カバルドン

登録日:2010/05/25(火) 13:21:57
更新日:2021/03/07 Sun 11:53:42
所要時間:約 5 分で読めます





■データ


全国図鑑No.450
じゅうりょうポケモン
英語名:Hippowdon
高さ:2.0m
重さ:300.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50
タイプ:じめん

特性すなおこし(戦闘に出ると天気がすなあらしになる)
隠れ特性すなのちから(天候が砂嵐の時、いわ・じめん・はがねタイプの技の威力が1.3倍になる)

種族値
HP:108
攻撃:112
防御:118
特攻:68
特防:72
素早さ:47
合計:525

努力値:防御+2

ヒポポタスがLv34でカバルドンに進化する。


■概要


名前の通りカバがモチーフのポケモン。
進化前のヒポポタスはマスコットのように可愛らしい見た目をしているが、カバルドンに進化すると目つきが鋭くなり、「じゅうりょうポケモン」の名の如く重く巨大な身体になる。

背中には穴が開いており、ここから砂が溢れ出している。
第五世代までのグラフィックでは、この砂に身体が埋もれていた。

体内に砂を溜め込んでおり、戦いになると体中の穴から砂を吹き出し、砂嵐や竜巻を巻き起こして攻撃する。
口の直径は2メートルあり、噛み付く力は自動車のボディを容易くペシャンコにする程。
口を大きく開けることで周囲に自身の強さをアピールする。
時々穴に石が詰まってしまうが、イシズマイがそれを取ってくれるので、彼らを大切に守る。

図鑑分類の「○○○○○ポケモン」は、当時5文字までという制約があったが、カバルドンは「じゅうりょうポケモン」と、初めて6文字の分類を成しえた。


■ゲームでのカバルドン


進化前のヒポポタスはいせきマニアのあなでしか出て来ず、
しかもヒポポタスはアンノーンを捕まえた種類の数によって出現率が変わるため捕獲の難しい(めんどくさい)ポケモンなのだが、
進化後のカバルドンは228ばんどうろで野生で出て来る為、ヒポポタスも卵孵化でついでに手に入る。
アンノーン全種集めて殿堂入り後にカバルドンに遭遇した時の脱力感は異常である。

カイオーガグラードンなどと同じく、出しただけで天候を変化させる特性、すなおこしを持っているのが特長であり、
シンオウ地方四天王キクノの手持ちでもある。
雄個体は黄色っぽい色をしているが、雌個体は全体的に黒色でありほとんど別物なので、
キクノ老の♀カバルドンを見た時「あれ?色違い?」と思ったプレイヤーは多いだろう。


■対戦でのカバルドン


HP、攻撃、防御に優れた物理受けポケモン。
その特性「すなおこし」から砂パの初手として運用されるのが一般的である。
この特性による砂嵐は技による天候変更とは違い上書きされる事が無ければ砂嵐が治まる事は無い(第五世代まで)。
もし上書きされても引っ込めたカバルドンを再び出せばまた砂嵐状態になる。

同じく特性すなおこしを持っているポケモンにバンギラスギガイアスが存在する。
砂嵐による特防補正がない点でこの2種に劣るほか、種族値ではギガイアスに攻撃で劣り、バンギラスには全体的に劣っている。
しかし、この2種より弱点が少なく電気技も無効、回復技・積み技・一撃必殺技持ちといった独自の強みも多く、差別化は可能。
そのためカバルドンを優先的に採用、またはバンギラスと併用するプレイヤーも多い。

素早さの低さを利用した天候上書きにより、
同じく天候変更系の特性ゆきふらしを持つユキノオーと対峙した時でも天候を砂嵐に持っていけるのもバンギラスには出来ない芸当である。
ただし天候の上書きが出来るだけでユキノオーに直接勝てる訳では無いので注意。
物理技の一致「ウッドハンマー」なら耐えられるが、大抵は「ふぶき」を持っているので食らえばまず間違いなく瀕死級のダメージを負って「こおりのつぶて」で落とされる。一応、「ほのおのキバ」で反撃はできるが。


前述の通り優秀な積み技である「のろい」「たくわえる」と回復技「なまける」を使った耐久型が一般的。
その硬さはかなりのもので、1回積めば「つるぎのまい」を1回積んだガブリアスの「げきりん」ですら倒れない。

よく特殊耐久は紙のように思われるが、それでもヤドランと同程度ある。
「たくわえる」を積めば両受けも可能で、正に要塞のごとき硬さを誇る。
物理アタッカーとの対面で詰むことが出来たらこっちのものである。

しかしバンギラスと違い岩タイプではないので特防補正がかからないのは辛いが。
だが特防補正の代わりに水草タイプが4倍にならないことも忘れてはならない。
だがどんなに積んでも他の積みポケ同様急所に当たれば割とあっさり沈むので油断は禁物。

積めば鉄壁を誇るものの、やはり素の特防はお世辞にも高いとは言えないので初手に特殊アタッカーが来たら一撃で沈む事もしばしば。
積む前に特殊アタッカーに鉢合わせたら出来るだけ逃げたい。
「じゅうりょうポケモン」の名の通り体重は300kgもあるため弱点である「くさむすび」が威力120なのも辛い所か。
特に弱点の水は特殊技が多いので相性の悪い相手には素直に引いて他のポケモンに任せよう。


持ち物は耐久性をさらに高める「たべのこし」や、接触技を受けた時に相手のHPを1/8削る「ゴツゴツメット」が相性が良い。
特に「ゴツゴツメット」型はメガガルーラ対策としても候補に上がることも。
ガブリアスランドロスに比べると接触技を受けない時でも「すなあらし」でHPを削れること、「なまける」で回復できるのが利点。
無論「れいとうビーム」であっさりやられることもあるため、過信は禁物。
特にこちらの弱点を突いてくる上に後述の搦め手を場に出すだけで封殺してくるカプ・レヒレは最大の天敵。

攻撃もバンギラス等には及ばないものの平均よりは高く、4倍ダメージ等も耐久型でありながら火力を出せる場面も多い。
タイプ一致の「じしん」に加えてサブウェポンも有用なものを覚える。

4倍弱点狙いの「こおりのキバ」「ほのおのキバ」「カミナリのキバ」
相性補完抜群の高威力いわ技「ストーンエッジ」
追加効果が優秀な「がんせきふうじ」「アイアンヘッド」
一貫性がある「かみくだく」
強行突破の「じわれ」

その他、「あくび」「ふきとばし」「どくどく」「ステルスロック」と有用な補助技を数多く覚える。
「ふきとばし」は「ほえる」でも代用できるが、「ぼうおん」や「じごくづき」に防がれない上にPPも変わらないため「ふきとばし」推奨*1
カバルドンの耐久を突破するために「つるぎのまい」「グロウパンチ」等を積んで火力を上げたアタッカーを強制退場させることも可能。
同じ耐久型のクレセリアに「どくどく」と砂嵐によるダメージで「つきひかり」による回復以上のダメージを蓄積させられる。

メガリザードンYを主力とするパーティの場合、苦手な相手を受けるためにカバルドンが使われることも多い。

七世代では、前述したギガイアスをはじめとした過去作、新規ポケモンに天候始動特性を持つようになり、コケコレヒレのフィールド効果であくびを封じられるといった向かい風があり
特に本作に導入されたZワザで自慢の耐久も突破されやすくなった。
それでも持ち前の性能は健在で、リザードン、ドリュウズといった良く組まれるポケモンの躍進、じめん枠でライバルだったガブリアスが環境で採用率の低下が相まってシングルでは上位の採用率を誇っている。

なお、「すなのちから」は「すなおこし」が強すぎるため使用されることはほぼない。

カバルドン「砂パの起点は俺! これでいいのだ!」
バンギラス「…バカボン?」


追記・修正は物理技でカバルドンを突破してからお願いします。

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最終更新:2021年03月07日 11:53

*1 ただし第四世代では「ふきとばし」を覚えられなかったため、必然的に「ほえる」が使われていた。