【どうぶつの森+】

どうぶつの森+ とは、【ニンテンドー ゲームキューブ】用のゲーム。

概要

どうぶつの森+


他言語

Animal Crossing (英語)

ふりがな

どうぶつのもり ぷらす

ハード

【ニンテンドー ゲームキューブ】

メディア

8cm光ディスク

ジャンル

コミュニケーションゲーム

発売元

任天堂

開発元

任天堂

プロデューサー

手塚卓志

ディレクター

江口勝也
野上恒

プレイ人数

1人(一部ファミコンのゲームでは2人)

発売日

2001/12/14 (日本)

値段

6,800円(税別)

同梱物

メモリーカード59(おまけデータ入り)

対応機能

GBAケーブル

使用ブロック数

村データ:57
ファミコンのセーブデータ:1
おでかけデータ:5
おまけデータ*1:1

シリーズ

どうぶつの森シリーズ

日本販売数

約99万本

世界販売数

約271万本

【ニンテンドー ゲームキューブ】向けに発売されたどうぶつの森シリーズの1本。
【どうぶつの森】が大好評を得たことにより、僅か8ヶ月という短期間で発売したバージョンアップ版。
新たな要素として、【ムシ】などを寄贈する「博物館」、ドット絵を打って様々な場所で活用する「マイデザイン」が登場。
GBAケーブルとの連動にも対応しており、それを使って行ける「島」と呼ばれる場所で新しい住民が登場し、珍しいアイテムが手に入る。
同時期には【どうぶつの森+ カードe】?も発売しており、そのカードに記載されている「あいことば」を入力すると特定のアイテムを入手できる。更にカードeを【カードeリーダー】に読み込ませれば、別の「あいことば」も確認可能。
それ以外の要素も大幅にボリュームアップし、ファミコンのタイトルに至っては2倍以上まで増加している。

「あいことば」システムを活かし、発売当時は公式ホームページで「あいことば」でアイテムを配布するキャンペーンも開催されていた。

前作が【NINTENDO64】末期にしては好調だった事もあり、本作は大幅に売上が増加。そちらのデータを引っ越しするキャンペーンも開催されていた。
また、本作からは日本国外への展開も行われるようになった。
2003/06/27には、日本国外版をベースにしたバージョンアップ版【どうぶつの森e+】が発売。本作のデータから引っ越しができる。

ゲームシステム

※基本的なシステムは【どうぶつの森】を参照。


  • 本作の目玉要素。GBAケーブルでGBAと繋ぎ、桟橋にいるかっぺいと会話すると島へと向かう事ができる。
    島には1人の住民が住んでおり、特産物の「ヤシのみ」や、珍しい家具を入手できる。
    また、常に夏の状態のため、村で捕りにくい季節でも夏のムシやサカナが手に入る。
    島には住民の家だけでなく、プレイヤー共有の別荘も用意されており、そこには自分で好きなように家具やアイテムを配置可能。
    帰るときにはGBAに島のデータを移すこともでき、移すとGBA画面で島の住民の生活を確認できる。
    スコップやあみがあれば住民がそれを使ってアクションをすることもある。これでしか入手できないアイテムも複数ある。
  • 博物館と寄贈
    博物館にムシ・サカナ・カセキ・めいがを持って行くと寄贈する事ができるようになった。
    寄贈したものは博物館に展示され、いつでも確認ができる。
    また、寄贈したプレイヤーの名前も博物館に表示される(プレイヤーのデータを消した場合「昔村にいた人が寄贈した物」という形で引き継がれる)。
    寄贈時にはフータのちょっとしたうんちくを聞くこともできる。
  • 仕立て屋とマイデザイン
    仕立て屋という施設では自分だけの「マイデザイン」を作成できる。
    デザインは32×32マスのドット絵で作成可能。また、GBAケーブルで繋げばGBAでデザインを打つ事もできる。
    作ったデザインは、ふくやかさの柄にしたり、家の壁紙や床紙に使ったり、「デザインかんばん」で村内に設置したりといった形で活用可能。
  • 新キャラクター
    本作では複数の新キャラクターが追加されており、村のイベント発生時に会話するとアイテムを貰える村長のコトブキを始め、
    深夜に登場し人魂を探しているゆうたろうといった新しいキャラクターが追加された。
  • 引っ越しキャンペーン
    発売当時に開催されていたキャンペーンサービス。
    『どうぶつの森』のデータが入ったコントローラパックと、本作のデータが入ったメモリーカード59を任天堂か各種サービスセンターに送付すると行える。
    64版のカタログなどのデータをごく一部除き、引き継いだ状態で本作を遊べるようになる。
    更に特典としてファミコン家具『アイスクライマー』を入手できた。
  • あいことば
    手紙を使った要素。特定の文字列を書いて送付するとアイテムが手に入る。
    カードeに掲載された、住民毎の対応したあいことばを入力した手紙を出すのが基本。
    村とプレイヤーの名前に応じたあいことばや、「にんてんどうベンチ」という特殊な家具がもらえるあいことばが公式ホームページで公開されていた。
  • もつモノ
    64版のカタログのカテゴリの内「かさ」が「もつモノ」に変更され、うちわや風船など手に持つアイテムが追加された。
    スコップやオノなどに金色の装飾された「きんのどうぐ」が追加された。これらは特殊な効果がある。
    なお、カタログには各種道具も含まれており、スコップなどをカタログ注文することが可能になっている。
  • その他変更点
    • 物を地面や床に置いた時のアイコンが多数追加された。
    • 時計のデザインが変更された。
      • 本作の時計は任天堂公式ガイドブックのおまけCD-ROMでPC向けにインストールできた。
    • 花が冬になっても咲いたままになった。
    • 雑草が冬でも生えるようになった。
    • 木の種類に「針葉樹」「ヤシの木」「金の木」が追加された。
      • 「針葉樹」は崖より上にある場所しか育たない。崖が2つある場合は、中央の崖でも育つ。
      • 「ヤシの木」は島からヤシのみを入手して植えることができる。村では日差しが強い6丁目しか育たない。
      • 「金の木」は光っている地面にスコップを埋めると生えてくる。そのまま育てば「きんのスコップ」を1つ入手でき、その後は普通の木と同じ扱いになる。
    • 「びんせん」が4枚一組で管理されるようなった。
    • オノが壊れるようになった(壊れ具合は判断可能)。壊れない効果はきんのオノに引き継がれている。
    • フルーツが成っている木でもムシがとまるようになった。
    • 「お出かけ」が仕様が変更。他の村のデータが入ったメモリーカードを刺すか、村のデータがないメモリーカードを刺して「おでかけデータ」を作る(前作のおでかけと同じ仕様)かの二択になった。
    • 他の村へお出かけしなくても、住民が引っ越ししていなくなることがある。
      • 新しい住民に会える機会が増えたが、今度は仲良くしていた住民が突然引っ越すなんてことがあったため【おいでよ どうぶつの森】では事前にわかるようになり、引き止めることも可能になった。
    • 極一部の家具・服の削除
      • そのうち、めいが二種は引っ越しキャンペーンでそのまま持っていけるがカタログからは消滅する。「アイラブ64のふく」「Nキューブのふく」はカタログから消滅し、引っ越しで持ってきても「ボロいふく」に変換されている。
      • これに合わせて【ビス】の初期服も「Gキューブのふく」に変更されている。
    • サカナ・ムシが追加された。
    • 「おおナマズ」を釣り上げた時のコメントが変更された。
    • タンスやクローゼットに3つまでアイテムをしまえるようになった。
    • ミュージックのライブラリ機能が追加。入手したミュージックを保存することができる。

キャラクター

プレイヤー

基本施設の住民

訪問者

イベントで出るキャラ

一般住民、【ムシ】【サカナ】【どうぶつの森+】/キャラクターを参照。

行事

基本的に前作と同じなので、詳細はそちらを参照。
コトブキからアイテムがもらえる記念日関連は多すぎるため、ここでは紹介しない。

  • コトブキの帰省(1・2月のどこか)
    コトブキが村から離れるということで、夜に灯台の電源を入れるようにプレイヤーにお願いする。
    一定日数分達成するとコトブキからアイテムがもらえる。
  • ラジオ体操(8月の朝)
    プレイヤーも参加できるようになった。Cスティックで実際に体操できる。
    スタンプカードが配布され、全て埋めると本作のラジオ体操のBGMが流れる「たいそうラジオ」という家具がもらえる。
  • 花火大会(8月の毎週土曜日)
    つねきちの屋台の内容が変更された。

攻略情報

  • 金策
    前作に引き続きの金策が行えるが、冬でも雑草が生える仕様になったためお年玉による金策が使いづらくなった。
    他の手段としてはこのようなものがある。
    • コトブキからもらえるアイテムを売る
      コトブキからもらえるアイテムを売ると、物によっては高値で売れるものがある。
      特に「えきのもけい〇〇」は売ると高価。ただしもらえる数に難がある。
    • 株価の爆上げを狙う
      今作ではたまに株価が1カブ500~800ベル程度に突如膨大に跳ね上がることがある。その時を狙って大量に稼ぐ。
      交番に置いてあるカブは腐らない仕様があり、日曜日でイベントが重なる(確実なら釣り大会の日)のを狙って交番の落し物として保留しておくのも手である。
    • 島のゲームボーイアドバンス連動で稼ぐ
      島をゲームボーイアドバンスに送り、その中で住民を最高まで喜ばせるとベルを落とす。
      島の住民はヤシの実は固定で好きなフルーツであるため、簡単に増やせる。
      村のフルーツは住民毎に好き嫌いがあるため、一度あげてみて確かめてみよう。
      島限定のアイテムでもそれなりに高く売れる。難点は島の移動に時間がかかることである。
      仕様をついた仕様で稼いでもいい場合は下記の方法がかなり効率が良い。

裏技

  • 島を利用したアイテム増殖
    増やしたいアイテムなどを島に置き、島のデータをゲームボーイアドバンスに転送する。
    その後再度ゲームボーイアドバンスの中にある島に訪れて増やしたいアイテムを拾う。
    村に戻る際にゲームボーイアドバンスにデータを送らないで、再度ゲームボーイアドバンスにある島に訪れると増やしたいアイテムが残っている。
    これを繰り返すことでお金やアイテムが増やしたい放題となる。
    データを書き換えさえしなければ、島の状態は前回とそのままという仕様をついた物となっている。
    やはり、島に着くまでに時間がかかるのが難点だが、一度に大量に稼ぐことが可能なのでそれに似合った方法となっている。

関連作品

  • 【どうぶつの森e+】
    続編。『Animal Crossing』の要素を逆輸入した完全版。本作のデータから引っ越しも行える。

収録ソフト

本作には全17種類のファミコンが収録されている。
下記のタイトルの内、『アイスクライマー』、『スーパーマリオブラザーズ』、『麻雀』は普通の方法では手に入らず、特定のキャンペーンでのみ入手できた。
ディスクシステムは相変わらず遊べない。

+ 解析情報

データ内には以下のファミコン家具も収録されている。

  • 【ゼルダの伝説】
    ディスクシステム版の完全収録となっており、BGM差し替えもないため移植度は高い。
  • 【マリオブラザーズ】
    日本国外版ではカードeで入手可能だが、日本語版では配布されなかった。

マリオとゼルダが丸々収録されているにもかかわらず、完全な没データとして表に出なかったという非常に珍しい例となっている。
当時のインターネット上に存在していたあいことば生成ツールにより幅広く知られていた。
任天堂公式からの警告メールが届いた事で各ホームページから撤去されたという事になっているが、そのメールが正しいものなのかは不明。
「生成ツールの普及によって任天堂が配信を止めてしまった」とする説も存在しているものの、こちらに関しては一切の言及がないためやはり詳細不明。
また、両方とも『どうぶつの森e+』には未収録となっている。

日本国外版

日本国外では『Animal Crossing』のタイトルで発売されており、様々な点で修正が入れられている。
主な変更点は以下。

  • 『Nintendo e-Reader』(日本で言う所の【カードeリーダー+】)に対応しており、GBAケーブルで通信を行える。
  • ファミコンは全てNESに置き換わっている。
  • ヘラブナがカワマスに変更。
  • おやしろが願いの泉に変更。
  • 一部のイベントの内容、イベントの開催日の変更。例として春の運動会は4/20ではなく、3/20になっているなど。

これらの変更点は、海外版をベースにしたアップデート版【どうぶつの森e+】にも引き継がれている。

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最終更新:2025年01月22日 07:22

*1 付属のメモリーカードに既にデータが入っている。作成不可能