この村は承應2年(1653年)に新墾せし所という。
小千谷陣屋の西に当り行程18町。
家数17軒、東西54間・南北1町22間。
南は
時水新田村に続き西は山に傍ふ。
東8町20間
土川村の界に至る。その村まで10町20間余。
西6町50間
市野宮村の山に界ふ。
北5町
市野宮村の界に至る。その村まで12町20間余。
現在薮川新田の地名は残っていません。明治44年の地理院地図には薮川新田の地名は載っており、
時水新田村の所にも少し書きましたが、時水新田と合併して現在は両新田という名前になったのではないかと思われます。
余談:
城川神社。
神社明細帳に登録されている住所は両新田。
『右 元天神社並びに神明社合併移転中ノ処、今般相済候に付、此段及御届候也』とあり、また昭和14年3月3日に神明社の境内に天神社を合祀し城川神社と改称したとの記載もあります。
登録名は無各社・城川神社、祭神は
天照大日霊貴尊と菅原道真朝臣です。なお一般的に、神明神社の祭神は天照大神で天神社(天満宮)の祭神は道真公です。
※越後佐渡デジタルライブラリー『神社明細帳 19-1』No.36より
最終更新:2020年12月08日 19:44