「航空母艦、瑞鳳。推して参ります!」
容姿は茶髪のポニーテールに空母の後端部分を模した鉢巻をしており、
祥鳳(と書類上は同型艦の龍鳳)と姉妹とはとても思えない飛行甲板の如くフラットな胸、腹筋の欠片も見当たらないイカ腹、さらに童顔と、
どこからどう見ても少女にしか見えない。一応酒を飲める年齢らしいが。
元ネタで考えると全員70歳超えですし
(なお元ネタの軍艦は1940年12月に完成しており、空母組ではさほど後発ではない。また空母としては小さい方だが大鷹型などまだ下もいる。)
服装は巫女服を意識したような和装ながらも空母勢唯一のスカート非着用勢で、
実装時から改の時点で専用グラフィック(最期の出撃を意識した迷彩塗装)があるという優遇ぶりだが、
無改造時の巫女服カラーの方が見た目は人気があるのか、二次創作などでは通常カラーで描かれることが多い。
性格は、通常時は割と凛々しい真面目キャラなのだが(連絡の時の「今でしょ!」は聞かなかったことにしてあげてください)、
改にすると同時に無類の卵焼き好きで甘々な非常にあざとい性格になり、大きくキャラが変わる。
どちらにせよ九九艦爆の足をカワイイと評する空母の中でも有数の艦載機マニアな部分は変わらない。
その容姿やあざとさ、「私の作った卵焼き、食べる?」の部分が「食べりゅ?」にしか聞こえない
舌足らずなボイスに撃沈される提督も多く、軽空母の中での人気はトップクラス。
そのため瑞鳳ファンのコアな提督の中には食べりゅ教などという謎の宗教が発生している。
おさわりされる際は
提督に格納庫をまさぐられる。そして
声がエロい。
弓道タイプの空母は「艦載機=矢」なので、格納庫とは背中の矢筒のことと思われるが、
明らかにそれ以外の
セクハラ的な何かを想像して彼女をつっつきまくる提督多数。
「艦載機=呪符」な陰陽師タイプの空母なら胸元が格納庫の可能性もあるが。
ゲームでの特徴の一つはその異様な出現率の低さ。全空母コンプリートの最後の壁となる人も多かったとか。
金剛や同時実装の夕張と同じで、軽空母唯一の金レアなのだが、
レア度詐欺にしか思えない程出現せず、4-1以降の海域のボスドロップしかない。
建造に至っては正規空母並みかそれ以上に出現せず、2:40:00が出現した場合はほぼ祥鳳である。
「(
ホロレアの)瑞鶴の方が先に出た」、「鶴姉妹が出たのに瑞鳳がでない」、「むしろ瑞鳳以外空母全員揃った」などと言う声で溢れるハメに。
第一期では5-4の周回が楽なため、ここでレベリングや戦果を稼いでいたらドロップしたという提督も多かった
(第二期では5-4の難易度が大幅に上がったので周回は難しくなっている)。
建造では大型建造の一般枠で出ることもある。資材に余裕があるならこちらの方法で狙うのもありだろう。
戦闘面ではレアに相応しく改の時点では軽空母
ダントツの運を誇り、他の軽空母と比べると命中率などが若干高い。
……が、それ以外のステータスが低い。「数は少なくても」の宣言通り搭載機数は姉妹揃って高速軽空母最下位。
「装甲は薄い」と自虐するのも納得の、
装甲&耐久も姉妹仲良く高速軽空母最下位。
火力は低速軽空母合わせても最下位タイ、回避は祥鳳に1差で負け軽空母単独最下位、
対空に至っては空母どころか
睦月型と並び全戦闘艦艇中でも最下位タイ…。
運さえも低い祥鳳よりは少し強いが五十歩百歩。改の段階では龍驤よりは強いと言えるが……。
元々2倍近いサイズ差のある飛鷹型に歯が立たないのは仕方がないのだが、
千歳、千代田、龍驤など史実で大差ないスペックの相手も軒並み改二になり大幅に強化されているのに対し、
改どまりの瑞鳳は
龍驤以外とは胸部装甲の面でも上記の通りの厳しい戦いを強いられる。
まして元から正規空母並みの能力だった所に改二が実装された隼鷹改二との
別の意味も含めた戦闘力の差は言わずもがな。
一応飛鷹型以外の低速軽空母よりは性能が良いが、
同時に燃費も彼女達ほど良くはなく、現状の軽空母の中では祥鳳共々かなり不遇である。
特徴だった高い運もその隼鷹改二に1の差で抜かれてしまった上に、
そもそも空母なので運のステータスも他艦種ほど重要ではないのが辛い。
そのためイベントなどの高難易度海域で使うには愛が試される。
邂逅時に「練度が上がれば正規空母並みの活躍をお見せできます!」と言って参戦するが、
正規空母どころか軽空母の中でも非常にか弱い彼女の練度が上がった所で、
まず間違いなくそんな活躍はできないのでよくネタにされてしまう。ついでに開幕攻撃は本人の練度の影響が無い
ちなみに祥鳳も「これなら、正規空母にだって負けません!」という辺りやはり姉妹である。
それでも祥鳳は「運用によっては役に立てるはず」と言う分まだ身の程を知っているのかもしれないが。
一応、後に二人でもスペックで勝てそうな正規空母が現れたので、彼女並みの活躍ならば不可能ではない
とは言うものの、全体でたった8人しかいない高速軽空母の一人なので
(しかも内2人は別艦種からのジョブチェンジな上に元の艦種としても重要な立ち位置であり、
もう1人は低速とのコンバートだがやたら燃費が悪く、低速状態だと燃費が安い夜戦仕様になる)、
イベントで高速軽空母を使う際には出番が回ってくることももちろん有り得る。
むしろ、2016年秋イベントでは甲難易度で進めた場合、高速軽空母の使い所を間違えると当時実装されていた5人揃ってても足りなくなる。
そんな瑞鳳に対する愛が報われる時が、2018年2月21日に訪れた。
この日、彼女にとって因縁深いレイテ沖海戦を元にしたイベントの後段作戦と同時に、瑞鳳の改二改装が実装。
軽空母の改二は熊野航改二以来8ヶ月ぶり、鈴谷熊野のような攻撃型軽空母や大鷹のような護衛空母でない純粋な軽空母は隼鷹改二以来3年半ぶり。
レベル80で改装できる「瑞鳳改二」は、多くの能力が瑞鳳改から2桁上昇を果たし、千歳千代田の改二に勝るとも劣らぬ物となった。
上述の火力、装甲、回避、対空ことごとく最下位という評価は、もはや完全に過去のもの。
数値以外でも砲撃戦時の射程が「中」(
巡洋艦並)に伸び、行動順が早まることで、
敵からの先制攻撃で中破して攻撃不能に陥るリスクが減っているのはアドバンテージ。
「練度が上がれば正規空母並みの活躍をお見せできます!」をついに実現して見せたと言えるだろう。
なお、改二改装するとボイスの追加や差し替えが行われるものだが、彼女を第一艦隊旗艦(秘書艦)にした状態で聞けるログインボイスは提督の間で大反響。
その一方で、
相変わらず格納庫はまさぐれる。
そして、胸部装甲も相変わらずであった
それだけではない。
瑞鳳改二に対してさらに資材を費やすことで、「瑞鳳改二乙」へのコンバート改装も可能。
火力、装甲、対空がさらに向上しており、特に対空は実装時単独首位。火力も、彼女を上回るのは航空巡洋艦から攻撃型軽空母へ改装される鈴谷と熊野のみ。
また、こちらは護衛空母となっており、基本的な能力は軽空母だが装備を整えることで潜水艦に対して先制攻撃が可能になる。
砲撃戦時の射程は「長」(
戦艦並)にまで伸びているが、護衛空母は軽巡洋艦や駆逐艦主体の連合艦隊「輸送護衛部隊」へ編成することが可能で、
その中で空母の火力を真っ先に飛ばせるのは非常に頼もしい。
対潜能力自体は同じ護衛空母の大鷹型の改二に及ばないものの、その他の能力では軒並み上回っており、
何より
速度が相変わらず高速なので、連合艦隊の足を引っ張ることがないのは大きな強み(イベントでは、低速艦が交じると航路選択で不利になる例が多い)。
おかげで瑞鳳改二とほぼ同時実装の護衛空母であるガンビア・ベイの肩身が物凄く狭くなった。
彼女は彼女で「護衛空母の中で一番燃費がいい」という長所はあるが。
改二に対するデメリットは回避や搭載機数が減少している所か。また、長射程は状況によっては困ることもある。
軽空母が必要なあらゆる場面で活躍が期待できる瑞鳳改二。
長射程高速護衛空母という当時は他にはなかった(後に龍鳳改二が同じ特徴を得たが、こちらはスペック的に同等ながら燃費が悪い)個性を獲得した瑞鳳改二乙。
これほどの改二改装でありながら、要求されるのはレベルと資材だけ。瑞鳳本人よりも入手困難な改装設計図や試製甲板カタパルトは不要。
直前の武蔵改二からの落差が凄まじい
瑞鳳に匹敵する龍鳳改二は設計図やカタパルトが必要なのでなおさら要求条件の安さが目立つ。
瑞鳳は安い女
レアリティは高いが、それに見合った戦力となってくれるのは間違いない。出会えたら丹精込めて育てよう。
ただし、
全艦娘改二を見渡しても地味に珍しい欠点として、
改二になった際に全く何も装備を持ってこない。
これはコンバート改装が可能な艦娘全員に共通する点(コンバート改装を繰り返すことで改造時に持ってくる装備を増殖させないための仕様と思われる)なのだが、
他のコンバート可能な艦娘は全員改二と同時実装される専用の任務をこなすことで別途装備がもらえるため、これが事実上の持参装備と見なされるのに対し、
瑞鳳は専用任務が実装されていない。
上でリンクを張られている通り、響ことヴェールヌイも持参装備が無いのだが、よりにもよって瑞鳳改二が実装されたこのイベント内で、
「ヴェールヌイに装備させろ」と言わんばかりにソ連製装備がイベント報酬として大量に手に入る。
イベント中に専用任務を実装するのを敢えて避けたとも見ることができるが、果たして…。
二次創作ではもう一つの意味での
戦闘力の低さをネタにされるのが鉄板。板だけに。
前述のとおり並の駆逐艦すら下回る平坦さであり、同じ軽空母の龍驤と
双壁双璧を成している。
アーケードを見る限り僅かな膨らみ分こっちの方が大きいが
なお、
同じ声の妖精を持つ駆逐艦の3人の内2人は、軽空母どころか戦艦並みの戦闘力を持つ。
ある意味公式二次創作とも言える艦これRPGの
リプレイでは中の人が使用キャラとして参加し、
必死の思いで
立派な上部甲板を手に入れていたり(挿絵付)と中の人もその辺りは気にしているようである。
史実の飛行甲板の識別文字から「づほ」「づほちゃん」と渾名されるが、戦闘力ネタでいじる際には龍驤=RJに倣って「ZH」などと呼ばれることも。
また、改で卵焼きを焼いているので二次創作でもよく卵焼きを作っている。
産卵ネタにされたりすることも
公式メディアミックスでは、小説『瑞の海、鳳の空』(角川スニーカー文庫より全3巻)で
主役を務めている。
こちらでも
着痩せするという設定だった。メディアミックスとなると妙に上部甲板が盛られる艦娘である。
公式4コマではゴーヤに「きっと(姉の祥鳳や書類上の妹の龍鳳とは違って)潜水母艦にならなかったから飛行甲板要素が強いんでち!」とトドメ刺されたけどな!
アニメ第一期及び劇場版では
活躍どころか出番すら無かった。
第二期にあたる『いつかあの海で』では第1話でモブキャラ的な扱いで登場。
出番は本当にここだけだが、
意外と身長が高かった事がちょっと話題になった。
MUGENにおける瑞鳳
因幡てゐや
わかさぎ姫の製作者であるピカポン氏による手描き改変ドットの瑞鳳が存在。
2016年10月にα版が公開され、2017年1月9日に正式版が公開された。
黄昏ドット改変で、またNachel氏キャラをベースにした『
東方萃夢想』+αの仕様な点は共通している。
各行動で消費する多数の専用ゲージを持ち、その内訳は燃料、弾薬、艦戦、艦攻、艦爆、そして
卵焼き。
加えて様々なシステムを搭載しており、通常移動時に水飛沫が立つなど細かい拘りも見られる。
正に原作要素を出来得る限り投入したといった出来映え。
+
|
システム詳細 |
開始時に選択可能で、いずれかの艦載機の搭載数が増加する。
熟練度(後述)が最大ならば全ての艦載機の搭載数が上がる「熟練妖精」を選択可能。
戦闘中は オプションとして付き従い、自動でアイテムを補給してくれる。
補給するアイテムの種類は任意で変更可能。
ちなみにそれぞれのスロットの18・12・12は 原作の瑞鳳の1~3番目の装備スロット。
行動により変動し、攻撃力に影響。
赤く変色する疲労状態からキラキラする戦意高揚状態まで変化する。
前者は下がり、後者は上がる。
残り体力で変化。
中破以降は肉弾戦の攻撃力が下がり、また艦載機が帰投しなくなる。
妖精選択画面で変更可能で、艦載機の攻撃力に影響する。
大破以外の状態では一発KOされない。
ようするに 食いしばりと似たり寄ったりのようなシステム。
その他、オプションでは轟沈時に一度だけ復活可能な「ダメコン」、
艦載機による フライング「開幕航空戦」、
艦載機による定期的な攻撃「オート艦載機攻撃」などを設定可能。
|
直接攻撃手段は弓で殴ったり錨を振り回したり跳び蹴りしたりといった正統派なものから、
モップ掛けしたり
押し倒したり卵焼きを
渡したりといったピカポン氏ならではの変わった物まで。
射撃技では「12cm28連噴進砲」(
本当に28連射出来る)や対空の「12.7cm高角砲」、
艦載機では「天山」や「九九式艦爆」などを発射して攻撃する。
…が、ピカポン氏らしく
超必殺技で「追魂奪命剣」を使う上に、零戦編隊の弓の射ち方も明らかに『ジャイアントロボ』のソレ。
他にも電探と爆雷も装備している。
空母は爆雷を装備できないって?聞こえんなぁ
ストライカーとして伊勢、鳳翔、三日月、初月、速吸の5名が登場。
そして超必殺技でお約束の
本体。
ちなみに前述の卵焼きはなんと
一撃必殺。
といっても
謎ジャム的なものでなく
いぬさくやてきなものなので安心していただきたい。
発動条件は
卵を取り出す動作を最低でも5回とやや厳しいが、やろうと思えば1R目から発動も可能。
装甲が薄いと自称する原作と違い、LIFE1000・DEF100なので薄くはない。
むしろ轟沈ストッパーと根性値の分少し硬い。
α版にはAIが搭載されていなかったが、正式版で簡易AIがデフォルトで搭載された。
外部AIは現在、某氏のAIが氏のアップローダーにて公開されている。
また、カサイ氏によって入渠ドックの
ステージが公開されている。
ある大会では
ブロントさんと
オリジナルゼロに連続で玉子焼きをご馳走して
崖っぷちから予選を突破している。
オリジナルゼロに至ってはわざわざしゃがみこんで受け取っている。黄金の鉄の塊を自称するナイトも本物の鉄の塊で造られた戦艦には敵わなかったよ…。
「お昼です!提督、お弁当広げましょ♪
私の作った玉子焼き、食べるぅ?」
出場大会
更新停止中
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削除済み
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出演ストーリー
最終更新:2024年07月23日 01:26