着弾時に炸裂する特殊弾頭を用いた新型機関砲
直接命中させなくても周囲の敵に損害を与えることができるため、密集対象への攻撃も有効
名前通り炸薬が詰め込まれた榴弾を撃ち出す機関砲。
いままで背中に背負っていた重装砲や榴弾砲を小型化して、機関砲みたいな手持ち武器にしちゃった☆という系統。
主武器であるにもかかわらず、着弾地点で爆発が発生する爆発物。
攻撃属性は実弾50%爆発50%の複合属性になっている。
実弾の混合属性だからか、当たり判定が爆発物としてはやや特殊。
弾丸は他の主武器同様ブラストに対して瞬着で、直撃した場合のダメージ計算には着弾部位の装甲値が用いられる。
つまり爆発物でありながら頭部CSが可能になっている。
空転なし、OHあり。
カタログ外スペックは爆発半径で、それぞれ半径が異なる(未検証)。
(アーケード版での半径は猛虎(11m)>羅刹(10m)>単式(9m)>双門(8m)となっている)
主武器としての性能バランスは
機関砲系統と殆ど同じで、単発威力が高いが連射速度は遅めで、連射精度と反動は並程度。
構えも同様で、腰の辺りに吊り下げて構える姿勢の為、
普通に撃つ分には殆ど同じ使用感である。
しかし爆風による削りが可能な分、
機関砲系統と比べて秒間火力で劣り、それでいて重量は全体的に少し重い。
この為、一見すると直撃しなくても敵の耐久を削れる分、機関砲をお手軽に使い易くした武器の様にも思えるが
実際の扱い方は全くの別物で、幾ら爆風があると言っても減衰のある爆風ダメージだけで敵をガンガン落とせる様なパワーは無い。
真正面からの撃ち合いでは、機関砲以上にしっかりとCSを狙わないと、大抵の高火力主武器に火力負けしてしまう。
加えて爆風ダメージはしっかり自分も巻き込む為、特に至近距離のタイマンは滅法苦手。
こと、
N-DEFがある相手には、属性の関係でさらに火力が下がってしまうことに(実際には実弾1.2倍、爆発0.8倍で等倍だが、実弾・ニュード100&の1.2倍よりは下がる)。
反面、高所からの撃ち下ろしによる爆風の巻き込みを狙った回避困難な削りや、爆発武器を間断なく連射出来るという強烈なミリ殺し能力は系統ならではの大きな強みとなる。
総じて、平地で敵の主武器と、お互いの有効射程内で正直に撃ち合う様な戦闘で強い武器ではなく、MAP構造を把握し、有利な立ち位置から避けようの無い爆風ダメージを効率良く蓄積させていく事によりその強みを発揮する主武器だという事を念頭に置いて運用していこう。
また、スペック外の利点として、爆風属性のダメージを相手にぶつける仕様上、
弾が命中した際の、カメラを振動させる程度が実弾武器と比べて非常に高い。
(例えば、
スクラムバスター系統を食らった時のカメラの状態を連想して貰えれば解り易い)
こいつは主武器としてこれを連射出来る為、一度当たり始めたら物凄い勢いでガクガクとカメラがブレまくる。
遊撃兵装の主武器や電磁加速砲等の、AIMがシビアで、一発二発外すだけでマガジン火力がカツカツになる様な主武器に対しては、大きなアドバンテージとなるだろう。
他の利点としては、例えカス当たりのミリ程度のダメージだったとしても、回復阻害効果はきっちり発生することが挙げられる。
敵の支援が多い、なんか大量のリペアマシンが置いてある、という場面では、その効果を無効化しやすい。
敵が隠れて回復していそうな場所には積極的に撃ち込んで邪魔しよう。
こちらも機関砲系なので射撃後には0.25秒の硬直がある。双門系を使用する場合は注意。
炸薬砲系統 属性:実弾50% 爆発50% ズーム倍率:1.5倍 |
名称 |
型番 |
射撃 方式 |
重量 |
威力 |
装弾数 |
連射速度 |
射撃 精度 |
反動 |
リロード |
連続射撃 |
性能強化 |
単式炸薬砲 |
MA153 |
連射 |
440 418 |
1340 1394 |
30×9 |
200/min |
C- |
B- |
3.6秒 |
4.6秒 4.83秒 |
①重量 418 ②連続射撃 4.83秒 ③威力 1394 |
双門炸薬砲 |
MA253 |
連射 |
540 513 |
730 760 |
64×8 |
360/min |
D |
B- |
4秒 |
5秒 5.25秒 |
①重量 513 ②連続射撃 5.25秒 ③威力 760 |
単式炸薬砲・猛虎 |
MA155 |
連射 |
460 437 |
1520 1596 |
40×7 |
180/min |
B- |
C |
3.8秒 |
3.7秒 3.92秒 |
①重量 437 ②連続射撃 3.92秒 ③威力 1596 |
双門炸薬砲・羅刹 |
MA257 |
連射 |
570 541.5 |
780 826 |
70×8 |
360/min |
D+ |
C |
4.2秒 |
4秒 4.28秒 |
①重量 541.5 ②連続射撃 4.28秒 ③威力 826 |
単式炸薬砲・金剛 |
MA159 |
連射 |
490 465.5 |
1960 2098 |
34×7 |
160/min |
B+ |
C+ |
3.4秒 |
4.2秒 4.54秒 |
①重量 465.5 ②連続射撃 4.54秒 ③威力 2098 |
+
|
調整履歴 |
調整履歴
単式炸薬砲
双門炸薬砲
単式炸薬砲・猛虎
- 2020/11/17(Ver.3.05)
- 威力
1440 → 1480 1512 → 1554
- 連続射撃
3.6秒 → 3.7秒 3.82秒 → 3.92秒
- 2021/06/08(Ver.3.09)
双門炸薬砲・羅刹
- 2020/11/17(Ver.3.05)
- 威力
740 → 760 784 → 806
- 連続射撃
3.9秒 → 4秒 4.17秒 → 4.28秒
- 2021/06/08(Ver.3.09)
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単式炸薬砲 |
双門炸薬砲 |
単式炸薬砲・猛虎 |
双門炸薬砲・羅刹 |
単式炸薬砲・金剛 |
MA153 |
MA253 |
MA155 |
MA257 |
MA159 |
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©SEGA |
図鑑外性能(赤字は最大強化時の性能を表示)
名称 |
連続射撃時間 |
OH復帰時間 |
秒間火力 |
OH火力 |
マガジン火力 |
CSノックバック |
単式炸薬砲 |
4.60秒 4.83秒 |
3.1秒 (2.4秒) |
4467 4647 |
21440 (16発) 23698 (17発) |
40200 41820 |
装甲D+以下 装甲C-以下 |
双門炸薬砲 |
5.00秒 5.25秒 |
4.0秒 (3.2秒) |
4380 4560 |
21900 (30発) 24320 (32発) |
46720 48640 |
不可 不可 |
単式炸薬砲・猛虎 |
3.70秒 3.92秒 |
2.7秒 (2.07秒) |
4560 4788 |
18240 (12発) 19152 (12発) |
60800 63840 |
装甲C+以下 装甲B以下 |
双門炸薬砲・羅刹 |
4.00秒 4.28秒 |
2.4秒 (1.9秒) |
4680 4956 |
18720 (24発) 21476 (26発) |
54600 57820 |
不可 不可 |
単式炸薬砲・金剛 |
4.20秒 4.54秒 |
2.09秒 (1.8秒) |
5227 5595 |
23520 (12発) 27274 (13発) |
66640 71332 |
装甲A以下 装甲S-以下 |
※OH復帰時間()内の値は非OH時に100%冷却するのに要する時間
単式炸薬砲
着弾時に炸裂する特殊弾頭を用いた新型機関砲。
直接命中させなくても周囲の敵に損害を与えることができるため、密集対象への攻撃も有効。
初期型の単砲身モデル。アーケード版から変更なければ爆発半径は9m
名前と外見から高火力を期待しがちだが、スペック上の秒間火力は4600程度と非常に低い。
その上、OH火力も強襲主武器のマガジン火力と大差ない23000程度となっている。
この武器の強みはCSによりよろけが狙える点と、地面や壁に当てれば爆風が発生する点なので、CS狙いや高所からの撃ち落ろし、爆風による死角への攻撃等を意識して立ち回っていきたい。
単に胴撃ちするだけなら他の系統を選択したほうがよい。
双門炸薬砲
炸薬弾頭を用いる2門式の機関砲。
単発の威力と引き換えに装弾数や連射速度が大幅に向上しており、面制圧力に優れる。
砲身を2門としたモデル。アーケード版から変更なければ爆発半径は8m
単発威力を落とした代わりに連射速度を向上させることで一見扱いやすくしたモデルなのだが、秒間火力が微妙に落ちており、重量は+100の大増量。おまけに射撃精度も落ちてリロードが長くなった。
もちろんCSしてもよろけが取れなくなった上に、肝心の爆発半径も1m狭くなってしまった。
双門機関砲と同様、扱いやすさと引き換えに失ったものがあまりに大きい印象。
この銃のもっとも有効な使い方は、6割増しになった連射速度と系統最大の連続射撃時間を生かした絶え間ない爆撃による嫌がらせである。
爆風のカス当たりを用い、常に揺れ動くカメラブレと、削られ続ける耐久によってじわじわと嬲り殺しにするような戦法が大の得意。誰が言ったか撃つECM。
本来は射線が届かない物陰の相手も、爆風カス当たりのプレッシャーに耐えられず飛び出すこと間違いなしだ。
…うん、まあ、肝心の威力が低いので、飛び出したあと、こちらに襲い掛かられるとどうしようも無くなるのだが…。
交戦中の味方の支援としては火力以上の効果があるのだが、そういうことが出来るポジションを維持しなければいけないので、やはり扱いが難しい。
正直、射撃時間をフルに活かす機会はそれほど無いので、単純に火力と爆発半径が上の羅刹のほうが扱いやすい。
炸薬砲系統の中で比較的扱いやすいモデルを求めているなら、まず羅刹を検討するのがよいだろう。
単式炸薬砲・猛虎
大型の炸薬弾頭を用いることで、大幅な威力向上を図った機関砲のカスタマイズモデル。
連射速度こそ遅いが、その凄まじい破壊力で密集する敵ブラストを一網打尽にする。
単式炸薬砲の弾頭強化モデル。アーケード版から変更なければ爆発半径は11m
発射される弾頭が強化されており、単発威力と爆発半径が向上している。おまけで射撃精度も3ランクアップ。
連射速度が若干落ちているので秒間火力は高まっていないが、3凸すれば装甲BまでCSよろけが取れるようになり、爆風による削りも強力になった。
一方でOH火力が無凸時18240と非常に厳しい値になっており、一息で撃破するにはかなり高いAIM力が求められる。
3凸するとOH火力は19152と少しはマシになるので、本格的に運用するのであれば可能な限り3凸したい。
瞬間的なパワーを追求したモデルであり、一瞬で倒すにも、倒せなかった場合にアフターケアするにも高い技量が求められる玄人向けのモデルである。
余談ながら、この武器はAC版では射撃方式が単射だったため、目押しが必須であった。
PS4版に移植されるに当たって連射に変更されたため、OHが頻発する代わりに柔軟性が増した、と思われる。
ただしタップ撃ちをした方がOHしにくく、精度低下も緩和される。連射速度の低さで難易度も高くないので試してみよう。
+
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長いので折り畳んだ詳細 |
実は SW-ティアダウナー、 LE-ライゲル、 D92ジェイナス、 炸薬狙撃銃・連式と共に、同社のゲームであるファンタシースターオンライン2にて武器迷彩としてコラボしている。
他のコラボ武器と同様に、武器自体の変形ギミックや格納時の位置、砲身の縮退も再現されており、見た目も 武器モデルを流用したんじゃないかって位には相当な拘りがうかがえる一品である。
なお、あちらに実装された武器迷彩版は、本家のこちらとは幾つか仕様が異なっている。
射撃姿勢は同じ腰溜めであり、射撃方式はAC版の単射ではなくPS4版の連射なのに、攻撃モーションの都合で通常攻撃は3発撃つ度反動に耐え切れずに砲身を跳ね上げる。また、他のPSO2射撃系と同様に着弾誤差は一切無いが非瞬着でロケランみたく着弾予測が必要となり、リロードモーションが無い。
更には ARKSの魔改造の成果で、装着している必殺技次第では1トリガーで3発を連射……はまあ普通なのだが、砲身以上の射出弾頭サイズかつコング顔負けでクリメイトやモノセロス並みの範囲を誇る弾頭をぶっ放したり、火炎放射器になったり、着弾点に停滞する時限式クラスター弾頭を撃ったり、果てには着弾の爆風で文字通り爆走するバイク そうはならんやろとなったり武器そのものでフルスイングのゴルフ打ちしたりする。 なんかおかしい事を書いてるが何も間違ってはいないのである
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双門炸薬砲・羅刹
総合的な性能向上が図られた2門式機関砲。
装薬量増加により威力が、大型マガジンの採用により装弾数がそれぞれ大幅に向上しており、広範囲の敵を一気に殲滅可能。
双門炸薬砲をブラッシュアップしたモデル。アーケード版から変更なければ爆発半径は10m
連射速度はそのままに単発威力を高めており、系統内では高いレベルでの秒間火力を手に入れた。
爆発半径も10mに強化され、射撃精度もおまけで1ランクアップしている。
秒間火力が高いと言っても3凸時4956しかなく、CSよろけは相変わらず取れないので、他主武器との射撃戦に用いるのは得策ではない。
爆発半径の強化によりこの系統の「爆風」という強みを活かしやすくなっているので、あくまで炸薬砲としての立ち回りを磨いていきたい。
下位モデルと比較して総合的な取り回しの面では良好になったが、重量増・反動悪化・OH火力低下というデメリットも課せられており、単純に扱いやすいというわけでもない。
系統自体が特殊なので、使用する場合は腰を据えて研究しよう。
単式炸薬砲・金剛
新たな炸薬弾頭を搭載することで、大きく威力を向上させた機関砲の最新モデル。
射撃精度・反動性能にも優れており、近距離戦では直撃を狙うことで、その真価を発揮する。
2022/11/21に追加された★4武器の一つ。爆発半径は約12m。
一発の威力を猛虎よりさらに向上させた高威力モデル。
単発威力が2098の大威力になり、秒間火力の理論値も5595と昨今の環境におけるダメージレースに追いついた。(いずれも3凸時)
環境上位の他主武器から比較すると数値的には控えめだが、この火力が爆発を伴いながら襲いかかってくるのだからたまったものではない。
とはいえ、この火力を活かすには爆風の削りではなく直撃させることが必須。
CSの場合装甲がA(強化時S-)以下ならよろけも誘発可能なので、積極的に狙っていきたいところ。
カタログ外スペックである爆発半径も拡大しているため、下位モデル以上に爆風ダメージに関するメリット・デメリットが強調されている。
この武器の長所を活かすために直撃を狙う場合どうしても近距離で打ち合う場面が増えるので、自分が爆風に巻き込まれない適正距離の感覚はあらかじめ確認しておこう。
猛虎と同じく、タップ撃ちを心がけることでOH火力の向上と精度低下の緩和を狙えるので常に意識したい。
PBW系統系統を愛用している
ボーダーには馴染むかもしれない。
敵と撃ち合う主武器として、長年の課題であったDPS問題に加えCSによる自衛力まで得たので、下位モデルと比較して応用力の高い実用的な性能に仕上がっている。
射撃精度や重量もこの性能にして良好な範囲にまとまっているので、総合的なポテンシャルは非常に高いハイバランスモデルと言える。
反面、あくまで炸薬砲系統内でのハイバランスであるため、主武器でただ直撃を狙うだけならこの武器である必要はほぼ無くなってしまう。
爆風だけを求める場合でも下位モデルの方が有効な場面が多く、何故この武器を握るのかという目的意識は明確に持って運用したいところ。
最終更新:2024年02月10日 11:57