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コマンド - 代表的なコマンド - (2010/01/10 (日) 20:28:52) の編集履歴(バックアップ)
様々な作品において頻出のコマンドで、格闘ゲームにおいて基本的なコマンドと言える。
初出の
必殺技名が通称に使われる事が多く、他作品であってもコマンドの説明に使われている。
通常必殺技系
- ↓↘→+ボタン
- 通称「
波動
」。初出のリュウの「波動拳」に由来する。
最もメジャーなコマンドであり、飛び道具や突進技を中心に様々な技に割り振られている。
海外では主に「
QCF
」(
Q
uarter
C
ircle
F
orward)と表される。
- →↓↘+ボタン
- 通称「
昇龍
」。同じくリュウの「昇龍拳」が由来。
対空技(対空投げを含む)に使われることが多い。たまに移動技に割り振られることも。
入力方向が連続していないため、格闘ゲーム初心者がつまずきやすいポイントでもある。合言葉は「歩きながら波動拳」。
海外では主に「
DP
」(
D
ragon
P
unch)と表される。
- ↓↙←+ボタン
- 通称「
竜巻
」「
逆波動
」。同じくリュウの「竜巻旋風脚」が由来。
波動コマンドと同じく、突進技や飛び道具を中心に多種多様な技に使用されている。
海外では主に「
QCB
」(
Q
uarter
C
ircle
B
ack)と表される。
- ←↓↙+ボタン
- 通称「
逆昇龍
」。これもリュウの「昇龍拳」に由来する。
昇龍コマンドに比べ、ガードから入力しやすいのが特徴。
用途としては移動技や当身技を中心に、変則的な突進技、対空技、飛び道具と多岐にわたる。
海外では主に「
RDP
」(
R
everse
D
ragon
P
unch)と表される。
- ←↙↓↘→+ボタン
- 通称「
ヨガ
」「
半回転
」。初出である「ヨガフレイム」に由来。
これとは逆の入力をする「→↘↓↙←+ボタン」は「
逆ヨガ
」「
逆半回転
」と言われる。
ちなみに、現在では「ヨガフレイム」コマンドが「逆ヨガ」コマンドになっている。
どちらもコマンド投げに当てられることが多い。
海外では主に「←↙↓↘→」は「
HCF
」(
H
alf
C
ircle
F
orward)、「→↘↓↙←」は「
HCB
」(
H
alf
C
ircle
B
ack)と表される。
- ←タメ→or↓タメ↑+ボタン
- 通称「タメ」。「タメ」とは、一定時間レバーを入れっぱなしにするという事である。
横タメは飛び道具や突進技に、下タメは対空技に使われやすい。
タメ系の必殺技を多く持つキャラは「
タメキャラ
」と呼ばれ、初出のガイルはその代表格。
↙方向にタメると←と↓タメが兼用される事が多いが、技や作品によってはきちんとその方向にタメないとだめな事も。
タメ技はそのコマンド上、連発は出来ないものの、その分隙が少なく性能の良いものがそれなりに多い。
- レバー1回転+ボタン
- 通称「
スクリュー
」。初出はストIIの「スクリューパイルドライバー」。
基本的にコマンド投げにのみ使われており、CAPCOM系のゲームに多い。
「
回転方向は不問
」「
どの方向から入力開始するかも不問
」というのが特徴。
コマンド入力中にジャンプしてしまうため、空中でレバー回転部分のみ入力し着地と同時にボタン、
という方法でしか出すことができないと思われていたが、実際は360度(例:↑←↓→↑)ではなく
270度(←↓→↑)で出ることが発見され、立ちスクリュー?と呼ばれるテクニックが生まれた。
作品によっては後述の
烙印コマンド
で代用可能。
レバーでは出しやすいが十字キーやキーボードで出しにくいコマンドのひとつ。
- ボタン連打
- 初出はストIIの「百烈脚」や「百烈張り手」など。
操作の通り、パンチや蹴りを連発する技が多い。
連打というコマンドの都合上、制御しづらい技系統として扱われる。
- 同系統のボタン同時押し
- 初出はストIIの「ダブルラリアット」。
「PPP」や「KKK」のように表記される。
飛び道具を抜けたり消す技が多い。
その他に「↓↘→+PP」というふうに通常のコマンドとの併用で強化必殺技や超必殺技などが出る作品もある。
超必殺技(スーパーコンボ)系
通常必殺技よりも強力な分、コマンドも複雑になっている。
特徴的な物は通称で呼ばれるが、多くは前述の必殺技の組み合わせで呼ばれる。(逆ヨガ2回など)
- ↓↘→↓↘→+ボタン
- ↓↙←↓↙←+ボタン
- 初出はストリートファイターZEROの「真空竜巻旋風脚」。通称も「真空竜巻」。
- →←↙↓↘→+ボタン
- 通称「覇王コマンド」。超必殺技コマンドの元祖。
初出は龍虎の拳の「覇王翔吼拳」。「前+ヨガ」と呼ばれることもある。
- ↓↙←↙↓↘→or↓↘→↘↓↙←+ボタン
- 初出は龍虎の拳2の「龍虎乱舞」と「斬鉄波」(コマンドは後者)。
出しやすさから後述の↓↙←↙→に代わって採用されることが多くなり、現在は様々な作品で定番コマンドになっている。
- ←タメ→←→+ボタン
- 初出はストIIXの「千烈脚」など。
カプコン系に多く他作品には殆ど使われていないが、タメ系の突進型超必殺技コマンドとしては一番メジャー。
- ↙タメ↘↙↗+ボタン
- ←↙↓↘→←↙↓↘→or→↘↓↙←→↘↓↙←+ボタン
- 初出はストIIXの「ヨガインフェルノ」。通称は「ヨガ×2(2回)」。逆入力は「逆ヨガ×2(2回)」。
KOFで主に投げ超必殺技のものが多く見られる。
- レバー2回転+ボタン
- 弱P・弱P・→・弱K・強P
- 通称「
瞬獄コマンド
」。由来は豪鬼の「瞬獄殺」だが、初出はヴァンパイアのモリガン(ダークネスイリュージョン)。
初期は
豪鬼ネスイリュージョン
と呼ばれる事もあったが、インパクトのためかいつの間にか瞬獄コマンドと呼ばれるようになった。
いわゆる
順押しコマンド
で、ヴァンパイアシリーズには他にも多くの順押しコマンドがあるが、これが最もメジャー。
なお順押し系はレバー入れっぱなしでは成立せず、レバーを入れたあと一度ニュートラルにしなければならないことが多い。
- 技の成立後にボタン目押し(例:→↘↓↙←→+A・A・B・C・C・C・B・C・↓↙←+C)
- コマンド入力から技の成立後の展開として、ボタンを順に目押ししていくというもの。目押しに失敗すると技はそこで止まる。
いわゆる「目押し系」と呼ばれるもので、ギースのデッドリーレイブが初出。
必殺技の他、システムとして取り入れられた作品もある。詳しくはデッドリーレイブの項目を参照。
その他のコマンド
代表的とまでは言えないが、複数の作品で見かけるコマンド。
- ボタン押しっぱなし
- 「ボタンタメ」とも呼ばれる。初出は『STREET FIGHTER II'』の「ターンパンチ」。
特定のボタンを押しっぱなしにし、離した時に出る技。溜めなくてもすぐに出せるものと一定時間溜めないと出せない物がある。
たまに誤解されるが、ボタン押しっぱなしの間自由行動できるものを指し、コマンド入力後に溜めを行うものとは異なる。
押しっぱなしにしているためその間はタメるボタンを使う行動が制限されるが、タメに応じて威力や性能が上がるものがほとんど。
奇異な例として、『バトルクロード』では全ての必殺技のコマンドがこれに相当する。
- →←→+ボタン
- 通称「暫烈」。初出は『龍虎の拳』の「暫烈拳」と「幻影脚」。
呼び方を含め、あまり一般的ではないが、特徴的なせいか複雑なコマンドの説明に使われる事は多い(「波動+暫烈」など)。
- ↓↙←↙→+ボタン
- 初出は『餓狼伝説2』の「パワーゲイザー」と「鳳凰脚」。
「後ろ方向から一気に前」というレバーの動きと技の性質が合致したコマンドとして人気がある。
現在は派生コマンドの↓↙←↙↓↘→に取って代わられる形であまり見られなくなったが、こちらのほうが歴史は長い。
- →↘↓↙←→+ボタン
- ↙→↘↓↙←↘+ボタン
- 通称「レイジング」。初出は『餓狼SP』の「レイジングストーム」。
見てのとおり難易度は高いが人気も高く、数は多くないもののロマン溢れるコマンドである。
「実用性はあるが面倒臭い。かといって代用コマンドにされるとそれはそれで寂しい」とよく言われる。
「レイジングストーム」に倣ってか、対空系の超必殺技に使われるケースが多い。
- →←↓↑+ボタン
- 通称は「外道の烙印押し?」から取って「烙印コマンド」。初出は『餓狼SP』の「ベアボンバー」。
スクリューコマンドの発展形に相当し、1回転を認識するためのレバー入力を必要最小限で取り出したもの。
レバー入力は順不同である事も多い。
SNK作品以外では、『ドラゴンボールZ超武闘伝2』の「メテオスマッシュ」の大半がこのコマンドになっている。
- ↑↗→+ボタン
- 初出は『ヴァンパイアハンター』の「空中ソウルフィスト」だろうか。
波動コマンドを上下逆にしたコマンドで、ジャンプから即座に出しやすいという特徴がある。
『ヴァンパイア』シリーズや『VS.』シリーズの空中必殺技にいくつか見られるぐらいで、他のゲームには殆ど普及していない。
- ←↙↓+ボタン
- ↓→↘+ボタン
- ↓↓+ボタン
- 初出はおそらく『あすか120%』。
ベルトスクロールアクションでのテクニックなどで使われていることが多いこともあり、格闘ゲームの経験が無い人にも出しやすい。
またPCを媒体とするゲームの場合、キーボードでは斜め入力がしにくいという事情から採用されているケースが多い。
移動技や自己強化技に多く、『東方萃夢想』の「霊撃」のようにゲーム中で共通する行動に割り振られるケースも少なくない。