書籍版での初出:書籍版第三部Ⅲ 書下ろしSS 冬のお披露目と子供部屋
名前の初出:第240話
初出:第241話
声(ドラマCD第1弾):石塚運昇
声(ドラマCD第6弾~第8弾/第10弾):森川智之
家族構成
容姿
髪の色:栗色に近い感じの金髪
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瞳の色:水色に近い青
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栗色に近い感じの金髪と水色に近い青の目。
筋肉むきっとした体格で、一目でカルステッドと親子とわかる。
地位
年齢と属性関連
- ローゼマインとの年齢差(春):+54
- ローゼマインとの年齢差(秋):+53
- ローゼマインとの学年差:+53or54(どちらが誤記かによる)
- 誕生季:夏
- 加護の再取得時:17の加護を追加(ほとんどの戦い系の眷属から御加護を網羅するに至る)
- 542話以降の属性:全属性
ボニファティウス視点の回
第271話 閑話 洗礼式の日のおじい様 前編
第272話 閑話 洗礼式の日のおじい様 後編
書籍版第五部Ⅴ プロローグ
作中での活躍
先々代領主の子で、
ジルヴェスターの伯父。
カルステッドの父親で、
ローゼマインのおじい様。脳筋家系の根源。
不用意に近づくと死ぬ。物に例えると、敵も味方も関係なく吹き飛ばす魔術具。
フルネームは「ボニファティウス・ゾーン・エーレンフェスト・オル・リンクベルク」(エーレンフェストの領主一族で、リンクベルク家の始まりである、ボニファティウス)。
カルステッドが領主候補生から身分を落とすためには上級貴族としての家名が必要になったため、領主(
アーデルベルト)から新しい家名を与えられた。
領地内のバランスを取るための嫁を迎えながらも、領主の地位を弟に譲ってしまう。弟が成人するまで中継ぎくらいはできなくてどうする、と言われて領主教育を一通り受け、城の抜け道も知っている。
前
ギーベ・
キルンベルガのように、ボニファティウスが
アウブになるべきだと言い続けた者がいたが、領主補佐として執務を行いながら、自らの強さを活かすべく騎士団長を兼任し、弟の治世を支えた。(なお、カルステッドは、脳筋さ故の領主に向かないと判断されたのだろうと思っている)
実際は面倒な立場に立ちたくなかったから回避したのだとあるように、弟にアウブの地位を押し付け、自ら領主の地位を投げ出した。それにより体の弱さを不安視されていたアーデルベルトが次期アウブとなることに関して、父の五代目アウブとの間で「仮にアーデルベルトが早逝しても困らないよう、その次以降の世代への(本来は領主自身が行うべき)次期領主教育をかわりに自分がする」という約束を交わしていた。
そのような経緯から、弟夫妻が「領主教育を受けた
ゲオルギーネも同じようにジルヴェスターの補佐をしてくれるだろう」と甘い期待を抱いたのは、自分が領主の地位に固執せずに弟の治世を支えたせいではないか、と思っている。
また同様に
ヴェローニカを糾弾できる立場ではなくなり、決意もできなかった。
アーデルベルトが
フェルディナンドを引き取ろうとした時には、領主一族に受け入れる事を猛反対した過去がある。この際の言動を警戒され、ローゼマインと一定の距離を取らされている。血の繋がった孫ではないと知れば、または知っていれば実際に態度が違っていた。
貴族院時代は
ダンケルフェルガーや
ベルケシュトックの上級貴族と仲が良く、狩りなどをしていた。
騎士団長経験者だが貴族院で騎士コースの卒業資格を取得したわけではなく、あくまでも騎士の講義を多めに取ってそちらに注力していただけである。
宝盗りディッターの最中に貴族院の辺鄙なところにある祠を壊したことがある。
領地対抗戦では領主候補生らしく指揮を執り、人を動かしていた。
公式には、政務から引退している。これは06年頃、ヴェローニカとその側近を引退させる為に、一定以上の年齢の者は引退するよう働きかけ、それにより自身も魔力供給以外の政務からは退いた為である。
唯一の孫娘であるローゼマインにメロメロだが、これが他の人であれば、領主一族の殺人未遂で即座に捕えられているだろうとローゼマインに内心で評されるようなことをやらかしたため、「近付いたらローゼマインが死ぬ」と接近禁止令を出されてしまった。男の孫も可愛いとは思っているが、男は大事なものを守れるように鍛えてやるのが愛情と考えている。
証拠集めは私の役目ではない、そういう細かい仕事は向かぬと、代わりに領主一族の護衛騎士をまるごと鍛え上げた。それに伴いフェルディナンドの負担がいや増した。
護衛騎士の能力評価は常識に囚われず、
ダームエルや
ユーディットの能力を認めて育てている。
アンゲリカを弟子として気に入り、自身の孫と娶せようとした。アンゲリカには「お師匠様」と慕われている。しかしながらローゼマインがいなかったら護衛騎士の訓練に力を入れず、アンゲリカに目をかけることもないと原作者に言われている。
貴族としての常識を持っているので神殿に対する忌避感をもち、従来の貴族の慣習とは異なるローゼマインの方針に驚きつつ諌めることもある。
また、
ブリュンヒルデが領内の派閥調整の為にジルヴェスターの第二夫人に立候補した際も「側近の鑑」として評価した。
ローゼマインの急成長に驚き困惑する者が多い中、
ハルトムートが語っていた「成長している」を受け入れ、ローゼマインの美しさを褒め称えた。
それまでは体が小さすぎて壊しそうな為ろくに触れ合う事も出来なかったが、成長した事で孫娘として扱えるようになったのを喜んだ。
13年冬から14年春にかけては、アーレンスバッハに行ったフェルディナンドがそれまで肩代わりしていた領主の執務の一部を受け持ちつつ、貴族院から戻った
ヴィルフリートに次期領主教育を施す。その際に現状への不満を隠さず執務を放棄するヴィルフリートに次期領主は勤まらないと判断、ジルヴェスターに忠告して次期領主教育を中止した。
15年春、
エーレンフェスト防衛戦にて遊撃部隊を担当、
イルクナーの救援要請に転移陣を用い騎士団と共に参戦した。
オルドナンツにより、フェルディナンド率いるダンケルフェルガー混成部隊とローゼマイン達の活躍で
ゲルラッハ防衛が成功した事を知る。
が、自身の脳内でのみ聞こえるローゼマインの呼ぶ声に(騎士達を置き去りにして)エーレンフェストの城に駆け戻り、宴が行われている小広間の扉をバーンと開け鎧姿のまま猛然と孫娘ローゼマインに走り寄った。
ローゼマインがフェルディナンドの遺言を受け取った時には、遺言を飛ばす状態のフェルディナンドを救出することは不可能だと判断し、またそんな無茶をする意味がないとも考え、ローゼマインに領主候補生としてエーレンフェストの礎を守れと言うも、フェルディナンドを優先しようとするローゼマインから軽い威圧を受けている。
同春、アレキサンドリアで行われたローゼマインとフェルディナンドの婚約式に参加。ローゼマインの涙を拭ったフェルディナンドの姿を見て(恐らく接吻したと誤解して)大騒ぎしていた。
就任式の朝にローゼマインを見送って別れの挨拶をしているが、この時も警戒していたアンゲリカと
ランプレヒトを振り払い、
メルヒオールの護衛騎士を吹き飛ばし、ローゼマインを転移陣までエスコートする役をメルヒオールと争うなど最後まで暴走。
グラオザムとゲオルギーネの陰謀や礎争奪戦関連にて敵の狙いや動向を看破するなど自他共に認めるほど非常に鋭い勘の持ち主。一方で悪意がない嘘には勘が働かないのか、ローゼマインを自身の血縁だと疑いすらしていない。アウブの地位を固辞した領主一族として補佐、御意見番・監視役としての役割も作中で見られた。
面倒から逃れ領主の座を投げ出したこともあり、自らやその実子に領主を譲ることにはこだわらないが、領主一族の血を引く子を受け入れるという意味において非常に領主一族らしい人物。ローゼマインのことをローゼマリーの子供と疑っていないのも、カルステッドとの子供以外で引き取る理由に思い至らないためである。
「ローゼマイン、無事か!? 助けに来たぞ!」
……わたし、別に呼んでないしね。
おじい様と思われてはいるようだが、婚約式にやってきたことに際してもずっと吠えるように叫んでいたため、ローゼマインとの温度差がひどい。
経歴
(年代は
マインの誕生を0年とする)
06年頃 魔力供給以外の政務から引退する
08年夏? ローゼマインに初めて会う
08年冬 ローゼマインが雪合戦で数個の雪玉に当たって気を失うのを目撃する
09年秋 狩猟大会で大暴れする
09年冬 城内で襲撃事件が発生する。拐われたローゼマインの救出に成功するも、ローゼマインを空中に投げ出してしまう
領主一族の護衛騎士への特訓を開始する。アンゲリカを弟子にする
11年冬
ローゼマイン式魔力圧縮法を伝授される
12年春 貴族院での成績向上の為に騎士見習いの教育を開始する
13年冬
ギーベ・ゲルラッハの館の調査を手伝い、冴えわたる勘で調査を進める
これまで足を運ばなかった
神殿に行き、ダームエルの再取得の儀式を見学する
14年春 再取得の儀式を行い、追加で17の加護を得る
14年冬 身体の成長に馴染んでいないローゼマインのエスコートをアウブから頼まれ、アウブの執務室まで抱っこで運ぶ
15年春 エーレンフェスト防衛戦にて遊撃部隊を担当
ローゼマインの婚約式に参列
領主会議に参加するローゼマインを城で見送る
作者コメント
【
2015年 11月03日 活動報告】
可愛い孫娘に「大好きの形なのです」なんてされてメロメロにならないおじい様はいません。ボニファティウスはハートの形を崩すことなく、大事にとっていて、時々取り出して見てはニヤニヤしています。
【
2017年 10月11日 Twitter】
>ウィンク考察
ボニファティウス:出来る(謎の迫力)←わかる。「ヴァッチーン!!」って感じ
【
2022年 03月06日 Twitter、
Twitterその2】
ヴェローニカが第二夫人を受け入れられる女性だったら、アーデルベルトではなくボニファティウスに嫁いでいました。
その場合はアーデルベルトが領主にならず、フェルディナンドがエーレンフェストに引き取られません。
ゲオルギーネやジルヴェスターも生まれないので、領主一族が大きく変わります。
『本好きの下剋上』が成り立たないので困りますね。
【
2024年 11月24日 活動報告】
>いい夫婦の日 ボニファティウス&第一夫人
ボニファティウスがアーレンスバッハの思惑通りにヴェローニカを娶ることを拒否したことにより、派閥関係を考慮してライゼガング系の娘を娶った政略結婚。
野生の勘で動くので口うるさく叱る女性が多かったため、意見する時も穏やかな第一夫人を大事にしていました。
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最終更新:2024年11月25日 04:15