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チリーン

登録日:2011/07/08 Fri 23:29:20
更新日:2026/07/29 Wed 19:51:16
所要時間:約 15 分で読めます




チリーン!
     (⌒)
     _||_
    / 冥 殿丶
    <丶丶フ ノ>
     ̄>-< ̄
     |納 |
     |涼 |
   /( |  |
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   \  \/
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チリーンとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。

■データ





鳴き声は体の空洞で響き合ってきれいな音色になり 敵を驚かせ追いはらう。


全国図鑑No.358
ふうりんポケモン
英語名:Chimecho
高さ:0.6m
重さ:1.0kg
タマゴグループ:ふていけい
性別比率:♂50♀50

タイプ:エスパー
特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「特性:ありじごく」「各種フィールド」が無効)

種族値
HP:65→75(SM以降)
攻撃:50
防御:70→80(SM以降)
特攻:95
特防:80→90(SM以降)
素早さ:65
合計:455

努力値:特攻+1、特防+1

進化:リーシャンが十分懐いた状態で夜にレベルアップさせる。

弱点:むし/ゴースト/あく
半減:かくとう/エスパー
無効:じめん(特性の為)


■概要


見た目通り、風鈴をモチーフにしたポケモン。
体は空洞となっており、鳴き声はそこから反響して発する。その鳴き声は7種類あり、使い分けて仲間とのコミュニケーションを取ったり、敵を追い払っている。
怒ったときの鳴き声は衝撃波を発生させ、敵をふっ飛ばすほどの威力になる。

頭は吸盤になっており、風が強い日は木の枝や軒下にぶら下がっている。
夏の時期になると活発になり元気に飛び回り、時には風に乗りながら長い距離を旅をする。
好物は木の実で、長い短冊状の尻尾を利用して器用に食べる。

名前の由来は風鈴が鳴る擬音「チリ~ン」からだろう。


■ゲームでのチリーン


人があまり来ないような山岳地帯や辺鄙な場所に生息するためか遭遇できるのが中盤以降だったり、出会う事自体が難しい作品もある。
またリーシャンかチリーンのどちらかしか出ない、あるいは双方ともに出ない作品も混在している。

チリーンが初めて世に出た記念すべき作品。おくりびやま頂上の草むらでのみ、超低確率(2%、1/50)で出現するレアポケモン。
双方のバージョンで、おくりびやま頂上のくさむらでしか捕獲できないポケモンというのがチリーン以外存在せず、
他に出現するポケモンはカゲボウズ(ルビー版)かヨマワル(サファイア版)の出現率が比較的高いという程度。実際に探す場合はカゲボウズとヨマワルに嫌気が差す事うけあい。
今世代における野生のチリーンはレベル28の個体しか出ないため、レベル28のポケモンを先頭にしてスプレーを使えば、レベル27以下のポケモンは出なくなるので多少マシになる。
いざ、出会えたとしても捕捉率が45と低い上、「とっしん」による反動ダメージで自滅してしまう可能性もあるので戦って捕まえるのも難し目。

しかも頂上は草むらの面積が狭いため、動き回って探すのが地味にキツく面倒さに拍車をかけている。
かといって「ダートじてんしゃ」でダニエル(ぴょんぴょん跳ねる行為)しながら探そうものならフリーズするバグ*1が発生しやすいため厳禁。
(このバグ自体は発売当時から報告されており、そこそこ有名)
…何よりこの頂上へ行くのが絶妙に面倒だということもあり、ストーリーイベント以外に改めて来るような場所でもなかった。

しかもストーリーにおけるトレーナーだけでなく、バトルタワーでも使用するトレーナーが誰もいないので、自力でチリーンの存在に気づくのはほぼ不可能。
ホウエン図鑑番号が151番*2だったこともあり、様々な憶測やガセネタが流れた。
「色違いのチリーンを持って白い岩に話しかけるとジラーチが出現します!」

この時期、特に『ルビー・サファイア』時代に妙にレアなポケモンだったことには様々な憶測があるのだが、その中でもマニアの間でまことしやかにささやかれているのが
元々幻のポケモンにする予定だった
なんらかの事情があって最後の最後に突っ込んだ
というもの。実は第三世代内ではチリーンの格納されている場所(もとい内部番号)が内部データ上だとデオキシスより後ろ*3となっているのである。

これなら確かに『ルビー・サファイア』内でトレーナーが一切使用してこないということにも説明がつく。
前者であれば当然のことだし、後者なら急遽追加されたからトレーナーの使用ポケモン調整が間に合わなかったのだろう、というわけである。
…奇しくも激レアポケモン扱いになった事で第三世代だと存在感が幻(に近い感じ)のポケモンみたくなったのは偶然なのか意図的なのか…?

  • 第三世代(ファイアレッド・リーフグリーン)
ホウエン地方のポケモンのために野生出現はせず、カントー地方のトレーナーが使ってくる事も無かった。

  • 第三世代(エメラルド)
チリーンを使ってくるモブトレーナーが1人増えたため、ポケモンバトルを通して見れるようになった。
使い手はからくりやしき(7回目)で登場する女性のサイキッカー。戦えるのが終盤かつ寄り道必須で、もし戦い逃した場合は見れなくなってしまう。
しかも、コイツが立っているのは行き止まりのハズレルートであり、すぐ近くのジェントルマン(使用ポケモンはソーナンス)と共にダブルバトルを挑まれるオマケつき。
それ以外だとバトルフロンティアの周回数が少ない時にトレーナーが繰り出してくるように。対戦施設内で見ても図鑑登録できないのであまり意味はないが…

第三世代においては凄まじいレアポケモンであり、アニメでコジロウが捕獲しなければとことん影の薄いポケモンだっただろう。
フウとランや、その取り巻きあたりが使ってきてもいいような気はするんだが、何故使わせなかったのか…?
ルビサファ当時の幻のポケモン説の名残なのか…?

当時の本家ポケモンシリーズでの存在感の無さを払拭するかのようにチリーンを使うトレーナーはそこそこいる。

『ポケモンコロシアム』のシナリオモードではラルガタワーのフロント右部屋の食堂にいる女性のライダーが使用したり、
バトル山のエリア7にいるトレーナーが繰り出してくるため、寄り道する事でチリーンが見れるようになっている。

続く『ポケモンXD』ではチリーンを使ってくるモブトレーナーが更に増加。
シャドー戦闘員にいたっては何と5人も使い手がいる。どれも通常のチリーンだが、いくらなんでも多すぎである。
序盤に出る2人はスルー可能だが、中盤以降は必ず戦わなければならない位置に出てくる奴が3人もいるため、プレイヤーは必ずチリーンを見る事になる。
本作こと『ポケモンXD』はレアポケモンの補完も兼ねられているが、残念ながらチリーンは野生出現せず、ダークポケモンにもされずじまいだった。チリーンにナショナルリボンを付けさせてほしかった…

すずポケモンのリーシャンが進化前として登場。進化後ではなく進化前を増やすのか…
「きよめのおこう」を持たせた状態でチリーンのタマゴを作ると、リーシャンが生まれるタマゴを作れる。
リーシャンがよく懐いた状態で夜にレベルアップする事でチリーンへと進化できる。そのため、本作では序盤からチリーンを使う事も可能だ。

野生だとリーシャンがテンガンざんやその周辺の道路に出現し、チリーンもテンガンざん最上部エリアに現れるため入手性が改善。チリーンのレアポケモン伝説はやっと終わりを告げたのだった…
しかしチリーン自身の捕捉率の低さと、「とっしん」「すてみタックル」で自滅を図ろうとするのは相変わらずである。
「おくり」繋がりという事でか、おくりのいずみにも出現。『プラチナ』ではそちらに出現しなくなったが、もどりのどうくつに出現する。
ちなみにリーシャンがレベル22で覚える「とっておき」はチリーンは覚えられない。物理攻撃だからチリーンには基本不要だと思うが育てる際には一応注意。

  • 第四世代(ハートゴールド・ソウルシルバー)
ぜんこく図鑑後にラジオ「シンオウサウンド」を流すと一部ダンジョンにてリーシャンが出現する。

『ブラック・ホワイト』ではクリア後に行ける、ほうじょうの社にチリーンが野生出現する。
出現率は普通なので出会いやすいものの、レベルは50台と高い。
しかし2年後のイッシュ地方こと『ブラック2・ホワイト2』では生息地不明。風に乗って旅に出たのだろうか?

PDW(ポケモンドリームワールド)もといゆめしま内でチリーンと出会える事も。
……しかし特性「ふゆう」組あるあるで、隠れ特性は得られず。同じ「ふゆう」でもドータクンは貰えてるのに…
それもあってゆめしま経由でチリーンを捕まえる必要性が薄く、「ドリームボール」に入ったチリーンは長らくレアであった。

  • 第六世代(XY、オメガルビー・アルファサファイア)
『X・Y』ではチリーンが野生で出現せず、リーシャンから育てて進化させて入手する事になる。
うつしみのどうくつにリーシャンが出てくるので育てよう。チリーンの使い手もいるので一切見れずじまいという事もない。

『オメガルビー・アルファサファイア』では原作と同じく送り火山頂上にのみチリーンが出現するが、
出現率が僅かに上がった事に加えて、一度出会ってさえいれば「ずかんナビ」のサーチ機能で直接探す事も可能になったので入手難度は下がっている。
野生個体のレベルがやや上がったため、スプレーで一定レベル以下の個体を除外しながらの捜索はしにくくなったが、それでもリメイク前より出会いやすい事だろう。
『ルビー・サファイア』のリメイク作品ではあるが使用トレーナーが2人増えており、トクサネシティジムのオカルトマニアと、シーキンセツのフシギ姉妹がチリーンを使ってくる。

  • 第七世代(サン・ムーン、ウルトラサン・ウルトラムーン)
リーシャン共々、野生出現せず。暖かな土地には必ずチリーンがいるわけではないらしい。
…というか種族値が30もアップしたのにチリーンは出さないのかよ。

  • 第八世代(ソード・シールド)
内定できなかったため、ガラル地方に一切入国できず。

ヒスイ地方やシンオウ地方が舞台の『LEGENDS アルセウス』と『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』ではきちんと登場。

『LEGENDS アルセウス』ではエイチ湖に固定シンボルのオヤブンチリーンがいたり、コトブキ村では村人とチリーンに関わる依頼も用意されている。
コトブキ村の依頼におけるチリーンはリアクションが中々に可愛いので、チリーン好きは是非とも見て頂きたい。
今作出身のポケモン限定に近い「ストレンジボール」と、翡翠色の色違い個体のマッチングは抜群。

  • 第九世代(スカーレット・バイオレット)
最初こそ内定していなかったが、DLC「碧の仮面」にて無事内定。キタカミの里で登場。
リーシャンは鬼が山近辺におり、チリーンは出現率こそ低いものの、てらす池に現れる。つくづく山が好きな子達である。
なお、キタカミ街道には固定シンボルのチリーンも存在。

オモテ祭り会場であるキタカミセンターでは祭りの開催前からチリーンが何匹かおり、階段の灯籠近くや水ヨーヨー屋の屋台にいる。野生個体なのだろうか。
開催後は灯籠の子達と水ヨーヨー屋の屋台にいた子達が姿を消すが、代わりにモブ住民がチリーンを連れている姿が見れる。
桃沢商店にはチリーンを彷彿とさせる色および柄の風鈴が軒下に付けられていたり、公民館内部には生け花で作られたリーシャンのオブジェもある。
かつてないほどのチリーンプッシュがキタカミの里で巻き起こっているようだ。

内定しないため使用できず……と、思いきや追加コンテンツ「M次元ラッシュ」にて内定。
しかもチリーンにメガシンカが実装されることが発表された。内定に加えてメガシンカ実装とはチリーン好きには嬉しすぎるサプライズである。
本作では必中の「サイコキネシス」「サイコショック」で異次元ミアレの浮いているボールを破壊したり、「ばくおんぱ」「マジカルシャイン」で異次元ミアレのメガカケラ結晶をまとめて破壊できるため、異次元ミアレでの旅では活躍させやすい。

レンタルポケモン

【エメラルド】
型1:まがったスプーン:なまいきHD:サイコウェーブ/とっしん/いやしのすず/しんぴのまもり
型2:まがったスプーン:れいせいHBD:ゆめくい/サイコキネシス/いやしのすず/さいみんじゅつ

型1は一致技が「サイコウェーブ」なので実質あって無いようなものであり、「まがったスプーン」もこれでは意味を成さない。「とっしん」も攻撃の低さからあまりダメージが出ないのもネック。だが、「しんぴのまもり」や「いやしのすず」で状態異常のケアには長けており、状態異常には困らないだろう。ダブルバトルではもっぱら味方の状態異常の回復係として運用していく事になる。
型2はゆめくい型。なかなか「さいみんじゅつ」が当たらない相手にも「サイコキネシス」があるが、あくタイプで止まる。「いやしのすず」は型1に引き続きあるので状態異常には強い。

【プラチナ・HGSS】
型1:モモンのみ:おだやかCD:サイコウェーブ/こごえるかぜ/いやしのすず/しんぴのまもり
型2:まがったスプーン:れいせいHC:ゆめくい/サイコキネシス/シャドーボール/さいみんじゅつ

型1の技構成はエメラルドの型1から「とっしん」を「こごえるかぜ」に変えたもの。この変更で、よりダブルバトル向けの性能となった。また持ち物も意味が無かった「まがったスプーン」からどく、またはもうどくを治す「モモンのみ」となりちゃんと意味を成している。
型2はエメラルドの型2同様ゆめくい型。こちらは「いやしのすず」を失ったが、「シャドーボール」を得たのでゴースト相手にも弱点が突けれる。ただしあくタイプで止まるのは変わらず。

■対戦でのチリーン


特攻・特防は高めだが他の能力は低め。
「サイコキネシス」「サイコショック」の他に「なきごえ」「さわぐ」「あくび」「いやしのすず」と、音や声に関する技を中心に覚える。

初登場時の第三世代では「サイコキネシス」以外に特殊技をろくに覚えない*4ため不遇ポケモンだった。
強いて言うなら当時非常に珍しい技だった「いやしのすず」を使うことで差別化を狙う程度だろうか。
といってもこの時代の対戦なんて「一線級とそれ以外」でバッサリ分けられるような時代で、ぶっちゃけチリーンに限った話ではない。むしろチリーンはタイプ一致サイコキネシスが使える分マシな方である。
第四世代で「シャドーボール」が特殊化し、「いやしのねがい」を習得。さらにプラチナ版の教え技に「シグナルビーム」が追加され、第五世代以降は「ハイパーボイス」を習得できるようになるなど着実に技のバリエーションが増加していく。

サブウェポンも「マジカルシャイン」「シャドーボール」「こごえるかぜ」「エナジーボール」「くさむすび」「めざめるパワー」と豊富。
物理攻撃のため火力には期待できないが、「はたきおとす」も覚える。

種族値は他のエスパータイプのポケモンと比べると特攻以外は全体的に低めで、ガチで使うには愛が必要。
ただ、「さいみんじゅつ」「ひかりのかべ」「いやしのすず」「いやしのはどう」とサポート技が豊富で、特性のおかげで「じしん」等も無効。
唯一「スキルスワップ」と「なかまづくり」を同時に習得できる点を活かし、ダブルバトルでのサポート役に撤するのが良いだろう。
ただしこの手のマイナーポケモン全般に言えることだが、下手に差別化ばかり狙うと逆に何の役割も持てない半端ものになってしまうことにも注意すること。
そもそもチリーンのライバルになるポケモンは同タイプ・同特性に絞ってすらクレセリアだのユクシーだのというとんでもない顔ぶれになるので……。

SMでは耐久系種族値が10ずつ上昇し、USMではタマゴ技で「ほろびのうた」「トリックガード」を習得した。
滅びカウントが進む間に相手を「まきつく」で拘束できるほか、「いたずらごころ」+「ちょうはつ」等も含めた変化技対策もできるようになった。

SVでは、久しぶりの本編登場という事でかアンコールやバトンタッチといった有用な技を覚えるようになったが、どういうわけかほろびのうたが没収返せ
耐久型にはかなりの痛手となったように見えるが、テラスタルのおかげで場持ちは向上し、「コスモパワー」+「アシストパワー」のコンボが以前よりは安定するようになった。
テラスタイプは弱点のじめん技をふゆうで打ち消せる「はがね」や「でんき」が主流。

前述のとおり、『Pokémon LEGENDS Z-A』では追加コンテンツより内定。「メテオビーム」やメガシンカ時限定のタイプ一致技「ラスターカノン」を習得した。また、後述のメガシンカ時の図鑑説明に合わせて「ばくおんぱ」も習得している。
何気に「きんぞくおん」を習得しているので、「いやなおと」と合わせて両防御面デバフ技を覚えた点は注目していいだろう。暴走メガシンカ戦ではこの「いやなおと」「きんぞくおん」で敵に防御デバフを与えてからメガシンカポケモンにつなぐことが出来る点が評価点*5
メガシンカ時の能力はメガチリーンの項目を参照。


■メガチリーン




全身を振るわせてあらゆる方向を音波で攻撃。
聞いてると自分を見失う。


分類:ふうりんポケモン
高さ:1.2m
重さ:8.0kg

タイプ:エスパー/はがね

特性:ふゆう
  • 種族値
HP:75
攻撃:50
防御:110
特攻:135
特防:120
素早さ:65
合計:555


Pokémon LEGENDS Z-A』にて新たにメガシンカが追加。
2025年11月6日の「M次元ラッシュ」の2nd Trailerにてセグレイブと共に初公開となった。
チリーン本体には見た目上の変化はなく、可愛さ据え置き。その上で頭からリーシャンの時にあった紐飾りが付き、また周囲を囲んで巨大な金属フレームが付いている。
更に本体の周りに小さな6匹の分身がぶら下がっており、例え無風でも常に揺らめいている。
意図したものかは不明だが、これらの分身の色合いはそれぞれ赤・青・緑であり、ルビー・サファイア・エメラルドを彷彿とさせる。

通常時はトレーナーの心を和らげる鳴き声を発し、その鳴き声は魔よけの効果があるという。
一方戦闘になると本体が鳴きだすと分身も釣られて共鳴し、それによって断続的に鳴り響いて強力な音波攻撃を仕掛けることが出来る。
この音は物理的な破壊力だけではなく、聞いた相手の精神を混乱させる効果もあり、浴びた相手は自分が何者であるのかすらもわからなくなるほど。
例え勝利することが出来ても倒れた際に響くガラスの割れたような音によって勝利したにも関わらずショック状態が続いてしまうという。

メガシンカによって新たにはがねタイプが追加されたことで耐性が大幅に増えた。
種族値も特殊寄りの平坦なステータスが特攻が+40、防御と特防が+30強化されて鈍足特殊アタッカーとして高水準な能力にまで強化された。
金属フレームに分身を6個もぶら下げているため、それにより素早さが下がるのではと思われたが、素早さ種族値は変動していない。
チリーンは元々の体重が1kgと超軽量で、メガシンカによって7kgアップしているが、自身の超能力とメガシンカによるパワーで金属フレーム&分身を難なく支えられているのだろうか。

特性は引き続きふゆう。複合タイプからしてドータクンと同一だが、種族値配分や習得技の差異から差別化は可能。
そもそも『Champions』にドータクンは未参戦だが。
M-Bではメタグロスが参戦したため、1戦1回のメガシンカ故に意識する必要がある。

余談だが、メガチリーンはM-B時点で唯一はかいこうせんを覚えないメガシンカだったりする*6

■ポケモン不思議のダンジョンでのチリーン


ポケモン不思議のダンジョン 青・赤の救助隊』では氷雪の霊峰や太陽の洞窟に出現するポケモンとして登場。
本家ポケモンシリーズではレアポケモンだったが、ポケダンの世界では割と遭遇できるので特にレアポケモンではない。
敵として出てきた時はHP100と妙に体力が高いのが特徴。防御と特防が低いので結局打たれ弱いが。
ダンジョン内で味方のチリーンに話しかけた際は「そよかぜに ふかれて うたう なつのたび!」と口にする。奇しくも五七五である。
また、通常の救助依頼には「ハネッコ(またはチリーン)を たすけて!」というパターンがある。どちらも風に乗って旅をする性質があり、顔も似ているからだろう。

ポケモン不思議のダンジョン 時・闇・空の探検隊』にて、プクリン率いるギルドの一員として登場。
キマワリのルームメイトでメス。しっかり者で物腰丁寧な敬語で話すが、キマワリに対しては悪戯好きな一面を見せる事も。
ギルドの食事係である他、ストーリー途中からチリーンへんせいじょを運営するようにもなり、ダンジョンに赴く際のパーティ編成も担当。
この仕事は主にギルド内で請け負っているが、交差点やシェイミのさとに置かれたベルをチリーンと鳴らすことで呼び出す事も可能。用もないのに何十回と呼びだそうが嫌な顔一つしない。
特にシェイミの里はトレジャータウンから結構な距離があるのだが、そこからのベルで呼び出してもすぐに来てくれるし、やはり何十回呼び出しても嫌な顔一つせず。
彼女はどのようにして遠く離れたシェイミの里まで駆け付けているのだろうか……

『空の探検隊』ではゲームシステムに関するメタ発言をしていたりもする。
「『ダメ』って言ったらどうなるんだろうと思ってなんとなく答えてみただけですよね!?」

野生個体としてはリーシャンが序盤ダンジョンの「しめったいわば」に出てくる一方で、
チリーンはエンディング後シナリオ終盤のダンジョン「そらのさけめ」と出現するのがかなり遅い。
……なお、リーシャンは「ゼロのしま なんぶ」最序盤にて「まきつく」でこちらを締め上げてくる難敵として、やや恐れられていたり。

ボスとしてはクリア後に戦うことになるあくのだいまおうの一味にチリーンが混じっている。
チリーン自体は攻撃力も防御力も大したことはないが、出現時の配置の都合上、背後にグレッグルがつくことがある。そうなると、チリーンが前にいる間に後ろのグレッグルが「ふいうち」を食らわせてくるのが厄介。


アニメ版「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊」で登場。CV:こやまきみこ
このアニメでは親方様ことプクリンに惚れているような描写は無く、むしろ親方様の怖さに他のギルドメンバー共々、恐れおののいている。

プクリン「君達、探検隊になりたいの?」

ヒコザル「はい!」 ポッチャマ「いいえ!」

プクリン「…うん? いいえ…?」

チリーン「親方様に楯突くと!?」(怯え戸惑うギルドメンバー達)

話の続きである「ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊~時と闇をめぐる最後の冒険~」にも登場。
キマワリと手を繋ごうとしたが、手が届かないので短冊状の尻尾を掴んでもらっている。エンドロールの紹介ではCV:佐々木日菜子となっているが、台詞が一切無かったような……?


■ポケモンGOでのチリーン


2018年2月10日よりレアポケモン枠として登場するようになった。
これだけなら特筆すべきことはないのだが、捕獲時に貰えるほしのすな*7がなんと1000
未進化ポケモンで100、1進化ポケモンで300、2進化ポケモンで500であることを考えるとまさに破格の数字。
さらに天候ブースト込みなら1250、ほしのかけらも込みだと1875も貰える。
通常より多くの砂(250)を貰えるという触れ込みだったデリバードサンタピカチュウとは一体何だったのかというレベルである。
あちらは期間限定とはいえ、どこにでも出現したという違いはあるが。


■ポケモンカードでのチリーン

ほとんどの非伝説たねポケモンの例にもれず空気。
……だったのだが最近ちょっとした話題になった。
ポケモンカードはバイヤーや転売ヤーによる値段のつりあげが非常に活発であり*8、プレイヤー間でも非常に問題になっているゲームであるという点を念頭に置いてほしい。

きっかけは「月刊コロコロイチバン!」という雑誌の、2021年11月号付録であるオドリドリのカード。

「無 自分の山札からポケモンとサポートを1枚ずつ選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。」

というワザ「ミックスコール」がシステム的にかなり強力であり、そもそもこの雑誌が税込1200円と割と高額だったこともあり、いつものように多くのバイヤーがこの雑誌を確保して転売しようともくろむことになる。

しかしまったく同エネルギー・同文のテキストのワザ「ときめくねいろ」を持つチリーンのカードが、実は2020年に発売された「仰天のボルテッカー」に収録されていた。
弱点、抵抗力、にげるエネルギーすべて同じ。違う点は最大HP(チリーンの方が20低い)と2つ目のワザ、そして「フュージョン」スタイル*9くらいのもの。しかもチリーンは単なるコモンカードなのでどれだけ値段をつり上げようとしても1枚100円程度が関の山となってしまう。
「別にサーチ側のワザ使うだけだし、HPが20高いだけのこいつのために1000円以上出すの?
という問に有意な答えを出せないデッキは、こぞってチリーンを用いることになったのだった。
ただしオドリドリには「フュージョン」というスタイルを参照するカードとのシナジーがあるのでチリーンによる代用が効かないのでオドリドリを採用せざるを得ない。
そして何につけてもHPなんて高い方がいいに決まっていると言われてしまえばそれまでであり、そういうプレイヤーにはオドリドリが採用されるんだそうな。

Pokémon Trading Card Game Pocketでのチリーン&リーシャン


レギュレーションAではチリーン・リーシャン共に未登場。
レギュレーションBの第一弾、メガライジングにてようやくリーシャンが実装された。
チリーンとの進化の接続がない、いわゆるベビィポケモンとして実装されている。

このリーシャンの技が「無エネ技で10ダメージ+グッズ使用禁止」という非常に凶悪な効果を持つ。
たとえば先行でこれをされると、後攻は1ターン目でモンスターボールが使えない
また、リーシャンを自由にさせている間は、構築の基本となるふしぎなアメも使えなくなり、ふしぎなアメ依存の進化ポケモンは機能停止状態になる
化石を場に出すのもグッズを使う判定であるため、化石ポケモンに至っては登場することすらできない

ただ、ベビィだけあってHP30しかないので、さすがにいつまでも場に居座ることはない。
逆に、壁ポケモンを張ってゲッコウガでちくちく戦う戦法などは、ふしぎなアメを使えないと作戦が進まないので最悪の相手と言える。



■アニメでのチリーン一族


AG編にコジロウ手持ちとして登場。(CV:吉原ナツキ)
コジロウの憧れ…もとい彼の幼少期における初恋のポケモン。偶然通りがかった祭りの屋台で売られていたチリーンを見て、一目惚れし飼いたいと思うも親から反対される。
それでもチリーンを諦めきれなかった彼は貯金箱を手にし、夜に一人で祭りの屋台へ赴くのだが、既に祭りは終わってしまっており、チリーンとはそれっきり会えないまま過ごすのであった……
コジロウ「そう……あれは初恋だったんだ……決して……決して実る事のない……! チリーーーン!!カムバーーーック!!」

その後、色々あってヒワマキシティのフェザーカーニバルにてコジロウ達の前に本物のチリーンが現れる。
ニャースによると「どうやらコイツ、一人ぼっちみたいだニャ」との事で、どうやら1匹でお祭りを見て回っていた模様。
それを聞いたコジロウは「行くところが無いなら俺と一緒に来ないか?」とチリーンを誘い、チリーン自身も笑顔で承諾。コジロウの顔に優しく巻き付き、彼に友情ゲットされたのであった。

チリーン自身も仲間になった頃からコジロウにかなり懐いており、愛情表現として顔を目隠しするように巻き付いていた。
コジロウに溺愛されているため戦う事は殆どなく、「いやしのすず」で皆を癒したり、名乗りの際にトリを務めるのが主。
しかしチョイ役程度の出番しかない事や、そもそも名乗りの際に出ない事もあるのが玉に瑕。
ニャースからは「チリーンにはすてみタックルっていう、とっておきの技があるらしいニャ」と言われており、チリーンもそれを実際に覚えていて使える。
だがコジロウはチリーンが大事すぎるあまり、一度も使おうとしなかった。

ムサシ「なんで、すてみタックル使わないのよー!」 コジロウ「俺の可愛いチリーンにそんな捨て身の技なんかさせられるかぁ!!」
ニャース「まぁポケモンの気持ちを考えるとそうかもニャー」 ソーナンス「ソ~ナンス!」 チリーン「チリ~ン♪」

なお、一度ムサシにポケモンコンテストでバトルに使われた際は、ムサシのチリーンに対する扱いがあまりにもアレだったため、コジロウはかなり取り乱していた。
ムサシ「チリーン!すてみタックルよ!」 チリーン「チリーーー!」 コジロウ「やめろーーー!!!」

元々体が弱かったのか、ロケット団の貧乏生活に耐えられず、BF編の途中(AG147話)で体調を崩してしまった。
マネネと入れ替わる形で離脱することになり、現在はコジロウのじいやとばあやの管理する別荘で療養中。
ここでの別れはハンカチ必須。

その後コジロウと他者のチリーンが出会う話もなければ、コジロウのチリーンとコジロウが互いに再会する事もなかったのだが、
めざポケ編145話にて回想内で僅かに登場。

その後もコジロウはチリーンの為にリーシャンを盗もうとしたり(詳しくは後述)、アローラリーグに出場した際にはチリーンの柄のアロハシャツで変装していたりと、チリーンが大事なポケモンであるという点は変わっていない。

進化前のリーシャンは、DP編70話に登場するポケモンマジシャン・シズエの個体×3体が有名か。
青のリボン、緑のリボン、オレンジのリボンで区別され、3匹揃って鳴き声をハモらせるのが得意。
その内、緑の個体は甘えん坊であり、例によってリーシャン達がロケット団に奪われてもその個体はコジロウに甘えていた。
上記のエピソードを思い出したコジロウはムサシやニャースを差し置いて、緑リボンの個体に仲間になるよう交渉しようとするが、その個体は拒否。
シズエがやってきた後、リーシャンのめざめるパワーによってコジロウは吹っ飛ばされ「や~な感じ~」にされてしまった。
なお、上記の交渉の際、彼はチリーンに関わったことのあるマネネを繰り出し、無理やり連れ去ろうとする際も「フラフラダンス」や「くすぐる」といった直接ダメージを与えない技を出していた。
彼はそれ程までにリーシャンを可愛がろうとしていたのかもしれない。

チリーンは以降のアニメでもごく僅かな出番ではあるものの、ゲストキャラの所持ポケモンとしてのチョイ役や、モブトレーナーが引き連れている背景役として現れる事が稀にある。
しかしコジロウと(他者の)チリーンを引き合わせた際には掛け合いを考える必要があるからか、ロケット団が絡む話であってもコジロウは運悪くチリーンを見ていないか、
そもそもロケット団が一切登場しない話になっている等…「コジロウとチリーンは極力絡ませたくない」という製作者サイドの面倒臭さが透けて見えるような扱いがなされていた。

ちなみに劇場版では「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ」にのみ出演。
コジロウが人間にだけ影響のある物質に飲み込まれそうになった時、「お前だけでも逃げろ」と叫びながらチリーンをボールから繰り出している。
この時のチリーンは「え?」と言わんばかりの表情をしており、最終的にみんな助かった後はコジロウ達と一緒に笑顔を浮かべるのであった。可愛い。

残念ながら劇場版のチリーンの出番はこれくらいしかなく、この当時はポケモンの短編映画が無かったため、短編への出演も叶わなかった。
何故チリーンを短編映画に出さなかったし…


■グッズでのチリーン


可愛らしい見た目や一時期コジロウの手持ちであった経歴から知名度がそこそこ高く、「Pokémon fit*10」以外でもぬいぐるみが発売されたことがある。
しかしチリーンの場合はそれだけではない。風鈴という実現しやすいモチーフであることから、本物の風鈴としてグッズ展開されたこともあるのだ。
本家チリーンの本体が不透明なホワイトであることから、陶器製の風鈴として再現されることが多い。

  • ポケモンセンターからチリーン型の風鈴が発売されたことが何度かある。最初に発売された「チリーンのちり~ん」は限定販売で、現在は製造が終了しているので入手困難。その後のリメイク商品と思われる「チリーンのちりーん風鈴」は何度か復刻版が販売されており、入手機会がある。
  • 上記とは別に、プライズ景品としての「チリーンの風鈴」も存在する。陶器製で音も鳴る。こちらはポケセン版よりもっとレア。
  • 2014年には「ポケットモンスター XY ピカチュウとチリーンの風鈴」が発売。4種のうち2種がチリーンで、通常版と笑顔版がある。チリーンの方がオマケのように扱われるのは大変に遺憾な話
  • 2018年夏に展開された百ポケ夜行の商品展開の一つとして「リンリンチリーン風鈴」が販売されている。宣伝キャラクターには任命されていない。なお、これと同時にドータクンも風鈴として販売されているがオマエは風鈴じゃなくて銅鐸でしょ……
  • 非公式でも、チリーンをモデルに風鈴を制作するアーティスティックなファンもいるようだ。



追記・修正は風鈴の音を聞きながらお願いします。

rニ、
() チリーンシャン
´ィ┴,`
ー^ノ
`~~

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最終更新:2026年07月29日 19:51

*1 山道途中と山頂は霧がかかるマップになっており、これがダニエル状態でのフリーズを引き起こす原因を作っているのではないかと言われている。

*2 ミュウの番号というのもさることながらX51という数字はセレビィも含め、当時「幻のポケモン」という印象を強く印象付けるものだった。

*3 基本的に各ポケモンの格納場所(内部番号)は図鑑ナンバー順になっているが、開発の経緯が複雑な第一世代(赤・緑・青・ピカチュウ版)では図鑑ナンバー順に並んでおらず、第三世代内だとルビー・サファイアから初登場したポケモンにも全国図鑑ナンバーと内部番号の順番が一致していない種類が少なからずいる。

*4 当時はハイパーボイスを習得できなかったし、シャドーボールともども物理技扱いである。

*5 本作の「いやなおと」「きんぞくおん」は二段階低下効果の代わりに効果持続時間が長くなっており、効果持続時間の短い「めいそう」などをして攻撃するより実質的な効果が長い

*6 「ギガインパクト」はフラエッテも覚えない

*7 ポケモンのレベル上げに必要なアイテム

*8 これ自体は他TCGでも問題となっているのだが、ポケモンカードの場合は「最新弾の」最高レアリティのカードに5桁や6桁のプレ値がつくという異常事態である。

*9 遊戯王でいえば種族や名称みたいなもんで、特定のスタイルのみを参照した能力を持つカードが存在する。

*10 ポケモングッズ公式ショップ『ポケモンセンター』で展開されているぬいぐるみシリーズで、全種のポケモンが用意されている