「俺は死んだはずの人間だ…
貴様からは…全てを取り戻す!!!」
3D格闘ゲーム『鉄拳』シリーズに初期から登場する(3では欠席)キャラクターで、初代『鉄拳』における主人公。
体内に悪魔を模した姿へ変化出来るようになる「デビル因子」を持っており、
彼(と息子である仁)のデビル因子を巡って大会中に様々な事件が過去に起こっている。
大まかな設定
名前 |
三島一八(みしま かずや) |
キャッチコピー |
冷血御曹司(鉄拳1) 冷血党首(鉄拳2・TAG) |
国籍 |
無し(日本国籍は捨てたどうやって捨てたのだろう) |
年齢 |
49(5時点) |
身長 |
181cm(2時点) |
体重 |
76kg(2時点) |
血液型 |
AB |
流派 |
三島流喧嘩空手 |
好きなもの |
親父の嫌がる顔(鉄拳1) 混沌とした世界(鉄拳2) |
仕事 |
親父の邪魔(御曹司なので金には困らない)(鉄拳1) 三島家の当主(鉄拳2) G社幹部(鉄拳4以降。G社は実質的には一八の独裁状態) |
趣味 |
スニーカーの収集 |
略歴
+
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三島一八の半生 |
父親である 三島平八から文字通り死ぬほど厳しく教育されて育つ。
ある時、根性を付ける教訓を教えるために崖に連れて行かれた際に、平八に崖から叩き落とされ、
胸に大きな傷が出来ると共に平八に憎悪を抱き、平八への復讐の為に生きることを決定付けた。(全ての始まり)
↓
平八から三島財閥当主の座、というより全てを奪うべくTHE KING OF IRON FIST TOURNAMENTに参加、
見事優勝し復讐を果たす。(初代鉄拳)
↓
ところがどっこい生きてた平八により復讐し返される、財閥党首の座を奪われ火口にポイ、
その直後にデビル化現象を発現し消息を絶つ。
大会に参加していた 李超狼を秘書兼雑用として雇っていた他、風間準と一子・ 風間仁を設けている。(鉄拳2)
↓
一回休み。この大会で息子の仁もデビル化現象を発現させている。(鉄拳3)
↓
やっぱり死んでなかった、自分の肉体をG社に研究材料として提供する代わりにその成果で復活を果たす。
この時点でデビル因子を自分の意思で制御可能になっていた模様。(鉄拳4)
↓
G社に裏切られ平八もろとも始末されんとする。
しかし平八を犠牲にして(言うまでもないが平八も死んでない)まんまと脱出、
自分に反抗的なG社幹部を皆殺しにして全権を掌握する。(鉄拳5)
↓
三島財閥当主であり自分の息子でもある風間仁が原因で起きた全世界大戦の最中、
G社を率い、仁からの挑発とも取れる第六回THE KING OF IRON FIST TOURNAMENTへと参戦する。(鉄拳6)
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用語解説
- 三島財閥:格闘ゲームには欠かせない(?)世界一の金持ちグループ。THE KING OF IRON FIST TOURNAMENTの優勝賞品。
- G社:巨大軍需企業。普通の銃火器販売から戦闘用ロボット及び生物兵器開発、果ては傭兵稼業など何でもやります。
- デビル因子:デビルと呼ばれる人智を越えた存在になる為に必要な因子であり、三島平八が死に物狂いで求め続けている物。
……の筈だが三島家男子で唯一所持が確認されていない平八が安定して強キャラだったり、それ以前に崖から落とされたり爆発に巻き込まれても死んでいない。
そもそも超人だらけの鉄拳世界においてはその価値が怪しまれている一品。
類似の存在に闘神?の細胞という物があり、こちらは不老不死の鍵になるのでは?と目されている。
原作における三島一八
性能
ポール・フェニックスの『崩拳ステップ』と並んでシリーズを代表する特殊ステップ、通称『風神ステップ』を初代から所持している。
特にステップ派生の技は決まればそれだけで有利な試合に持ち込める他、どの距離でも使いやすい技の揃った万人向けのキャラ。
しかし近年の作品では
発生の早い技は軒並み行動リスクが伴う上、固め技は発生がやや遅め。
手数で押すタイプでもなくガン攻めだけでは守勢に回ってしまうため、
『風神拳』を筆頭に強烈な破壊力を持つ打撃技を軸にそれを如何にして叩き込んでいくかをテーマに立ち回る
守り重視・パワータイプのキャラの傾向が強くなっている。
デビル仁や平八と並び鉄拳シリーズでのキャラランク上位に必ず顔を並べている強キャラ。
ちなみに特徴的な鋲入りのグローブの元ネタは『
ジョジョの奇妙な冒険』に登場する
スタープラチナ、
性格や考え方は
三島由紀夫及び土方歳三の影響を受けているらしい。また、名前の由来は木村一八から来ているとも言われている。
実際鉄拳1に登場したデビル(デビル化した一八)は紫の体色で半裸ということもありどう見てもスタープラチナである。
もっともゲーム版のスタプラは緑色でニコMUGEN的には馴染みが薄いかもしれないが。
しかも以降のシリーズでは
悪魔そのものな姿になったのでピンと来ない人も少なくないと思われる。
中の人は『鉄拳TT』まででは
教授などでおなじみ中田譲治氏が務めていたが、
『鉄拳4』以降は「ザ・ベストハウス123」のナレーターでもある篠原まさのり氏が演じている。
なお、OVAでは『
仮面ライダー剣』の
プラズマチョチョン烏丸所長や
映画版
ウォッチメンの主人公
ロールシャッハの吹き替えなどで有名な山路和弘氏が演じた。
+
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『NAMCOxCAPCOM』での活躍 |
本作には一貫してデビルカズヤとして敵として現れる。
そのデビル因子はどちらかと言えば幻想界のファンタジー的な物に属するらしく、
ドルアーガによって幻想界へと転送されるが あっさりと脱走されて以降は幻想界を彷徨うことになった。
作中では一八の人格とデビル因子が入れ替わり出てくる様子が描かれているが、両方アレな性格なので対して違いは無かった。
また、せっかく 黄金の種を手に入れたのにあっさりと自軍に奪われ、しかも
次に会う時までそれに気がつかなかった
というマヌケな面もあったりする。まあ、 ナムカプだからしょうがないんだけどな。
最後は 戦艦バルログの戦いで 仁に敗北して逃亡し、出番が無くなった。おそらくは生存しているはずだが…。
性能は近距離と遠距離の両方の武器を持つバランス派。
なおかつ移動力が飛行タイプで、攻撃範囲も非常に広いので、序盤から苦戦することになる。
しかし 他のボスが持っている「スキル耐性」「毒・気絶耐性」を持っていない上に気属性に弱いため、
中盤からはスキルで封殺されることも…。
ちなみに声は4と同じ篠原まさのり氏だが、篠原氏は一人二役の多いこのゲームでは珍しくデビルカズヤしか演じていない。
実質的な続編『プロジェクトクロスゾーン』では「魔界で行方知れずになった馬鹿息子」という伏線は用意されたものの
本人は一切出番が無かった。あのまま魔界に馴染んでしまったのだろうか……
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「ここが行き止まりだ」
そして2012年3月にはよもやの
クロスオーバータイトルとなる、
『ストリートファイター クロス 鉄拳』が家庭用専用タイトルでPS3とXBOX360で発売された。
前者はストリートファイターIVのエンジンを使用し、鉄拳キャラクターも
それに合わせてストIVライクにアレンジされている。
波動拳を風神ステップでかわしたり、鉄拳TTのタッグコンビネーションのような技でニーナも呼び出したりしながらも
原作とはうって変わった2D格闘ゲームのノリで攻めていく一八を始めとした鉄拳勢が見られる。
また、バンダイのトレーディングカードアーケードゲーム『百獣大戦グレートアニマルカイザー』には
一八
(読みはカズハチ)という名の
カンガルーが登場している。
名前や胸の傷こそ一八のパロディだが、その風貌や性格は「格闘ゲームにおける一般的な主人公」のパロディになっており、
Vジャンプに掲載された紹介記事には
「リュウ的な、アキラ的な、鉄拳昇龍バーチャカンガルー」と書かれている。
公式からもプッシュされており、本来の主人公を差し置いて関連雑誌の表紙を飾ったこともある。
MUGENにおける三島一八
MUGENでは現在CVS風アレンジと
D4サイズの2人(いずれも手描き)が確認されている。
ついでに
MMDミクの「みしまけ」モードでは技が一八らのものになっている。
MUGENでの性能
Sdot_Thadon氏によるCVS風アレンジ版
といった要素とスーパーキャンセルに加え、鉄拳側の「ダウン追撃がほぼ無制限」
「レバーを前後に入れているだけで移動起き上がり可」という要素も持ち合わせている為にシステム面では優遇気味。
ゼクルス氏による
AIも製作され、2010年1月1日に公開された。
技性能
+
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... |
前進しながら強烈なアッパーを放ち、被弾した相手は宙に浮き空中コンボを叩き込むことが可能。
押したパンチの強さで移動距離と技後の 硬直が変わる。
EX版は最も移動距離が長い上に硬直が小さい。
原作においては三島家の軸になる技で且つ、ガードされても反撃を受けない事から三島家の 波動拳とも言える存在。
とはいえ読まれてしゃがまれると空振りし、相手に死に体を晒すことになる。
飛び上がりながら強烈なアッパーを放つ、 判定が強く見た目通り対空に使えそうだが空中ガード可能。
その代わりというわけでもないだろうが着地後の隙はかなり小さい。
威力は風神拳と同じでボタンの強弱によってのみ変わる、判定の強さを生かした切り返し用か。
EX版は3Hitし威力が高い。
風神が波動拳ならこちらは三島家の 昇龍拳。
相手によってはガードされた後でも悪あがきの蹴りが出せるが、「 蹴りが出る前に反撃余裕でした」の為、
初段がガードされた時点で諦めて体勢を整えたほうがいい。
回転する足払いを3連続で繰り出す技。
強弱で移動距離が違い、強版のみ雷神拳や魔神拳でキャンセル可能。
この技にはEX版は存在しない。
波動、昇竜と来ればこれは勿論 竜巻…と言いたい所だが、
対になる 中段の選択肢が存在していたり連続技の始点になったりするので、
本家よりもリターンが大きい(その代わりガードされると酷い目に遭う)。
少し踏み込みながら放つ直突き。このキャラの技の中ではリーチが長めだがそれ以外の利点は無さそう?
少し身を屈めながら放つボディフック、強がHitすると相手をスタン状態にし追撃が叩き込める。
…だが未完成のため、これを使うことで簡単に永久が組めてしまう。
EX版だと一見 ワイヤーダメージを与えているように見えるが追撃は不可能、これも未完成故だろうか?
高速で真横に突進するとび蹴り、足元無敵の奇襲技だがガードされても隙が小さめと高性能。
EX版は存在せず。
性能的に竜巻旋風脚に近いのはこちらの方か。
まるで瞬間移動のような速さ+上半身無敵で画面の半分ほども移動する高性能ステップ。
しかし終了時に隙があるうえ、上半身が無敵になるまで、わずかだが時間を要するので、
飛び道具を読んで潜り、後述の派生を叩き込むといった風に使い道を考える必要がある。
- 風神ステップの派生技
- 弱P:雷神拳
- 中P:風神拳
- 弱K:迅烈脚
- 中K:奈落払い
超必殺技
ヒットした相手を思い切り高く打ち上げる風神拳。
落下時にもダメージがあるが当然空中コンボにつなぐ事も出来る(KFMは浮いたが芥川氏のカイは浮かず、要検証)。
落下スピードがかなり速いので練習が必要だが、暗転からフォロースルーに入るまで全身無敵なので切り返しの手段としては強力。
前進しながら風神拳を4連続で叩き込む技。
こちらは暗転から2発目が出るまで無敵なので切り返しに向く他、
移動が速く長いので距離が離れた際のコンボ〆などにも適しているだろう。
なお、鉄拳3以降(一八は4以降)では風神ステップの最後のレバー入力とボタンを1Fの誤差もなく
完全に同時押し(ジャスト入力)する事で、稲妻のエフェクトを伴う、最速風神拳(通称。以下、最風)に変化し、
主に発生や硬直差(-10→+5)の面で性能が向上する。
これを4連続でヒットさせる四風と呼ばれるコンボ(ジャスト入力x4…)があり、これが元ネタと思われる。
その場で回転し蓄えた力を全て乗せて打ち上げるジャンピングアッパー。
1ゲージ技なのにガード不能で威力も高いという破格の性能を持つ。
ちなみに、鉄拳には各キャラ最低一つはガード不能技があり、これは一八のガード不能技の一つ。
原作では回転中は前進するが、2D格闘に落とし込まれる際にリーチを伸ばすのは不味いと思ったのかこちらは前進しない。
なお、一八のガード不能技のもう一方は真・鬼神滅裂と言い、一回転ではなく二回転する。
威力とリーチは鬼神滅裂より高いが、ただでさえ遅い発生が余計遅くなっているため、通常よりさらに使えない。
デビルに変身してビームを放つ。
割と発生の早いガード不能飛び道具だが、「暗転見てからしゃがみ余裕でした」なんてことも稀にある。
MUGENだと しゃがんでも当たりそうなキャラも多いが…。
何故か使える。なんで使えるかは考えてはいけない。 MUGENだし。
これで相手をKOすると背景に「鉄拳」の文字が現れる。
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チェーンコンボルート
- 弱P→強P除く全ての立ち通常技及び特殊技
- 強Pに繋いだ場合モーションが変わりダウンを奪うパンチになる(原作の閃光烈拳を再現する為)
- 中P(終点、もう一度中Pを押すことでダブルアッパーになるがそれ以降は必殺技以上でしかキャンセルできない)
- 強P→弱P、中P
- 弱K→中K、強K、強P
- 中K→弱P、中P
- 強K→無し
コンボ例
- 風神拳→強雷神拳:風神で浮かせた後は強雷神に直接繋ぐのがダメージ安定性共に優秀、密着状態なら弱P→強Kのガトリングを雷神前に挟む事も可能
- 風神→鬼神滅裂:スーパーキャンセルを用いたコンボ、雷神に繋ぐより100ほどダメージが高いがダウン追い討ちになってしまうと雷神より安くなる
- P投げ→強奈落払い→雷神拳:ダウン追い討ちコンボ、始動は投げに限らない
- 弱K→強魔神拳→弱K→強魔神拳…:三島流最終奥義、相手は死ぬ
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ちなみに |
登場イントロの内の一つに『バーチャファイター』の主人公、 結城晶を バイトに用いているものがある。
3D派ならずとも格ゲーマーであれば思わずニヤリとさせられる演出だが、商業では絶対に不可能だろう。
こういうのもまたMUGENの魅力の一つである。
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新しく、ストクロ風かつシステムがCvSベースのカズヤ(現在デモ版)を確認。
こちらはほとんど完成してるといっても過言でない出来である。
AIも搭載済みらしく、良い立ち回りをデモ版ながらも見せ付けてくる。
また、同じようにポールや闘神、クマの姿も確認された。
出場大会
*1
特に2のEDではデビルからの不意打ちを庇った平八をそのまま盾にし接近、近づいたところで
平八を投げつけて隙を作るなど、とことん容赦がない。