「もうゆるさないぞ…おまえたち……」
概要
鳥山明氏の漫画『
ドラゴンボール』及び関連アニメシリーズの主人公、
孫悟空の息子。
母親は
チチ。弟に孫悟天がいる。「悟飯」と言う名前は、悟空の育ての親・孫悟飯にあやかって付けられた。
英語表記は
"Son Gohan" 。父と違って特に捻りはない。
担当声優は父と同じく
野沢雅子
女史。彼の登場以降悟空の血統キャラは野沢氏でほぼ固定された。
野沢氏は悟飯が登場するまで「誰が演じるんだろう?」と思っていた所、一人二役で演じる形になって大層驚いたそうである。
一方、海外では幼年期~少年期は『Z』が少年悟空と兼任のStephanie Nadolny氏、
『改』並びに以降のゲーム作品は『Z』ではザンギャを担当していたColleen Clinkenbeard氏、
青年期以降は
リュウの英語音声でお馴染みのKyle Hebert氏、未来悟飯が
セル、
パラガス他多数担当しているDaemon Clarke氏と、
実に多数の方々が吹き替えを担当している。
しかもこれらの声優のほとんどが『ドラゴンボール』がデビュー作だというから凄い話だ。
ニコニコ等では「悟飯ちゃん」とコメントされる事も多い。チチさんニコニコ見すぎです。
なお、通常のIMEでは親父と違って一発変換しづらいお名前。決して
御飯ではない。
ブロリーMAD動画では「カカロットの息子」としてお馴染みであるが、
作中では廃墟の壁に叩きつけられたりトランクスごとラリアットされるなど痛い目に遭っているものの、
悟飯自身には「
岩盤」「
10円」や「
トランクスルー」など、これといった持ちネタが無いためいまいち影が薄い。
たまに腹黒キャラにされてたりもするが
幼年期~少年期
「おとうさんを…いじめるなーっ!!!!!」
悟空が
ピッコロを倒し天下一武道会で優勝して、世の中が平和に(後に全然平和じゃなくなったのだが)なった為、
チチから学者の道に進むよう教育を施された。そのため父とは似ずに、大人しく戦いを嫌う性格に育った。
また、悟飯が生まれてから悟空は周囲に挨拶周りをしていなかった様子で、
サイヤ人編でカメハウスの面々に紹介した際は大層驚かれている。
そりゃあ「ケッコンって食えるのか?」って言ってた奴が、約1年後には子供こさえていりゃ驚くわな
(下手すると、結婚後すぐにチチは悟飯を妊娠している可能性がある)。
初登場時はまだ4歳であり、甘えん坊で泣き虫な所が目立ったが、
ラディッツ戦で悟空が危機に陥った時、潜在能力が爆発。
戦闘力1307とラディッツに近いという、当時としては驚異的な数値を叩き出した。
この事から
ベジータと
ナッパは「サイヤ人と地球人の混血では強力な雑種が生まれる」と推測した。
「おとうさんはとうとうなれたんです… 超サイヤ人に!!!」
1年後に来るベジータとナッパに対抗するため、ピッコロによる厳しい修行を受ける。
……というか、ピッコロに誘拐同然に拉致されて荒野に置き去りにされる。
恐竜に追いかけられる有名なOPは、この時期の話である。
幼児虐待にもほどがある修行であったが、陰ながら見守るピッコロの手助けもあり、
自身の潜在能力を発揮してこれを乗り越え、大きく成長した。
同時にピッコロの優しさにも触れ、ピッコロを慕い、尊敬するようになる。
この時に習った魔族流とでも言うべき戦い方が、悟飯の戦い方のメインとなる。
後に悟空からも修行を受けるが、基礎の部分は変わっていないようで、
かめはめ波以外の技は「魔閃光」をはじめとして大体がピッコロに似た技である。
しかし、小学生にもならない頃から実戦投入とは
某mahou少女もビックリの人生だ。
……実はピッコロさんも年はわずか4つしか離れてないので、ピッコロ基準では普通なのかもしれない
(実際、ピッコロはこの酷い扱いに絶句する悟飯に「恨むんならてめえの運命を恨むんだな…
この俺のように…
」と言っている。
尤も、同時期の台詞から「自分の死期を薄々察している」、「いずれ敵に回るだろう宿敵の子を鍛える」等の解釈も可能である)。
サイヤ人編では軟弱な面(彼の年齢や、初戦で
いきなり戦死者が出るような戦いでは無理もないが)を見せたものの、
以降は「戦う事が嫌い」というスタンスは変わらないが、必要な時には自ら戦いの場へ赴く事も厭わない、正義感の強い少年へと成長している。
ナメック星へ向かう際には、引き止めようとするチチを一喝するほどの成長ぶりを見せ、悟空も「本当に強くなった」と頼もしく思っていた。
ピッコロのスパルタ教育がなければ、現在の悟飯はなかったであろう。
以後、子供ながら底知れぬパワーを持った戦士として活躍するようになる。
度々敵に対して激怒し、倒しこそしないが脅威を覚えさせる場面が目立った。
特にナメック星での戦いでは、最長老による潜在能力の解放と、死の淵から蘇る度に強くなるサイヤ人の特性もあって、
ネイルと融合しパワーアップしたピッコロを圧倒した、
フリーザ第3形態にすら脅威を感じさせるほどの力を発揮している。
そして、人造人間編での
セルとの最終決戦において、作中の人物の中で初めて超サイヤ人2に覚醒。
だが、自分の力に
慢心してしまい、とどめを刺さずに「もっと苦しませる」ためにセルをいたぶった結果、
追い詰められたセルの自爆を阻止するために悟空が犠牲になってしまう。
その後ベジータを庇って重傷を負い諦めかけるものの、あの世から悟空の声援を受けセルを撃破する。
その時に悟空(の幻影?)と共に放った「親子かめはめ波」は、シリーズ屈指の名場面であると言われている。
セル編で行われた人気投票では、父悟空を抑え1位に輝いた。
この時点で9~10歳程度。この頃が悟飯の全盛期であろう…。早過ぎる人生のピークであった。悟天よりはマシだが
そこ、「ここで終わっていれば…」とか言っちゃダメ、ゼッタイ。『ドラゴンボール改』は一度本当にここで終わってしまったが
ちなみに、セルとの戦いで突然かめはめ波を使うようになった事を時々突っ込まれるが、人造人間登場前の3年間の修行か、
または「精神と時の部屋」での1年間(外部時間では1日)の修行で教わったのだと考えれば、何も不思議な事はない。
というか、そもそも悟空とヤムチャに至っては一度見ただけで見様見真似で使えてしまった技なので、教えてもらう必要があるのかすら怪しい所である。
人造人間編の悟飯はそれまで戦闘らしい戦闘がほぼ無かったので、突然に見えてしまっただけだろう。
また『Z』ではサイヤ人編でベジータと戦った際にかめはめ波を使っており、『Z』においてはこの時点で既に身に付けていたようだ。
撃つ際の動作は完全に魔閃光だったのは気にしない
ピッコロ以外の人間関係では、ベジータ戦~ナメック星と長い間行動を共にしていた
クリリンとは特に親交が深く、
ピッコロのような師匠とはまた違った親しい先輩・後輩のような関係を築いている。
ナメック星で出会ったデンデとは、お互い同世代の友人が少ない同士だからか、とても仲が良い。
青年期~
「わたしは正義を愛する者 グレートサイヤマンだ!!!」
魔人ブウ編では16歳となり、死んだ父に代わり主人公となった。
小学校、中学校では近くに学校が無かったために通信教育を受けてきたのだが、
高校からは母親の教育方針から、街の名門高校オレンジスターハイスクールに進学。入学試験では満点を取っていた。
平凡な高校生として学園生活を満喫……の予定が、体育の野球では手加減してるつもりが人間離れしたプレイを見せたり、
強盗を取り押さえる為に戦ってしまい正体がバレかけたり
(変装目的で金髪になる超サイヤ人に変身していたが、服が同じだったので効果が薄かった)、
正体がバレないようブルマに
コスチュームを作ってもらい、
「グレートサイヤマン」を名乗って
ヒーロー活動を始め、街の平和を守る為に日夜戦い始めたり、
ミスター・サタンの娘であるビーデルに正体を疑われつつ、何度も共闘を重ね、時に彼女を助けたり、デートしたりと、
ラブコメ展開を繰り広げた挙句、最終的には簡単な誘導尋問にひっかかって正体がばれたりと、父親以上の天然ボケを披露した
(ちなみにアニメではバレるまで結構時間がかかったが、原作では
即バレてる
)。
尤も、学園物の主人公らしいとも言えるかもしれない。アニメではビーデルと同級生の女の子とで三角関係になっていたりもした。
アニメの声優の皆さん方も悟飯の学園生活にニヤニヤしてたそうな。
なお、この時期の悟飯は学業に専念していた為実力が落ちており、悟空から「悟飯のやつ、修行サボってたな」と言われてしまう有様だった。
……当初の予定通り世界を救ったら学者さんになるために勉強していただけなんです。人生=修業みたいなお父さんとは違うんです。
一応、超サイヤ人2には変身出来るので十分だろう…と、思いきや、後の
ダーブラ戦では超サイヤ人2の特徴であるスパークが出ておらず、
現在でもファンの間では超1か超2かで意見が分かれ、何とも曖昧な実力に映ってしまっている。
尤も、『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』ではセルゲーム後にも関わらず、悟飯は悟空から叱咤激励されるまで超サイヤ人2になれなかったので、
超サイヤ人2への自在な変身は出来なかったという解釈も可能ではある。
孫悟空が1日だけ生き返って天下一武闘会に参戦する事を聞き、久しぶりに弟の悟天と修行を再開した時には、
いつの間にやら超サイヤ人に変身可能になっていた弟(悟天)の能力に割とマジで驚いてビビっていた
(チチと修行した際に泣いた時に変身出来るようになった……まさに
伝説の超サイヤ人涙目)。
まぁGT時代には、悟天も修行をサボってるらしいが。
尚、コスチュームのデザインはそれなりに格好良い(?)が、
ギニュー特戦隊を意識したかのような決めポーズを取る。
映画化されるほどの人気を保っているにも関わらず、町の人達からは「決めポーズは、ちょっと……」と不評である。
当然、悟飯はこれを
カッコイイと思ってデザインした為、何を言われようと止める気はないのだが。
……やはり少年時代の影響というのは大きいようである。実際『ファイターズ』でもクリリンからそう推測された。
そのせいか『Sparking! METEOR』では、
特戦隊メンバーとグレートサイヤマンの掛け合いで勧誘されたりしている。
ギニューに至っては「我が隊6人目のメンバー」とまで言っている。さすがに「私は悪には加担しない!」「素直に喜べないな…」と勧誘を断っているが。
尚、
コスチュームをデザインしたのはブルマなので、其処に関しては悟飯の責任は無い。
尤も後期コスチュームは
明らかにピッコロさんリスペクトの為、本人的には格好良いと思ってるはず。
一生懸命考えた「グレートサイヤマン」の名前を馬鹿にされて、マジギレする場面まであるし。
とはいえ、父親や弟など周囲のサイヤ人達が「強いヤツと戦いたい」という欲求の延長線上として「世界を救った」のに対し、
自らの力を世のため人のため、自主的に行使すると決意した点については、誰にも馬鹿に出来ない事である。
大いなる力には、大いなる責任が伴うのだ。
まぁ、グレートサイヤマンと同等レベルのヴィランなんて出る余地のない世界なので、結局ギャグにしか見えないんだけどな!
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因みに、ゲームでの周囲の反応はというと… |
- 悟天(少年時代)「かっこいいよお兄ちゃん」。尤も成長した『超』では、一切興味無し。当然悟飯は「昔はカッコいいって言ってたのに…」とショックを受けた。
- ビーデル「かっこいいわよ悟飯くん!」最初は変な格好と思っていたはずだが、恋をすると女は変わるってヤツだろうか……。
アニメではいつの間にかグレートサイヤマン2号として、揃いのコスチュームでノリノリでポーズ決めてヒーロー活動を始めてたりする。
- 少年トランクス「…ノーコメント」ちなみに原作でも同じ事を言ってる。
- 青年トランクスに至っては「悟飯さん…!? 一体何があったんですか!?」
確かに本来の自分の師が、こんな状態だったらそう言いたくもなるだろう。 因みに青年トランクスの反応は、魔人ベジータに対する反応と同じだったりする。
- 娘パン「恥ずかしいからやめてよ!」ちなみに母であるビーデル相手にも言っている。
- PSP版では悟空ですら、フュージョンのポーズを嫌がるベジータに対して「悟飯のなんとかサイヤよりはマシだと思うけどなー」と言う始末。
フリーザ様からも「寒い漫才」呼ばわり。
- 更に、コスチュームの内ヘルメットが天下一武闘会の規則に違反するためターバンとサングラスに変えた。
最早ポーズばかりかデザインさえも格好良いとは言えなくなってしまったが、 本人はこちらも気に入っているらしく(少年トランクスのリアクションはこの時同意を求められてのもの)、 劇場版ではヘルメットをビーデルに譲って彼はこの姿で活動している。
- ちなみに、原作でも悟飯はベジータに「正体を隠すため」と自分の格好を勧めているが、
「そんなのを着るくらいなら正体がバレても構わない」と拒否された。 クリリンやピッコロからもこの格好についてツッコミを受けているが、本人は「これの良さが分からないなんて」などとのたまっていた。
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「おとうさんとおなじ服にしてほしいんです
……ぜひ おとうさんの道着で闘いたい……」
その後は悪の魔人ブウに対抗するため、老界王神により潜在能力を限界以上に(老界王神曰く、「以上」と言うのがポイント)引き出され、
アルティメット悟飯(海外ではミスティック悟飯)」と呼ばれる状態になった。
髪の色は変化しないが、超サイヤ人と同様に髪が逆立ち、目つきも鋭くなる。
ついでに精神が高ぶるのも同じらしく、一人称が「
オレ」になり口調もやや荒っぽくなった。
気の質も変化しておりピッコロが気の感覚だけでは判別不可能、その姿を目撃しても尚悟空と見紛う程の変化を遂げた。
術を施した老界王神曰く「変身すればいいものではない」らしく、従来とは異なる進化形態を思わせており、
これ以降は最終回まで目つきも変化しておらずこの姿に固定されている。
ブウを圧倒するなど、劇中最強クラスの実力を示したものの、
またしても慢心してブウにとどめを刺さずにいた結果、
ピッコロとゴテンクスを吸収され、
あっさりと形勢逆転。
パワーアップしたブウに散々痛めつけられた挙句、
投げ渡されたポタラを見失い自分もブウに吸収されてしまった。
結局は甦った悟空とベジータ、ミスター・サタンの活躍によりブウは倒されたのだが、
主人公の座を悟空に奪い返されてしまった。
それどころか悟飯自身はブウから助け出されたのはいいが、地球消滅に巻き込まれピッコロやトランクス、それに弟の悟天諸共死亡。
その後ナメック星のドラゴンボールで他の仲間と共に生き返った。
単体では最強クラス、圧倒していると相手を痛めつける、そして逆転される……まるでどこぞの
悪魔である。
……一応擁護すると、悟飯は超サイヤ人化などによってサイヤ人の凶暴な本性が剥き出しになった際の、精神のコントロールが苦手なのだろう。
しかしそれは、父と違って元来戦いを好まない悟飯の優しさ故であり、不可抗力というものである。
そういう事にしておいて下さい。
見た目がヤムチャに似てるから運気が逃げてるとか言うな。
鳥山氏は悟飯のような真面目な主人公を描くのが苦手だったようで、初めから強い悟飯は悟飯じゃないと判断されたのか、
結構不遇な幕切れとなってしまった。親父の存在感が異常だったのが、最も大きな原因ではあるのだろうが。
原作ラストでは幼い頃からの夢であった学者になり、さらにビーデルと結婚してパンという娘を儲けた。
『ドラゴンボールGT』では真面目で堅実な父親になったが、悟空やベジータ程修行をしていなかったために、
戦闘力のインフレにはついていけなくなった(パーフェクトガイドによると、一応修行はしていたらしい)。
しかしこの時点でベジータよりは弱いが、それでも悟天よりは強く、ベビーに体を乗っ取られた際には、
ピッコロを一撃で倒すなど決して弱過ぎるわけではない様子。
「ベビー編」のラストでは、先代の神様が創り出し、地球崩壊の原因となった究極のドラゴンボールを消すために、
崩壊する地球と運命を共にする決意をしたピッコロと涙の別れをする事に。
何故か力を限界以上に引き出されたアルティメット状態には変身せず、しょっちゅう超サイヤ人に変身して戦う。
修行をサボっていたために素の力が弱まったのか、もしくは老界王神による潜在能力の解放は期間限定のものだったのか、
作中では詳しい説明はされていない。
ベビー編では自分に寄生しようとするベビーを警戒してわざと全力を出さなかったという解釈も出来るが、
ぶっちゃけると、スタッフが設定を忘れていた可能性が高い。見た目は通常形態とあまり変わらないし。
劇場版においては、唯一悟空以外のキャラでボスキャラであるガーリックJrやボージャック、
更に単独の力ではないとはいえ
ブロリーを倒したという実績がある 。
だが、超サイヤ人になるまでは殆ど実戦に参加出来ておらず、やはり悟空に比べると扱いは小さい。
ベジータほどではないがあまり戦績は良いと言えず、老界王神に潜在能力を引き出してもらったにも関わらず、
『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』では、完全体になった幻魔人ヒルデガーンに一蹴されてしまう。
逆に悟空はヒルデガーンを「龍拳」一発で倒しているため、悟飯が
最強キャラであるかどうかもあやふやになってしまった。*1
『神と神』では時期的にブウを倒した後の話だったにも関わらず、
予告編で超サイヤ人になっていた事に物議が醸されていたが、本編ではしっかりとアルティメット悟飯になっていた。
…尤も、この時も
破壊神ビルスに一撃で吹っ飛ばされただけで終わってしまったのだが。
おまけに悪ふざけで身重の妻に跳弾を当てて負傷させるというとんでもない失態をやらかしている。
アルコールが入っていた上、発砲したのが子供状態のマイだったため、本物の銃ではないと思っていた事も要因ではあるのだが。
最悪の場合、悟空が超サイヤ人ゴッドになれなくて地球が破壊される所だった。
なお、この後悟飯は禁酒を言い渡されている。
『復活のF』では戦いから離れていた事もあってか、アルティメット悟飯になれなくなるなど大幅にパワーダウン。
道着も無くしてしまったためジャージ姿で参戦したりとどうにもしまらず、フリーザにも第一形態の状態かつ一撃でダウンさせられてしまった。
『復活のフュージョン』とは真逆のシチュエーションになっているが狙ったのか不明
『超』における同エピソードではさらに悲惨で、自分を庇おうとピッコロが盾になり死亡するなど余計に株を落としてしまっている…。
この事を気にしてトレーニングを続けるようになるも、第六世界編では仕事を優先したため不参加となり、
未来トランクス編でもトランクス来訪の事情を知るのは終盤と全体的に不遇だった。
漫画版では事情を知らないまま吞気にトランクスの心の傷を抉る地雷発言を連発してブルマに非難される始末。
そして、宇宙サバイバル編では全覧試合を経てピッコロとの修行に励み、その中で遂に自身の慢心しがちな癖を指摘された。そりゃ言いたくもなるわな
根性を一から叩き直すこの修行によりやっとアルティメットの力を取り戻している。
また、漫画版では力の大会の際にブランクがありながらも相手側の戦士たちに匹敵する戦いを見せるなど、悟空以上の吸収力の高さを見せた。
ちなみに、この時の容姿はブウ編とほぼ同じであり、身に着けた道着も悟空と同じ山吹色。
漫画版ではピッコロと同じ道着で、髪型も原作エピローグ及び『GT』基準の垂らした前髪が無いと差異がある。
ゲーム『舞空闘劇』のifストーリーにおいては、原作で終盤は主人公として活躍出来なかった事を省みてか、
人造人間編冒頭から人造人間との戦いで死亡した悟空に代わり、地球を守るために戦い続ける
という、
「悟飯が主人公として活躍していたら」というifが描かれており、人造人間やセル、魔人ブウを倒し、世界を救っている。
…が、ストーリー開始時に
トランクスが来なかったのでいきなり悟空が死亡し(この時の人造人間への怒りで悟飯が超サイヤ人に覚醒する)、
セルゲームではピッコロが死亡(この時の怒りで超サイヤ人2に(ry )、
さらにブウ編で原作通りベジータが死亡するという哀しみを背負ってしまった
(ナメック星のドラゴンボールを使うくだりがないので、
ベジータは死にっぱなしである
)。
しかも特に語られていないが、悟空がデンデを連れてきていないので地球のドラゴンボールが消滅しており、下手すると悟天が生まれていない可能性もある。
…正直、本編の悟飯を主役化したというよりは、後述の未来悟飯の別の可能性と言った方が納得出来る気がするほど過酷な人生を歩んでいる。
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未来悟飯について |
「この道着…『おとうさんみたいに強くなりたい』そう思って作ったんですが…なかなかそうはいかなくて」
またゲーム作品においてはこの悟飯だけではなく、青年トランクスの時代の未来悟飯も登場する時がある。
未来世界の悟飯は、心臓病で悟空が死亡した上、人造人間の襲来に備えて修行を行う事も出来ず、仲間達も全滅してしまったという状況の中、
ピッコロ流の戦い方を我流で磨き上げ、 左腕を失いつつも何とか人造人間達と戦うという、過酷な人生を歩んでいる
(ゲームでは 片腕がないというのは倫理上まずかったのか、多くの作品において左腕は健在である。
しかしよく見ると、攻撃モーションで左手を使っていない。そして 勝利ポーズでは……。
尤も、レイジングブラストではイントロで腕を組むという明らかに両腕がある事が前提のモーションなので、
流石にそれはどうなんだという意見もあるが)。
本編の時間軸の悟飯が修得していないバリヤーを張る技(「爆魔障壁」)を使っている事から、彼が人々を守るために研鑽し続けた事が伺える。
そして最終的に、トランクスに超サイヤ人としての覚醒を促すべく(アニメ版。原作では覚醒済み)、絶望的な戦いに挑み……。
原作では破壊活動を繰り返す人造人間に怒りが限界を超え、「片腕では勝てない」と止めようとするトランクスを最後の希望として気絶させた後、
「今度は負けないように修行をした」と二人に挑むが「あの時は半分の力も出してなかった」と返されてしまい…と、
原作とアニメでは結構状況や理由が異なっている。
「オレは死なない! たとえこの肉体は滅んでも!!
オレの意思を継ぐものが必ず立ち上がり… そしておまえたち人造人間を倒す!!!!」
出演作品の中でも『Sparking!』シリーズでの未来悟飯と現代のキャラクターとの戦闘前の掛け合いは、ファンならば涙無しでは見れないだろう。
- VS悟天 悟天「お兄ちゃん誰?」悟飯「そうか…君が、俺の弟なんだね…」
勝利時「一目会えただけでもよかったよ…元気でな」
- VS少年トランクス 悟飯「トランクス君、俺と組み手しないかい?」トランクス「げげっ。お兄ちゃんなんで俺の名前知っているの?」
勝利時「幸せに暮らすんだぞ…トランクス!」
しかし、何気にグレートサイヤマンへのコメントが「これがこの世界の俺かあ」と、青年悟飯に対するものと 同じで全く動じていない辺り、やっぱり悟飯は悟飯なんだと感じさせる。
師匠や別の未来での恋人、娘のパンと対戦しても 特殊イントロは発生しないが、『RAGING BLAST2』では師匠と恋人に特殊イントロが発生する。
なお、未来世界で左腕を失った悟飯だが、セルゲームで悟飯が負傷してしまったのも左腕であり、
悟飯が何らかの理由で左腕に重傷を負うのは未来の結末がどうあれ、確定事項だったようである。
おまけにアニメ版では未来悟飯が左腕を失う原因はトランクスを庇った事だが、
セルゲームで悟飯が左腕を負傷した原因はベジータを庇った事と、シチュエーションと庇った相手にも共通性が見られる。
また、尊敬する父にあやかって同じ胴着を着て戦うという行動はブウ編でも行っており、さらにその際に一人称が「オレ」になった事も共通している。
「人造人間さえいなければ オレも違った道を歩めたのかな…?」
PSPゲーム『ドラゴンボールZ 真武道会2』では、無事復興した未来世界にも魔道士バビディと魔人ブウが出現。
事態収拾の為に原作ブウ編終了後の世界から悟空達も駆け付けるのだが、Zソードを抜く為に界王神と現代悟飯は未来悟飯を探しにいく事に。
しかし未来悟飯は死後、怒りと憎しみに囚われて精神が崩壊。時系列を考えると約10年もの間、人造人間の幻影と戦い続けていた。
現代悟飯と未来世界の悟空の活躍、そして界王神の発したトランクスの危機という言葉に理性を取り戻し、
原作の悟空同様に老界王神の命をもらって完全復活を果たす。
おまけにオリジナル形態の超サイヤ人2や潜在能力解放状態までも引っ提げて、成長したトランクスや平行世界の自分と共闘した。
またデータカードダス「ドラゴンボールヒーローズ」では超サイヤ人3にも変身している。
余談だが、「舞空闘劇」のトランクスifストーリーでは冒頭で未来の世界で未来トランクスと未来悟飯がタッグを組んで人造人間に戦いを挑むのだが、
未来悟飯が潜在能力解放状態になっている
というツッコミどころ満載な事になっている
(青年悟飯が潜在能力解放版しかいないため、流用した結果こうなった模様。悟飯ifストーリーでも青年編に入った途端同じ事になる)。
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MUGENにおける孫悟飯
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超神氏製作 超サイヤ人2仕様 |
ニコmugenで最も有名な国産の悟飯。ドットはアーケード版2作目のものを使用。
以前はあまり動画で見かける事はなかったが、misobon_ism氏によって AIが作られ、飛躍的に出番が増えた。
飛び道具で牽制しつつ、豊富なコンボや投げ技、「親子かめはめ波」など魅せる要素が多く、
トーナメントでも好成績を残すなど、活躍の幅を広げている。
ちなみにこのAI、本体に付属しているものと、misobon_ism氏の方でパッチとして公開しているものでは違いがあるので注意。
前者は対人戦を意識し弱体化&レベル制追加になっており、後者はレベル設定がなく、前者のレベルMAXより少し強いぐらいになっている。
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Miaoyu氏製作 幼年期悟飯 |
サイヤ人襲来編の幼年期を元にした海外産の悟飯。ディスプレイネームは「Kid Gohan」。
Stig87氏のドラゴンボールキャラと同じく、超神氏キャラのシステムを踏襲している。
幼年期悟飯なのに3ゲージ技として何故か「親子かめはめ波」を搭載しているが、突っ込むのは野暮というもの。
…ただ、時折
明らかに幼年期のものではない
凛々しい声で「見えてるぞ!」と叫ぶのには突っ込まざるを得ない。
亞氏が公開している外部AIが対応している。
色々と自重していない部分があるAIで、他のドラゴンボールキャラと比べて頭一つ抜けた強さを見せる。
そのため幼年期の悟飯が超サイヤ人や人造人間達をボコるという、けっこうシュールな光景も…。
まぁ、原作格闘ゲームからして「 格ゲー補正」はあるわけだし、多種多様なキャラクターが混在するMUGEN上では今更な話ではあるが。
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大会ネタバレ |
MUGEN祭 大盛りシングルトーナメントにおいて、他のDBキャラと共に登場。
ガーキャン・ワープを駆使し、 ミルドレッドの容赦のない固めや、 キングコングの必殺ドラミングを上手く回避し、強敵を倒していく。
そして、DB勢で唯一のベスト16にまで上り詰めた。チチが見たら卒倒ものだろう。
また、勝利時の「 ピッコロさんのおかげかな…?」というセリフから、「さすがピッコロさん」「ピッコロさんは凄いなぁ」などと、
悟飯が試合を勝ち進むのに比例して、視聴者のピッコロさんへのハードルは上がり続けた。
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OverMind&Lucifer氏製作 グレートサイヤマン |
- OverMind&Lucifer氏製作 グレートサイヤマン
OverMind氏とLucifer氏が合同作成した『UB22』のドットを使用したグレートサイヤマン。
ゲージ技のかめはめ波を打つ際、「か~め~は~め~」と 原作アニメ並の溜めがあるので演出が酷く長い(それに見合った火力もあるけど)。
お家氏主催の 自作AI搭載キャラでトーナメントにAIを搭載して出場しているが、
キャラ製作者がスペイン語圏の方という事もあって連絡を取る事が出来ず、AIパッチの一般公開はされていない。
このグレートサイヤマンをColosse&Ocelot氏が改変したキャラも存在する。
AIが搭載されておりかなりの強さを見せるのだが、元キャラは日本語を喋るのに追加された音声は英語という、
訳の分からん仕様になっており、野沢ボイスと英語ボイスがごちゃ混ぜになっている様がとんでもなくシュール。
ボイスパッチでも製作されれば活躍の機会も増えそうだが…。
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Balthazar氏&Cybaster氏製作 青年悟飯 |
- Balthazar氏&Cybaster氏製作 青年悟飯
悟空やベジータの製作者としても有名なBalthazar氏とCybaster氏の共作による手描きの青年悟飯。
デフォルトでは英語だが、コンフィグを弄る事で野沢ボイスに変更する事が出来る他、
エフェクト、性能面の細かい調整をする事が出来る。
氏の他のキャラと同じく、原作の動きを上手く格ゲーとして成り立つように落とし込んでおり、見栄えも良い。
デフォルトAIは存在しない。
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sui氏製作 Gohan_SV |
海外製作者の氏によって作られた、魔人ブウ編のアルティメット悟飯。ドットは『超究極武闘伝』のもの。
見えない気合砲、壁バウンドさせる蹴り、相手の頭上背後に瞬間移動して強烈な一撃を見舞う当身など多彩な技を持ち、
プレイヤー操作ならどこからでも永久可能という設定通りの超高ポテンシャルを持つ。
ゲージ技もかめはめ波や乱舞からの魔閃光、サタンとビーデルが攻撃した後
グレートサイヤマンになる
一撃必殺技などを搭載。
更に一撃にはもう一つ、ゲージ消費強化技の限界突破使用後のみ使えるようになる潜在能力開放かめはめ波もある。
カラー差やデフォルトAIも搭載。ランク的には凶最上位~狂中位といったところ。
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280号氏製作 隻腕の未来悟飯 |
東方仗助の製作者によるニンテンドー3DSソフト『超究極武闘伝』版の書き換えによる完全な隻腕の悟飯。
システムや演出は超神氏のピッコロをベースに作成されている。
ヘルパーを使用する事で、喰らい中の基準スプライト呼び出しを克服した非常に手の込んだキャラクター。
左右でのモーションの違いこそあれ、性能は差がないという分かりやすい作り。ちなみにコンフィグを弄る事で両腕があるグラフィックに出来る。
強さは並~狂中位を想定しており、デフォルトでAIが導入されている他にも、多岐に渡るコンフィグで強さに幅を持たせられる。
また、カラーによる性能差があり、コンフィグ設定テンプレは7Pで並、8Pで強~凶下位、9Pで凶中位、10Pで凶上位、
11Pで狂下位、12Pで狂中位と割り振られている(11P~12PはVer3.0から追加された)。
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280号氏製作 孫悟飯(セル編) |
上述の未来悟飯や宇宙サバイバル編悟空を制作した280号氏による、
『超究極武闘伝』のスプライトから一部描き換えたものを使用している超サイヤ人の少年悟飯。
システムの多くは同氏の宇宙サバイバル編悟空と同様のものとなっている。
独自のシステムとして激怒ゲージを持ち、条件を満たしてゲージを最大まで貯める事で超サイヤ人2へと変身する事が出来る。
超2状態では超1時よりもランクが1つ上昇し(1Pカラーを除く)、技がいくつか追加されるが、
ライフが相手よりも一定以上上回ると攻撃力が下がる「もっと苦しめてやらなきゃ」モードになる他、
激怒ゲージを常に消費し続け0になると超1に戻ってしまう(再変身は可能)。
また、超2状態でKOされる攻撃を喰らった際にはライフを1残して耐え、片腕を負傷した「負傷」モードへと移行する
(ラウンド1勝1敗時限定。ただしステートを奪う技で倒されると機能しない)。
この状態では腕を使う攻撃を使用出来ないが、代わりに究極技「親子かめはめ波」を使用出来る。
カラー差は1~12Pまで存在し、ランクは並~狂上限まで対応している他、
Configで1Pのランク設定や激怒ゲージの増加量及び凶悪な技の使用可否などが設定可能。
+
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カラー差 |
2~9Pは前者が超1、後者が超2でのランク。10~12Pは超2でスタートとなる。
詳しくは以下の通り。
- 1P:Configで設定した内容
- 2P:並強~凶下位
- 3P:凶下位~凶中位
- 4P:凶中位~凶上位
- 5P:凶上位~狂下位
- 6P:狂下位~狂中位
- 7P:狂中位~狂上位
- 8P:狂上位~狂最上位
- 9P:狂最上位~狂上限
- 10P:狂上位
- 11P:狂最上位
- 12P:狂上限
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他にも少年期をはじめナメック星版やら超サイヤ人版やら未来悟飯やら……海外産の物が複数存在するが、
AIやキャラサイズ、英語版音声などの関係からか、動画で見かける事はそう多くない。
「おとうさんが助けてくれた…
そして、おまえたちをぜったいにゆるすなと言っていた!!
ボクに地球を守れと言っていたーーーーー!!!!」
出場大会
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
非表示
【グレートサイヤマン】
更新停止中
出演ストーリー
*1
尤もこのヒルデガーン、幻魔人と呼ばれるだけあって自分の攻撃時の一瞬しか実体化せず、
それ以外の時に攻撃しても全てすり抜けてしまい、コナッツ星の勇者の剣以外では攻撃してもダメージを与えられない。
悟飯の攻撃も全て無効化されたが、悟空はカウンターの要領で相手の攻撃に合わせて龍拳を放ってダメージを与えた。
このあたりの機転は経験の差による所が大きいだろう。
しかし、悟飯が完全体ヒルデガーンの一撃でやられてしまったのに対して、悟空は何発か食らっても耐えており、
タフさの面では悟空より劣る形となっている(悟空と違って不意を突かれたから仕方ないかもしれないが)。
また、悟空が龍拳を決めた時のカウンター戦法は悟飯が発見しており、
悟飯自身は完全復活前のヒルデガーンの下半身(未完全体みたいなもの)を圧倒していたが、
そのまま悟飯自身がヒルデガーン本体と戦って倒せたかというと、微妙な戦いだった。
また、この作品ではアルティメット化が従来の超サイヤ人と同じく、変身のような扱いの演出がなされている。
なお、『ドラゴンボールZ』の「魔人ブウ編」では、悟空が純粋ブウと対峙した際に、
「パワー、スピード、回復力、全てにおいて今までのブウとは段違いだ」と発言している。
その純粋ブウを相手に悟空はある程度まともに戦っている事から、
『ドラゴンボールZ』ではアルティメット悟飯よりも超サイヤ人3悟空の方が強い設定なのかもしれない。
「そして… ボクに甘ったれるなって言ってた!!!」