会津郡古町組水根沢村

陸奥国 会津郡 古町組 水根沢(みづねさは)
大日本地誌大系第31巻 123コマ目

府城の西南に当り行程18里19町余。
家数19軒、東西50間・南北1町10間、東は山に倚り西は檜枝岐川に近く南北田圃(たんぼ)なり。

東20町木伏村の山に界ふ。
西2間・南2町40間、共に木伏村の界に至る。その村は南に当り2町40間。
北3町2間大新田村の界に至る。その村まで5町20間余。

神社

山王神社

祭神 山王神?
相殿 稲荷神
山神
八王神
鎮座 不明
村東にあり。
鳥居あり。界村渡部信濃が司なり。


外部リンク等



水根沢(みずねざわ)

(南郷村史・各むらの伝説より)
昔中世のころ、村の中央沢の入口あたりに、二軒の百姓が住んでいたといわれる。この沢水は、かれることなく飲料水にしたり田畑の水に利用してきた。この沢水を、水根沢と呼んでいたところから、いつしかこのむらの名も水根沢と呼ぶようになった。

日吉神社(水根沢)

祭神は大山祇神である。大山祇神を祀る鎮守に、界の三嶋神社もあり、この祭神は国津神で山を司宰する神を祈願して祀ったもので、この地域が以前山の生業に専念し、こよない幸福と生業の安定感を祈願して、生活していたことがしのばれる。
最終更新:2025年09月02日 20:15