会津地方の地図

蘆名時代黒川城市図

会津鶴ヶ城縮図

福島県若松市全図

若松市郷土誌(国立国会図書館)より



会津地方の古地図をご紹介。

天保国絵図 陸奥国会津(国立公文書館)
天保9年(1838年)の会津地方の絵図
まだ見つけたばっかりで内容を精査していませんが、かなり古い地図です。
状態も綺麗で拡大すれば内容も確認できます。

大日本国郡名所 奥州会津郡若松(国立国会図書館)
明治元年(1868年)の会津地方の絵地図。
戊辰戦争前に発行されたものと考えると感慨深いです。
調べものするには向かないです・・・。

磐城岩代両国全図(福島県立図書館)
明治11年(1878年)に福島県地理課が発行した福島県全体の地図。
とにかく大きい。山川の名前はほぼ網羅している事と、大きい町や集落名はほとんど載っています。
問題は大きすぎて調べものするときに大変な事です。

岩代国会津明細図(古典籍総合データベース)
早稲田大学が公開している古文書のスキャンイメージです。
上の磐城岩代国両国全図とほぼ同じものです。
明治5[1872]年製で写本との記載があります。
分割スキャン版は細かい字でも読めるものになっています。

福島県管内全図(福島県立図書館)
明治20年(1887年)に福島県農商課が発行した福島県全体の地図。
磐城岩代両国全図に比べると小さい分書いてある内容も少ないですが、全体を把握する分には十分です。

※明治21年(1888年) : 磐梯山噴火

会津史. 巻之1-2(国立国会図書館)
明治28~30年(1895~1897年)に池内清治郎という方が発行した資料本。
その中に福島県の地図があります。
資料自体は貴重なものですが、地図の内容は文字が潰れてよめません。
地図はP.12以降に載っています。

地方分轄地図(国立国会図書館)
明治32年(1899年)に金港堂から出版された日本地図。
日本全体の地図のため、細かい内容までは記載されていません。
福島県はP.19に載っています。

袖珍日本新地図(国立国会図書館)
明治42年(1908年)7月に富山房から出版された日本地図。
これも日本全体の地図のため、細かい内容までは記載されていません。
福島県はP.16に載っています。

最近會津旅行地圖(国立国会図書館)
明治41年(1908年)8月に鈴木屋書店から出版された旅行地図。
旅行地図だけあって道は詳しい。今の地図にない峠道の記載もある。
地図は大きく細かい地名まで記入されているが、ややぼやけて読めない所があるのは残念。

会津鶴ヶ城蒲生若松城下明細図(古文書データベース)
明治44[1911]年加藤商店出版。
若松城下の地図です。通りの名前も記載されています。

ポケツト大日本分県地図 : 最新調査. 福島県之部(国立国会図書館)
大正14年(1925年)8月に雄文館から出版されたハンディサイズ旅行地図。
郡毎に分けて地図がかかれています。細かい内容までは記載されていませんが、分かりやすい地図かと。


田子倉ダムと奥只見ダムできたのが昭和35年(1960年)。
それ以前の地図をご紹介しました。



会津銀山街道地図(福島県庁)
現代の地図で『掲載日:2018年1月22日』と書かれています。
若松~只見町までの銀山街道のルートが記載してあります。

白河・会津街道(会津若松市)
滝沢峠~黒森峠までのルートを記載した地図(PDF)へのリンクがあります。
掲載日が2019年11月26日と割と最近です。
ただ、地図自体が非常に見にくいんですよ。
いろいろ記入してある文字も潰れていますし…。
ちょっと残念です。

災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 「1888 磐梯山噴火」(内閣府)
明治21年(1888年)に磐梯山が噴火した翌年に作成された日本初の災害報告書を元にした資料です。
いくつかPDFファイルがありますが、「口絵」のPDF内に『農商務省地質局発行の磐梯山之図(明治21年印行)』の災害地図が載っています。
最終更新:2023年05月01日 16:47