登録日:2025/04/30 Wed 00:08:40
更新日:2025/10/17 Fri 18:13:22
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究極の異形の姿に変貌していた。
かつて崇められた神が魂を失い、その姿を取り戻した。
《
堕チシ八叉ノ蛇神》とは、
TCG「
デュエル・マスターズ」のカード。
DM25-RP1「王道W 第1弾 邪神vs邪神〜ソウル・オブ・ジ・アビス〜」に収録されたクリーチャーである。
レアリティはスーパーレア。
解説
| 堕チシ八叉ノ蛇神 SR 闇/火/自然文明 (4) |
| G-NEOクリーチャー:デーモン・コマンド/アビスロイヤル 6000 |
| G-NEO進化:闇、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。 |
| マッハファイター |
| W・ブレイカー |
| 自分のクリーチャーが出たターンに攻撃する時、次のうちいずれか1つを選ぶ。 |
| ▶︎相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。 |
| ▶︎このクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクする。 |
王道Wから実装された新たな
キーワード能力「G-NEO進化」を搭載したG-NEOクリーチャーの1体。
これは召喚時に任意で
進化もできる従来のNEO進化の特徴に加え、進化元のカードを引き換えにした除去耐性も併せ持つ能力である。
戦況に応じて通常のクリーチャーか除去耐性付きの進化クリーチャーかを選んで召喚でき、NEO進化以上に進化で出すメリットの大きい能力だが、ことヴリドガルドの場合はどちらの召喚方法でも活かせる性能となっている。
主な能力は、味方クリーチャー全体に対する出たターン限定のアタックトリガー付与。
相手の手札1枚に対するランダムな
ハンデスか、シールド1枚を追加でブレイクするかを選んで発動できる。
闇文明と火文明らしい攻撃的な能力であり、前者なら相手に対する単純なリソース削りとして、後者なら味方クリーチャー達の打点の底上げとして機能する。
この付与能力はヴリドガルド自身にも適用され、進化クリーチャーとして召喚すれば召喚酔いを無視できるのは勿論、マッハファイターで場に出て直ぐ相手クリーチャーを殴れるので、進化せずともアタックトリガーを活かせるメリットがある。
即行でアタックトリガーを発動したければ通常の召喚からマッハファイターによる攻撃を、味方クリーチャーの展開も見込んで場に据えさせたいなら進化クリーチャーとして除去耐性も付けて召喚を、と臨機応変に対応できる。
ただし、ヴリドガルド自身はコスト論的に破格とはいえ基礎パワー6000の2打点しかなく、そこまでのスペックでないため過信は禁物。
打点の底上げも含め、複数展開するデッキでこそ活きるクリーチャーと言える。
特にアタックトリガーの付与は重複するため、ヴリドガルド自体を並べれば効果も跳ね上がっていく。
最大の特徴は何と言っても、闇文明を代表する
種族の
デーモン・コマンドとアビスロイヤルを併せ持つ点。
デーモン・コマンドはともかく、
アビスが超化獣やフュージョナーといった
特殊種族でない一般種族と複合するのは極めて稀である。
これらの種族によって得られるサポートは非常に豊富で、《
カオス・チャージャー》によるサーチや
アビス・メクレイドからの展開等々、枚挙に事欠かない。
文明で見ても、デーモン・コマンドなら元より存在する闇文明としての膨大なカードプールを中心に闇/火/自然の魔誕クリーチャーも続々登場し、アビスなら闇と自然が元から豊富な所に火文明のルージュアビスが新規追加されているため、デッキ構築には困らない。
更には
コマンド持ちとしての一面もあり、侵略元としての活路も見出せる。
アビスやデーモン・コマンドを初めとして、様々なデッキで活躍できるポテンシャルを秘めた1枚となっている。
派生カード
| 究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド OR 闇/火/自然文明 (5) |
| G-NEOクリーチャー:デーモン・コマンド/アビスロイヤル 7000 |
| G-NEO進化:闇、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、NEO進化クリーチャーとして扱い、離れる時、かわりに下のカードすべてが離れる) |
| 超魂レイド(このクリーチャーが出た時、山札の上から3枚を表向きにする。その中からこのクリーチャーの進化元になれるカードを1枚、この下に置いてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く) |
| マッハファイター |
| スレイヤー |
| W・ブレイカー |
| カードが自分のクリーチャーの下を離れた時、相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。その後、このクリーチャーはシールドを1つブレイクしてもよい。 |
王道W第2弾にて、ORとして早くも再登場したウリドガルドの姿。
前弾で登場した《 至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》と対比してか、名前に《ジャシン》の表記が復活している他、パワーだけでなくコストまで同数となっている。
新たに登場した超魂レイドを持っており、進化元を用意していなくともデッキから直接用意することが可能。
超魂Xと組み合わせる事で状況に応じた進化元をある程度自在にセットすることが可能である。
超魂レイドの登場時点で、G-NEOクリーチャーで超魂レイドを持つのはこのクリーチャーだけであり、そういう意味でも特異。
自軍クリーチャーの進化元が離れる度にセルフハンデスとプレイヤー一人を対象とするブレイクを放つ事が出来、疑似的な追加ブレイクとして扱ったり暴発や自分ターン中にSTやGSを使う事で相手の追撃を阻止したりも出来る。
| 究極の蛇神 ヴリドガルド R 闇文明 (3) |
| NEOクリーチャー:デーモン・コマンド/アビスロイヤル 6000 |
| D・D・D[闇(2)](自分のクリーチャーが攻撃する時、このカードを[闇(2)]支払って自分の手札から実行してもよい) |
| NEO進化:水、闇、または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う) |
| W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) |
| このクリーチャーの攻撃の終わりに、これが進化クリーチャーでなければ、このクリーチャーを破壊する。 |
《至高の邪神 アビスベル》と共にコロコロ付録デッキの切り札として登場した新たなウリドガルド。
王道W第3弾からの新能力「D・D・D」によって1軽減して出せるが、進化クリーチャーとして出さないと自壊してしまうデメリット持ち。
適当な1コストクリーチャーの攻撃時に進化させて打点を増やしつつ殴ったり、進化させずに出して頭数を増やすNEOクリーチャーならではの柔軟性のある使い方が可能。
なお、ヴリドガルドは魔誕陣営の所謂
デアリカラーに属するクリーチャーだが、このカードに限ってはアビスをテーマにしたデッキに収録された都合なのか、進化元の参照先がアビス陣営の色であるクローシスとなっている。
関連カード
| アビスベル=ジャシン帝 OR 闇文明 (4) |
| クリーチャー:アビスロイヤル 7000 |
| ブロッカー |
| W・ブレイカー |
| 自分の墓地にあるアビス・クリーチャーに「アビスラッシュ」を与える。(「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、そのクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる) |
| このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の手札を2枚捨ててもよい。 |
| 自分の墓地にあるクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。 |
ヴリドガルドのアビスロイヤルとしての前身。
背景ストーリー的にはヴリドガルドの肉体の元々の持ち主であり、実際、その頭頂部には
ジャシン帝の頭がそのままくっついている。
ただしジャシンの肉体という点については、ヴリドガルドのシークレット版の
フレーバーテキストに『
かつて崇められた神が魂を失い、その姿を取り戻した。』という気になる一文が書かれている。
本来の姿でもあるかのような書き方に加え、アビスロイヤルの「己の性質に似た物へ取り憑く事で実体化する」という設定も考えるに、
元々はジャシンの魂に憑依されていた別個のクリーチャーだったのではないかとする疑惑も上がっているが…?
カード性能でヴリドガルドと比較すると、コストと打点が一致している他、基礎パワーも1000の差こそあるものの近い値となっている。
また、手札2枚と引き換えの除去耐性はG-NEO進化の進化元を用いた耐性で再現されており、能力的にはジャシン帝がベースにある事が窺える。
ジャシン同士なだけあってカードとしての相性も良く、アビスラッシュの付与で展開したアビス・クリーチャー達からヴリドガルドのアタックトリガー付与が手広く活用できる。
| 悪魔世界ワルドバロム OR 光/水/闇/火/自然文明 (8) |
| 進化クリーチャー:デーモン・コマンド 15000 |
| 超無限進化:デーモン・コマンド・クリーチャー1体以上の上に置く。 |
| ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) |
| このクリーチャーが出た時、3枚以上のカードの上に進化していれば、相手は自身の手札をすべて捨てる。5枚以上のカードの上に進化していれば、次の自分のターンのはじめまで、相手のマナゾーンにあるすべてのカードのマナの数字を0にする。 |
| このクリーチャーが攻撃する時、文明を1つ選び、その文明を持つ相手のエレメントをすべて破壊する。 |
ヴリドガルドのデーモン・コマンドとしての前身。
その体はワルドバロムのものでもあったのだが、魂が抜けた後に大きく変貌を遂げた事もあってか、ワルドバロムとしての面影は殆ど残っていない。
一応、腕と脚がそれぞれ四本ずつ生えていたワルドバロムの特徴は八本のタコ足として受け継がれている。
カード性能でヴリドガルドと比較すると、こちらはジャシンの要素と足し合わせたような形で能力に落とし込まれている。
5色レインボーのワルドバロムから水文明と光文明が失われてヴリドガルドでは3色になっており、元々は闇単色だったジャシンと文明を折衷した形になっている。
召喚時に進化するか否かを切り替えられるG-NEOクリーチャーである点も、進化クリーチャーのワルドバロムと通常のクリーチャーのジャシンの要素を兼ね備えていると言えよう。
カードとしての相性はあまり高くなく、デーモン・コマンドのヴリドガルドならワルドバロムの進化元にも成り得るが、G-NEO進化で進化元の数を稼げる点を加味してもわざわざ進化させる意義は薄い。
深淵の邪神であるアビスベルと蛇神の様相を持つヴリドガルド。
超獣世界の命運を左右する戦いが、今まさに始まろうとしていた……。
| 邪神か、蛇神か UC 火文明 (1) |
| 呪文 |
| G・ストライク(このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
| 自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選ぶ。その2体をバトルさせる。 |
ナルガロッチと同じ弾に収録された呪文。
イラストではカード名にもある通り、アビスベルとヴリドガルドの2体が相対する様子が描かれている。
効果も自分と相手のクリーチャーをそれぞれ1体ずつ選んでバトルさせるというもので、2体のジャシンが戦う様を体現した呪文となっている。
| 邪神vs邪神 R 闇/火文明 (6) |
| 呪文 |
| コスト8以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地から出す。 その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。 |
コロコロコミックの付録カードとして収録された
リアニメイト呪文。
効果に関しては蘇生できる対象がアビス限定という寂しい仕様であり、強制バトル効果を加味しても厳しいと言わざるを得ないものだが、注目すべきはそのイラスト。
中央の線を区切りとして横顔アップで向かい合うアビスベルとヴリドガルド、という明らかに
某映画を意識した構図となっており、プレイヤーの笑いを誘った。
また、ジャシン同士の魂と肉体の対決というある意味一人相撲な戦いをネタにして
勝手に戦え!とも。
| 虚ト成リシ古ノ蛇神ノ咆哮 C 火文明 (2) |
| 呪文 |
| S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい) |
| 自分の手札を1枚捨てる。その後、次のうちいずれか1つを選ぶ。 |
| ▶カードを2枚引く。 |
| ▶相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
王道W第2弾にて収録されたヴリドガルドの名を冠する呪文。
効果は《勇愛の天秤》に限りなく近く、二つ目の火力効果が2000までだったあちらから9000へと大幅に跳ね上がった。
ただし発動コストとして手札を1枚捨てる事が強制になっており、ドロー効果に関しては結果的に同じ枚数の手札交換となるが、火力効果の方でも必ず手札を捨てなければならず、一概に上位互換とも言えない調整の妙が光る性能となっている。
背景ストーリー
そうして魂を失い、抜け殻となったジャシンの肉体は動きを止めるはずだったが、なんと
独りでに動き出して異形の姿へと変貌を遂げ始めた。
やがて現れたのは、タコのようであり八つの頭を持つ蛇のようでもある究極の異形、その名も《
堕チシ八叉ノ蛇神》!
変貌を終えたヴリドガルドは止まらぬ飢えを満たすかの如く、本能のままに
超獣世界を破壊し始めた。
更には
デーモン・コマンドを筆頭とする魔誕の勢力も、ワルドバロムの時と変わらずヴリドガルドに付き従い、目的を同じくする者として破壊に加わった。
ヴリドガルドの破壊本能が向かう先はそこに生きる生命も例外でなく、八本の手足は破壊する片手間で、その先を大きな口のように開くと、超獣たちを次々と貪っていった。
もはや超獣世界はヴリドガルドの餌場と化しており、ゴルファウンデーションすらも覚悟を固める中、アビスベルがその前に立ちはだかる。
破壊の妄執に囚われたヴリドガルドにとって、かつての自身の精神だろうと破壊の妨げとなれば等しく破壊の対象であった。
それはジャシンの精神にとっても同様であり、魂のまま至高の領域へと至った《 至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》として、自身の許可なく世界を破壊しようとするヴリドガルドの排除に掛かる。
かくしてここに「究極の蛇神」対「至高の邪神」という、超獣世界の命運を左右する戦いの火蓋が切って落とされた……!
アビスベルは自身の体内から白い刀身の剣を生み出すと、ヴリドガルドの手足を切り落としていく。
しかし、切り落としたはずの手足は再生し、逆にアビスベルの方がダメージを負い続けるのだった。
手足を相手にしても意味がない事を悟ったアビスベルは、ヴリドガルドの本体を攻めるべく動きを観察し、本体に向けて白き刀身の剣を振りかぶった!
本体を狙うアビスベルのスピードに、本能のまま暴れるヴリドガルドの手足では追いつくことができず、白き刀身が本体を貫く。
結果、ヴリドガルドの体は一瞬でチリとなって手足だけが残り、それぞれが意思を持った生き物のように動き出すと散り散りに逃げて行った。
その姿はまさしく蛇のようだった。
かくして本体を失ったヴリドガルドだったが、事の元凶たる暗黒剣には別の目論見があった。
それは三種の神器を集めて
ヴリドガルド完全体を生み出す事にあり、暗黒剣にとってはワルドバロムの魔誕さえも最終計画の一部でしかなかったのだ。
そして暗躍の末、夜の四天王が極めた喜怒哀楽と《
死神覇王 ブラックXENARCH》が抱いた凶怖の感情を糧として、五種のマナを統合した暗黒剣は三種の神器のひとつ「剣」となった。
剣、勾玉、鏡。三種の神器が集い、ヴリドガルドが完全体に生まれ変わろうとしていた…。
メディアでの活躍
漫画『
デュエル・マスターズ WIN』にて忌神サバトが使用。
突如として
ロケットでデュエマ世界大会の会場に撃ち込まれたかと思いきや、
1万人に分裂したサバトが使役、触手を実体化させて世界大会の参加者である1万人のデュエリストとそれぞれの分身がデュエルを開始した。
超魂レイドにより同じデッキ、同じカードであるにも関わらず対戦相手に応じて違う能力を発揮し、デュエリスト達を次々と倒し、ウィンとソルジャーカイザのタッグをも苦しめる。
カイザの繰り出すボルシャックや、それに触発されたウィンの猛攻で倒されるも、その残骸は倒した者を吸収する呪いを仕掛けていた。
その呪いでカイザを飲み込んだ後は巨大な繭に変貌。これに背景ストーリー同様「月の3種の神器(勾玉・鏡・剣)」を捧げることによりヴリドガルドを完全体へと覚醒させ、ウィン編世界を「第2の月」に変貌させるのが月軍の目的だった。
備考
5柱目のオリジン・ゴッド疑惑
ヴリドガルドが
アビスベル=ジャシン帝の肉体である事は上記で説明した通りだが、かねてよりの考察として「ジャシン帝はアビスベルに憑依したものではないか?」というものがある。
これは「○○=△△:○には憑依先の依代が、△には自らの名が入る」というアビスロイヤルの命名規則から見出されたもの。もしこれが正しかった場合、そのアビスベルとは他ならぬこのヴリドガルドということになる。
現にヴリドガルドには「魂が抜け出たことで姿形や名を取り戻した」という文章が散見される。
ここから派生して、
「ヴリドガルドは元々オリジンが崇めていた神の1柱なのでは?」という考察も見受けられる。
デュエキングMAX2022収録の《魔天降臨》のFTでは
神帝、
神王、
創世神、
起源神に次ぐ5体目のオリジン・ゴッドの存在が示唆されており、当時1枚だけカード化されていなかった正体不明の神がヴリドガルドなのではないか、という考察である。
実際、ヴリドガルドがかつて神として崇められていた事や、王道Wにおける邪神vs邪神の構図がFTの内容にそのまま当てはまる事など、繋がる点は多い。
こじつけにはなるが、WIN編最初のパックである「
ゴッド・オブ・アビス」というパック名も、ジャシン帝ではなくアビスに堕ちたオリジンのゴッドたるヴリドガルドを指していたと捉えられないこともない。
他にもGoA以降のシリーズでは、直接的あるいは間接的にオリジンとそのゴッドを連想させる要素が数多く存在し、
等々。
果たしてヴリドガルドとは何者なのか、続報に期待したいところ。
シークレット版イラスト
《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》のシークレット版イラストでは、
基本セット時代の超獣世界にヴリドガルドが迫りくる様子を古代の壁画風に描いた内容となっている。
そこには、
- 下部が切断された《無敵城 シルヴァー・グローリー》(中央左上)
- ヴリドガルドに向けて大砲を打つ火山要塞ヴァル(中央左下)
- 中枢の塔がボッキリ折れた《完全水中要塞 アカシック3》(フォートレスの右斜め上)
またしても燃え盛るフィオナの森(フォートレスの左横)
他にも基本セット~
聖拳編時代の懐かしのクリーチャー達が各所に描かれている。
イラストを手掛けた百瀬寿氏がSNSにて公開した全体像では、カードだとテキストに隠れて見えなかった部分も鮮明に確認でき、より多くのクリーチャーを見られる。
確認できるクリーチャーは以下の通り。
余談
- カード名の元ネタは、世界各地の神話に登場する蛇の神のごった煮。
それぞれの蛇神をモチーフとした既存のクリーチャーも何枚かいるため、併せて記述する。
- 背景ストーリーにおいてヴリドガルド自身が「究極の異形」とも呼ばれている事、敵対関係にある《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》が「至高」の名を冠している事から、料理漫画『美味しんぼ』で繰り広げられた「究極のメニュー」と「至高のメニュー」の親子対決のパロディと考えられる。
しかし、ヴリドガルドにあたる「究極」担当は主人公サイドの山岡士郎が受け持っており、対するジャシンの「至高」担当は士郎の父親にしてライバルの海原雄山の受け持ちという、元ネタのポジションとは真逆の構図になっている。
主役相当のクリーチャーでありながら、これまでヴィランやラスボスっぽいと評されてきたジャシンらしいと言えばらしいが…
追記・修正は切り刻まれた身体が他人に乗っ取られて解放された後に蠢き出してからお願いします。
- 見た目がキモカッコ良すぎるカード。色々可能性は感じるから、はやく新弾の強化もらって使いたいね -- 名無しさん (2025-04-30 01:06:30)
- デーモンコマンドはワルドバロムだった頃の名残なんだろうけど、同じ八岐大蛇モチーフの神帝にもデーモンコマンドが生えたスヴァがいるし、名前も「しんてい」と「じゃ“しんてい”」で妙に被ってるのが変な考察のネタになりそう -- 名無しさん (2025-04-30 07:27:52)
- やっぱりオリジンが関与してそうだな…というかオリジンが呼び出した5番目の神はひょっとしてジャシンの依り代にされたから顕現出来なかった? -- 名無しさん (2025-04-30 12:46:55)
- 魂vs肉体ファイッ! 勝手に戦え過ぎる… -- 名無しさん (2025-04-30 20:26:56)
- これから闇/火/自然文明はさしずめ「魔誕カラー」とでも呼ばれるようになるのだろうか……? -- 名無しさん (2025-05-02 21:20:16)
最終更新:2025年10月17日 18:13