映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』では、 ゴモラに率いられる怪獣軍団の一体として登場。
アストロモンスやドロボンもそうだが、宇宙怪獣の筈であるタイラントが地底から現れた理由は不明。
明らかに弱くなっており、 何と、ハヌマーン一人に圧倒されている。
最期はドーナ第7ロケット基地の爆発に巻き込まれて死亡するという散々なものであった。
…尤も、その後のゴモラ以下怪獣軍団がハヌマーンらに受けた仕打ちを考えると、早々にあっさり死亡できた彼は、
ある意味では幸運だったのかもしれないが。
その後、平成の『 ウルトラマンマックス』『 ウルトラマンメビウス』で過去の怪獣が復活する路線となり、
タイラントも『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』にて再登場。
キール星人のレイオニクス、グランデが操る怪獣として登場した。
こちらはベムスターの腹でゴモラの超振動波を吸収したり、イカルス星人の耳からアロー光線を放つなど、
各怪獣のパーツを生かした能力を披露し、ようやく合体怪獣らしい立ち回りを見せてくれた。
その圧倒的強さでゴモラを倒し、更に主人公・レイの操るもう1体の怪獣である エレキングをも葬り去ってしまった。
しかし、レイ復活後の再戦では、第二覚醒したゴモラとリトラとの連携の前に敗れ去った。
ちなみに、グランデは他にレッドキングを所持しているのだが、このレッドキングは、
キングジョーブラックを圧倒するほどの実力を持ち、ブレイブバーストしたゴモラとも互角の戦いを繰り広げた。
…合体怪獣以上にその脚の持ち主が活躍するというのは順番が逆のような気がしないでもないが、
レッドキングはゲーム版『大怪獣バトルNEO』の主役なので、実質“主人公補正”という事だろう。
上記の裏設定などを掲載した漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では、TV版『NEO』の5話と6話の間の時間軸でグランデと共に登場。
主人公アイのネオバトルナイザーを見て興奮したグランデが、アイのレッドキングと戦わせた。
この時グランデはレッドキングに興味を示し、タイラントに対し、
「心配すんな オレの相棒はおまえだけだよ…今のところはな」と発言していた。
この事からグランデが初めはタイラントのみと契約していたという事に明らかとなった。
なお、このエピソードは残念ながら単行本未収録である。早く4巻出して下さいよ角川さん。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河大戦 THE MOVIE』にも登場。
ウルトラマンベリアルの手によって怪獣墓場から復活し、怪獣軍団に加わりウルトラ戦士達を迎え撃つ。
最終局面まで生き残ったが、最終的には駆け付けてきた ウルトラマンゼロにより倒された。
その後、百体怪獣ベリュドラを構成する怪獣達の中にも確認できる。
合体怪獣がさらに合体していいのかよとか、合体元パーツのレッドキングやベムスターとかも別に合体しちゃってるよとか、
そもそもなんで怨念が合体してできた怪獣が独立した個体として眠ってるんだよとかツッコミ所満載だが、
ウルトラシリーズでも屈指の不思議スポットの怪獣墓場とチートアイテムのギガバトルナイザーのせいだし仕方ない。
『ウルトラゼロファイト』第二部「輝きのゼロ」では、ダークネスファイブの一人、テンペラー星人・極悪のヴィラニアスの相棒として登場。
他の面子同様に目が赤くなっているのが特徴。極暴コンビと称してゼロやジャンボット・ジャンナインの兄弟を苦しめた。
ベムスターの腹を最大限に活かしてヴィラニアスのサポートを務めており、後半は5人(4人と1匹)揃って他のメンバーに馴染んでいるが、
タイラント自身はダークネスファイブではない。
また、映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の企画段階時点ではタイラントの強化版として、
ゴモラ、エレキング、ツインテール、 バキシム、アストロモンスを追加した「グランドタイラント」という怪獣の案もあった。
こちらは通常のタイラントに追加された怪獣達の体の複数のパーツが激しく自己主張し合っており
寄せ集めながら一体の怪獣としてスマートに纏め上げられたタイラントのイメージからは大きく逸脱したデザインである。
見たい方はグランドタイラントで画像検索してもらいたい。
映画『ウルトラマンサーガ』では、 アントラーや パンドンなどと並び バット星人の作り出した怪獣兵器として登場。
本編ではお蔵入りとなった代わりに、『ウルトラマン列伝』において特集が組まれた際に、新撮パートとしてショートバージョン、
ディレクターズカット版及び『新ウルトラマン列伝』における分割放送時にフルバージョンが日の目を見た。
他の怪獣兵器と違い、タイラントだけは因縁の無い ウルトラマンレオと初対決し、最期はレオキックを頭部に受けて撃破された。
なんだか呆気無く思えるが、格闘戦を得意とするレオにはベムスターの腹もほとんど機能しないだろうし、仕方がないのかもしれない。
『 ウルトラマンギンガ 劇場版スペシャル』では、イカルス星人(SD)が6体のスパークドールズと融合したタイラント(SD)が登場。
主人公の礼堂ヒカルが変身したウルトラマンティガと戦い、ゼペリオン光線を吸収して苦戦させるも、
「タイラントを倒せるのはタイラントの武器」という弱点を突かれ、加勢に来たジャンナインがバラバ鞭を受け止めた隙に、
ティガがハンドスラッシュで鞭を切断、鞭先端の鎌を突き刺されてダメージを受けた所にジャンスターダストを受けて敗北した。
一応、スパークドールズ争奪戦におけるボス的な存在ではあるのだが、肝心のウルトラマンギンガとは戦えなかった上に、
直後に登場した ダークザギは「今までの怪獣とは桁が違う」などと評されていたため、少し噛ませ犬感が漂っていた。
『ウルトラファイトオーブ 親子の力お借りします!』では、レイバトスがゾフィーとジャックに対する迎撃として、
ギガバトルナイザーで復活させた7体の怪獣を合体させる形で登場。
当時より大きく成長した二人をカラータイマー点滅まで追い込むも、そこに10年もの修行を終えたセブン、ゼロ、オーブが合流し、
セブン、ゼロ親子と阿吽の呼吸を掴めるようになったオーブ達3人の連携に次第に押され、
最期はワイドショット、ワイドゼロショット、ワイドスラッガーショットの同時発射で倒された。…ベムスターの腹はどうしたのだろうか?
『 ウルトラマンジード』では第9話に登場。実は平成以降にテレビシリーズ本編に登場したのはこれが初めてだったりする。
本作の敵・伏井出ケイによって怪獣カプセルから召喚され、高い戦闘能力でジードを苦しめるがゼロが援護に駆け付けると劣勢となり、
最終的にはゼロビヨンド形態となったゼロに倒された。
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