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すなのちから(ポケモン)

登録日:2017/04/08 Sat 02:08:30
更新日:2026/09/14 Mon 20:53:41
所要時間:約 5 分で読めます





天気が すなあらしの とき
いわタイプと じめんタイプと
はがねタイプの 威力が 上がる。


すなのちから とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する特性の一つ。


◆概要



効果は「天候が『すなあらし』の時、じめんタイプいわタイプはがねタイプの技の威力が1.3倍になる」というもの。


例を挙げると、
じしん」「ストーンエッジ」「アイアンテール」であれば威力100 → 130、
10まんばりき」は威力95 → 124、
だいちのちから」は威力90 → 117、
あなをほる」「アイアンヘッド」「パワージェム」「ラスターカノン」なら威力80 → 104、
いわなだれ」は威力は75 → 98へと強化される。

反動ダメなどのリスクを負わずに「じしん」などのメジャーな技を「とびひざげり」と同等の威力に強化できるのである。
砂嵐のおかげで相手のタスキを潰しやすく、これにタイプ補正なども加われば生半可な耐久で耐えるのも難しくなり、非常に強力な特性として作用する。

この特性を持つポケモンは全てじめん・いわ・はがねのいずれかのタイプを持つが、この特性には「砂嵐によるダメージを受けない」という効果もある。
万が一相手の「みずびたし」でみずタイプに変えられても天候ダメージは受けない。
また、いわ・じめん・はがねタイプは特殊アタッカーのサブウェポンとして採用されることが少ない。
そのため、『トレース』持ちと鉢合わせになっても相手の技が強化されてしまう事態は起こりにくい。



◆所有ポケモン


この特性を持つポケモンは以下の通り。メジャーなポケモンからややマイナー気味なポケモンまで様々だが、いずれも一線級の強さを持ったポケモンばかりである。
砂の塊であるシロデスナには与えられなかったのが残念でならない。

通常特性


隠れ特性


メガシンカ特性



強いポケモンを中心に与えられた強特性であり、『すなのちから』アタッカーをエースとするパーティと対戦で鉢合わせした日には苦戦を強いられることだろう。

第七世代ではZワザも登場したため、『すなのちから』とZワザを併用すれば凄まじい威力を叩き出せること間違いなしである。
第八世代ではいわタイプのダイマックスわざである「ダイロック」を使うことにより、攻撃と同時に「すなあらし」を発動できるようになった。





追記・修正は『すなのちから』のアタッカーを倒してからお願いします。























一応、上記の内容自体は本当である。
強いか弱いかと言われれば「強い」と言って差し支えのない性能である。





……が、ぶっちゃけた話、『すなのちから』はかなりマイナーな特性である。
化身ランドロスとバンギラスを組ませる通称「バンギランド」構築ではランドロスの『すなのちから』が大いに活用される。
しかし、それ以外のポケモンではほぼ採用されない。


使われない理由は「弱いから」ではない。
「この特性を持つポケモンは他にも優秀な特性を持っているから」である。


使用者が全体的に鈍足で、「すなあらし」を起こしたところで次のターン以降に無傷で3タテを狙うことも難しいという事情もある。
要は多くのポケモンが「積んでる暇があったら素直に殴ったほうが強い」ということである。
バンギランド構築は恵まれた種族値、優れた相性補完と『すなのちから』を簡単に両立できることが幸いしたに過ぎない。

ダイマックスを使えば攻撃しながら能動的な発動が狙えるようになったが、やはり初手を「ダイロック」にしないと発動できないという縛りが厳しい。
むしろ天候の奪い合いに便乗して発動を狙うほうが実用的な運用方法だろう。



◆個々考察


  • ダグトリオ
原種は『ありじごく』が優秀なのでこちらが優先されがち。
素早さはかなり高いが、紙耐久なので自分で「すなあらし」を起こす余裕もあまりない。

リージョンフォームは原種と違い『ありじごく』を持たないため、砂パでなら『すなのちから』を採用できそうに見える。
しかし同タイプの『すなかき』ドリュウズに比べると砂嵐下での素早さと一致技の火力の両方で劣っている。

一応、平常時の素早さで上回る点やあちらにはない「ストーンエッジ」「ふいうち」等を覚える点等から完全劣化ではない。
そのため砂パであれば消去法で選択肢に入ることはあると言えるだろう。
シングルでドリュウズを差し置いて採用する場合は後続補助に役立つ専用特性『カーリーヘアー』を活かした方が良いかもしれない。

  • メガハガネール
鈍足で相手に先制されやすいため、メガシンカさせるよりも非メガ型で特性『がんじょう』を活かした方が扱いやすい。
したがって、『すなのちから』が活かされる機会は少ない。

メガハガネール自体は物理攻撃力も耐久力も高くバランスが取れており、物理に至っては攻撃特化メガバシャーモの「とびひざげり」を確定で耐えるほど硬いため、鈍足でも『すなのちから』を活かしやすいほうではある。

しかしながら『すなのちから』を活かすとなると必然的に砂嵐発動要員が必要となる上、『すなおこし』持ちや「すなあらし」を覚えるポケモンの多くはメガハガネールと弱点が一貫しやすく、パーティの構築に支障をきたす可能性が高い。
このため、メガハガネールを『すなのちから』前提で使うケースは少ない。

  • トリトドン
『よびみず』で耐性をひとつ増やしつつ火力を強化したり、『ねんちゃく』で持ち物を奪われないようにする方が活躍させやすい。

ステータス上は弱点が少なく耐久性もあり『すなのちから』との相性は良さそうだが、砂パだと『よびみず』の方がかえって相性補完に優れる。

  • メガガブリアス
そもそもメガシンカすると素早さ種族値が102から92にまで下がってしまうこともあり、扱いづらい。
砂パであれば『すながくれ』、そうでなければメガガルーラなどに強く出られる『さめはだ』、いずれにしろ非メガ型のガブリアスが採用される。

ただし、相対的に見れば『すなのちから』との相性は良い方であり、この特性による補正の掛かった火力は『こだわりハチマキ』を持った通常ガブの火力を上回る。
攻撃種族値170から放たれる高威力技にノーリスクで1.3倍の補正が付くのは種族値の暴力である。

  • カバルドン
対戦環境で使われる際は『すなおこし』による天候要因か、耐久を活かした物理受け・起点作りがほとんどで、どのみち『すなのちから』による火力補助は必要ない。

何気に第八世代『ソード・シールド』発売までPDWでしか入手できなかったレア特性だが、GTSで欲しがる人もほぼいない。

『ソード・シールド』ではカバルドンをダイマックスさせてアタッカーとして暴れさせる奇襲運用がマイナーであるが確立しており、主力技の火力底上げになることや「ダイロック」で簡単に砂嵐にできることから、『すなのちから』の採用もありえるようになった。

  • ダイノーズ
メジャーなじめん技やかくとう技が4倍弱点で一撃死のリスクが高いため、『がんじょう』の方が使いやすい。

そもそも攻撃種族値55・特攻種族値75しかないためアタッカーには不向きであり、『すなのちから』が発動してもあまり火力が出ない。

  • ギガイアス
通常特性として『がんじょう』と『すなおこし』を持つ。

『がんじょう』であれば一撃死回避、『すなおこし』であれば低めの特防を防御と同等の130相当に引き上げられる。
アタッカー型のみならず、「すなあらし」を発動して爆発、『がんじょう』を頼りに重力発動やステロ撒きを行なって爆発等、サポート型も優秀。

よって消去法で『すなのちから』は使われなくなる。

  • ドリュウズ
『すなのちから』であれば爆発的な火力を得られるが、砂パ型であれば微妙な素早さを大きく補って全抜きを狙える『すなかき』の方が強力。

砂パ以外では『ふゆう』持ちに「じしん」を当てられる『かたやぶり』が優先されやすい。

  • ランドロス(けしんフォルム)
バンギラスと組めばある程度弱点を補完しあえるため、霊獣フォルムでなく化身フォルムを使う場合は『すなのちから』が採用されやすい。
化身フォルムの隠れ特性『ちからずく』を持つ個体は第五世代でしか入手できず、レーティングバトルでは使えないという事情もあった。

第八世代では隠れ特性個体をランクバトルで使用できるようになったことで、ランドロスであっても「バンギランド」構築以外での『すなのちから』はマイナーになってしまい、
第九世代では『Pokémon LEGENDS アルセウス』で手に入れた専用技ねっさのあらし」が『ちからずく』とかみ合いまくり、その結果『すなのちから』は見向きもされなくなってしまっている。



◆最後に


死に特性というほど悲惨な性能でもないのに、ここまで使用率が低い特性というのも珍しい。
メガシンカ勢に至っては、その能力を発揮すれば間違いなく高い攻撃性能を発揮できる。

反動ダメなどのリスクを一切負わずに複数のタイプの技の威力を強化できる特性は少なく、性能自体は十分に優秀な部類なのである。

砂パなど「すなあらし」を意識したパーティを構築すればその性能を発揮できるので、砂パを愛する方は是非とも使って頂きたい。





追記・修正は『すなのちから』を発動してからお願いします。

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最終更新:2026年09月14日 20:53