大沼郡大谷組桑原村

陸奥国 大沼郡 大谷組 桑原(くわのはら)
大日本地誌大系第33巻 58コマ目

府城の西に当り行程9里21町。
家数22軒、東西2町14間・南北1町。
南は山に傍ひ三方に菜圃(さいほ)あり。

東2町宮下村の山に界ふ。
西10町7間・南6町35間・北4町33間、共に宮下村の界に至る。その村は北に当り5町20間余。

この村の名主次郎左衛門という者、慶長中(1596年~1615年)宮下村と争論せし時の證文1通を蔵む。
その文如左(※略)

山川

萱場山(かやはやま)

村南7町にあり。
頂まで3町。
松樹雑木あり。

只見川

村西10町にあり。
宮下村の境内より来り、北に流るること3町10間、また宮下村の界に入る。

神社

三島神社

祭神 三島神?
鎮座 不明
村西にあり。
鳥居拝殿あり。砂子原村三浦大隅が司なり。


最終更新:2020年04月21日 18:08