「ソウルパワー…今が使う時なのね!」
初出作品:
ストリートファイターZERO
出身地: イタリア
生年月日: ????年7月3日
身長: 178cm
体重: 54kg
スリーサイズ: B96 W57 H86
血液型: 不明
好きなもの: シェリー酒、入浴
嫌いなもの: 紫外線、早起き
特技: タロット占い
ファイティングスタイル: ソウルパワー
キャッチコピー: 神秘操る蟲惑の眼 (ZERO3)、運命のカード (IV)
CV:
宮村優子 (ZERO・ZERO2)、
根谷美智子 (ZERO3等)、
田中敦子 (CFJ)、
渡辺明乃 (IV)
キャラクター設定
表向きはイタリアのジェノバで
占い師を生業としており、よく当たると評判になっている。
しかしそれによって逆恨みを買ってしまうこともしばしばあるようだ。
自らの精神力を力に変える「ソウルパワー」の使い手であり、これは悪意や憎しみの無い「サイコパワー」とされ、互いに対極にあるとされる。
強大なサイコパワーを用いて世界征服を企む
ベガの野望を防ぐ為、闘いに身を投じることに。
初出作となった『ZERO』から『ZERO3』までに、ベガとの因縁を含め、度々設定に矛盾が生じているキャラクターである。
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ローズとベガの関係の変遷(長いので折りたたみ) |
まず、『ZERO』のバックストーリーではローズにかつてソウルパワーの修行を施した師の話が出てきており、
「いつか必ず、お前は戦いの場へと足を向けることになる。
……忘れるな、『ソウルパワー』はお前にとって、強力な武器でもあり、克服できぬ弱点でもあるのだ……」
と、将来の彼女の過酷な戦いを予告しており、ローズはその後、邪悪な意思の力による大きな災いを感じ取る。
それは『ソウルパワー』のようであり、彼女のものとは全く異質の力のようにも感じられた。
徐々に増大するその力の持ち主を軍服の男・魔人ベガと特定した彼女は、ベガを封じるべき相手として認識する。
しかしベガの方は、『ZERO』のローズ側ストーリーでは「やはり来たか。同じパワーを持つ者同士避けられぬ戦いだ」と
認識しているのだが、一方でベガストーリーでは「ほう……ソウルパワーの使い手がまだいたとはな」と言ったり、
『ZERO2』では「キサマか……このベガ様にこざかしいメッセージを送っていたのは!?」と語ったりと、
まるでローズとはちゃんと面識が無かったような雰囲気の発言も見られる。
また、『II』の頃のベガの設定に「かつて有名な師範に師事しサイコパワーを学んでいたが後に師を殺害」というものがあり、
『ZERO』のエンディングで「ローズが倒された今、サイコパワーの伝承者は、ベガひとりとなってしまった」
というメッセージがあったため、ベガとローズは同じ師範に師事していた同門同士なのでは思われていた時期もある。
(これに関しては上記のメッセージの食い違いなどからややはっきりしておらず、少なくとも作中では言われていない。)
また、ローズの師匠とベガの間には何らかの過去があったらしい(ゲーメストムックVol.47『ギャルズアイランド スイートメモリー』の開発者インタビューより)。
……のだが、『ZERO3』においては
ベガがローズにソウルパワーを伝授したかつての師
と明言されている。
「師範とベガの両方から学んだ」「実は師範とベガは同一人物だが、何らかの理由で悪に染まってしまった」
「ローズのかつての師の体をベガが乗っ取ってしまった(肉体のみ師範)」など幾つかの推測があるものの不明である。
また『ZERO』『ZERO2』ではソウルパワーにサイコパワーを封じる力があるような設定があったのだが、
こちらも『ZERO3』以降では見当たらなくなっている。
これについても「『ZERO2』のエンディングで封印した際に、力が失われたのではないか」という説がある。
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『ZERO』のエンディングでは死力を尽くしてサイコパワー共々ベガを打ち倒すも(
結局は復活してしまうのだが)、
力を使い果たしてしまった反動でその場に崩れてしまう。
『ZERO2』でもベガを倒すものの、一抹の不安を感じて引いたカードによる占いの結果から、
未だベガのサイコパワーが完全に封印出来ていないことを悟る。
『ZERO3』ではベガを倒しかけたものの返り討ちに遭ってしまい、瀕死のところを
ガイによって救われるものの、
倒したベガの魂がローズに
承継されてしまう…という、全体的にやけに悲劇的なエンディングを迎えている。
「求めすぎれば自分を失う どうか間違えないで」
なお『ストIV』においてもベガとの師事設定に関しての詳しい解釈はされて無い模様。
本作でのローズの設定は、大方が『ZERO3』のものを反映しているようである。
ベガの暗躍を止める為に
リュウやガイとの接触があるところからも、それが見受けられる。
…が、対戦画面中の表情が少々
ふとましくなってしまい、『ZERO』シリーズからのファンをどうしてこうなったと嘆かせている。
キャラ選択画面のバストアップやオープニング、エンディングのアニメ絵では普通の美人さんなので、
尚更ゲーム中のごついモデリングとのギャップが激しい。
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『ストIV』『スパIV』における自身のストーリー内容 ネタバレ注意 |
『ストIV』ではベガと戦い勝利した直後に意識を失ったようで、目覚めたときにはシャドルーの基地の外に倒れていたと語っている。
その後カードによる占いからベガの生存を予感し、なかなか終わりの見えない闘いに再び歩んで行くことに。
エンディングでは セスを倒した直後にベガが自ら接触して来る。
どうやらローズ本人に自覚はないが、彼女には先の闘いでベガによって注入されたサイコパワーが内在しており、
それを回収された後に意識を失ってしまう。
触れられたときに彼女が見た「恐ろしい事」の中には、セスの生産過程や、 バイソンのエンディングで登場した謎の少年が映し出されていた。
セスはともかく、謎の少年の方は今後何らかの伏線と成り得るのかどうか…。
『スパIV』ではベガと同じ業を持つ自分では完全に倒しきることは不可能であることを悟り、
それを成すことが出来るリュウを希望とし、そのときが来るまで出来うる限りサポートすることを決意する。
エンディングでは生死を彷徨っていたらしいが、ガイの呼び掛けにより目を覚ます。
ちなみに、前作や今作でもこの様に、協力者やら身を案ずる者としてしょっちゅうガイとの接点があるが、
小野プロデューサーによると「『ZERO』の同人誌でガイとローズが絡んでいるのを頻繁に目にしたから」と答えている。
その大本を辿れば、『ZERO2』のガイの乱入キャラクターとしてローズが現れ「(ガイに)心の迷いがある」と指摘したのが二人の関係性のルーツではないかと思われる。
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元の後ろに
数多の屍が見える、人の定めを超えた
豪鬼の運命は見えない、
サガットの運命がリュウと出会った事で変わった等々、
人間の運命を見抜く能力は健在のようである。
ダンの勝負運は見えないらしい。
「人は生まれつきの星だけに従うのではない あなたなら新しい星を見つけられるわ」
彼女の元ネタが『
ジョジョの奇妙な冒険』第2部に登場する
ジョセフ・ジョースター達の師匠
リサリサというのは有名な話。
「超能力を操り、マフラーを武器に格闘するミステリアスな美女」という説明だけでは、どちらを指しているのか不明なくらいそのまんまである。
ちなみに
入浴好きなのもリサリサと同じ。しかし出身は何故か彼女の弟子である
シーザーと同じ。どういう捻り方だ。
また『ZERO3』のシークレットファイルには、水面に浮かぶオールの上に立つ彼女のイラストがあるのだが、
これはそのまんま原作でリサリサが初登場した際に取っていたポーズである。
更に『
CAPCOM FIGHTING Jam』では、
デミトリの
ミッドナイトブリスを喰らうと
リサリサと同じ服装
になる。
また極まれに(何を間違えたのだろうか)
エンヤ婆らしき婆さんに変身することもある。
そして『ストIV』にて初登場した
ウルトラコンボ「イリュージョンスパーク」は、相手にマフラーを巻きつけてソウルパワーを流し失神させる技。
「
オーノーだズラ
おめえもうだめズラ。逆にお仕置きされちまったズラ。波紋を流されてしまったズラ」
『ジョジョ』第2部の熱烈なファンならば、10人中10人が呟いてしまう程のまんま過ぎるオマージュであった(攻撃後の決めポーズも似てる)。
ここまでくるとSNKの
彼に匹敵するレベルと
言わざるを得ない。
…とか言ってたらアニメ版のリサリサの声が『CAPCOM FIGHTING Jam』のローズと同じになってしまった。もうリサリサでいいや。
『CAPCOM FIGHTING Jam』のエンディングでは何と
ラスボスである
パイロンを封印してしまっている様子が描かれている。
原作では度々失敗してきた封印能力だけに、汚名返上といった見せ所であった。
『NAMCOxCAPCOM』では、戦闘ではやや扱い難い技が多いものの、スキルには優秀なものが多い。
またスキルを使うのに必要なMPを敵から吸収できるスキルがある為、MPを多く持つ敵が現れた場合には非常に心強い。
ストーリー開始時にはベガに殺され既に死亡しており、
ブラックワルキューレに甦らされる事により物語に関わっていく事になる。
彼と同じ扱いである。
ちなみに作中で彼女が占いをすると碌な結果が現れないのがお約束。まるで
どこぞのRPGの占い師のようである。
頼むから占わないでください…。
キャラクター性能
『ZERO』シリーズ
飛び道具の「ソウルスパーク」に突進技の「ソウルスパイラル」、
対空には投げ技の「ソウルスルー」を持つといった形の少々変わった
波動昇龍タイプ。
『ZERO』シリーズ全てを通じて火力とリーチに優れ、おまけにスピードもそれなりにあるというかなりの強キャラ。
特に『ZERO2』においてはその仕様から最強キャラの一角に君臨していた。
彼女の特徴とも言える必殺技「ソウルリフレクト」は、『ストリートファイター』シリーズで初の
飛び道具反射技であり、
そして格ゲー初の「飛び道具吸収技」でもある。
この技で飛び道具を吸収すると自分の
スーパーコンボゲージが上昇し、
更に『ZERO』シリーズでは吸収した回数に応じて1発だけ、次に放つ「ソウルスパーク」の威力が上昇するという性質がある。
しかも
オリジナルコンボ中はこの効果が
持続する
という恐ろしい仕様があり、最大限まで飛び道具を吸収した状態で「オリコン→ソウルスパーク連打」を行えば、
相手の体力を一瞬にして大量に奪い去ることが可能であった。
またスパコンの性能もかなり優秀。
中でもよく使われる「ソウルイリュージョン」は、自分と同じ動きをする
分身を作り出して相手に連続でダメージを与えるという、
ユンの「幻影陣」の原型になったとも言える技。
ただ分身の効果を受けるのは打撃のみなので、飛び道具と投げ技の威力は変わらない。
『ZERO2』ではこの技に「ソウルスパイラル」を併用すると、異常なまでのダメージを与えることが出来た。
流石にこのままではまずいと判断されたのか、以降では技の性質は全体的に下方修正された……が、
『ZERO3』において彼女は、体力ゲージを半分持っていくX-ISM対応スーパーコンボ「オーラソウルスルー」を引っさげてきた。
レベル1では「ソウルスルー」と同じ対空投げだが、レベル2では小技から連続技に、レベル3やX-ISMでは近距離から連続技に組み込める。
…まぁ同威力のスパコンを持つキャラは他に幾らでも居るし、結局オリコンの方が強いというのも他のキャラと同じなのだが。
『IV』シリーズ
「ソウルイリュージョン」がなくなったものの、「ソウルスパーク」や「ソウルスパイラル」の隙を軽減できるセビキャンとの相性はそこそこ。
通常投げの間合いが広く優秀だが
起き攻めがあまり得意ではなく、また飛び込みもイマイチで大きなリターンを望める局面に乏しい。
優秀なバクステやスライディング、一通りそろった
必殺技等で試合を制していく、立ち回り型のバランスキャラとなっている。
『スパIV』から追加された「ソウルサテライト」は
攻撃判定のある飛び道具が自分の周りを回転するウルコン2で、
威力は全ウルコン最低ながら発生が早く無敵があった為に切り替えしに非常に優れており、
ローズの最大の弱点であった起き攻めへの耐性の低さを補っていた為、安定度がぐっと増した。
だが、あまりに安定して起き攻めを回避できた為か、『スパIV AE』では発生鈍化+無敵削除で切り返しにはほぼ使えない性能に。
さらにコンボに組み込むことも難しくなってしまった。ただしセットプレイや立ち回りの無責任発動など強力なウルコンであることには変わらない。
しかもローズの調整は弱体化だけであった為に補う物がなにも無くなってしまった為、評価がガクッと落ち込んでしまった。
2012verでは近中Kがノーマルヒットでもコンボが繋がる、スパークのゲージ回収量増加、EXスパイラルがノーマル版よりダメージが高くなるなどの調整がなされてローズのネックである火力不足がいくらか解消された。
また、ソウルサテライトは発生が早くなりコンボに組み込めるように戻った代わりに、セットプレイに使いづらくなるなど一長一短の調整がなされ、総合的には中堅下位~中堅程度と目されている
MUGENにおけるローズ
動画で主に見られるのは、こちらのローズに青村氏の
AIを導入したもの。
立ち回り・反応共に優秀であり、中々の強さを誇っている。
一時期公開停止され入手困難であったため、動画での出番自体は少ない。
現在は再公開されているので今後の活躍が期待される。
アバレッタで有名なBeximus氏による物。
先述の「ソウルイリュージョン」を使って小足から相手のライフを9割奪うことも可能になっている等かなりの高性能である。
また、超必殺の演出が強化されていたり「エリアルレイヴ」が使えたりと完成度が非常に高い。
現在は公開停止中にて入手困難。
ブロッキングやジャストディフェンスを搭載。氏のMXシリーズ共通のシステムを持つ。
エフェクトが非常に綺麗。
- varo_hades氏制作 P.o.t.S.氏風アレンジ仕様
1.0専用。システム周りはP.o.t.S.氏風で、ストリートファイター4の要素も組み込まれている。
通常のローズモードの他、マジシャンモード、マスターモードが存在し、それぞれ使用できる技が異なるなどの相違がある。
AIは標準で搭載されており、そこそこの動きを見せてくれるが、強さがインフレした最近のAI相手では厳しいと思われる。
本来のストリートファイターに近い6ボタン仕様で操作ができ、かつ完成度が高いローズは珍しく、人によっては待望のキャラであったと言えるだろう。
「私はただの占い師 あなたの敵ではないわ…」
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