一般名詞化した商品名

登録日:2019/12/18 Wed 23:29:57
更新日:2025/04/14 Mon 19:29:45
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ここでは、普及しすぎてもはや一般名詞と化してしまった商品名を紹介する。

概要

元々は、特定の会社から発売された特定の商品名だったものが、あまりに人口に膾炙しすぎて一般名詞になってしまう場合がある。
普通の人からすると、そもそも商品名であることをほとんど認識していないケースが多く場合によっては辞書にすら掲載されることもある。

発売元の会社からすれば基本的には名誉なことであるが、後述のシャチハタのようにあまり好ましい意味合いで使われないケースもあり、あまりに一般名詞化するのもよし悪しである。
権利というのは取得したらおしまいではなく維持する努力も求められる。
取得した商標が「我が社独自のものである」と表明する努力を怠って一般名詞になった場合は商標権が取り消されたり権利の行使に制限が生じたりもするので、
それでも構わないとかそれどころではない状態でない限り企業は自社の商標が一般名詞化するのは避けようとするものである。

商標表明方法の一環としては商標マークというものがあり、「©」や「™」が該当する。
これは例えば「スーパーマリオブラザーズ™」のように商品名の後に書き足す形で使用する。
下で挙げている商品の企業広報ページを見てみよう。きっと滅茶苦茶しつこく書いてあるはずだ。

なお、NHKはこの手の商品名の扱いについて非常に敏感。
公共放送であるNHKは放送法第83条で広告・宣伝放送を禁じており、特定の商品名だけを取り上げることを基本的に禁じているため(別に出演者がうっかり喋ってしまっても処分を受けるわけではない)、普及している言葉でも商標権のある単語を放送内で使用することは滅多にない。
NHKの番組を見ていて妙な言い回しが出てきたと思ったら、それはたいてい商標名を避けていると考えていいだろう。
フィクション作品における実在の商品などの言い換え表現も参照。

正式名称が不明な商品も一部存在する。そうなると商標名以外で何と呼べばいいのかわからなくなる。この辺りは「名前のわからないアレ」も参照。


代表的な一般名詞化した商品名


  • CATERPILLAR/キャタピラー/カタピラ|
  一般名詞「無限軌道」「履帯」
  権利者「Caterpillar Inc.(アメリカ)」

ブルドーザーなどの重機や戦車によく付いているアレ。一般的には「キャタピラー」「キャタピラ」「カタピラ」などと言われるが、正式名は「無限軌道」「履帯」である。
他にも、車両の種別としては「クローラー(クローラークレーンなど)」と呼ばれることが多い他、自衛隊では「装軌車両」と呼んでいる。
呼び名の種類が比較的多いが、「キャタピラー」自体はアメリカの「Caterpillar Inc.」の登録商標である。製品名のほか、社名とその略称(CAT)も登録がある。
もともと「Caterpillar」自体は芋虫という意味なのだが、履帯が開発された初期にその動きを見たキャタピラー社(の前身のホルト社)のカメラマンが「芋虫のようだ」と形容したことから名付けられた。
なお、「カタピラ」の呼称は日本国内の運転免許の特記事項にも使われる。

  • ユニック/ユニック車
  一般名詞「積載形トラッククレーン」
  権利者「古河ユニック(日本)」

街中でもよく見かける、トラックにクレーンが付いた車両のこと。
日本で初めてこのクレーン装置を開発したのが古川ユニックで、「赤いクレーンのユニック」というキャッチコピーの通りクレーンが赤いのが特徴。
現在同種のトラックについてはタダノとシェアを分け合っており*1、売買の電話では「タダノのユニック…」なんて会話が出て来るのは日常茶飯事である。

  • WALK MAN/ウォークマン
  一般名詞「携帯音楽プレーヤー」
  権利者「ソニー(日本)」

最近ではスマホで音楽を聴く人が増えたので、携帯音楽プレイヤーもあまり見なくなったが昔はこの手の持ち運び式音楽再生機は大抵「ウォークマン」と呼ばれていた。
もちろんこれはソニーの商品名であり、それだけウォークマンの印象が強かった、ということである。
なお、あまりにも一般化してしまったとしてオーストリアでは独占的使用権を失っている。

2000年代にAppleの「iPod」が普及して以降、アナログカセットやCD・DAT・MDの音楽プレイヤーは廃れ*2、ソニー以外のHDDやフラッシュメモリ式の音楽プレイヤーが「ウォークマン」と呼ばれることは殆どなくなった。ただし「MP3プレイヤー」と今でもよく呼ばれている
今ではデジタルオーディオプレーヤーの略で「DAP(ダップ)」が一番多く使われている。ポーダブルの部分はどこに行ったと思われるが、そもそもポーダブルじゃないデジタルオーディオプレーヤー自体が絶滅危惧種なのでしゃーなし*3
ポーダブルのもスマートフォンの普及でほぼ死にかけていたが、近年は中韓メーカーを中心に「フラッグシップDACやアンプ、バランス接続回路をギッシリ組み込みました」「ストリーミング楽曲やYouTubeなどの動画も高音質で!」といった、専門機ならではの特色に全振りした機種が展開され、細々とだが着実に息を吹き返しつつある。
当のウォークマンシリーズも、近年はAndroidを搭載した同路線に完全シフトしている。

  一般名詞「リバーシ」
  権利者「株式会社オセロ(日本)」
  専用使用権者「メガハウス(日本)(旧ツクダオリジナル)」

正確には、長谷川五郎と言う人がツクダオリジナルに持ち込んだゲームの名前が「オセロ」。これはシェイクスピアの歌劇に由来する。
「リバーシ」はオセロの原型になったとされる別のゲームの名前なのだが、ツクダオリジナル以外で同型のゲームを発売する場合は大抵はこの名前で呼ばれる。
なお、NHKでは 「白と黒の石を取り合うゲーム」 という何とも言い難い呼び方で呼ばれていた。それ囲碁じゃね?→ 囲碁は「陣地を囲いあうゲーム」だから違うよ

  • チャッカマン
  一般名詞「不明」
  権利者「東海(日本)」

筒の長いライターの一種。ガッチャマンではない。スイッチと点火口が離れているので、着火の際に手に火が当たらないのが利点。
大体どこの製品でもチャッカマン呼びされるが、本来は株式会社東海の登録商標である。
では一般名詞としては、というと 実はこれといって正式名称がない 商品である。まぁチャッカマンで通じるしね……。
一応「点火棒」というのが比較的多く使われているようだが、業界内ですら統一されておらず、かなり混乱が見られる。
ニュースなどでは単純に「ライター」と呼ばれることも多い。

  • ウォシュレット
  一般名詞「温水洗浄便座」
  権利者「TOTO(日本)」

「ウォッシュ+トイレット」を組み合わせたTOTOの登録商標である。業界シェア1位だからなのか、今でもよく言われる。
なお、業界シェア2位のLIXIL(旧INAX)は「シャワートイレ」という名称。

  • シャチハタ
  一般名詞「浸透印」
  権利者「シヤチハタ(日本)」

手軽に押せるスタンプ式印鑑の一般名詞と化しているが、実際には作っている会社の名前である(正確な会社名は「シヤチハタ」と書いて「シャチハタ」と読む)。
が、「シャチハタ」の名前が日常生活で出てくるのは大抵が シャチハタ不可 という文脈なので、シヤチハタ社としては風評被害もいいところだろう。社長は喜んでたけど
一応シヤチハタ社としても、「銀行印や実印としては使わないでください」という前提の商品ではあるのだが、だとしても割と公的な文書からすら名指しで排除されるのはかなり不遇である。社長は喜んでたけど
逆から言えば「安価で同じ性能のものを大量に入手可能」であるとも言えるが。
まあシャチハタじゃなくとも、実印じゃなければ100円ショップでさっくり買えるわけだが。
公的物不可の真相は安価で同じ物が大量入手ではなく「印面がゴムなので印影が安定しない・インクなので色が落ちる可能性があるため」ということらしい。
元はと言えば朱肉・スタンプ台メーカーだったシヤチハタ社が「朱肉の要らない印鑑がいずれ作られる」という危機感から開発した商品なので露骨に相方の縄張りを荒らすわけにもいかないという事情もあったとか

  • QRコード
  一般名詞「二次元コード」
  権利者「デンソーウェーブ(日本)」

最初に二次元コードを商品化したデンソー*4の商品名が一般名詞化しているが、QRコード自体は商品名で正式には「二次元コード」と呼ばれる。
しかし一般には「QRコード」またはさらに略して「QR」と呼ばれることが大多数だろう。
なお、「QR」はクイックレスポンス(Quick Response=素早い反応)の略称。
日本だと二次元コード=QRコードだが、実は二次元コードは他にも「SPコード」や「CPコード」もある。

  • プリクラ
  一般名詞「プリントシール機」
  権利者「セガ(日本)」

平成のギャル文化、そして今やジャパニーズカルチャーの代表として海外でも「Purikura」の名称で通じるが、元々はゲーム会社アトラスが発売した「プリント倶楽部」という機種名の略称だった。
アトラスがセガの子会社になってからは同社の商標となっており、もともと専用筐体もののアーケード作品は得意他社の類似アイデア作品に出し抜かれることも多いけどネなセガとの相性はバッチリ。現在は下手なパソコン用の画像編集アプリが逃げ出すような「盛り」機能など、多機能・高性能が当たり前になってきた。

  • 弾丸ツアー
  一般名詞「不明」
  権利者「JTB(日本)」

意外過ぎる商品名。実はJTBが商標として登録しているため、他社はこの名前で旅行パックを販売することができない。
とはいえ、個人旅行でも0泊3日などの強行軍は大抵弾丸ツアーと呼ばれている。弾丸ツアーかどうかは多分に主観的要素を含むため、特に一般名詞のようなものはないと思われる。
一般名詞かどうかは微妙だが、他社では「弾丸トラベル」などの似たような名前で売られていることはある。
また色々な意味で過酷な旅行を「限界旅行」と呼ぶ場合もあり、強いて言えばこれが一般名詞と言えるか。

  • クラクション
  一般名詞「警笛」「ホーン」
  権利者「FIAMM(イタリア)」

自動車のハンドルの中央に設置されている警笛といえば大抵の人は「クラクション」、
自動車のマニュアルなどでは「ホーン」が用いられることが多い。
もともとはアメリカのラヴェル・マッコーネル社が商標登録していた警笛装置のブランド名「Klaxon」である。
日本ではフランス企業のクラクソン社によって商標登録されていた時期があった。
現在アメリカと日本では商標が失効済みだが、フランスでイタリア企業のFIAMM社によって商標登録されている。

  • テトラポッド
  一般名詞「消波ブロック」
  権利者「不動テトラ(日本)」

海辺の沖にいい感じで置いてある4脚のトゲトゲしてるアレ。
釣りスポットだったり海水浴に来た少年少女の飛び込み台として設置してあるわけではなく、海岸線が波に侵食されないように設置してある。
英語でもtetrapodというのだが、日本においては不動テトラが商標を取得しているため、他社は利用できない名称である。
なので、組み合わさったトライアングルの様なものや、直方体が7個集まった様なものはテトラポッドとは呼ばない。

これが問題になったのが2000年のNHK紅白歌合戦
そこに初出場したaikoの代表曲「ボーイフレンド」には、よりによって歌い出しに『テトラポット登って~』という歌詞があったのだ。
NHKには過去にも同様の理由で歌詞の言い換えを強いた例*5がありどうなるか注目されたが、結局変更されることなく放送。
歌詞が不動テトラの登録商標である「テトラポッド」ではなく、「テトラポッ」なので問題ないとされたのではないかと言われている。

なお消波ブロックに登った人間が落っこちて死亡するという事故は定期的に発生しているため、良い子の皆は登って遊んだり釣りをしたりしないように。ライフジャケット着てようが駄目である。

  • マジックテープ
  一般名詞「面ファスナー」
  権利者「クラレ(日本)」


支払いは任せろー

     ∧_∧
     (゚ω゚ )
バリバリC□ lヽlヽ
     /  (   )
     (ノ ̄と  |
        しーJ
     やめて!


日本ではどうにも低年齢向けの靴や財布に使われるイメージが強いためか、デートの際の支払いにコレが付いた財布がポケットから出てくると、
「私女だけど彼氏の財布がマジックテープ式だった 死にたい。。」と恥ずかしがられてしまうので注意しよう。

明らかに低年齢向けのデザインなのは別にして、実際にはブランドモノの財布にも使われていたり、
「あの音が良いんだ」ということで、大人向けのファッションにもわざわざマジックテープが採用されていたりもする。
他には軍服のワッペンや、無重力の宇宙開発での様々な器具の固定、特撮のスーツなど活躍の場は幅広い。

上記のように「マジックテープ」や「バリバリ」でも通じるほか、「ベルクロ」も割と多い呼び方。*6
最近では「フワフワ」と「チクチク」の面の区別がないタイプや、キノコ型の突起が噛み合って結合するタイプもある。

  • ベークライト
  一般名詞「フェノール樹脂」
  権利者「BAKELITE LLC(アメリカ)」

人類最初の熱硬化性樹脂。アメリカのベークランド博士が実用化し、自身の名前をとって「ベークライト」という商品名で販売したのが広まってフェノール樹脂全般をベークライトと呼ぶようになった。
日本国内では住友ベークライトが取り扱っている…が、日本での商標登録は確認できなかった。*7
アニメ等でプラスチックの類を指して「ベークライト」と呼ばせて特別な素材であるかのように見せかけることも稀にある。
やけにこの素材に信頼を置いている某特務機関とか

  • バンドエイド
  一般名詞「布(ガーゼ)付絆創膏」「救急絆創膏」
  権利者「ジョンソンエンドジョンソン(アメリカ)」「ケンビュー(アメリカ)」

軽い傷の手当にお馴染みのアレ。
「絆創膏」は傷口などを覆う道具全般を指し、救急箱常連のあれはその一種。
実際には「バンドエイド」という商品名で呼ばれたり、「絆創膏」でまずこれを思い浮かべてしまう人が多いだろう。
地方によってはバンドエイドよりも「カットバン」「リバテープ」「キズバン」「サビオ」等の別メーカーの商品名で呼ばれることがある。

なお、もともとはジョンソンエンドジョンソンの商品だったが、現在は同企業から分離・独立企業となったケンビューによって製造販売されている。
なので日本での商標権はケンビューが保有しているのだが、アメリカでは2025年時点でまだジョンソンエンドジョンソンが保有しており、若干ややこしいことになっている。

  • セロテープ
  一般名詞「セロファン(製粘着)テープ」
  権利者「ニチバン(日本)」

え、略称じゃないのこれ?と思った方も多いことだろう。なにせ出願当時の特許庁もそう考えて拒絶したのだから。
不服申し立てや裁判を経て、7年もかけてやっとこさ商標権を認められたため、「セロテープ」の商品名は使えるのはニチバンだけ。

とはいっても日常では他社製品も纏めて「セロテープ」「テープ」と呼ばれることが殆ど。

  • ガチャ
  一般名詞「カプセルトイ自販機
  権利者「タカラトミーアーツ(日本)」

「商品を直接買うが、買って開けるまで何が出て来るかわからないもの」の代名詞。
同種の自販機としてバンダイは「ガチャガチャ」「ガシャポン」「ガチャポン」の商標を保有している。両社とも対象は玩具や器具のみ。
なおガシャポンの省略形である「ガシャ」は単品での登録が確認できなかった。
…ガチャとガチャガチャが違うのはおかしいだろって?それが商標というものである。

近年はソーシャルゲームでの使用例が一般化されているため、実生活ではバンダイの商品名で呼ぶことの方が多いだろうか。
が、NHN Japan株式会社が役務区分に「コンピュータネットワークを利用したキャラクターの画像又は動画の提供」を含む第41類名目で「ガチャ」を商標登録*8している為、
ソシャゲのガチャはこちらが適用されるのではないかという話もある。

いずれにせよ、商標権を気にする場面では「カプセルトイ」を用いたり、ゲーム内でも世界観に合わせた言葉を使って実質的に言い換えることが一般的。
ただし「ガチャ」はバンダイ及びNHN以外が提供するソシャゲでもゲーム内で使用される場合がある。大丈夫なのかって?私にもわからん
とはいえ無いわけではなく、『対魔忍RPG』の「五車(ごしゃ)」あたりは「ガシャ」と言いたい上で商標関係でNGになるのを避けたものと思われる。

  • 宅急便
  一般名詞「宅配便」
  権利者「ヤマトホールディングス(日本)」

個人同士の荷物の送り送られから昨今では通販の需要増加によって全く利用しないという家庭はなくなったのではないかとも言われる運送会社による宅配サービス。
中でも「宅急便」という言い方は広く使われているが、これはヤマト運輸の宅配便サービスの名称であり商標登録もされている。
厳密に言えば「佐川(もしくは郵政などの他社)から宅急便が届く」という言い方は誤用であるのだが、個人間ではそこまでツッコむ細かい人はいないだろう。
ただし、映画魔女の宅急便の映画化の際には商標登録の件もあり当初ヤマト運輸側が難色を示したものの、社のイメージキャラでもある黒猫がメインキャラとして登場することもあり最終的には正式にスポンサー契約を締結するに至った。
これはそもそも小説作品のタイトルに対して「商標権に触れるからNG」とは主張できないが*9、映像作品には主張してokのルールになっていたため。原作がジブリから見れば外部の児童文学だった魔女宅ならではの事情と言える。

なお日本の第1377677号で商標登録されている宅急便の役務区分にはなぜか第13類「戦車」が指定されている。陸上自衛隊から委託を受けているような話もなく、本当に不詳。

  • カッターシャツ
  一般名詞「ワイシャツ」
  権利者「美津濃(ミズノ)(日本)」

商品としてワイシャツとカッターシャツに違いは特にないが、ミズノが大阪の会社であるため主に西日本圏ではカッターシャツと呼ばれることが多いようである。
この「カッター」は刃物のカッターとは何一つ関係なく、「勝った!」という歓声からとられたとか。

  • マジック(ペン)
  一般名詞「フェルトペン」
  権利者「内田洋行」(販売は寺西化学工業)

正確な商品名は「マジックインキ」。
「どんなものにでも書ける魔法のインキ」という売り出し文句と共にこの名前が付けられた。
開発された1950年代にはそれまでの文房具とは一線を画す非常に革新的な商品だったのだが、あまりに革新的過ぎて発売直後は全く売れなかった。*10
しかし正しい使い方や「書く対象を選ばない」「書いてすぐ乾く」といった長所が認知され始めると爆発的にヒットして、現在でも元祖・マジックインキが進歩を続けながら*11フェルトペンの総称として広く親しまれている。
というか浸透しすぎてフェルトペンという一般名詞の方を知らない人も多い。


  • エレクトーン
  一般名詞「電子オルガン」
  権利者「ヤマハ株式会社(日本)」

複数の鍵盤とペダル鍵盤を有するピアノによく似た形状の電子楽器。多様な音を鳴らすことができ、録音データを利用して一人で合奏も可能なほか、記録媒体を用いて音源データや楽譜のやり取りができるなど、電子楽器であることを生かした機能が搭載されている。
電子ピアノなる物も存在するが、鍵盤のタッチが柔らかく音の強弱はペダルで調整する点、ピアノ以外の多様な音の再現も目指している点などが異なる。

ヤマハ音楽教室が国内で成功したことや、電子オルガンの国内メーカーはヤマハ株式会社が最大手であることなどから、電子オルガンよりもエレクトーンの方が通じやすいレベルで広まっている。


商標権が切れているため他社も使用できる商品名

かつては商標登録されていたが、現在はNHKも呼ぶことができるようになったモノ。

  • チャック、ジッパー
  一般名詞「ファスナー/線ファスナー
  開発者「ウィットコム・L・ジャドソン/ギデオン・サンドバッグ」

ズボンやカバンのジーーッとやって口を閉じる金属製のアレ。お姫様はおくちにチャック、イタリアのギャングは閉じろジッパーッ! と言ったりするが、正式名称はファスナー。
じゃあなんで名称が違うの? というとちょっとややこしい歴史がある。
ウィットコムによって当初開発されたファスナーは現在我々が利用しているファスナーとはちょっと構造が違い、ジーーッとやるとホックをパチパチ留めてくれるようなものだった。その時に名付けられたのがクラスプ・ファスナー。
そしてそれを改良したのがギデオンであり、布をzipzipと留めてくれるもの、つまりジッパーである。
そしてそれを日本で製造していたチャック・ファスナー社が名付けたのが、チャック。由来はchuckではなく巾着なので、全くの日本語である。
現在日本では、いずれの名称も商標登録されていない。

何故か特定箇所のチャックに限り、日本では社会の窓と呼ばれるが、日本だけでなく世界の幾つかの国で遠回しな表現がされる(「店が開いている」など)。

  • エスカレーター
  別称「階段式自動昇降機」
  元権利者「オーチス・エレベーター」

1900年、アメリカの発明家チャールズ・シーバーガーが考案した機械。
自動的に上または下へ動き続ける階段で、乗っているだけで階を移動することができる。
1950年に同業他社との間で商標権争いが起きたが、「あまりに長く一般名詞として使われ過ぎた」という理由から、オーチス社が敗訴。
商標権を手放すに至った。*12

  • ヘロイン
  一般名詞「ジアモルヒネ」
  元権利者「Bayer AG(ドイツ)」

麻薬と言えば真っ先に思い浮かべるであろう薬物、レクイエム・フォー・ドリーム
ケシから採れる茶色い樹脂 (アルカロイド樹脂) をごにょごにょすることで作ることが可能で、純粋なそれの見た目は白い粉である。
摂取方法は静脈注射などが一般的だが、加熱して出てきた煙を吸い込む「炙り」や粉を鼻から吸いこむ「スニッフ」でも摂取が可能。

元々はバイエル社によって販売された鎮痛剤であった。依存性が低くモルヒネに代わる鎮痛剤となると喧伝されたようだが…実際は歴史が語る通り。
しかし商標権の方は意外な理由でバイエルから失われた。
第一次世界大戦にドイツが敗北した為、戦後賠償の一環として商標を譲渡することになったのである。バイエルは他にもアスピリン等の商標を失っている。*13
それらの多くは後に回収されたが、ヘロインについては(おそらくその危険性が広まっていたことから)バイエルは再取得しなかったようだ。

ちなみにケシの別名はポピーで、日本でもそこら辺に自生している。
「日本でもヘロイン作れんの!?」と思った人には残念だが、作ることができるのは一部の種類だけなので作ることは不可能。
麻薬及び向精神薬取締法で規制されてるからやめようね

  • ボウガン/ボーガン
  一般名詞「クロスボウ」「洋弓銃」
  元権利者「不明」

「ボウガン」という名前は英語の弓(BOW)と銃(GUN)を組み合わせて作った和製英語。
日本ボウガン射撃協会によると、かつては商標登録されていたようだが、一般に名称が普及したとして更新しなかったとのこと。
「弓+銃」というわかりやすい名前もあって、「ボウガン」というイメージはかなり強く、「モンスターハンターシリーズ」では、武器の種別の一つとして登場している。
が、どう見ても弓部分が仕事していないただの銃である、ロボアニメに登場するライフルっぽいのもあるし


  • 5TH GENERATION FIGHTERS(第5世代戦闘機)
  一般名詞「なし*14
  元権利者「ロッキード・マーティン」

官公庁も含めたミリタリー畑ではおおよそステルス戦闘機を指す言葉として使われる。
元ネタはF-22の販売過程で、製造元のロッキード・マーティン社がロシアで提唱されていた定義を元に作り出した売り文句。
「新世代(第5世代)戦闘機であるF-22はそれ以前の旧世代機と比べて圧倒的に強いよ」といったニュアンスで使われていた。
このインパクトのある定義付けはすっかり定着し、以降も第5世代戦闘機という言葉はステルス戦闘機を象徴する言葉として使われるようになった。
しかし肝心要のF-22は実際強力な戦闘機にこそなったものの、冷戦終結による需要減で商売的には失敗した。*15

と、ここまで読んで「どこらへんが商品名なの?」と思った方もいるだろう。
ところがどっこい、ロッキード・マーティンはこの言葉を商標登録していたのでここに載せる資格があるのである。


厳密には商品名でないもの

そもそも商標登録されていなかったものはこちら。
NHKも遠慮なく呼ぶことができるモノ。

  • ホッチキス(文房具)
  別称「ステープラー」「紙綴機(かみつづりき)」
  権利者とされていた会社「伊藤喜商店」

紙を針でまとめる文房具。
日本国内での「ホッチキス」という名称は、伊藤喜商店が所有しているため、他社の場合はステープラーという名前になる……とされていた
実際NHKではある時期までは「ステープラー」と呼んでいる。
しかし、実際には伊藤喜商店にそのような商標が存在していた痕跡すらない(失効したなどではなく最初から見当たらない)ことがわかり、
最近ではNHKでもホッチキス呼びを解禁している。

ちなみに2025年現在、日本では紙綴機の名称として「HOTCHKISS*16」がマックス株式会社により商標登録されている。
じゃあ今は商標登録されているのか…といえばそういう訳でも無い。
当該商標の役務区分は第7類。これは工作機械を対象としているので文房具は対象外となるのだ。
文房具の場合は第16類の範疇になるので文房具としてのホッチキスは登録されていないということになる。

ちなみに日本の特許庁が発布している「類似商品・役務審査基準」の第16類解説にて、文房具に分類される物品の説明には以下のような文章がある。
4 その他の文房具類
インキ インキ消し インキつぼ 印章 印章入れ 印章用マット 印肉 鉛筆削り
(中略)
墨汁 ホッチキス(電動式のものを除く。) 水引 指サック ラベル(布製のもの
を除く。)
…つまり日本の商標を管理する特許庁自身が、一般名詞として「ホッチキス」を使っているのだ。
ここからも文房具としてのホッチキスは商標ではないということがわかるだろう。

なお、「ホッチキス」の由来は、かつて日本が輸入していたステープラーを開発製造していたE.H.Hotchkiss(オチキス)*17である。
フランス語では頭文字のHは発音しないため、Hotchkissは「オチキス」と読むのだ。

  • 魔法瓶
  一般名詞「なし*18
  販売元「日本電球」

真空断熱によって内部の温度を一定に保つ容器。元々はドイツで発明されたもので、発明された当時は「サーモス」という商品名だった。
国産第一号を発明したのは1911年に大阪の日本電球に在籍していた発明家の八木亭二郎氏で、電球の真空技術を応用して開発した。
その際、商標登録をしなかったため他社からも同じ名前で販売された。
現在では、JIS規格など公的なものにも使われるなど他の言葉に置き換えできない一般名詞となっている。特許庁でも一般名詞として使用している。
大阪では今でもタイガーや象印などの魔法瓶のメーカーは多い。
なお、「サーモス」の方は日本でも商標登録がある。

  • ガリアンソード
  別称「蛇腹剣
  元ネタ「機甲界ガリアン

もともと蛇腹剣はフィクションの武器だが、機甲界ガリアンの主人公機ガリアンが持っていた武器が元祖なので、他作品でもそのまま「ガリアンソード」と呼称することがある。
(「ガリアンソード」は登録商標ではないが「ガリアン」そのものは商標登録されているので、変則的ではあるがここに記載する)
なんならロボアニメ作ってるスタジオでも「あの作品のアレで演出や作画をお願いします」の意味でこういう固有名詞での指示をやり取りすることはあるらしく、いわゆる蛇腹剣をそのまま「ガリアンソードです」と設定画にメモ書きしておく、「『機動戦士ガンダムSEED』のあのエフェクトで撃ってください」の意で「アグニ」と書く*19などがあるようだ。
その最たる例が「パイルバンカー」か。この7文字でたいていのロボアニメ勢は『装甲騎兵ボトムズシリーズ』のあれを連想するため、作り手側の指示でもこれで通じてしまうようである。
…が、実際の『ガリアン』の現場だとあれは「ジャラジャラ剣」と呼んでいたとのこと。どうにもしまらない。

  • バズーカ砲
  一般名詞「ロケットランチャー」
  元ネタ「M1対戦車ロケット発射機「バズーカ」

「ロケットランチャー」とは、自力でロケット噴射してやな感じ~!と飛んでいくタイプの弾「ロケット弾」を発射できる携帯型武器のこと。
そして「バズーカ」とは、元々コメディアンのボブ・バーンズの使っていた巨大なラッパのような楽器の名前であった。
第二次世界大戦で米軍が使用した60mmロケットランチャーがこの楽器に似ていた事から、米兵が愛称としてこれを「バズーカ」と呼び始める。
この「バズーカ」があまりに普及しすぎてしまい、現在ではロケットランチャー全般のみならず、「携帯できる大砲っぽい武器」全般が「バズーカ」と呼ばれている。
ガンダムシリーズなどロボット物の創作物での人型兵器用携行火器としてよく登場し、スーパー戦隊シリーズの合体武器などにも「○○バズーカ」が頻出する。
某刑事ドラマでは「僕のバズーカ」なんて言い回しも飛び出し、下ネタの意味合いも持つようになった
なお、少なくとも重火器としてバズーカが商標登録されたことは無いようだ。

  • ビュート(鞭)
  一般名詞「鞭、ウィップ
  元ネタ「レッドビュート」

ゲーム等には時々「○○ビュート」というムチ系の武器が登場する。(例:FFシリーズの「ファイアビュート」、ドラクエシリーズの「カルベロビュート」)
これを見て「なるほど、ムチを英語でビュートと呼ぶんだな!」と思った子供達は少なくないだろうが、そんな単語は英和辞書のどこにも載っていない。ムチはwhip(ウィップ)である。東映特撮だと『仮面ライダーX』ライドルホイップの「ホイップ」がこれ由来ではないかとされる。

この「ビュート」の元祖は、スーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』でアカレンジャーが所持するムチ「レッドビュート」。
名前の由来は、ムチが「ビューっと風を切る」から。まるっきり日本語である。
これが「レッド=赤」なんだから「ビュート=鞭」なんだろうと誤解され、色々な所に採用されて現在に至る。
なんなら東映の特撮部署ですら、『重甲ビーファイター』でムチ状の武器を「スティンガービュート」としており、東映内でも海城さんの固有名称ではなく「ああいう武器のジャンル名」と見なされていたようだ。

  • コング
  一般名詞「ゴリラ
  元ネタ「キングコング

日本ではコング=ゴリラの英名or学名という認識が定着してしまっているが、そのような英単語は存在しない。
元ネタは1933年に公開された映画『キングコング』であり、「コング」とは本映画に登場する巨大類人猿の固有名である
日本で誤解を広めた最大の要因は恐らく『ドンキーコング』であり、実際『キングコング』の製作元であるユニバーサル・シティ・スタジオが任天堂に対し訴訟を起こしたこともあるが、最終的には商標権は認められずに敗訴している。(詳しい顛末は「ユニバーサル・シティ・スタジオ対任天堂裁判」で検索のこと)
今となっては『ドンキーコング』シリーズにとどまらず、ゴリラの別名として一般名詞として定着している。(ドラクエシリーズの「コング」、ゾイドの「アイアンコング」、仮面ライダーリバイスのコングゲノム等)


一般名詞化した商品名とされているが、商標登録があったのか不明なもの

商標登録が発見できず、報道や開発・販売関係者の発表もなく、商標があるのかないのか不明なモノ。*20

  • バルカン砲
  一般名詞「ガトリング砲

ゼネラル・エレクトリック社製ガトリング砲「M61」の愛称。*21
しかし、特に日本では「多銃身・外部動力の機関銃」のことを語呂がいいのか発射方式の一種と間違えているのかバルカン砲呼びすることがままある。
特に「ガンダムシリーズ」では初代ガンダムをはじめとして様々なモビルスーツに搭載される機関砲の名称として使われている。
顔や腕部に内蔵する小口径が「バルカン」、砲として独立している大口径が「ガトリング」という使い分けがされており、用途は対人、牽制用で威力が低いため「バルカン=弱い」というイメージを持つ人もいるのではないだろうか。

何故かGE社ではなくスイスのエリコン社が商標を持っていると言及されることがしばしばあり、日本語版wikipediaのガトリング砲のページにもそういう記述があるが、
出典の提示が無く実際そうなのかは不明である。

  • アフターバーナー/リヒート/オグメンター
  一般名詞「アフターバーナー」「推力増強装置」

ジェットエンジンの推力増強装置で、排気に燃料を吹き付ける事で再度燃焼させ、燃費の大幅悪化と引き換えに大きな推力を生み出す装置。
「アフターバーナー」がゼネラルエレクトリック社、「リヒート」がロールス・ロイス社、「オグメンター」がプラット&ホイットニー社の商標とされることがあるが、出典は見つけられなかった。

余談だが、「アフターバーナー」に関しては同名のシューティングゲームも存在するのだが、こちらはゲーム機の区分で商標登録されている。

  • SCR
  一般名詞「サイリスタ」

電車の制御装置や整流回路、或いは溶接機などでおなじみの電力用の半導体素子。
回路記号で使われることのある「SCR」という表記は、実はゼネラル・エレクトリックの商標とされている…が、出典が確認できなかった。

なお「サイリスタ(thyristor)」は、RCA(TVのコンポジット端子とかを開発した企業)が「真空管のサイラトロンに似た働きをするトランジスタ」という意味合いで作った言葉であるが、
後に国際電気標準会議により正式に一般名称となった。なのでこちらは商標登録されていないとか。

  • ホバークラフト
  一般名詞「空気浮揚艇」「エアクッション艇」

空気圧で水面から浮上し高速走行を行う船。
一般名詞としては上記の通り空気浮揚艇、エアクッション艇という名前があるのだが、「ホバークラフト」と呼ばれることのほうが多い。
現実だけでなく「ディディーコングレーシング」などのゲーム内ですら。

日本語版Wikipediaではイギリス企業のブリティッシュ・ホバークラフト(BHC)社の商標とされているが出典がなく、同社を含めエアクッション艇としてのホバークラフトの商標登録は確認できなかった。
一応経緯的にはBHCが商標を獲得していても不思議ではないのだが、同社は買収により消滅しており、たとえかつて商標を保有していたとしても現在は買収先の企業に権利が移譲されているものと思われる。

ちなみに日本では「ホバークラフト」とも呼ばれる事があるが、イギリス英語の発音だとこちらのほうが近いのだとか。

  • カラーボックス
  一般名詞「なし」
  販売元「株式会社クロシオ」

自分で組み立てて作るタイプの収納家具。定義が難しい(というか明確な定義は存在しない)が、天下のWikipedia様には「『安価な合板で組み立ての必要な、高さ90cm×幅40cm×奥行き30cmの2段から4段の収納家具』を指すことが多い。」と書かれている。

株式会社クロシオのHP*22によると、家具の組立を客自身が行う代わりに安価に、プラスチック製家具と同様に木製家具もカラフルなものが欲しい、などといった発想から生まれたようである。
同ページでは昭和45年に現在の会長が命名・考案した旨が記載されており、この会社から「カラーボックス」という商品名で発売されたことはまず間違いないのだが、商標登録は確認できなかった。上記の「魔法瓶」と同じくそもそも商標登録がされなかったパターンなのかもしれないが詳しくは不明。

なお、商標番号第2167233号に「カラーボックス」という商標が登録されていた痕跡*23が確認できるが、商標権者がクロシオでない他、商品区分が化粧品類になっているため恐らくは無関係な商標だと思われる。



商標登録番号リスト

本ページに記載されている商品名の商標登録番号を記す。
本リストへの追加は任意である。トラブル防止の為、リストに載っていないからという理由で上の一覧を編集したりしないでほしい。

+ 長いので折り畳み
リストへの追加にあたっては特に商品の区分について注意のこと。類似製品防止の為、異なる区分で複数取得している場合もある。

〇「代表的な一般名詞化した商品名」に載っている商品関連
  • CATERPILLAR/キャタピラー/カタピラ:4193027(アメリカ)、1863602 他(日本)
  • ユニック/ユニック車:1863602(日本)※登録名は「ユニッククレーン」
  • ウォークマン:1511672 他(日本)
  • オセロ:1227204 他(日本)
  • チャッカマン:1958170 他(日本)
  • ウォシュレット:1665963 他(日本)
  • シャワートイレ:2242329 他(日本)
  • シャチハタ:0214966 他(日本)
  • QRコード:4075066 他(日本)
  • プリクラ:4174723 他(日本)
  • 弾丸ツアー:4512010(日本)
  • クラクション:1612182(フランス)、319383(フランス※国際商標)、69913(アメリカ※失効済)、1543512、2436602(日本※失効済)
  • テトラポッド:1184901 他(日本)
  • マジックテープ:1328163 他(日本)
  • ベルクロ:1027417(アメリカ)
  • ベークライト:788887(アメリカ)
  • バンドエイド:6020426 他(アメリカ)、6629544 他(日本)
  • セロテープ:546229 他(日本)
  • ガチャ:4106448 他(日本)
  • ガチャガチャ;2031315(日本)
  • ガシャポン:1756991 他(日本)
  • ガチャポン:4536344 他(日本)
  • 宅急便:1377677 他(日本)
  • カッターシャツ:366578(日本)
  • マジックインキ:2714251 他(日本)

〇「商標権が切れているため他社も使用できる商品名」に載っている商品関連
  • 5TH GENERATION FIGHTERS:3617652(アメリカ※失効済)

〇「厳密には商品名でないもの」に載っている商品関連
  • サーモス:5385326 他(日本)
  • ガリアン:4718321 他(日本)
  • AFTER BURNER:4949929 他(日本※ゲーム)





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最終更新:2025年04月14日 19:29

*1 こちらのクレーンの色は青または紫である。

*2 アナログカセットは2010年代後半に再注目され、一部のアーティストがこれで新曲をリリースしている。

*3 パソコンUSB接続のアンプでほぼ代用可能。

*4 現在、開発部門が独立・関連会社化してデンソーウェーブとなっている。

*5 山口百恵の「プレイバックpart2」の『ポルシェ』→『クルマ』など。

*6 ベルクロ(Velcro)はアメリカの面ファスナー製造会社の名前にして、同社製製品の商標である。

*7 「住友ベークライト」としては登録有り。

*8 登録番号第4989625号

*9 ジブリ版とはその後が完全に分岐する形でお話が続く『キキと新しい魔法』以降の小説版がシリーズ化しているのも、この理由から自動的に権利状の問題は起きないことになる

*10 当時は現在ではフェルトペンの常識である「ペン先のフェルトが乾いて固まると使えなくなる」ということすら知られておらず、買ってすぐに書けなくなったというクレームが続発したという。

*11 わかりやすいのは「子供が使う場合などにはかなり固かったので、キャップを抜きやすくした」

*12 参考(外部リンク):https://www.jstage.jst.go.jp/article/kitasatoclas/25/0/25_1/_pdf/-char/ja

*13 参考(外部リンク):https://www.bbc.com/news/business-27026704

*14 言葉の定義的には概ね「ステルス戦闘機」の意だが、他にも色々な条件を包括した言葉であるため、ここではあえて「なし」とした。

*15 あまりにも「自分たちの勢力圏上空で空戦する」に特化していたため対地攻撃能力が低かったこと(それを解決するために「つぶしが効く機種に改良しましょう」として提案されていたのが『エースコンバットシリーズ』でおなじみのFB-22)、専業の機種としては高額でコストパフォーマンス的には既存の他機種が有利だったことなどから、F-16ファミリーやF-15Cor同Eをさしおいてまで欲しがる国がかなり少なかった。更にあまりに機密性の高さに輸出禁止の法律まで施行され、輸出による増産の道は完全に閉ざされてしまった。後に対空・対地・対艦なんでもござれで同等クラスのステルス性があり、かつ値段的にもF-22に対してそこまで不利ではなかったF-35の輸出にほぼ全面許可が出たのがトドメになった。

*16 第4082534号

*17 フランスの軍事企業オチキス社とは無関係。

*18 初めて日本に輸入された当時の新聞記事には「寒暖壜」という名称で紹介されている。

*19 『FREEDOM』の現場で実際にあった模様。おそらく対象はアスランズゴック

*20 商標が登録されているという記述がWikipediaに見られるものの、SCR以外は出典無し、SCRも個人HPが出典となっている。

*21 現在はゼネラル・ダイナミクス社が生産している。

*22 出典:https://www.kuroshio.co.jp/kodawari/colorbox/

*23 2006年に商標取消となっている。