耶麻郡吉田組新村

陸奥国 耶麻郡 吉田組 (しん)
大日本地誌大系第32巻 162コマ目

旧新町村という。本組に同名あるにより萬治中(1658年~1661年)今の名に改む。

府城の西北に当り行程9里8町。
家数11軒、東西1町20間・南北1町。
東は山に倚り西は笹川に傍ふ。

寅(東北東)の方3町20間平明村の界に至る。その村まで4町50間余。
西2町・北3町、共に原村の界に至る。その村は亥子(北北西~北の間)に当り3町20間余。
南15町計大谷組井谷村の山に界ふ。

山川

笹川

村北2町にあり。
平明村の方より来り、未申(南西)の方に流るること5町原村の界に入る。

神社

稲荷神社

祭神 稲荷神?
相殿 伊勢宮
   山神
草創 不明
村東、山腰にあり。
鳥居あり。

神職 鈴木伯耆

五世の祖を備中行重という。
正徳元年(1711年~1716年)始て当社の神職となる。


最終更新:2020年09月26日 18:28