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- (2012/04/06 (金) 01:47:25) の編集履歴(バックアップ)






「上海一の打派

   『大魏』とは

                    俺のことよ!」



アカツキ電光戦記』の登場人物。キャッチコピーは「復讐の心意六合拳」。
読みは「ウェ」。フルネームは「ウェイ・イェ・ルウ」。
中の人はアカツキムラクモと同じ松本忍氏。国名ではない。

設定

凄腕の職業兇手)として、国際マフィアである「黒手会」の幹部にまでのし上がった男。
一撃の重さを追及した心意六合拳の達人で、自らを上海一の打派「大魏」と称し、その実力は大陸最強と謳われているほど。
恩人であり黒手会の大当家であったインフーが何者かに暗殺され、新たな大当家選出を巡る内部抗争が勃発している中で、
その下手人を探すため行動を開始する。

このゲームに登場するキャラの多くは、任務や野望、使命感などを持って戦いに臨んでいるが、
彼にはそうした要素は一切無く、あくまでも恩人の敵討ちという動機のみで動いている。
もちろん何十年と若さを保っていたりを持ち合わせている訳でもない。
同僚のマリリン同様、裏社会に生きている・・・がそれを除けば比較的まともな人間なのである。
余談だが、このように魏とマリリンはストーリーの核心とは直接関係ない立場のせいか、同人版では本人たちを除き
(このゲームのアーケードモードでは同キャラ戦が1名を除いてない)序盤で戦う相手である。
その会話の端々からも義に篤い性格が窺われ、裏社会の人間にしては比較的常識的な感性の持ち主である。

同じ黒手会の兇手であるマリリンとは以前から面識があったようだが、
その性格上の違いからかあまり良い印象は持っていないようで、自力でインフー暗殺の疑惑を突き止めた際も
「やはりお前(の仕業)か」と敵対している。
彼の言い放った「にも劣る畜生め」はある意味彼らの性質の違いを最も如実に表した罵り台詞である。

しかし、そうは言ったものの彼は紛れもない裏社会の人間であり、
それを表すかのような鼎二尉に対しての「お前ならいい客がつくだろう・・・」という勝利メッセージが存在している。

色黒の巨漢で、地肌に直接コートを羽織り、『ピューと吹く!ジャガー』のふくし君を髣髴とさせる何とも形容しがたい独特の髪型が特徴。
ぶっちゃけた話、本式のモヒカンヘアなだけである。よく知られている鶏冠のイメージは70年代にイギリスでパンクファッション流行時に出来たもの。
他ゲームなら間違いなく色物として扱われていたであろう出で立ちだが、
それ以上にアクの強いキャラクターだらけの『アカツキ電光戦記』にあっては、上述の性格もあって、これでもむしろ地味な部類
それどころか、本作での数少ない設定的・性格的に常識人である。抱かれたい男No.1。
敢えて言うなら『風雲黙示録』のジョーカー同様に癒し系色物とでもいうべきか…
なんなんだこのゲーム
+ キャラを立たせるための努力、あり得たかもしれない可能性
しかしまだ常識人で地味扱いされるだけで済んで良かったのかもしれない。
こういった見た目で既にキャラが立ってそうなキャラは初見のイメージを崩すために外見と相反する性格とされる事が多いのだが、このイカツイ風貌である。
相反する個性と来れば良くてインテリ、下手するとオカマにされる可能性すらあったのだ。
ただしその場合はどっかのキャラと設定やらなにやらがダダ被りする事になるが。
本当に常識人で良かった。

ちなみに、エヌアイン完全世界での設定資料によると身長は208cm。ラオウより2cm低いだけである。
言うまでもなく、電光戦車を除けば男性陣では一番の巨漢である。

+ 『アカツキ電光戦記』ED(ネタバレ注意)
独自にインフーが暗殺された理由を調べていった結果、魏はチベットの山奥にある謎の施設にたどり着いた。
そこにはムラクモと名乗る、殺されたはずのインフーとまったく同じ顔をした男が立っていた。

そう、黒手会大当家「インフー」という男は、秘密結社ゲゼルシャフトが産み出した、
現人神ムラクモがもし現在の肉体に不慮があった場合魂を乗せ換える為の複製體(クローン)だったのだ。
先代大当家を殺しインフーが後釜に据わり、黒手会はゲゼルシャフトの下部組織となったとムラクモは語る。
(結果的に、ミュカレからの依頼と己の野心でマリリンがインフーを殺したのだが)

恩人と思っていた男から裏切られた、そして黒手会ごと躍らされていたという事実に、
魏は激怒しムラクモを殴り倒す。

「立て!俺の怒りはまだ収まらん!」

「もう知っていよう…私を倒しても…終わらぬ……」

「…………」

その後、帰国した魏は基地から入手したリストを元に組織と政界に入り込んでいた要人のクローンを一掃し、その後忽然と姿を消した。
報復で消されたとも噂されているが・・・


・・・と、このようにバッドエンドが多い『アカツキ電光戦記』の中でも世界をまともな方向に向かわせた数少ないキャラである。
彼がこのゲームで人格者扱いされる訳もわかるだろう。

+ エヌアイン完全世界の大魏について

「中華一の打派、大魏とは俺のことよ!」


続編の『エヌアイン完全世界』では、上記にもある大魏(ターウェイ)の名称で登場。

大当家の仇討ちを機に組織を離れ、山奥で修行の日々を送っていた。技に更なる磨きが掛かった彼を人々は『大魏』と呼んだ…
でもロマキャン呼吸の性能は落ちましたよね

+ 『エヌアイン完全世界』ED(ネタバレ注意)
赴くままに南極大陸へ辿り着いた大魏は復活したムラクモに遭遇する。
そして大魏は「仇(ムラクモの複製體)は世界中に存在する」という事実を告げられる。

「どこまで俺たちを愚弄すれば気が済むんだ…」

ムラクモ、そして現れたヴァルキュリアを倒した大魏は世界中の複製體の存在に不安を感じるも、
決意を新たに仇討ちの旅を再開する…

ヴァルキュリアさんのことはガンスルーである


性能

二種類の突進技と対空技を持つタメキャラで、また自身の能力を一定時間強化する技も持つ。
巨躯を生かしたリーチ・判定に優れる通常技と、性能の良い突進技の「烏牛擺頭」と「虎蹲山」を駆使した近~中距離のラッシュを得意とする。
火力が高く、特に「練気化神」を絡めた連続技の火力には目を見張るものがある。
「虎蹲山」→「挑領」の強制ダウンを絡めた起き攻めにはループ性もあるため、爆発力にかけては全キャラクター中随一。
極めればループ性の高い攻めにより、一度転ばした後そのまま殺し切るという事も可能。
各種能力をブーストする「練精化気」はちゃんと使いこなせば非常に優秀な強化技で、
特に通称「ロマキャン呼吸」とも呼ばれる「練気化神」は立ち回りから固め、ループコンボと幅広い活躍を見せる。
なお、強化技の強化技のさらなる強化技たる「練神還虚」に至っては無茶苦茶な強化具合となるのだが、
こちらは一回限りでゲージがカラになる等の理由と、前述の通り煉気化神の使い勝手が良すぎる事もあり殆ど使う機会が巡ってこない。

欠点は地上での中段技がなく、下段判定の技が大足とタメ技しかないのでガード崩しを苦手とする事と、
大柄ゆえに喰らい判定が大きく、特定の連係や技に引っかかりやすく、飛び道具の類も苦手なので、攻められると脆いという事。
高い火力と継続性に優れる攻めによる爆発力の高さでそれを強引にフォローする、パワー溢れるゴリ押しキャラである。

相手を圧倒できるポテンシャルを持っているが、使いこなすのがやや大変で中級者以上向けのキャラクター。
キャラランクにおいてはアカツキと並び強キャラの筆頭とされる。

なお、エヌアイン完全世界では特殊技が増えた代わりに練気化神は効果時間中再発動不可能となったために
ループコンボが大幅に制限された上連発できず、隙消しに使いにくくなったりと弱体化部分が目立つ。
擬似的なクールタイム設定と言える。一応強化技なのだが強化してない状態の方が評価が高いとはこれ如何に。(無論効果中は基本性能自体は向上している)
おまけに攻撃強化の上昇値も30%アップから15%アップに減少し、特攻烏牛擺頭と特攻虎蹲山は技そのものの威力が減少した。技に磨きが掛かったって設定なのに
しかし、中央限定ながら烏牛擺頭→特攻烏牛擺頭→壁バウンドした相手にダッシュ攻撃→追撃…という高火力かつゲージ効率の高いコンボを所持しているため中央からのリターンは目を見張るものがある。
高い防御力で相手の攻撃に耐えてワンチャンを叩き込むという、前作とは変わって我慢強い立ち回りを求められるキャラとなっている。
稼動初期には上のような弱体化部分が目立ったため、中堅下位~下位キャラという扱いをされていた。
しかし研究が進むにつれ、1ゲージ持ってる状態なら どこで何がカスっても4000、中央からなら5000以上 という全キャラ屈指の平均火力を手に入れた。
特攻烏牛擺頭を絡めたコンボも現在では 1ゲージ使って0.8ゲージ回収という なんだか素敵な事になっており、
結果、現在のランクではアカツキやカティと並び準上位(中堅上層)といった扱いである。

機動力の低いデカキャラという性質上、苦手キャラが多いというのも嫌な点。
一回転んだら起き攻めで死ぬ、触れる事すら難しいのに頼みの烏牛擺頭が特攻鉄鋼斬で反確なムラクモ、遠距離シューティングのデカい的な完全者の3人が特に苦手。
ガン有利なキャラもBC攻撃に特攻烏牛擺頭で反確を取れる不律くらいしかいない。そういう意味でも使い手の我慢強さが問われるキャラとなっている。

ちなみに完全世界中にも各強化技の効果は持続するので、
【練神還虚→完全世界発動】という連携をすることで溜まった3ゲージを無駄にせず、自己強化をした状態で完全世界中を立ち回ることが出来る。
ただし何も考えずに行うと練神還虚が合図となってしまうので読まれやすい。

上手く噛み合うと…(6:57)

+ 余談
AC版『Ausf. Achse』が出るにあたり、魏を含め松本忍氏が演じたキャラのボイスは全て録り直し&追加されている。
全体的に気合の入った声となったのだが、魏に関しては気合が入りまくっていてほぼ別人のようになった。

「地獄を見せてやろう!」


MUGENでは

3種類が公開されている。

  • HM氏製作(ABK仕様)
アカツキキャラに定評のある氏によって最初に公開された魏。各部共に問題なく仕上がっている。
また、エヌアインの完全神殺である練気崩山挑手が追加されている。
また、氏恒例の特殊カラーも搭載されており、「常時練神還虚+自動回復+自動ゲージ上昇」という恐ろしい事態に。
長らく代理公開はされていなかったが、08/18に他のHM氏のキャラと同様Lycoris氏のサイトで代理公開された。
ゼクルス氏、sekt氏のAIも公開されている。

  • みきた氏製作
何の偶然か、HM氏の公開と同じ日に公開。
こちらにはアーマー各種は無いが、最終特別攻撃「練神還虚」もきちんと実装されている。
更にアレっぽい追加技も・・・ポーズがそれっぽかったためだろうか。
こちらもゼクルス氏による簡易AIがあり、こちらはみきた氏のHPにて代理公開されていたが、最近になって氏自身のHPに移行したようだ。
HM氏のと同時の公開で、みきた氏の魏が公開されて約5時間後の公開である。ジェバンニが一晩でやってくれました

  • HM氏製作(EN1仕様)
新しく公開されたエヌアイン仕様の魏、改め大魏。最新版はVer2.61(2011年11月)。
完全煉鎖などが追加されており細部まで細かく仕上がっているが、「練気化神」が効果時間中でも使用可能などアッパー調整が入っている。
さらに強化中の舞いあがる岩(原作通り)や一部の特別攻撃で地面にヒビが入るなど力強い演出が搭載。
ボイスも一部はアドラー同様にACのものに変わっている。
また、完全神殺は演出・性能ともに全く別物に変化。具体的に言うと100hitするアレ
しかも威力も高く、練神還虚中に使えばとれーにんぐ天子相手に900ダメージをたたきだす。もはや笑うしかない。
AIは未搭載。

+ おすすめコンボ
みきた氏作の魏の場合(弱中強はABCと表記)。ほとんどはHM氏のにも成立すると思う
4タメ3の虎蹲山と、4タメ6の烏牛擺頭を間違わずに出せるようにすること
レシピ 備考
2A*3>2B>A虎蹲山>C挑領(or5B>烏牛擺頭) 中央基本コンボ。
2A*3>2B>B烏牛擺頭>特攻虎蹲山 中央コンボゲージ消費版
2A*3>2B>A虎蹲山>A>B>B烏牛擺頭>2A*2>2B>B斬手>A鷂子栽肩(or特攻斬手) 端コン
5A*n>5B>B烏牛擺頭>練気化神>以下繰り返し 練気化神で隙消ししてのループ、飛び込みから2ループして上のコンボから特攻斬手で締めれば6.5割くらい行く
5A*n>5B>B烏牛擺頭>練神還虚>5A*n>5B>B烏牛擺頭>魏獄殺 相手によるが上のコンボよりダメージは劣る

HM氏作の魏(EN1仕様)の場合(表記は同上)。
レシピ 備考
2A>2B・B>【C斬手>C鷂子栽肩】or【B烏牛擺頭>特攻虎蹲山】 お手軽&安定。最初はここから始めてみよう。
2A>2B・B>A虎蹲山>2B・B>【A虎蹲山>C挑領】or【B烏牛擺頭>特攻斬手】 基本コンボ。挑領は練気化神でキャンセルできる。
2A>2B・B>A虎蹲山>2A>2B・B>C斬手>C鷂子栽肩or特攻斬手 端限定。ダメージは上記のコンボとそれほど変わらない。
2A>2B・B>B烏牛擺頭>特攻烏牛擺頭>ダッシュ攻撃>JA>JB>JC>5A>5B・B>A烏牛擺頭 中央限定、ゲージ1本消費のコンボ。ステージの端が遠すぎると入らない。
2A>2B・B>B烏牛擺頭>練気化神>2A>… 毎度おなじみ、ロマキャン呼吸。火力を底上げしたい時に。






「手是両扇門、全靠脚打人

                                   まず地に足をつけろ」


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