ダイオウドウ

登録日:2020/01/04 Sat 17:16:49
更新日:2025/05/30 Fri 10:10:28
所要時間:約 4 分で読めます





群れを つくって 暮らしている。 鼻の 握力は 大岩も 粉々に 砕くほど 強い。


「ダイオウドウ」とはゲームポケットモンスター ソード・シールド』で初登場したポケモンである。


【データ】



ガラル図鑑№:303
英語名:Copperajah
分類:どうぞうポケモン
高さ:3.0m
重さ:650.0㎏
タマゴグループ:陸上/鉱物
性別比率:♂50%♀50%

タイプ:はがね

特性:ちからずく(追加効果のある技を使うと、追加効果が発動しない代わりに威力が1.3倍になる)
隠れ特性:ヘヴィメタル(重さが2倍になる)



HP:122
攻撃:130
防御:69
特攻:80
特防:69
素早さ:30

合計:500

努力値:攻撃+2

進化:ゾウドウ→ダイオウドウ(Lv34)

【概要】



ゾウドウの進化形。
モチーフとしてはドンファンに続き2種類目。
こちらは体も大きく鼻も長いのでより現実の象に近い姿をしている。
見た目はアフリカぞうに近いが、後述の英名の由来からすると、モデルは過去のポケモン図鑑散々な目に遭っていたインドぞうだと思われる。

進化して体が大きくなり、体色も緑となりキバが生えた。
体型も真四角に近いものとなり、鼻は先端がかぎ爪のようになりまるでショベルカーである。
この緑色の皮膚はゾウドウ時代の皮膚が雨で錆びついたものであり、お陰で水に強い性質となっている。
錆びると緑色になる性質や英名から、身体は銅で構成されている可能性が高い。

力も強く、工事現場等で力仕事を手伝っている。
元々はガラル地方に住んでいなかったようだが、昔人々の仕事を手伝うために連れてこられ野生化したらしい。
いずれインドやアフリカモチーフの地方が舞台となった時、彼等のリージョンフォームも見られるのだろうか?

ちなみに一般のはがねタイプでは最重量である。


【ゲームでのダイオウドウ】



進化前のゾウドウ共々ワイルドエリアにて野生で出現する。
ただしダイオウドウ自体は天候が吹雪の時のみ低確率で出現する上、勝手にダメージを受けてしまうため捕まえるために弱らせるのも一苦労である。
殿堂入り後であれば、ダイオウドウはナックル丘陵にも固定シンボルがいるため、そちらを捕まえたほうが手っ取り早い。
また、DLC『冠の雪原』では巨人の靴底の草むらにシンボルでわんさか出て来る。
細長い草むらに巨体がひしめき合うため、避けて通るのも面倒くさい。
自転車で勢いよく突っ込んでエンカウントにならないよう、自転車から降りるか低速で通り抜けよう。

ストーリーではポケモンリーグ委員長のローズが切り札として使用、キョダイマックスを披露する。
素直すぎる性格なのか、ローズを慕うトレーナーのビートに貸し出された際には「違反行為」に値する命令を実行してしまった。*1

ローズは他にも初心者への解説用にゾウドウを所持している模様。


更にカンムリ雪原で出会うローズの弟のピオニーも同じくダイオウドウを切り札として使用する。
ローズ同様にキョダイマックス個体だが、普段戦える場所にはパワースポットがないため、ガラルスタートーナメントでのみキョダイマックスを拝むことができる。



【対戦でのダイオウドウ】



ギギギアル等と同様、単はがねタイプとなるポケモン。
見た目通り攻撃が高く素早さが低い重戦車アタッカー。活用が難しいが特攻もなかなか高い。
HP種族値は高いが防御・特防の種族値が低めなので、実際の耐久力は受け前提と考えると控えめ。

通常特性は「ちからずく」であるため、メインウェポンとしてはひるみを捨て威力を上げられる「アイアンヘッド」が最有力候補。
サブウエポンも「じゃれつく」「ばかぢから」「じしん」「しねんのずつき」「いわなだれ」「パワーウィップ」と豊富にある。

変化技は少ないが「ステルスロック」「ふきとばし」「のろい」等があり、殴り合いだけでなく場作り要員として使うこともできる。

持ち物は「いのちのたま」が有力だが、フルアタなら「とつげきチョッキ」もアリ。

隠れ特性「ヘヴィメタル」なら1300.0kg相当として扱われるので、「ヘビーボンバー」や「ヒートスタンプ」がほとんどの相手に最大威力でブチかませる。なんとテッカグヤ以上の攻撃種族値と体重を得るため軽量級のポケモンにとってはひとたまりもないだろう。
元々「けたぐり」は最大威力で受けるのでそれほど気にならない。
ただダイマックスした相手には体重依存の技は通用しないのが難点。
とくに「ヘビーボンバー」を打ちたいバンギラスドサイドントゲキッスミミッキュブリムオンなどはダイマックスすることが非常に多いポケモンなので、採用する場合ダイマックスで透かされないように注意しよう。
SVではそのダイマックスが無くなった為、遠慮なくペチャンコにできる。


【キョダイマックス】


キョダイマックスした 巨大な 鼻は 巨大建造物も 一撃で 解体してしまう。

高さ:23.0m~
重さ:???.?kg


一部の個体が使えるキョダイマックス。
体がより四角くなり、鼻も長くなる。更には2足歩行となり、さながら妖怪の「ぬりかべ」や神像のようである。
ワイルドエリアのストーンズ原野で、他の巣穴に囲まれているような位置関係の巣穴のレア扱いで出現する。

この状態だとはがね技が「キョダイコウジン」となり、ダメージと同時にはがねタイプ版のステルスロックを撒く。
普通のステルスロック等と重複するので、うまくいけばサイクル戦で圧力を強めたりできる。
ただし防御を上げながら殴り合うことはできなくなるので一長一短。

【ゾウドウ】


全国図鑑No.878
分類:どうぞうポケモン
英語名:Cufant
高さ:1.2m
重さ:100.0kg

タイプ:はがね
特性:ちからずく(追加効果のある技を使うと、追加効果が発動しない代わりに威力が1.3倍になる)
隠れ特性:ヘヴィメタル(重さが2倍になる)

種族値
HP:72
攻撃:80
防御:49
特攻:40
特防:49
素早さ:40
合計:330

努力値:攻撃+1

ダイオウドウの進化前のポケモン。ゲーム開始時にローズ委員長が見せてくれるため、プレイヤーが見る最初のガラルポケモンになる。
5トンの荷物を軽々持ち上げられる怪力の持ち主。

名前の由来は銅像のもじり。ゾウともかかっていると思われる。


【余談】



  • 名前の由来は「大王」+「銅」と思われる。
    英名は「Copperajah」。
    これは「銅」を意味する「Copper」と、サンスクリット語で「王」を意味する「Rajah」を組み合わせたものとなっている。
    「インドぞう」をイメージしているのか?

  • 初代で何かとひどい目にあっていたインドぞうだが、インドぞうモチーフのこのポケモンは毒が全く効かないのでゴースに卒倒させられることはない。
    また、でんきが等倍なのでライチュウにも秒殺まではされない、はずなのだが……?

  • LEGENDSアルセウス』ではライチュウの図鑑説明で名前だけ登場。
    ラベン博士の故郷に生息しているようで、ライチュウの電撃はダイオウドウを一撃で気絶させる威力だという。
    初代図鑑のインドぞうがダイオウドウに置き換わっただけじゃないか。


追記、修正は尖った鋼をばら撒いてからお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年05月30日 10:10

*1 この時点ではまだプレイヤーが、ローズ戦での切り札枠であることやキョダイマックス形態があるのを知る由はない。