僕とロボコ

登録日:2022/05/30 Mon 00:23:17
更新日:2024/02/13 Tue 03:23:21
所要時間:約 12 分で読めます






僕とロボコの愉快な誤奉仕メイド物語、開幕!



『僕とロボコ』とは、週刊少年ジャンプで2020年31号(7月6日)より連載中の漫画である。
作者は宮崎周平。

【概要】


AI搭載の超高性能メイド型美少女ロボット「オーダーメイド(OM)」が一家に1体というレベルで普及した世界で、OMを持っていないために友達にからかわれていた小学生の少年・ボンドの元に規格外なOM・ロボコがやって来るところから始まるギャグ漫画。

パロディ色が非常に強く、メインキャラや舞台設定もほぼ『ドラえもん』のパロディで、コミックス第一巻の表紙は『ドラえもん』第一巻のパロディになっているほどである。単行本はその後も巻ごとにジャンプの系列誌の異なる作品をパロディしている。

作中でもジャンプの各作品のパロディを幅広く扱っており、『ドラゴンボール』や『スラムダンク』といった往年の名作から、『ワンピース』や『呪術廻戦』といった現行作品までその幅は広い。

著作権法においてパロディ利用の例外規定がない日本*1では、無許諾パロディは原著作者との間で著作権関連の深刻なトラブルに発展しうるため、本作ではパロディ元の作品の著者に全て承諾を取っている( 出典記事 *2。最近では、出版社の垣根を超えて原著作者の久住昌之氏の承諾のもと、『孤独のグルメ』(扶桑社)と『ドラゴンボール』をクロスオーバーさせたパロディまで行っている。

登場人物にとにかくいい人が多いのも特徴の一つで、聖人ガチゴリラを筆頭に、嫌味のないキャラクター達がキレキレのパロディと優しい世界を繰り広げる。

ロボコとしてTwitterアカウントも展開しており、漫画でたまにやるTwitter回の際には、実際にTwitterに漫画で使うツイートを投稿している。
連載から1年半くらい経過しているのに、未だにTwitterの公式マークを貰えないこともよくネタにしている。

パロディが多すぎることもありアニメ化は難しいとも言われていたが、2022年5月30日にテレビアニメ化が発表された。制作スタジオはぎゃろっぷ、監督は大地丙太郎。
テレビ東京系列で2022年12月4日から5分のショートアニメとして2023年6月まで放送。
最終回ではまさかの映画化が発表された。

バラエティ『ホンマでっか!?TV』2023年12月20日放送では、麒麟の川島から「高いレベルで現状維持」、明石家さんまから「全部読んだけど、中途半端に面白い」と絶賛?された。

【登場人物】


〇平家

  • (たいら)ロボコ
CV:松尾駿(チョコレートプラネット)/水瀬いのり(エネルギー切れ時)
平家にやって来たOM。OMは普通は美少女の姿なのだが、ロボコは丸顔で筋肉質な見た目をしている。読者からは「彼女はOM(オーダーメイド)ではなくOM(漢メイド)だろう!」と呼ばれている。特に膝のゴツさは「ナッパ」と例えられるほど屈強。あとロボコクイズと書かれた旗が膝から出てきたりする。
メイドなのに家事は全く出来ず、掃除をすれば部屋が滅茶苦茶になり、料理を頼めば「押忍!! クソ男飯!!」なるご飯に卵とケチャップとファンタを突き刺しただけの珍妙な品を出してきたりする。(実際に食べたボンドによれば意外と美味しいらしい)
返品を繰り返されていたのがトラウマになっているため、返品されそうになると恨みのあまり人間を駆逐しようとする。
そんな自分を初めて受け入れてくれたボンドへの忠誠心は高く、常にボンドのためになる事をしようと頑張っているが、たまに行き過ぎて暴走してしまう事がある。
同時にボンドが誰かを褒めると嫉妬心から暴走したり、構ってもらえないと「ロボコだけ見てよ」と重めの彼女みたいなことを言って暴走したりもする。よく考えたらずっと暴走してる気がしてきた……
家事は全然ダメだが、パワーは非常に強く、目からビーム出したり、右手を外すと現れる砲身から放つ「ロボコ砲」などの武器を持つ。あとツインテールを回転させる「ロボコプター」で空も飛ぶことができ、本気を出せば軽く世界一周できるし宇宙にも行ける。
かつては中二病みたいになって戦場に出ていたことがあり、全ての戦争をたった一日で終結させたことから「最強兵器」「終焉のロボコ」などと呼ばれ、今でもその称号を狙う戦闘ロボットたちから狙われている。が、ロボコ的にはその頃の事は黒歴史なので「兵器」と呼ばれるとキレる。
ただしエネルギーには限界があり、使い切ると大幅に弱体化するが、その代わり普段とは似ても似つかない華奢な美少女になり、家事もまあまあできるようになる。
ちなみによくパンツが丸見えになっているが、パンツにはその時のパロディネタに応じた文字が書かれている。
五条悟のガチ恋勢でもあり、悟が獄門疆に封印された事を嘆き、呪術廻戦のアニメ放送時に公開されたコラボPV(現在非公開)では獄門疆をどうにか破壊しようと全力で目ビームを発射する姿が描かれた。
あと『アオのハコ』の千夏先輩とキャラが被っていると思っており、一方的にライバル視している。
余談だが、ドラえもんにも同名のロボットが登場する話があるがロボコと違ってガチで危険な奴だった
更にアニメ版の声はチョコレートプラネットの松尾駿が担当することになり、本当に漢メイドになってしまった。
アニメ化に先駆けてフィギュア化も決定しているが、その際「メカ美少女フィギュア」と名前を伏せて告知され、何も知らないオタクを困惑させた。無論、肩と膝が合金製になっている。

CV:津田美波
主人公。のび太ポジ。
平家は今時珍しくOMのいない家だったが、ガチゴリラとモツオが変に優しくなるので意を決してママに頼み込み、OMを買ってもらう事になった。
美少女ロボとの生活を期待していたが、やって来たのが何もできないロボコだったため、最初は拒絶してしまったが、トラックに轢かれそうになったのを助けてもらった(ロボコはトラックに激突されたが逆にトラックがぶっ壊れた)事で反省し、ロボコを受け入れた。
基本はツッコミ役だが、ジャンプが好きすぎるあまり合併号で空きができると調子を崩してポンコツ化するという特徴があり、その時はやらかさないようにガチゴリラとモツオが必死のフォローに入る。回を重ねるごとに症状が悪化しており、合併号が嫌すぎるあまりジャンプの存在そのものを忘れようと記憶障害まで起こすようになった。
親友であるガチゴリラとモツオのあまりの優しさに「ボク何か返せてるかなぁ」と言ったりもするが、実は転校してきたばかりの時、クラスメイトからの心ない言葉で傷つき荒れていた二人の心を救ったことがあり、二人がボンドの事を大好きなのはそれが理由だったりする。

  • ママ
CV:三石琴乃
ボンドの母親。ドラえもんに当てはめた場合のポジションも同様だが、何の因果か中の人まで同じ。
何故か料理中でもないのに常に包丁を持っており、まともな事を言っていても常に包丁をかざしているのでギャップが凄まじい。
包丁はたまにベンズナイフになったり日輪刀になったり鎧の魔槍になったりする。
To LOVEるな空気を許さず、ボンドが美少女モードのロボコにドギマギしていたりするとエッチな感じを察知して部屋に突撃してくる。
最初は「小学生はあやかしトライアングルまで」という方針だったが、話が進むにつれあやトラからもダークネスな空気が出てきたため、あやトラもアウトになった。なお、その後しばらくしてあやトラは溢れ出るダークネスを抑えられず「ジャンプ+」に移籍となった。
実はめちゃくちゃ強く、東の海に暇つぶしに来た世界最強の剣士のようにチャチなナイフで戦闘ロボットを圧倒する。

  • ニョンタ
ロボコが拾ってきたライオンっぽい猫(?)のような謎の生き物。二足歩行。普段はニョンニョン鳴いているが本気を出すと喋れるし、ライオンの姿に変身する。
最初はビームを出すロボコに怯えていたが、近所の猫に襲われたのを助けてもらったことで懐いた。しかし主人として認めたというより手のかかる妹みたいに思っており、家事がダメダメなロボコに代わって掃除や洗濯などを行い、ロボコが自分でやれるようにならないと捨てられてしまうと心を鬼にしようとするが、つい甘やかしてしまうというどっちが主人だか分からないことになっている。
第140話「故郷とニョンタ」(単行本15巻に収録)で、ニョンタがサバンナ*3生まれだったことと、実は猫ではなくライオンだったことが明らかにされた。

〇我知家

CV:置鮎龍太郎
ボンドの親友その1。ジャイアンポジ。名前は恐らくブタゴリラモチーフ。
ガチゴリラはフルネームで、「我知(がち)」が苗字。ゴリラも本名。顔もゴリラ顔。
顔や笑い方はどう見ても悪童だが、中身はいい奴すぎる超聖人。自分が悪役になる事も気にしないため誤解を受ける事も多いが、浦原を始めとして徐々に女子にその優しさを知られていき、モテ期が来始めている。なお、ボンドは唯一のモテない仲間だったガチゴリラまでそっち側に行ってしまった事で情緒不安定になった。
実家は動物病院で、五人兄弟の長男。家の事も良く手伝い、弟妹たちとの時間も大切にしているため、家族みんなから慕われている。
ロボコの事は普通に可愛いと思っており、それを隠す様子もないが、ロボコはガチゴリラに対してだけはツンデレ(ツン多め)な態度なため、大抵扱いが悪い。
実はU-12 野球日本代表でもあり、ライバルと全国での再戦を誓ったり、少年に勇気を与えるためにホームランを打つ約束をしたりしている。

  • 我知(がち)ルリ
ガチゴリラの妹。漫画家志望で、10歳にして手塚賞の佳作を受賞した天才。
元ネタ的にジャイ子的な容姿を想像してしまうが、実際は兄と似ても似つかない超美少女。ただし力だけは兄と同様、ゴリラ相応にある。
ボンドに憧れており、バレンタインにもチョコや手編みのマフラーを渡しているが、照れて義理という事にしてしまうため、ボンドには全く伝わっていない。
ロボコをモテの師匠と仰いでいるが、同時に漫画においてはロボコをアシスタントにしており、普段は師匠と呼んでいるが、漫画関係の時は「ロボコ君」「ルリ先生」と呼び合っている。
なお、ロボコが描く漫画はだいたいパクリクソ漫画である。そんなんでも許可が必要になるため担当は苦労しているらしい。


〇金尾家

  • 金尾(かねお)モツオ
CV:武内駿輔
ボンドの親友その2。スネ夫ポジ。
超金持ちだが、実はそれ故に習い事や会食などのスケジュールに忙殺されており、それを更に切り詰めることで何とかボンドたちと遊ぶ時間を作り出している苦労人。
更に、本当は海外の小学校に行くはずだったが、全国模試で1位を取っている間は今の小学校に通っていいという約束を父と交わしているため、ボンドとガチゴリラと一緒に卒業したい一心で勉強にも励んでいる。
しかし、それでも自由を許されているのは小学生の間だけで、中学からは海外に行くことが決まっている。
ボンドとガチゴリラがそれを知ってしまえば、二人が気を遣って一緒にいられる時間が減ってしまうかもしれないと考え、その事は全く明かしておらず、悟られもしないように振る舞っているが、流石に疲れを隠しきれない時もあり、そんな時は二人もモツオに無理をさせずにのんびり昼寝したりしている。
バミューダ町イケメン金持ち小学生グループ「バミュ4」の一人でもあり、めちゃくちゃモテるしバレンタインには大量のチョコを貰うが、全然もらえないボンドとガチゴリラから嫉妬され、その日ばかりは普段の優しさがどっか行って徳が低くなってしまう二人の醜態を見せられる辛いイベントと化してしまっている。
しかし後にガチゴリラにもモテ期が来てボンドも円ちゅわんとルリから貰えるようになったため、最近はマシになった。
なお、バレンタインにもらった大量のチョコはホワイトデーまでに全て食べて激太りし、チョコをくれた女子へのお返しを個別に用意して一日で全て渡しきる激務でガリガリになるという事を毎年繰り返しているらしい。

  • メイコ
CV:平塚紗依
モツオのOM。可愛すぎるためボンドは常にデレデレしており、ロボコの嫉妬を買っている。
家事に関してはロボコとは比較にならないほど優秀だが、メイコの方も家では多忙さからあまり笑わないモツオをいつも笑顔にするロボコに憧れを抱いており、何だかんだでいい友達だったりする。

〇クラスメイト

  • (まどか)ちゅわ〜ん
CVM・A・O
ボンドのクラスのアイドル的存在で憧れの美少女。しずかちゃんポジ。ボンドからは「円ちゅわん」と呼ばれる。公式のキャラページも「円ちゅわ〜ん」になっている
かつては「ボドゲの女王 マッド」とも呼ばれた凄腕のボードゲーマーで、ロボコとは将棋で千日手となった事から実力を認め合い、親友となった。
美少女だが顔芸要員でもあり、円ちゅわんが気合いを入れると尋常ではない変貌を遂げる。
ボードゲームなら勝負師の顔に、お化けの話題になると恐怖漫画の顔に、釣りをする時は釣りキチの顔に……といった感じ。変顔とかいう次元ではなく、正真正銘のイカツイおっさんと化し、体格すら変わってしまう。
なお、本人はその変貌ぶりをまるっきり自覚していない。
ボンドたちと一緒にキャンプしたのをきっかけにボンドに好意を持つようになり、デートしたりバレンタインにチョコを贈ったりとラブコメ的展開を繰り広げている。
読モをやっているが実は将棋のプロ棋士が夢で、母にボードゲームを禁止されていたことから認めてもらえないと思い、その事を隠していたが、ボンドの説得で母に正直に話したところあっさり認めてもらえた。
そもそもボードゲームを禁止されていたのは、一日中パソコンから離れなかったため流石に見かねたのが原因であった。

ガチゴリラに好意を持つ女子。
どうにかガチ君に近付きたいと思っているが、常にボンドと一緒にいるため全然近づけず、自分を差し置いてガチゴリラとラブコメイベントを起こすため当初はボンドを疎ましく思っていた。
オカルト趣味があり、それが高じて黒魔術も習得しているため、ガチゴリラが子供を庇って車に牽かれ魂だけの状態になってしまった時には死者蘇生の儀式まで行った。ちなみに儀式には口づけが必要だったがそれもボンドに奪われた。
ガチゴリラにモテ期が来たことで焦り始め、黒魔術で惚れ薬を作る事や、誰かに取られる前にガチゴリラをカエルに変える事まで真剣に検討し始めているが、何だかんだでガチゴリラと一番関係が近い女子はアカネであることは間違いない。

  • モテ杉シュン
超天才子役で、仕事で学校になかなか来れないのに全教科満点でスポーツ万能な完璧超人。出木杉くんポジ。
母親が厳しく、ゲームや漫画は禁止、おやつは牛乳とフルーツ以外は認可されないと窮屈な生活を強いられており、学校でも気を遣われてばかりで遊んでくれる友人もおらず寂しい思いをしていた。
そんな時にボンドに声をかけてもらい、初めて漫画を読んだり(最初に読む漫画が呪術廻戦だとショックで命を落としかねないというロボコとボンドの審議の末、マグちゃんから読むべきという結論に至った)、
ガチゴリラやモツオも交えて遊んだりする内にみんなと友達になった。
のは良かったのだが、初めての友達であるボンドとの友情に完全に舞い上がってしまい、異常な友情表現を繰り返す変態になってしまった。しかしボンドは別に気にしていない。いい奴すぎる…

  • 三船千鶴
転校生。心が読める超能力者。名前の由来はおそらく、実在した超能力者である御船千鶴子だと思われる。
その能力から、心を許した相手に内心で悪く思われることを恐れ、友達を作らないようにしていたが、バミューダ小はで全く裏表のないボンド、顔は悪童なのに内心は優しすぎるガチゴリラとモツオといういい奴らと友達になることが出来た。
ちなみにロボコの思考は誰よりもうるさいらしく、気を抜くとロボコの妄想に取り込まれてしまい、だんだん精神を汚染されつつある。
あとモテ杉のボンドに対するヤバすぎる思考も全て流れ込んでくるため、仙水の思考に怯えていた室田のような恐怖を感じている。
しかし初めての友達のボンドにどう接すればいいか悩んでいるところには共感し、フォローしてあげたのだが、それによって懐かれてしまい、自分に対するヤバい思考も流れてくるようになったためちょっと後悔している。


〇その他の人物

  • 芹澤岳
ネイチャーライター。髭面の禿げたオッサンという風貌だがまだ二十歳。
自然を愛し、巷で噂のOMにはあまりいい感情を持っていなかったが、ロボコプターで秘境にやって来たロボコ達に熊に襲われたところを助けられ、考えを改めた。
その後はロボコ達と親しくなったため、キャンプをする際には何かと世話を焼いてくれたりするいい人。

  • 2年目
ジャンプの編集者でルリの担当。入社1年目から2年目くらい仕事ができたので2年目と呼ばれている入社4年目。
ロボコの持ち込みの際も担当していたが、ボンドに怒られてロボコがパクリクソ漫画の持ち込みを取り止めたため、それを自分の名前で出そうとして盗作がバレ、集英社の地下労働施設送りとなった。
その後は胸に「5・6」という焼き印を押され「合併号」と呼ばれている。

  • ミリー
ロボコの戦場時代の後輩。現在はロボットだけの世界を目指し人類滅亡を目論む組織「EDEN」に所属している。
一人称が「我」で「戦う事でしか生を実感できない」とか言っちゃってた頃のロボコに憧れていたため、メイドになってしまったロボコの目を覚まし、組織に加入してもらおうと度々現れる。
ロボコの力の秘密は「カワイイ」にあると勘違いしており、ファッションなどを磨いてロボコの「カワイイ」に追いつこうと日々努力している。

  • ケンコバ先生
CV:ケンドーコバヤシ
『99人の壁』(フジテレビ)の企画でクイズ対決に勝利したことで教師としてゲスト出演したケンドーコバヤシ。
1話だけかと思ったら担任に収まり、その後も普通に出てくる。
アニメ版で本人が演じることになった

【余談】


作者の宮崎氏は過去にもジャンプで読み切りを数回掲載している。
その中には『隣の席の珍子ちゃん』の「珍子ちゃん」という本作のロボコの原型となるキャラがおり、以後の作品でも珍子ちゃん系列のキャラを毎回のように出していた。

しかし率直に言って読者からの評判はあまり良くなく、「ブサい搔き回しキャラが好き放題やるだけの作品」と見られることが多かった。
そんな訳で本作の前評判はかなり低めの部類であり、同期の4作の新連載の中で真っ先に打ち切りだろう、という評価も割と見られた。
実際、少年ジャンプ編集部でも本作に至るまでは、連載会議に30回近く落とされ続けるという結果があったという。

だが、「僕のマンガは珍子ちゃんを出すのが一番面白くなる」とその姿勢は頑なに守りつつも、本作は連載するにあたって「好き勝手するウザいキャラ」からの逸脱を図るためにロボコを「主人公を助けるために色々するキャラ」として設定し、大幅な印象の刷新に成功した。
度々指摘されていた画力の低さも、『約束のネバーランド』のスピンオフギャグ漫画『お約束のネバーランド』を経験した際に「他の人の漫画を借りるのだから最低限ちゃんと描けなきゃ」とようやく本腰を入れて練習をしたことでかなり向上しており、本作のパロディ描写にも大いに活かされている。


追記・修正はOMを入手してからお願いします。

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最終更新:2024年02月13日 03:23

*1 アメリカやフランスなどではパロディの無許諾利用が著作権法で認められている。ただし、度を越したエログロなどのパロディはこれらの国でも認められないようである。

*2 原著作者に無許諾でパロディを行い、作品そのものが永久封印された事例として「3年B組一八先生」の項目を参照。

*3 ニョンタの故郷の風景はアフリカのサバンナのように見えるが、作中では具体的な地域名は特に明示されていない。ライオンはインドなど、アフリカ以外にも広く分布している。