初出:第182話
声(ドラマCD第1弾/第2弾):浅野真澄
声(ドラマCD第5弾/第7弾~第10弾):本渡 楓
家族構成
容姿
髪の色:淡い水色
000000000
瞳の色:深い青
000000000
淡い水色の髪に深い青の瞳。
女性の側仕えならともかく、どこからどう見ても騎士には見えない。
小柄で細身の少女。可憐な美少女である。見た目詐欺な脳筋残念美少女。
地位
年齢と属性関連
- ローゼマインとの学年差:+5
- 誕生季:夏
- 洗礼時の属性(適性):火風
- 三年生時に得られた加護:火のみ(風は得られなかった)
- 加護の再取得:火風、武勇、導き、疾風
アンゲリカ視点の回
書籍版貴族院外伝一年生 アンゲリカ視点 神殿の護衛騎士
作中での活躍
中級貴族の護衛騎士見習い。口数の少ない儚げな美少女で、
リーゼレータの姉。
フルネームは「アンゲリカ・トータ・シュライヒ」(シュライヒ家の娘、アンゲリカ)と推測される。
小柄で細身の脳筋美少女。外見詐欺のため、茶会や宴で護衛するのに向いている。但し、本人は戦力強化以外の目的で身を飾ることを好んでいない。スピード特化の戦い方を得意としていて、中級貴族にしては魔力多め。
騎士は
シュタープを武器に変形させて戦う者が多いが、その分の魔力を身体強化に割り当て、武器は魔剣を使っている。騎獣は馬。
側仕えを多く輩出する家系に生まれたのにもかかわらず、勉強嫌いで側仕えにまったく適さないため、騎士の道を選ぶ。
洗礼後に親戚(アンゲリカやリーゼレータから見て大伯母に当たる人物)の家で一年半ほど側仕え見習いの修業をしていた期間がある。
冬の子供部屋で外に出て雪合戦をしていた際その動きの素早さを騎士たちに褒められ、騎士見習いにスカウトされた。
アンゲリカ本人はスカウトを受けて初めて騎士という仕事が存在することを知ったらしい。
側仕えの家系にも関わらずアンゲリカが騎士コースを選択したため、シュライヒ家の跡継ぎから外され、妹のリーゼレータが家を継ぐこととなった。
アンゲリカの両親(
エーヴァルトと
マクシーネ)の仕事ぶりを信用した騎士団長
カルステッドから、
ローゼマインの護衛騎士見習いにならないかと打診があった。
両親ではなくアンゲリカに直接尋ねてしまい、かつアンゲリカが「やりたいです」と答えてしまったためエーヴァルトたちが断るわけにもいかず、領主一族の護衛騎士見習い就任が決定してしまった。
08年夏、ローゼマインが領主の養女になってから、
貴族街にいる間の護衛になった。
ローゼマインの護衛騎士に引き立てられたことで家族以外の一族に存在を認められ、そのことに対して感謝するとともに主であるローゼマインを最上に考えている。
あまりにも座学の成績が悪く(実技は得意)、アンゲリカが補講を乗り切るために、
アンゲリカの成績を上げ隊が結成された。
説教臭い魔剣
シュティンルークの主で、ローゼマインと
フェルディナンドの魔力を得て魔剣が知性を持つようになってからは、余計に思考をしなくなった。
基本的に何も考えない分、躊躇わない。誰が相手でも武器を向けて主を守る。
09年冬の襲撃事件では、ローゼマインの指示を受けて
シャルロッテを救助し(直後に
コルネリウスに救われ)、犯人である
ジョイソターク子爵を捕えた。しかし功績の半面、ローゼマインを護れなかったことでは処罰も受けている。
ローゼマインが
ユレーヴェで眠ってからは、
ボニファティウスの弟子となり、鍛えられた。
上級騎士でもあまりいない身体強化の魔術を使える騎士になっている。一年半訓練を続けることで、身体強化の魔術を使いながら騎獣を出せるようになった。
11年冬の貴族院で、ローゼマインの女性護衛騎士として自分の代わりに色々と考えてくれそうな
レオノーレを推薦した。中級貴族の騎士が務めることが珍しい成人式の剣舞のメンバーとして、選抜されている。
奉納式時に、
貴族院から
エーレンフェストに戻ったローゼマインに同行した後、
神殿で護衛騎士任務を遂行することを強く希望し、騎士団長と領主から成人式前の神殿通いの許可を得た。
更に奉納式の期間は、両親の許可を得た上で、神殿へ泊まり込んだ。
アンゲリカを外してローゼマインの健康診断を断行しようとしたフェルディナンドのすすめを受け、ローゼマインの許可なく、
エックハルトと訓練へ行ってしまったが、その夜
ダームエルより、アンゲリカの行為が護衛任務の放棄にあたることと、必ず主の意見を求めるようにすれば他者の口車にのせられずにすむと教わった後は、事前にローゼマインの許可を得ることを徹底している。
更に、少しでもローゼマインの役に立とうと考え、
ニコラに仲良くしてくれと頼んだり、
モニカの助言を受け来客のベルの音を覚え、取り次ぎ役の仕事もできるようにしたり、ボニファティウスと魚の解体訓練をたくさんし、
アーレンスバッハの魚解体でその腕を披露したりした。
コルネリウスにフェルディナンドからもローゼマインを守るように言われていたことから、フェルディナンドにも躊躇なく剣を向ける。なお、フェルディナンドが止めていなければエックハルトの攻撃に気付くことなく叶わなかった。エックハルト自身は、フェルディナンドに剣を向けてでも主を守ろうとする姿勢を認め褒めている
アンゲリカを気に入ったボニファティウスの後押しにより、
トラウゴットと婚約した。
11年冬の貴族院でローゼマインの側近となったトラウゴットが、解任に近い辞任をした為、婚約は解消となり、親族会議の結果、第二夫人の立場でエックハルトと婚約することになった。
貴族院の卒業式でのエスコート役はボニファティウスに任せたつもりだったので、実は内心ちょっとガッカリした。
エックハルトやフェルディナンドからトラウゴットでは強さや心構えでも相手にならないと評されている。中級貴族であるにもかかわらず、おそらくエーレンフェスト内ではトップレベルの戦闘力を持つボニファティウスすらひやっとさせるなど、身分と外見からは考えられないような戦闘力を持つ。
ローゼマインに対する忠誠心はかなり高く、「ローゼマイン様以外の主に仕えられる気がしません」と言い切っている。
狂おしいほどに強さを求めるのも、主であるローゼマインのためである。
同時に、シャルロッテに姉として良いところを見せようと頑張っているローゼマインに感化されており、リーゼレータの婚約式の場で、自分はリーゼレータの姉なのだから、主の次にリーゼレータを守ると誓った。
アーレンスバッハの礎取りディッターで、
「後のことも考えて攻撃方法を選択せよ」と注意するエックハルトに対し、アンゲリカが放った
「はい。わかったような気がします」とは、わかっていない時の常套句である。
ランツェナーヴェ船を凍らせるために冬を呼ぶ、というフェルディナンドの非常識作戦では、
「難しいことを要求された時は、理解することよりも自分の割り振られた役割をいかにこなすかが大事なのです」
と、深いようで、アンゲリカを知っている者からすれば実は深くない名言を残した。アンゲリカの真の姿をしらない
ハイスヒッツェはこの言葉に感銘を受けている。
ローゼマインが魔力散布祈念式で神具を使って魔力を減らす際、魔獣狩りをするコルネリウスを羨ましそうに見つめたため、ローゼマインに「祝詞をすぐに覚えられるならば行っても構わない」と言われた時には「わたくしには向きませんね」とあっさりローゼマインの部屋の護衛を選んだ。
また、神々の御力が増えてしまうために回復薬が使えないローゼマインを、極力歩かせないように抱き上げて運び、自分が部屋に到着するまで待っていてほしい、とキリッとした顔で注意した。
エックハルトのアーレンスバッハ行きに伴い婚約を解消したが、ローゼマインとフェルディナンドの婚約でエックハルトとの婚約話が再度浮上。婚約式の後に双方の意思確認後、あっさり再婚約を決定した。
ローゼマイン視点では恋愛要素は確認できず。
「何となくわかったような気がします」
経歴
(年代はマインの誕生を0年とする)
前04年 誕生
03年 洗礼式
06年冬 貴族院に入学
08年夏 ローゼマインの護衛騎士に就任する。
08年冬 冬の間に三年生の授業を合格できず、補講が決定する。
09年春 加護の取得で、適性のある大神の加護を得られないという稀な例となる。
補講を合格し、貴族院留年を回避する。
ローゼマインから魔剣に魔力を拝領する。
09年秋
ローゼマイン式魔力圧縮法を知る為の契約魔術にサインをする。
09年冬 ボニファティウスの弟子となる。
10年冬 貴族院の卒業式の剣舞役に選抜される。
11年冬 エックハルトと婚約する。
卒業式では剣舞を奉納する。
貴族院を卒業する。
ローゼマインの護衛騎士に正式に配属される。
12年春
ローゼマイン式魔力圧縮法の第四段階を伝授される。
13年春 エックハルトとの婚約を解消する。
13年冬 神殿で奉納式を行う。
エーレンフェストで加護取得の儀式を実施した結果、適性のある大神の加護と眷属の加護を得る。
ただし、眷属の神の名前は魔剣シュティンルークの言葉を復唱していた。
14年春 領主会議中の星結びの儀式と奉納の儀式で、青色巫女(に扮した護衛)を担う。
14年冬 貴族院で奉納の儀式の青色巫女(に扮した護衛)を担う。
15年春 ローゼマインの
アーレンスバッハの礎取りディッターに同行する。
アーレンスバッハの神殿で、対
ランツェナーヴェ戦を行う。
ランツェナーヴェの船攻略戦で、ローゼマインの護衛を担う。
ゲルラッハ攻防戦に参加する。
貴族院防衛戦に同行する
アレキサンドリアに移籍する。
エックハルトと再度婚約する。
作者コメント
【
2015年 09月30日 活動報告】
アンゲリカは主のためならば躊躇わない騎士と対比して設定していました。最初から勉強は苦手設定でしたが、ここまで残念な脳筋になる予定はなかったはずなのです。どうしてこうなったのでしょうね? 不思議。
【
2017年 03月29日 Twitter】
>作者の夢
夢の話に意外と需要があった。
婚姻式~エピローグその1くらいの頃に見たアンゲリカの両親に脳内で直訴される夢の話。
「アンゲリカとエックハルト様の婚姻はどうかお考え直しください。あの子にはどう考えても無理です」
「ごめん。もう決まっちゃった」
この世の終わりみたいな顔をされた。
【
2017年 07月20日 Twitter】
>夫婦関係
エックハルトとアンゲリカもそうですね。周囲には理解できなくても、二人なりの距離感を大事にする夫婦になるでしょう。
【
2017年 10月11日 Twitter】
>ウィンク考察
アンゲリカ:できるけど色気がない。ウィンクというよりは片目を瞑るが正しい
【
2018年 10月06日活動報告 10月14日返答】
>自己肯定感が低く、能力が活かせていなかったアンゲリカ
自己肯定感の育つ環境ではありませんでしたからね。だからこそ、神殿へ通えたわけですが。
>貴族の婚姻として見るなら十分に幸せになれそうな、アンゲリカ&エックハルト
私もそう思います。利害関係はガッチリ合っているので。
>騎士適正があるのだから適材適所の教育を親がしてやれば良かったのに……(難しそうだけど)
アンゲリカは座学が本当にダメだし、指示や注意をすぐに理解できないので、騎士の適正と言われると「うーん」という感じですね。噛み砕いて理解するまで教えてくれるダームエルがいて、わかりやすく命じてくれる主がいるから優秀な護衛騎士でいられるのです。両親に何とかできることではありません。
コメント
このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。
編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。
表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。
このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。
(目的外のコメントは予告なく削除される場合がありますのでご了承ください)
作品内容に関する疑問や質問は「
Q&A」へ
作品への感想やキャラへの所感などは当wikiのコメント欄ではなく公式に直接か
現行スレへ、
二次創作は個人の場でお願いします
最終更新:2024年11月11日 21:48