マルコ(ONE PIECE)

登録日:2020/06/16 Tue 00:53:44
更新日:2025/04/24 Thu 15:31:10NEW!
所要時間:約 4 分で読めるよい






いきなり“キング”はとれねェだろうよい



マルコは、『ONE PIECE』の登場人物。



【プロフィール】

本名:マルコ
通称:不死鳥マルコ
年齢:43歳→45歳
身長:203cm
所属:白ひげ海賊団1番隊隊長→元1番隊隊長(船医者)→スフィンクスの村医者
所属船:モビー・ディック号→一旦解散中(モビー・ディック号は保管済)
悪魔の実:トリトリの実 モデル“不死鳥(フェニックス)”(動物系幻獣種
懸賞金:13億7400万ベリー(74=なし(梨))
覇気武装色見聞色
出身:偉大なる航路
誕生日:10月5日
星座:天秤座
血液型:X型 (現実だとA型)
趣味:バーのコースター収集
好きな食べ物:パイナップル
嫌いな食べ物:豆
イメージ動物:フェニックス
初登場・単行本25巻・第234話・『ご記憶くださいます様に』
CV:森田成一


【概要】

かつて四皇に数えられた“世界最強の男”エドワード・ニューゲート
彼が率いた白ひげ海賊団の1番隊隊長にして船医でもあった男がこのマルコである。

白ひげ海賊団の部隊は全部で16あるが、番号による序列はないため隊長たちはいずれも同格。
しかし30年以上前から白ひげ海賊団に所属している古株であり、人柄のよさも相まってか実質的なナンバー2。
白ひげの右腕的存在でもあった。
シャンクスからもその実力を認められており、赤髪海賊団への勧誘を受けたりしている。

ちなみに髪型がパイナップルに似ているため、名前を聞いても顔を思い出せなかったルフィは、ロビン「パイナップルみたいな」と言われた瞬間「あいつか!」と思い出していた。
ちなみに本人の好物もパイナップルで皮ごと食べるほど好き。

その他の特徴は「~よい」という口癖と、胸に入れている白ひげ海賊団のマーク。
「Ψ」の字に似ているが十字にUを組み合わせたようなデザインで、このUはもちろん白ひげのひげを象っている。
ちなみにこのマークはマルコ以外にも何名か入れている。

本人は特に凶暴性などはほぼないが、白ひげ海賊団の隊長格として、懸賞金は13億7400万ベリーと10億をゆうに超えている高額っぷりである。


【人物】

1番隊隊長を担うに相応しい人格者で、面倒見のいい性格。
おでんを最初に仲間として受け入れたり、エースが白ひげの息子となる事を選ぶ直接の説得を行ったのも彼。

白ひげの事を強く慕っており、エースから「何でオヤジって呼んでるんだ」と聞かれた時には、


あの人が息子と呼んでくれるからだ

……嬉しいんだなァ…ただの言葉でも嬉しィんだ


と語り、それをきっかけにエースは白ひげ海賊団に正式に加わる事になった。

白ひげの死後に、白ひげが守ろうとしたものを守るべく黒ひげ海賊団に戦いを挑んだり、その戦いに敗れた後も白ひげの故郷スフィンクスを守るなど、“父”への義理堅さは変わっていない。
当人はそれらの行動について、「オヤジの声が───まだおれ達を縛ってるとでも思ってんのか?残されたおれ達は〝自由〟なんだよい!!」と、自分の意思でそう決めたことを述べている。


【戦闘能力】

◆基礎戦闘力

優れた覇気の達人。
の使い手。

悪魔の実

自然系よりも希少とされる動物系悪魔の実幻獣種「トリトリの実 モデル“不死鳥(フェニックス)”」の能力者。

青い炎を纏う不死鳥に変身することが出来、この能力から「不死鳥マルコ」の異名を持つ。
炎で構成されるものの自然系悪魔の実と違い実体もある。

不死鳥の青い炎は「復活の炎」「再生の炎」と呼ばれる特殊なもの。
その炎は、燃え広がったり高熱だったりといった本来の炎の特性がない代わりに、自分の体を急速に再生することが出来る。
ただしSBSによれば再生には限界があり、ダメージを受け続ければ一時的に再生できなくなるなど、完全に不死身と言う訳ではない。
しかし限界があると言ってもその再生力の高さたるや、黄猿のレーザーの乱射を真正面から受け止めても効かなかったり、赤犬のマグマを受け止めたりと、海軍本部大将の攻撃をまともに受けても平気なほど
百獣海賊団の戦闘員達が串刺しにしたり、疫災のクイーンの砲撃を受けたり火災のキングに翼を切断されても無視して活動し続けている。
また、この炎は身体から切り離されたとしても自由に操作することができ、実体のある中距離攻撃としても使用可能。

応用として、自分以外も再生の炎で回復することができるが、自分以外に使う場合は治癒力を高める程度に留まり、傷を一瞬で再生させるまでは至らない。

完全に獣型になる事は少なめ。
また、ペルモルガンズのような全身変化の人獣型は披露しておらず、そのような人獣型が無いのか、「腕を翼」「足をかぎ爪」という風に体の一部に炎を纏って変形させた姿(人獣型?)で主に戦う。

能力そのものは「飛行能力」「再生能力」と守備的で範囲攻撃や遠距離技はないため、戦闘においては、能力者当人の基礎戦闘力が問われる。
逆に言えば、肉体を鍛えてしまえば高速で敵陣へ突っ込み、再生力に物を言わせたゴリ押しも可能になってしまう厄介極まりない能力となる。

原作カラー扉絵(890話・少年ジャンプ2018年6号)では、炎は水色一色だが、アニメ版では水色の中に黄色が少し混じっているカラーリング。
1000話人気投票記念で描かれた“大海賊百景”絵巻では黄色混じりで描かれるなどアニメのカラーリングが反映された。

◆総合戦闘力

高速飛行から再生能力でダメージを物ともせず突っ込んで足技で敵を吹き飛ばすことを得意とする。

金色神楽ではマルコがチョッパーを攻撃したと勘違いしマルコに斬りかかったロロノア・ゾロブルックの攻撃をあっさり回避してみせたり、百獣海賊団最高幹部である火災のキングと疫災のクイーン両名を、多少疲弊しながらも攻撃を捌きつつ二人を抑え込むという離れ業もしている。

このように、能力と合わせ海軍本部大将やそれに準ずる実力者と一人で渡り合える四皇最高幹部に恥じない力量の持ち主。
その厄介さから、マリンフォード頂上戦争では、黄猿と交戦していたマルコが持病で膝をついた白ひげをフォローしようと気を取られた隙をついて、オニグモ中将によって海楼石の手錠で拘束することで無力化を行った。
金色神楽ではキングとクイーンの二人を押さえ込み続けてキングも「今手が離せない」と他の戦場を飛び六胞に頼むなどマルコにかかりきりになり、マルコ相手以外のチョッパーサンジ相手の時はダメージを受けず遊んでいたクイーンもマルコの攻撃は無視できず、最終的に二人相手はきつく再生力が追いつかなくなりダウンしたが、マルコが抜けた途端にライブフロアはキングとクイーンの蹂躙が始まり誰も止められなくなるなど全滅寸前に追い込まれていた。

ルフィのことをルーキー・若造と馬鹿にしギア4の攻撃もあっさり受け止めた四皇シャーロット・リンリンでさえ、マルコについては「お前程の男」と実力を認めている。
マルコはリンリンのパンチ(天上の火(ヘブンリー・フォイアー))を正面から受け止める力量を持ち、加えてマルコの「復活の炎」は生命に関するためか(本人曰く不死鳥(フェニックス)の炎は特殊」)、本来水など火を消すもの以外ではダメージを与えられない、ソウル(生命)を与えられた炎である「太陽“プロメテウス”」を吹き飛ばしてしまえる。
能力の相性や時間もあるとは言え、リンリンはマルコをシャーロット・ペロスペローとの連携で討とうとし、リンリン単独となると「二角帽(バイコーン)のナポレオン」がまだありながらも「今お前に使う武器(ソウル)はない」としてマルコを倒すのは諦めて進撃を選択したほど。

◆技

いずれも鳥の名称(またはその一部)が用いられている。
頂上戦争で披露した立ち回りには技名が一切なく、ワノ国での参戦で10年越しで技の名前が判明した*1
ゲーム『バーニングブラッド』では、スタッフも58巻SBSで語られた『復活の青い炎』を把握してなかったのか必殺技の際に「焼き尽くすよい!」というマルコがいる。

  • 鳳凰印(ほうおういん)
かぎ爪に変形させた脚の指を組み合わせ、印の様な構えから不死鳥の炎を飛ばし、衝撃波を伴う強力な一撃を叩き込む。
そのパワーは、火災のキングと同様にサウザンドサニー号の何十倍もの大きさを誇る巨大な艦であるクイーン・ママ・シャンテ号を一撃で吹き飛ばしたり、異常なタフさを誇る獣型のクイーンの首に炎と衝撃波をぶつけて吐血させるほどのダメージを与えた。

  • 鳳梨礫(なしのつぶて)
周囲に青い炎を展開し、ウィルスなどに侵された人間達を青い炎で燃やす。
青い炎が灯った人間は生命力・体力が引き出されて体温が上がり、その間病気や毒などの進行を遅らせて元気に行動することが可能。
ただしあくまで体力を前借りして元気になっているため、体力に限界が来れば行動不能となってしまう。
「鳳梨」はパイナップルの意。
「梨の礫」は「反応がない」「無視される」といった意味の慣用句。

  • 青炎雁(ブルーバード)
不死鳥の再生の炎を操り、実体のある大きな弾として相手にぶつけて吹き飛ばす。
マルコには珍しい遠距離技だが、原作1006話ではキングに切り離された翼の炎を使う形で、アニメ版1022話・1023話では自分で炎を生み出す形で使用している。

  • 鶴爪(オングル)
不死鳥化させた足の爪を使って斬り裂くような飛び蹴りを食らわせる。
オングルとはフランス語でまんま「爪」を意味する。

  • 不死薊(ふじあざみ)
不死鳥の翼と炎で円形の盾を形成して相手の攻撃を防ぐ。
マリンフォード頂上戦争開幕時に、白ひげを狙う黄猿の攻撃を防いだのもこの技と思われ、双方疲弊していたとはいえカイドウ熱息(ボロブレス)すら防げるほど。


【来歴】

◆過去

30年前の時点で既に白ひげエドワード・ニューゲートの船に見習いとしてジョズやビスタらと共に乗っており、ワノ国に船ごと漂着した。
そして強引に付いてきたおでん、それを止めようとしたイゾウ、密航していたイヌアラシとネコマムシが色々あった結果仲間に加わる事になり、彼らと共に冒険に明け暮れた。
この頃にはロジャー海賊団とも幾度も戦っており、シャンクスやバギーとも顔見知りになっていた。
“不死鳥”の能力はこの時点で既に得ていたものの、ロジャー海賊団との戦闘ではまだそれなりの怪我を負っているなど、戦闘のレベルの高さがうかがえる。

24年前に大海賊時代が幕を開けた後、白ひげに同行して、人攫いが横行していた魚人島から海賊たちを追い払った。

エース加入後、エースからワノ国でのおでんの死と百獣海賊団が行ったことをイゾウらと共に知りエースはワノ国の解放を望むも、すでに白ひげが病床の身であったことやあのおでんですらカイドウに敗れた事実、仮に百獣海賊団と白ひげ海賊団が激突すればワノ国どころか世界が大混乱に陥ることから、白ひげはワノ国に行くことを許可していなかった。
そのためイゾウもマルコもワノ国に向かうのは諦めていたが、もし白ひげから許可が出ればワノ国に向かうとエースには告げていた。

偉大なる航路(グランドライン)

ジャヤ編

シャンクスの使者として、モビーディック号を訪れたロックスターが自分の名を聞いたことがあるだろうとマルコに訊ねたが、「いいや…聞いたことねェな…」とあっさり対応。
多分悪気はなかっただろうが……
アニメ版では別人にされ、マルコの出番はお預けとなった。

この時点ではマルコを只のモブキャラだと思ってた読者も多かっただろう。

ウォーターセブン編

名前つきでジョズと共に正式に登場。

白ひげへのある頼みのためにモビーディック号の元を訪れた赤髪のシャンクスが覇王色の覇気で少々威嚇しながら訪れた際にも、少し警戒しながらも悠然と対応。
顔見知りゆえかシャンクスにも気に入られているようで、冗談交じりに勧誘されていた。

アニメ版ではここで声優決定と共に初登場。

マリンフォード頂上戦争編

エース救出のため白ひげ海賊団としてマリンフォードに上陸し、海軍本部との頂上戦争が勃発。
黄猿や青キジを相手に激闘を繰り広げ、大将と互角に渡り合った。
青キジからルフィを守ったりもしたため、ルフィにも顔を覚えられている。

しかし船医であるため、持病で元々戦えるような状態ではない白ひげの体調悪化を懸念しており、その懸念通り白ひげが発作を起こした際に黄猿から意識を逸らしてしまう。その際にレーザーによる攻撃を食らったばかりか、オニグモ中将に海楼石の手錠を嵌められ再生を封じられてしまう。
Mr.3が能力で複製した鍵で解放されたが、一度はルフィによって解放されたエースは赤犬と交戦、助けに入る間もなく限界で動けなくなっていたルフィの盾になってそのまま命を落としてしまった。
それでも必死で檄を飛ばし、精神が崩れ気絶したルフィを赤犬達海軍から守った。


その命こそ……!! 生けるエースの“意志”だ!!!

エースに代わっておれ達が必ず守り抜く!!!

もし死なせたら“白ひげ海賊団”の恥と思え!!!


シャンクスの登場によって戦争が終結した後は、シャンクスの協力で白ひげの故郷の近くに白ひげとエースの墓を作り、二人の遺体を埋葬。
戦争終結と二人の亡骸の保護・墓を作るのにまで協力してくれたシャンクスには感謝の意を示した。

◆落とし前戦争

頂上戦争から1年後、白ひげ海賊団の残党を率いて白ひげの仇である黒ひげ海賊団に両者多くの援軍を得て戦いを挑んだ。
白ひげの縄張りを奪おうとする黒ひげに対し、オヤジである白ひげの守ってきたものを死守しようと奮戦したが、最強の攻撃力を誇る『グラグラの実』と能力者を屠る最凶の『ヤミヤミの実』の能力を得たティーチにはかなわず、結果は惨敗。
全てを黒ひげに奪われ、白ひげ海賊団の隊長たちはマルコを含めて消息を絶った。

◆新世界編

世界会議(レヴェリー)

落とし前戦争後、白ひげの最後の形見である白ひげの故郷スフィンクスの村に医者として滞在。
生前の白ひげは、縁者はもういなくても、生まれ故郷であるこの土地に名前を隠して自分の取り分の宝を全て送っており、そのおかげで世界政府非加盟国ゆえに荒れていたスフィンクスは復興。白ひげはそのことを隠していたため普段他人の酒を飲みたがるようなケチだったらしいが、マルコ達はその事実に当然気付いていた。

スフィンクスでは、再生の炎を使った治療と面倒見の良さで村人たちからは人気者に。
容姿は特に変わっていないが、2年前はなかった眼鏡をかけている。

ワノ国でのカイドウとの戦いに力を貸してもらいたいと村を訪れたネコマムシから頼まれたが、白ひげの本当の息子を名乗るウィーブルがいつ自分や村を狙ってくるか分からないため離れられないとしてすぐにワノ国へは行けないと返答し、ネコマムシにルフィへの伝言を託した。
ちなみにウィーブルが本当に白ひげの息子なのかに関しては、男女の事だから何とも言えないと語っている。

これにより、ワノ国での戦いには参加しないものと思われていたが……





















ワノ国編




ヘェ、ビッグ・マム海賊団の同盟話は………
ホントだったのかよい

──じゃあ退場してくれ!!



百獣海賊団の金色神楽の大宴会が行われ、ルフィ達の鬼ヶ島への討ち入り当日、突然の参戦。
滝を登り切ろうとしていたクイーン・ママ・シャンテ号を鳳凰印(ほうおういん)で蹴り飛ばし、ビッグ・マム海賊団を滝の下へと転落させた。

そして落下するビッグ・マム海賊団を尻目に滝を登る船には、ネコマムシとある男の姿があった……


また来る頃には、時代が少し動いてるかもな

結果として、金色神楽にビッグ・マム海賊団主力メンバーが百獣海賊団と合流することを防ぎ、ルフィ達に陰ながら大きく貢献した。
なんと飛行能力でスフィンクスからワノ国まで来た様子で、ワノ国の情報は国外には伝わらないため、マルコもそれまでワノ国の事変を知る由もなかったとのこと。
ネコマムシ達と合流し、託していた伝言は「遅れるが必ず行く」と判明。結果的にネコマムシと同じタイミングで着くことになった。

ネコマムシとイゾウを飛んで鬼ヶ島裏側に届けた後、飛んでいる途中で海上にシャーロット・ペロスペローを確認したため、自身はペロスペローを見に行った。
マルコとの交戦のリスクや、百獣海賊団とビッグ・マム海賊団の同盟に反対だったこともあり、ペロスペローはマルコに「カイドウ退治の同盟」を提案。
マルコもそれを承諾し共に鬼ヶ島へ進撃。

しかしペロスペローは合流したリンリンに説き伏せられて海賊同盟を承諾し、マルコはリンリン&ペロスペローと交戦。
マルコはリンリンに動きを封じられてペロスペローの攻撃でピンチに陥りかけるが、月の獅子(スーロン)化したキャロットとワンダがペロスペローを攻撃しペロスペローの相手をすることに。
それを見たリンリンがマルコを倒すことをあきらめてカイドウに会いに行くことへ優先し、マルコもペロスペローの相手をワンダたちに任せてリンリンを追うことに。

その道中、ホールにて疫災のクイーンの疫災弾「氷鬼」が暴れまわるところで、ゾロたちと合流し、「氷鬼」の抗体を作ろうとするチョッパーを能力でサポート。
火災のキングやクイーンが妨害しようとするもそれをものともせず両者を抑え込み、カイドウが開けた穴を使って、ゾロをカイドウがいるドーム屋上まで投げ飛ばして運搬を行った。

その後はライブフロアにてキングとクイーンらの足止めに徹してキングも手を離せなくなるほどだったが、元々多勢に無勢だったことに加えサンジやチョッパーの攻撃がまるでダメージにならないクイーンとキングの相手が務まるのはマルコぐらいしかおらず、百獣海賊団最高幹部二人の相手をすることで徐々に疲労。
ゾロもカイドウとビッグ・マムとの戦いで瀕死の重傷を負い、サンジに連れられてライブフロアへ。



まだ生きてやがったかのかマルコォ!
さっさとくたばれ“白ひげ海賊団”!!


ああ…降参!!もう気が済んだ…
おれァここまでだ……!


!!?

“花形”登場だよい!!

マルコもついに限界に達してしまうがそれでも治療中のゾロをキングから守り、サンジとミンク族の秘薬で復活したゾロに、キングとクイーンの相手を託した。

その後もイゾウの移動を補佐したり、負傷者を安全な場所まで移動させて自身の能力で応急処置。
ルフィに一度勝利したカイドウが下へ降りてきたときには、泣きじゃくるナミをカイドウの攻撃から守り、「ヤケになるな!全てが終わるまで!!」と叱咤激励した。

ワノ国天上決戦から七日後、赤髪のシャンクスがワノ国近海まで来たことを覇気で察知したため、ルフィの成長を喜びつつワノ国を去る。別れ際にルフィは前述の頂上決戦時にジンベエと共に自身を救ってくれた事に改めて感謝を述べた(前述通り、ルフィは当時失神しており、その後も別行動だったため直接礼を言える事ができなかった。)。

麦わら、これからはお前たちの時代だ!!
気ィ引き締めていけよ!!

シャンクスの船に乗せてもらい、スフィンクスへと帰って行った。
当然シャンクスからは改めて勧誘されたが、マルコは「もうコリゴリだよい 大海賊の子守りは!!」と冗談で返し、ベックマンも「シャンクスは手がかかる」と応じた。


エッグヘッド編

マルコがスフィンクスへ帰還すると、村は風雲急を告げる事態に見舞われていたことが判明。
なんとマルコの留守中にエドワード・ウィーブルがスフィンクスへとやって来ていたのだ。
かねてからのマルコの懸念が最悪の状況で的中……と思いきや、事態は何やら妙な方向へ向かったようで。

実は、白ひげの隠し財宝の噂を聞きつけた海軍もウィーブルと同時期にスフィンクスへと襲来。
世界政府非加盟地域であることをいい事に非武装の村民達へ海賊顔負けの暴虐を働こうとする海兵達に、父の故郷を踏み荒らす不届き者とウィーブルの怒りが爆発。
怪物そのものなパワーで海兵達を蹴散らし追っ払うが、援軍に現れた海軍大将"緑牛"に捕まり、連行されてしまったというのだ。
村の平穏を脅かす最大の懸念材料だったハズの男が、まさか村を護ってくれたヒーローになっていたという奇妙な状況に流石のマルコも頭をかきつつ、息子を連行されて咽び泣くウィーブルの母"ミス・バッキン"に、とりあえず村を護ってくれた礼を言うのだった。


【余談】

  • 人気
エースのよき兄貴分であったことやその人格・能力から人気は高い。
人気投票では、第5回(2014年4・5合併号・76巻)にて12位。
ホールケーキアイランド編で行われた第6回(2017年36・37合併号)にて20位と、出番は少ないながらもランクインしている。
2021年はじめの「第1回ONEPIECEキャラクター世界人気投票」では、サー・クロコダイルジンベエに次いで19位にランクインした。

  • 不死鳥のパズール
ウォーターセブン編の後にあたるアニメオリジナルエピソードアイスハンター編(第326話 - 第335話)。
そのエピソードには、フェニックス海賊団船長“不死鳥”のパズール(声:谷山紀章)(懸賞金1億ベリー)が登場。
パズールは能力者ではなく、額に不死鳥を思わせる赤いあざがあり、鎖を武器とする。どんな危機的状況でも不死鳥のようにがんばって復活することからその名がついたという。
海賊王を目指すも新世界で惨敗し副船長ピガロを失ったことと大怪我で落ち込み、船員達は海賊旗を奪った賞金稼ぎアッチーノファミリーに雑用として使われていたが、ルフィ達との出会いで戦意を取り戻しアッチーノファミリーを撃破。
ルフィ達に新世界での再会を約束して別れた。

作者尾田栄一郎はその忙しさからアニメについては悪魔の実が原作とかぶらないかチェックするぐらいであり、ウォーターセブン編では幻獣種が未登場だったためこのような異名被りが発生してしまった。
アイスハンター編では他にも「マグマの湯に平気で浸かっていられるアツアツの実」など、後のマリンフォード頂上戦争編と比べるとすごいことになっている。




よし 更新は終わりだ
追記もしたし修正速度も上がったハズだ
明日には飛び跳ねられる

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  • 45歳
  • 懸賞金10億越え
  • 初登場がジャヤ編
  • 全世界人気投票19位
  • 犯罪者
  • 賞金首
  • 覇気使い
最終更新:2025年04月24日 15:31

*1 ゲーム作品では独自に技名が与えられていたが。