑依霊じみたホラー描写が満載。楳図先生だから仕方ないね。
最期は20億人以上のバルタンともども氷漬けにされ宇宙の果てに強制送還となった。
また、 メフィラス星人の回には(原作における)3代目も登場。
原作と異なり、 ザラブ星人、ケムール人、てダダを加えてウルトラマンと闘っている。
内山まもるの『ザ・ウルトラマン』では、 タロウの幼なじみのエルフがバルタンの着ぐるみを着てキングバルタンを名乗っていた。
故郷でなんかあったらしく、冷たいウルトラの連中より、意外にやさしいバルタンに味方してやりたかったらしい。
バルタン2万の兵を指揮して暴れまわり、地球侵略も企てていたため、ウルトラの国の勇士司令部から討伐対象に指定される。
最期はタロウの説得にほだされて離反、バルタンベースの動力炉をウルトラダイナマイトで破壊して散った。
『ウルトラマン超闘士激伝』ではメフィラス大魔王配下の「鋼魔四天王」の一人「闘士バルタン」として登場。
全身に武装を施しているほか、「PSYバルタン」なる分身を生み出す能力があるうえ、自身の戦闘能力も高い強豪。
本体の10分の1の強さを持つPSYバルタンを大量に投入してウルトラの星全土に襲撃をかける。
ウルトラマングレートと戦い、超必殺技「バルタン・ミクスド・ファイヤー」をグレートの切札「マグナム・シュート」で跳ね返され敗北。
その後はメフィラスや他の四天王ともども改心し、ウルトラ戦士に協力している。
円谷プロダクション監修 *3の『ウルトラマンSTORY 0』では、光の国の住人が光の巨人となったのがそもそもバルタンのせい。
光の国の人工太陽プラズマスパークに細工し、生物の進化を暴走させるディファレーター因子を全宇宙にばらまくことで、
種族の脆弱な肉体を飛躍的に進化させることに成功したが、同時に最大の敵・ウルトラマンをも生み出してしまった。
本作のバルタンはアリじみた社会性生物であり、個体の意思を全体で共有し、個であり全である存在。
誰か一人が相手を敵と認識すると、種族全体がその者に敵対し、自己の命を顧みず種族の脅威を打ち払う。
この設定により、初代バルタンが地球人の生命観を理解できなかったり、ウルトラマンが20億のバルタンを絶滅させた理由が説明できるようになっている。
ディファレーター因子を研究するため、様々な生物実験を行っており、ウルトラ族をも改造して操ったりしている。
『ウルトラマン』のリメイク漫画『ウルトラマン THE FIRST』では、物語全体を通して暗躍する敵として登場。
ブルトンや ゼットンを操ったり、宇宙船のパイロットを ジャミラに改造したりと、
ポジションとしては『パワード』のパワードバルタン星人に近い。
ちなみにウルトラマンによる宇宙船爆破の件は、
バルタン側の自爆
という描写となっている。
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ゲーム作品のバルタン |
「たとえホシノ少年が死ぬ事になっても、バルタン星人は必ず殺す」 |
『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場するバルタンバトラー・バレルはなんと主役の一人。
怪獣ハンターチーム「ラッシュハンターズ」に所属し、通称は「命知らずの宇宙忍者」。
メカニカルな風貌に、鉤爪上の5本指を持つ左手、赤いマフラーをたなびかせるなど、どう見ても完全にヒーロー。
CVは平川大輔。
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ちなみにバルタン星人を表した「(V)o¥o(V)」の顔文字は、Microsoft IMEの話し言葉顔文字辞書に登録されている。
(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ
(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ
(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ
MUGENでのバルタン星人
抜群の知名度とバリエーションを持つだけあってウルトラ怪獣の中ではダントツに多い。
強さのランクもそれぞれで、大会のレベルにあわせたキャラを選びやすい。
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這い寄る混沌氏製・SFC版バルタン星人(初代) |
SFCゲーム『 ウルトラマン』のドットを用いて作られたバルタン星人。
「フォッフォッフォッ」の声とポーズを忠実に再現し、宇宙忍者の名に恥じず二段ジャンプや分身の術などトリッキーな動きをする。
ワープや分身のたびにフォッフォッフォッフォッと鳴くため、場合によっては 非常にうるさいことになる。
AC版では原作にのっとり、ステージ2の敵として登場したのだが、正直 2面の敵としては規格外の強さだった。
SFC版では2代目バルタンの位置となるステージ6で登場し、中盤の山場としてプレイヤーを苦しめた。
「分身の術」は本体に重なり本体と同じ動きをする、 ユンの幻影陣のようなものである。
ちなみにこの分身、更新前は約5~6体というとんでもない数だったが更新後は3体(本体込)に落ち着き、
その後の更新により分身中に スーパーアーマーがつくようになっている。
他にも巨大なハサミから
- 破壊火炎弾(正面に放つシンプルな飛び道具、ただし中段)
- 赤色凍結光線(中距離ビーム、ダメージはあまりないが当たると硬直させゲージも減らし追撃可能、ガード不可)
- 反重力嵐(当たると吹っ飛ばされる、ガード可)
を放つほか、様々な飛び道具を持ち、超必殺技では大量のミニバルタンに分裂して特攻する(これは本来2代目の能力)。
またウルトラ怪獣でおなじみのワープやバリヤもある。
このバリアは飛び道具を無効化するだけでなく、特定の攻撃を受けると威力の高い衝撃波を打ち出してくるので 弾幕にも強い。
上記の超必殺技「ミニバルタン特攻」の性能はかなり恐ろしいものがある。
- 範囲が広く上・中・下段対応で、クリーンヒットすると体力の6割強を奪っていく。
- 発動中は完全無敵。
- 自動追尾仕様(反対側に回り込んでも打ち込んでくる)。
AIも強化され、テレポートやバリアで相手の攻撃から逃げ回り、ゲージが溜まったら惜しみなく超必に回してくるので
並大抵のキャラではダメージを与えることすらままならず、 メフィラス星人や キングジョーでさえ互角。
超必殺技も相手を拘束できる時間が長いという高性能ぶりなのでシングル・タッグいずれでも強いキャラである。
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muu氏製・『対決!ウルトラヒーロー』版バルタン星人(6代目) |
- muu氏製・『対決!ウルトラヒーロー』版バルタン星人(6代目)
ゾフィーなどのウルトラシリーズキャラで知られるmuu氏によるバルタン。
ドットは『対決!ウルトラヒーロー』のもので、同作ではこのバルタンは初代ということになっているのだが、
80の怪獣が少ない+
どう見ても初代に見えない
という理由から6代目として制作されている。
ボイスも6代目バルタン・西村知道氏のもの。
muu氏のキャラなのでこのバルタンにもFEアレンジが施されており、 スピリッツやネビュラコンボを搭載。
ジャンプが ティッシュ気味でやたら高く飛び上がり、ステージによっては画面外に見切れてしまう。
必殺技ではハサミから放つ飛び道具のエクシードフラッシャーのほか、さまざまな格ゲー忍者に変身しながら技を繰り出す。
服部半蔵とか 如月影二といった有名どころもいれば、「誰?」というようなマイナーキャラまでバリエーション豊富。
もちろん、 すごい漢にだって変身します。
デフォルトでAIも搭載されている。
ガードは甘いがワープするように行う前後ダッシュ(無敵あり)を多用。原作における80の苦難が味わえるだろう。
2011年5月30日の更新で初代バルタンに変身する技が追加された。
発動すると、ランダム行動する分身が出現する。
ただしAIはゲージを他の超必殺技に回すことが多く、よほどゲージが増えていない限りはお目にかかれない。
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特異点氏製・ダークバルタン |
『マックス』で圧倒的強さを見せたダークバルタンが特異点氏によって手描きキャラとしてMUGEN参戦。
2011年8月6日公開開始。2016年2月7日の更新で性能がいろいろと調整された。
氏の他の怪獣キャラと違ってアーマーを持たず、単発火力もさほど高くない(以前のバージョン)が、
そのぶん、飛び道具を反射する、相手の動きを封じる、背後に回り込むなどといったトリッキーな戦い方ができる。
技は劇中で使用したものや大怪獣バトルにおけるものがほぼ搭載されており再現度が高い。
飛び道具の反射技は劇中と同じく2種類あり、体に受けた戦闘機の光線をハサミから跳ね返した「簡易反射」と、
胸の反射鏡でマックスの光線を跳ね返した「スペルゲン反射光」を使うことができる。
「簡易反射」は反射した飛び道具の威力が固定な代わりに即座に使用できて使い勝手がよく、
「スペルゲン反射光」は反射までに時間がかかる代わりに受けるはずだった飛び道具のダメージをそのまま反射できる。
相手の超必殺技などを「スペルゲン反射光」で反射できれば大ダメージが与えられるだろう。
残像を残しながら高速移動する「シフト」や敵の背後に無敵移動する「ビハインドシフト」などがあるため機動力も高く、
相手を翻弄する戦法も劇中通り強力。
2ゲージ消費技である「ギガンティックプレス」は巨大化して相手を踏みつぶす技で、使用中はアーマーがある。
相手を洗脳して味方を攻撃させる「洗脳波」、広範囲に障害物を一定時間浮遊させる「グラビティーフォール」など、
ゲージ技には珍しい性能を持つ技が多い。
デフォルトでAIも搭載済み。
ダメージ制限や再生などを設定する項目もあるので気になる人でも安心。
火力の低さや回避主体の戦闘スタイルのおかげで試合時間が長引きやすいのが以前のバージョンの欠点か。
2016年更新版ではグダる技の効果時間短縮や必要ゲージ増加、
旧版の1.5倍の火力等の調整で以前に比べると改善が見られる。
他の怪獣のイメージからくる先入観に反して今のところは強クラスの強さに収まっている。
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m78氏製・パワードバルタン星人については
こちら。
出場大会
【バルタン星人(初代)】
【バルタン星人(6代目)】
【ダークバルタン】
出演ストーリー
プレイヤー操作
*1
実はこの声、バルタンオリジナルではない。
元々は東宝のパニック映画『マタンゴ』で使用されたものが、『ウルトラQ』のケムール人に流用され、さらにバルタンにも使い回されている。
ちなみにバルタンの着ぐるみ自体も『ウルトラQ』のセミ人間のそれを流用・改造したものである。
*2
これについては「フランスの人気歌手シルヴィ・ヴァルタン から取った」というのが定説であるが、
説明がめんどくさいのと、宣伝効果などを考慮して、会議でそういうことに決められたというのが実情だそうな。
なお2013年2月7日にシルヴィが来日公演を行った際には、バルタン星人が祝福に駆けつけるというサプライズが行われた。
バルタンが「“あなたのとりこ”です(シルヴィの代表作「あなたのとりこ」を意識したもの)」とメッセージを送ると、
シルヴィは「こんな家族がいるなんて知らなかったわ!」と返している。
*3
円谷プロ監修とはいっても、光の巨人誕生秘話からして既に公式設定と年代矛盾が起きており、光の国の正史とは言いがたい。
本作はあくまで
円谷プロ監修のパラレルストーリー
と捉えるべきであろう。
まあ公式設定自体も二転三転の矛盾まみれなので、いつものことと流して良い点だけを見るのが賢い楽しみ方である。