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美食戦隊薔薇野郎

登録日:2026/07/04 Sat 14:20:30
更新日:2026/08/22 Sat 16:31:29
所要時間:約 26 分で読めます







史上最狂の、激うまバトルゲーム。



美食戦隊薔薇野郎は、世界で愛される稀代のバカゲーベルトスクロールアクションゲームである。
タイトルは「ぐるめせんたいばらやろう」と読む。テストに出るので覚えよう。






【素薔薇しい概要】

プラットフォーム


ヴァージン・インタラクティブ・エンターテインメント株式会社*1から1995年にスーパーファミコン向けに発売された作品がおおもと。
そしてそのマッスルな画風とシュールすぎる世界観にピンと来た人もいるだろうが、制作はあの『超兄貴』を世に送り出してしまっWINDS
しかも企画担当は『ケツイ』のキャラデザインなどで知られる斉藤智晴という色んな意味で豪華な布陣である。

紆余曲折あって権利が他の会社に拾われた後、2019年7月に"Gourmet Warriors"としてSteamで配信され、2023年8月にはNintendo SwitchPlayStation 4Xbox One向けにも展開されている。
こんな げーむを かいがいに ひろめちゃって どーすんの

遊び方

プレイヤーキャラを操作して、全部で5つのステージをクリアすることを目指す。2人同時プレイ可能。
ステージの途中でプレイヤーキャラがやられてしまったら、タイトル画面で"CONTINUE"を選択することでそのステージの最初からやり直すことができる。

タイトル画面で"OPTION"を選ぶとキーコンフィグ*2および難易度設定が可能。
難易度は「ヌルい」「ふつう」「アツい」の3種類がある。
難易度設定による特徴は以下の通り。ちなみにエンディングも各難易度でそれぞれ違うのでぜひ確かめてみよう!
  • ヌルい
    • 敵キャラの行動パターンが攻撃的でない(気がする)
    • 一部の敵キャラが出現しない
  • ふつう
    • 敵キャラの行動パターンがまあまあ攻撃的になる(気がする)
    • この難易度からすべての敵キャラが出現する
  • アツい
    • 敵キャラの行動パターンが攻撃的、かつ積極的に後ろに回り込もうとするなどさらに賢くなる(気がする)
    • 1人プレイで開始した場合、途中参加での2人プレイができない
    • CONTINUE不可。やられてしまったら必ずステージ1からやり直しになる
    • 一部のステージでBGMが変化する



【素薔薇しいストーリー】

西暦20XX年、第三次世界大戦の核の炎を奇跡的に生き延びた魔天都市ゼウス

だがゼウスでは己の力と強化食品「プロテイン」がなければ生き延びられない状況のもと、悪の秘密組織「バース」が猛威を振るっていた。

バースの猖獗を重く見たゼウス首脳部は、二人の科学者を呼び出し、最強の肉体と科学装甲を備えた兵士を生み出すことを命じる。
そして三人の超兵士「爆発男爵ぼんぢゅ~る」「爆発貴婦人まどもあぜる」「大爆獣とれびあ~ん」が誕生したのだ!

……彼らのあまりにきらびやかな勇姿を目の当たりにしたゼウス首脳部は、顔面蒼白のまま「薔薇野郎」とつぶやいたという。

それはともかく薔薇野郎たちは出撃した。
進め!薔薇野郎!悪を倒せ!世界の平和を守れ!!



【素薔薇しいキャラクター】

爆発男爵ぼんぢゅ~る



元・闇ボクシングチャンピオン
身長:192cm
体重:96kg
好きな食べ物:肉
  • 略歴
バースに親友とのデスマッチを仕組まれ、友を昏睡状態に陥らせてしまう。
絶望の淵にいたところを博士に拾われ、爆発男爵となる。
  • 性能
パワータイプ。とりわけ、投げ技の威力には目を見張るものがある。
移動速度は遅いが、ダッシュ移動が自由にできるシステムなのであまり気にならない。
好きな食べ物を集めやすいことも加点要素。
ボクサーだったはずなのにプロレス技ばかり使っているが気にしてはいけない。改造時に転向したんだろうか。

爆発貴婦人まどもあぜる



有羽人種フェアリーの女王
身長:144cm
体重:ヒミツ
血液型:A型
誕生日:12月26日
好きな食べ物:激辛食品
  • 略歴
一族はバースのフェアリー狩りにより絶滅の危機に追い込まれていた。
そのとき、博士にバース壊滅を諭され、爆発貴婦人となる。
  • 性能
バランスタイプ。攻撃力も移動速度も他二者の中間くらい。
投げ技の巻き込み性能が非常に高く、プレス攻撃を繰り出しやすい。
一方で、好きな食べ物を集めるための戦略性を求められる一面もある。
プレイヤーキャラの紅一点で担当的な側面もあり、パッケージの中央を飾っている。
だが、顔はけっこう濃い。プレイ中の立ち絵はかわいらしいのだが……
設定上の身長だとぼんぢゅ~るの4分の3ぐらいでないとおかしいのだが、実際はとれびあ~んよりやや低い程度(160台後半?)に見える。

大爆獣とれびあ~ん



合成動物アンドロイド
身長:176cm
体重:64kg
好きな食べ物:アイスクリーム
  • 略歴
見た目こそ長髪の青年だが、その正体は動物由来の遺伝子より生成された半人半獣のバイオロイド
博士が魔天都市ゼウスをうろついて拾い集めた動物の毛より造られたクローン人間。
さらなるサイボーグ手術を重ね、大爆獣となる。
その出自ゆえか攻撃時のセリフも「ワン!」とか「にゃー!」とか鳴き声系。意外とカワイイ……?
  • 性能
スピードタイプ。ダッシュ移動で画面内を縦横無尽に駆け回ることができる。
攻撃力は低いので敵の殲滅に時間がかかる。そもそもダッシュ移動が全キャラできる時点でパワーキャラの移動力がだいぶ改善されているので、スピードの代わりに攻撃力を下げられた彼はシステム的に割を食っている感がある。
好物がとにかくアイスクリームに集中しており、道中で入手できる機会はしっかり狙っていきたい。

博士

薔薇野郎の誕生に携わった二人の科学者。デモシーンの一幕に登場する。
とくに右側の科学者の頭部は記号的といってもよいほどのわかりやすく印象的なサイボーグ改造がなされており、世界観をひと目で伝えてくれる。

サイバーシェフ

ステージクリア後のディナータイムで登場する正体不明のキャラクター。
材料を選ぶと「ディ~ナ~タ~イム!」のステキなシャウトを伴って登場し、なんかよくわからないけどとにかくスゴイ手捌きで料理を作ってくれる。
ぶっちゃけ薔薇野郎の三人より強そう

コンガマン

オプション画面の背景にいる謎のキャラ。よく見るとBGMに合わせて踊っている。*3
実は本編にも条件の複雑な隠しアイテムとして登場する。

敵キャラ

薔薇野郎たちに負けず劣らず個性的な敵キャラが登場する。詳細は各ステージの解説に譲る。
ザコキャラは最大で4パターンのカラーバリエーションがあり、一部は体力の初期値や名前も異なる。
裏技を使うと雑魚キャラたちを使ってのプレイも可能。各キャラの操作については後述。
どのボタンで決定したかによって色と名前が変わる。
ただし一切のアイテムが拾えず、ディナータイムも使えないため難易度は並大抵のものではない。

【素薔薇しい技の数々】

薔薇野郎たちの驚異の超人技を紹介するぞ!

ポージング

薔薇野郎といえばコレ(断言)
ポージングボタンを押すと薔薇野郎たちがボーズをキメてくれるぞ!
しかもポージング中に方向キーの追加入力でさまざまなバリエーションを見せてくれる。ブラボー!
ちなみにポージングの内容は
  • ぼんぢゅ~る:すばらしい肉体美で悩殺します。
  • まどもあぜる:なまめかしい女性美で悩殺します。
  • とれびあ~ん:エキゾチックな日本文化を見せつけます。
となっている。薔薇野郎の世界に日本あったんスね……
デモプレイでも薔薇野郎たちがいろんなポージングをしてくれるのでぜひ見よう!
なお動作中は無防備である。

移動

方向キーで8方向に移動、同じ方向に素早く2回入力でダッシュ移動できる。
ベルトアクションではダッシュ移動がないゲームも割と多い中、薔薇野郎は全員ダッシュ標準装備なので軽快に駆け回ることができるぞ。
ジャンプボタンでジャンプできる。ジャンプ中に方向キー入力で移動先を制御することも可能だ。

アタック

地上でアタックボタンを押すと攻撃ができる。
初撃はリーチが短く出の早いパンチで、初撃がヒットしたらアタックボタンをテンポよく連打することでより大振りな攻撃が派生する。
3~4発攻撃を叩き込むと敵がクラクラするので、そこで敵に向けて方向キー入力するとそいつをつかむことができる。
敵をつかんだ状態からは後述の投げや放り投げに繋げられる。

爆発パンチ

地上で必殺技2ボタンを押しながらアタックボタンを押すと、出が遅い爆発を伴うパンチが出せる。
敵にヒットすると炎上させてスリップダメージを与えられるのだが、炎上した敵は高速でデタラメに動き回る(まあ熱いしね)上に、触れたキャラを敵味方関係なく炎上させるので取り扱いが難しい。

ジャンプアタック

ジャンプ中にアタックボタンを押すと出せる。
敵の攻撃をジャンプでかわしながらカウンターを叩き込む戦い方が有効な局面は多々ある。

スライディング

ダッシュ中にアタックボタンを押すと出せる。敵に当たるとダウンを奪える。
地上にいる小さな敵への攻撃手段としても有効。

投げ

プロレスの花形に相当しそうな大技。
敵をつかんだ状態で必殺技1と必殺技2のボタンを交互に連打すると発動。つかんだ敵に大きなダメージを与え、周りの敵も巻き込む。
薔薇野郎たちそれぞれに威力の異なる2種類の技が存在し、ボタン入力がより早いと高威力の技が出やすい。

放り投げ

プロレスでいうところの「相手をロープに振って、返ってきたところにラリアートを叩き込む」技。
敵をつかんだ状態で必殺技1のボタンを連打すると発動。威力が高い。
つかんだ敵を横(ぼんぢゅ~る、まどもあぜる)または上(とれびあ~ん)に投げ、返ってきたところでタイミングよくアタックボタンを押すと連続攻撃を叩き込む。

プレス

プロレスでいうところの「コーナーポストからのフライングボディプレス」にあたる技。
まず地上で敵に4発ぐらい攻撃を叩き込み、終わり際に方向キー上+ジャンプボタンの入力を行うと追加の技に派生し、敵を頭から地面にめり込ませることができる
まどもあぜるに限り、上記の方法の他に「敵をつかんでアタックボタン」でも敵を地面に刺せる。
そうしたら敵に向かって方向キー+ジャンプボタン入力で敵の上に乗ることができ、そこからアタックボタンを押すとボディプレスが発動する。威力が高い。
ボディプレス中に方向ボタンで着地点をある程度制御できるので、地面に刺さった敵の近くにいる敵に対して技を決めることもできる。

爆発ポージング

通常のポージングの「動作中は無防備」という最大の欠点を克服した画期的な技……というか、他ゲーでいうところのメガクラッシュに相当する。
必殺技2ボタンを押しながらポージングボタンを押すと、出が遅い爆発を伴うポージングが出せる。
モーション中は完全無敵な上に周りの敵を吹き飛ばす効果があり(ダメージはない)、体力消費等もないため発動の遅さ以外にデメリットらしいデメリットがなく優秀。
ポージングをキメている最中に殴ろうと近付いてくる無粋な敵をブッ飛ばせ!



【素薔薇しいライフアップグルメシステム】

『薔薇野郎』はベルトアクションゲームなので、敵の攻撃で減った体力を回復する必要が出てくる。そこで登場するのが、本作最大の目玉と言ってよいだろう「ライフアップグルメシステム」だ。
大まかな流れとしては
  1. ステージ中で敵キャラを倒してドロップした食材(全16種類)を集める
  2. ステージクリア後に食材を消費して料理を作り、それを食べることで体力を回復する
となる。
ちなみに食事シーンでは正装して着席してお行儀よく食べる。
ドラム缶を壊して出てきた肉や地面に放置されたピザに飛びつく野蛮人ミュータントとは違うのですよ
ただし食材の取得は2人プレイの場合早い者勝ちとなるので、取り合いの末の友情崩壊には気をつけよう。

料理の作り方は簡単で、ステージクリア後の「ディナータイム」で手持ちの食材から「メイン」と「おまけ」をそれぞれ選ぶだけ。メインとおまけを同じ食材にすることも可能だ。
そうするとサイバーシェフが「ディ~ナ~タ~イム!」のステキなシャウトを伴って登場し、なんかよくわからないけどとにかくスゴイ手捌きで料理を作ってくれる。
なお、お残しは許されない。出来上がった料理が口に合わなかろうが有毒だろうが完食しなければならない。

さて、ライフアップグルメシステムを攻略に活かすには、すなわち料理でできるだけたくさんの体力を回復させるには、当システムのキモである「食材の入手方法」「プレイヤーキャラの好物」について理解する必要がある。概説すると以下の通りになる。
  • ドロップする食材の種類は「どの敵をどの技で倒したか」で決まり、ランダム性はない
    • キャラクターの好きな食べ物である食材は、投げやプレスなど大技で敵を倒したときに出やすい
  • 料理は使用した食材の組み合わせで何ができるかが決まり、回復量はキャラクターごとに決まっている
    • ゆえに「プレイヤーキャラの好みの料理を作るための材料を落とす敵を適切な方法で倒す」という過程が必要になる

ここで薔薇野郎のみなさまの好きな食べ物をおさらいしておこう。
  • ぼんぢゅ~る:肉
  • まどもあぜる:激辛食品(実際にはトウガラシ
  • とれびあ~ん:アイスクリーム
実際のプレイでは料理のメインとなる上記の食材を集めつつ、それと相性の良い食材も集めるプレイングを行っていくことになる。
キャラクター別に簡単に説明すると以下の通り。
  • ぼんぢゅ~る
回復量が最大なのはビッグステーキ(メイン牛肉+おまけ牛肉)、次点でスーパーステーキ(メイン牛肉+おまけプロテイン)となる。
牛肉以外の肉(豚肉、鶏肉)でも高い回復量を見込めるため方向性がわかりやすい。
  • まどもあぜる
回復量が最大なのはトムヤムクン(メイントウガラシ+おまけエビ)、次点でマーボードーフ(メイントウガラシ+おまけ豆腐。逆でも可)、スーパーさしみ(魚+プロテイン)と続く。
トウガラシは序盤のステージでは入手不可能なので、入手可能になるまでは肉や魚の料理で繋ぐとよい。
トムヤムクンや刺身の回復量が多いあたり、激辛食品のほかにシーフードも好みらしい(メインエビ+おまけトウガラシの「エビチリソース」ではあまり回復しないのだが)。
なお、難易度設定ヌルいの場合、敵配置の関係上トウガラシは道中一切取得できない。トウガラシ以外の食材を軸にした食材取得のプランが必要になり、ゲーム全体の戦略性がガラッと変わってしまう。
  • とれびあ~ん
回復量が最大なのはアイスケーキ(メインアイス+おまけ小麦)、次点でカスタードアイス(メインアイス+おまけ。逆でも可)となる。
体力回復をとにかくアイスに依存しているのが特徴(一応、他では肉料理の回復量はそこそこ高い)。アイスの入手は最初のステージから可能なので積極的に狙いたい。

その他、特徴的な食材について
  • プロテイン
ストーリーでは重要視されている強化食品。原則として各ステージのボスを大技で倒す以外の方法ではドロップしない貴重品。
他の食材との組み合わせでプロテインをおまけに使うと「スーパー〇〇」の料理ができ、食材の効能がパワーアップされる。
逆にプロテインをメインに使うと回復量ゼロの「ただのプロテイン」になってしまう。使い方を間違えないようにしよう。

各ステージのボスを小技で倒すとドロップする食材。つまり、上記のプロテインのハズレ枠。
食材の効果もハズレ枠と言わざるを得ない。さらには食べることで体力が減る組み合わせまで存在する(納豆+アイスで作れる納豆アイス、卵+納豆で作れる納豆オムレツあたり)。

……「なんでや納豆オムレツ美味しいやろ!」とお怒りの方もいらっしゃるかもしれないが、遠い未来の薔薇野郎世界の薔薇野郎たちからの評判ということでご容赦いただきたい。
エキゾチックな日本の食品ということなのだろう。どうしてボス格の強豪がこぞって持っているのかは知らないけど。

  • トウガラシ
上述の通りまどもあぜるの好物なのだが、トウガラシを使った一部の料理(トウガラシ+プロテインで作れるスーパートウガラシあたり)はぼんぢゅ~る、とれびあ~んに食べさせると体力が減る
まあハバネロやジョロキアを丸かじりさせられるようなもんだし辛さばっかりパワーアップされてもね……。
(※実際には薔薇野郎たちはナイフとフォークを使ってお行儀よく食べます)

現代日本でもローカロリーなヘルシーフードとして認識されている通り、薔薇野郎たちにきのこ料理を食べさせても大したライフアップは望めない。
だがそれは他の食材と組み合わせた場合の話で、メインとおまけに両方ともきのこを指定すると「どくキノコ」が出来上がり、体力がゼロになる。マジックマッシュルームかな?
ゲーム中ではディナータイム中に即死することはないが、次のステージでは本当に残体力ゼロで始まり、一発でも攻撃を受ければ死亡する。ノーダメージクリアを極めたいマゾプレイヤーの皆様にどうぞ。



薔薇野郎の人気の5割くらいを担っている(偏見)最凶最狂最恐レシピであり、ツッコミどころの多さは他の料理を圧倒し筆舌に尽くしがたい。いや有毒だから舌に触れさせちゃダメだ。
でも薔薇野郎たちは真顔で完食する。



【素薔薇しいステージ】

Stage1.原子力発電所

よそのベルトアクションゲームでもけっこう見かけそうな屋内のステージ。前半と後半とボス部屋に分かれている。
ボス部屋ではなんかそれっぽい炉が赤熱して盛り上がるぞ!すごいぞ!
敵の攻撃はまだ激しくはないので、狙った敵を狙った技で倒して有用な食材を集めたい。



Stage2.ダウンタウン

前半はよそのベルトアクションゲームでもけっこう見かけそうな下水道。
後半は屋外で最後まで進むとボスが登場する……のだが、足形が互い違いに敷き詰められているみたいな床はなかなか他では見ない気がする。
敵のバリエーションが少ないため入手できる食材が偏る。ここでたくさんダメージをもらうと後々つらい。



Stage3.時計城

一見してテーマパークのように見えるお城のステージ。
白色が基調の町並みである前半、距離としては短い橋梁の後半を経てボス部屋に突入する。
新顔の敵が多数登場し、見た目は華やかだが戦いはどんどん熾烈になっていくぞ。



Stage4.プレージャードーム

なんだかよくわからない設備が背景に見えるステージ。
敵の攻撃がさらに激しくなり、数の暴力に加えて個々の耐久力も目に見えて上がっている。



Stage5.方舟

最終ステージ。宇宙に近そう。
このステージだけボス戦の前にディナータイムがある。ラスボスに備えて食材を集めよう。





【素薔薇しい反響】

『薔薇野郎』は世界観やキャラクターの奇抜さと、それに似合わない戦略性の奥深さからカルトな人気を博した。

ゲーム雑誌『ユーズド・ゲームズ』ではバカゲーをテーマにした連載記事『美食倶楽部バカゲー専科』でも取り上げられ──というかタイトルからして「薔薇野郎」の影響が色濃い──開発スタッフへのインタビューも実現した。
なお、スタッフはインタビューにて初手で「このゲーム本気で売れると思ってましたか?」と質問されたらしい。

ちなみに開発スタッフが『薔薇野郎』に抱いていた印象を示唆するエピソードとして、SFC版の薔薇野郎を新品で購入するとついてくるアンケートハガキで購入のきっかけを回答する時、選択肢の最初の項目が「間違えた」であった、というものがある。
"Gourmet Warriors"のギャラリーモードで日本版説明書や他のイラストと一緒に収録されている。

そうしたバカゲーとしての評判がネットで人口に膾炙するにつれ「素薔薇しい」というスラングも生まれた。
これは薔薇野郎の世界観のような、良くも悪くもぶっ飛んだ考えや状況を表し、口語では「素晴らしい」とまったく同じ発音になるので相手に気付かれずに皮肉を言えるという利点がある。

実際のところ『薔薇野郎』はバカゲーではあっても、クソゲーであるとは言い難い。
クソゲーにありがちな「難易度があまりにも難しいor易しい」「進行を著しく阻害するバグがある」「シナリオの展開が文法レベルで整合性を欠く」といった特徴は薔薇野郎には見受けられない。
むしろライフアップグルメシステムのためにどの敵をどの技で倒すかを考え、実際のステージ中で敵の行動に対処しながら技を繰り出していく戦略性および戦術性は当作独自の魅力であるし、投げやプレスで複数の敵を巻き込む爽快感も兼ね備える。
当作の欠点といえるところは、「演出が弱い*6」「通常攻撃の威力が極端に低い*7」などがある。

BGMは全般に評価が高い。メインテーマには歌詞が存在し、ゲーム中でも裏技でカラオケを歌える*8
2022年にはディスクユニオンよりサウンドトラックCDが発売された。
ブックレットがやたらと厚く、収録楽曲への事細かなコメント、開発スタッフインタビュー、開発資料などが記載されている。
ピコピコさんの謎のボイスやエンディング後の秘話への言及もあるぞ。みんな買おう(ダイマ)!





追記・修正は、「薔薇」の漢字を何も見ずに書けるようになってからお願いします。
画像出典:Beat 'Em Up Collection (QUByte Classics)
© QUByte Interactive



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最終更新:2026年08月22日 16:31

*1 イギリスの複合型企業「ヴァージングループ」にかつてあった系列会社。薔薇野郎以外ではディズニー原作のゲームや、カプコンと契約し格ゲーやバイオハザードを翻訳+ローカライズして販売していた。……があまりに過激な描写とキャラ設定で発禁になった悪名高い『Thrill Kill』まで販売しようとしていたりする。

*2 アタック、ジャンプ、ポージング、必殺技1、必殺技2の5種類のボタン割り当てを変更できる。

*3 ただしよく見ると、手拍子を打つ時以外は首しか動いてなかったりする。

*4 ある裏技のヒントになっている。

*5 時間経過で解除。どの敵の姿になるかはランダム。ただしジャック、じらい、ワンハンドナイフ等、即死前提の個性を持つキャラは選ばれない。

*6 ステージクリアやプレイヤーキャラ死亡時に画面がフェードアウトするだけなど。

*7 これに関しては通常攻撃が強いと投げやプレスに繋ぐ前に敵が死んでしまう可能性が高くなるので、ライフアップグルメシステムと嚙み合わせの悪い要素と言える。

*8 ただしゲームでは3番まであるうちの1番しか収録されていない。