- 関連乗員:全員
- 関連条件:最終問題(ラキオ)完遂後
LOOP0に至るまでに、セツからヒントを聞くイベントを起こす必要がある。
ヒント発生にはセツと生き残るほか、夕里子の存在が必要
ヒント発生にはセツと生き残るほか、夕里子の存在が必要
LOOP0へのヒント
セツと共に生き残った時
セツ「――お疲れ様、(主人公)」
セツ「話し合いは上手く運んだね。
だけど、私の方の調査は……進んだとは言えないな」
セツ「初日の前に、何者かが消えたかもしれない、という話。
やはり誰も覚えてはいないらしい。汚染者自身ですら、ね」
セツ「夕里子にも聞いたが……やはり無駄だった。
はぐらかされるばかりで、全然」
セツ「この件については、今後のループでも調べていくよ。
だけど……期待はできない、かな」
セツ「話し合いは上手く運んだね。
だけど、私の方の調査は……進んだとは言えないな」
セツ「初日の前に、何者かが消えたかもしれない、という話。
やはり誰も覚えてはいないらしい。汚染者自身ですら、ね」
セツ「夕里子にも聞いたが……やはり無駄だった。
はぐらかされるばかりで、全然」
セツ「この件については、今後のループでも調べていくよ。
だけど……期待はできない、かな」
セツ「恐らく、普通のループでは駄目なんだ。
何か、何か極端な条件で――」
何か、何か極端な条件で――」
夕里子からヒント(セツからのヒントイベ発生後に発生可)
夕里子「おや、お前も残っていたのですね」
夕里子「ふ……。
今となっては、グノーシア共に感謝すべきかしらね」
夕里子「お前もこの身も。
グノーシア共なくば混沌に飲まれ、存在すら許されないのですから」
(主人公)『……どういう事だろう?
グノーシアがいなければ……?』
夕里子「ふ……。
今となっては、グノーシア共に感謝すべきかしらね」
夕里子「お前もこの身も。
グノーシア共なくば混沌に飲まれ、存在すら許されないのですから」
(主人公)『……どういう事だろう?
グノーシアがいなければ……?』
夕里子「ともあれ、ここで幕です。
よい旅を、(主人公)」
よい旅を、(主人公)」
(主人公)『……もし、この船にグノーシアが一人もいなければ。
何かが変わるのだろうか?』
何かが変わるのだろうか?』
セツからヒント(2回目以降)
セツ「――お疲れ様、(主人公)」
セツ「今回も、勝てたね。だけど……
ループから逃れる術は、まだ見つからない」
セツ「あと一歩。きっと、あと一歩だと思う。
私たちが何をすべきなのか、気付くことさえできれば……」
セツ「今回も、勝てたね。だけど……
ループから逃れる術は、まだ見つからない」
セツ「あと一歩。きっと、あと一歩だと思う。
私たちが何をすべきなのか、気付くことさえできれば……」
セツ「恐らく、普通のループでは駄目なんだ。
何か、何か極端な条件で――」
何か、何か極端な条件で――」
- イベントサーチ
『『銀の鍵』に問題が生じました。
情報を探知できません』
情報を探知できません』
- 条件に「バグ」が含まれている、乗員数が15人未満の時
『グノーシア不在のため、設定を修正しました。
この条件でよろしいですか?』
(条件からバグが排除され、乗員数が15人になる)
この条件でよろしいですか?』
(条件からバグが排除され、乗員数が15人になる)
Day0
(主人公)『ここは……』
セツ「グノースの手が及んでいない宇宙。
船内に汚染者が一人もいない、恐らく唯一の宇宙だ」
セツ「やはり(主人公)も、ここにたどり着いたんだね。
この――昨日の世界に」
セツ「そう。このループは、いつもの開始時点より1日早いんだ。
何故かは分からないけれど」
セツ「さあ、(主人公)。
これから何が起きるのか……確かめてみようか」
船内に汚染者が一人もいない、恐らく唯一の宇宙だ」
セツ「やはり(主人公)も、ここにたどり着いたんだね。
この――昨日の世界に」
セツ「そう。このループは、いつもの開始時点より1日早いんだ。
何故かは分からないけれど」
セツ「さあ、(主人公)。
これから何が起きるのか……確かめてみようか」
『Day 0』
コメット「お、(主人公)じゃん。
もう起きたんだ」
コメット「セツも一緒なんだ?
今、みんなで食堂でメシ食ってるからさ。
二人とも来れば?」
セツ「……ああ。ありがとう。
行ってみようか、(主人公)」
もう起きたんだ」
コメット「セツも一緒なんだ?
今、みんなで食堂でメシ食ってるからさ。
二人とも来れば?」
セツ「……ああ。ありがとう。
行ってみようか、(主人公)」
- 食堂
(主人公)『食堂のテーブルには、皆が思い思いに持ち寄ったのか、雑多な料理が
用意されている』
シピ「(主人公)とセツも来たんだな。
ま、適当に食ってけよ」
用意されている』
シピ「(主人公)とセツも来たんだな。
ま、適当に食ってけよ」
しげみち「おっ、セツか!
オレさ、まだお前にちゃんとお礼してなかったよな」
セツ「え?
礼を言われるような事があったかな?」
しげみち「ナニ言ってんだよ!
お前、オレらのこと助けてくれただろ!」
コメット「そうだよなー。
ルゥアンだっけ? あの星、グノーシアだらけだったじゃん」
コメット「セツが誘導してくれなかったらさ。
僕ら、とっくに消されてたって」
ジナ「……うん。
セツ、ありがとう」
セツ「そう、か……。
ふふ、そんな事も……あったね」
オレさ、まだお前にちゃんとお礼してなかったよな」
セツ「え?
礼を言われるような事があったかな?」
しげみち「ナニ言ってんだよ!
お前、オレらのこと助けてくれただろ!」
コメット「そうだよなー。
ルゥアンだっけ? あの星、グノーシアだらけだったじゃん」
コメット「セツが誘導してくれなかったらさ。
僕ら、とっくに消されてたって」
ジナ「……うん。
セツ、ありがとう」
セツ「そう、か……。
ふふ、そんな事も……あったね」
沙明「俺だってセツにゃ感謝してんだぜ?
感謝の気持ちがぎらつく欲望に変わっただけで」
沙明「ホレ。
溺れる者はワラをもンフンフ、ンーフ? つーだろ?」
SQ「……ねね、セツ。
沙明を助けたの、失敗だったんじゃない?」
セツ「全くだ」
感謝の気持ちがぎらつく欲望に変わっただけで」
沙明「ホレ。
溺れる者はワラをもンフンフ、ンーフ? つーだろ?」
SQ「……ねね、セツ。
沙明を助けたの、失敗だったんじゃない?」
セツ「全くだ」
(主人公)『皆、楽しそうに話しながら食事をしている。
セツの顔にも、時々笑いが見える……』
セツの顔にも、時々笑いが見える……』
ジナ「……(主人公)。
もう、怪我は平気?」
(主人公)『……怪我?』
シピ「ああ、そう言や(主人公)、結構な大怪我してたっけな」
コメット「うん、モノ凄いことなってたよね」
しげみち「てっきり(主人公)、俺みたいになると思ってたんだけどな……。
ま、治ってよかったわ。こりゃ快気祝いだな!」
もう、怪我は平気?」
(主人公)『……怪我?』
シピ「ああ、そう言や(主人公)、結構な大怪我してたっけな」
コメット「うん、モノ凄いことなってたよね」
しげみち「てっきり(主人公)、俺みたいになると思ってたんだけどな……。
ま、治ってよかったわ。こりゃ快気祝いだな!」
(主人公)『しばらく食事に付き合った後、セツと二人で食堂を抜け出した』
セツ「(主人公)が怪我をしていたなんて、初耳だよ。
だけど――皆はそのことを知っている」
セツ「グノーシアがいない事だけじゃない。
やはりこのループは、今までとは違うようだね」
セツ「それに、ふふっ、奇妙な感じだよ。
今まで互いを疑い、騙し合ってきた皆が……
あんな風に、仲良く過ごせるなんて、ね」
セツ「……。
もし、このまま……」
だけど――皆はそのことを知っている」
セツ「グノーシアがいない事だけじゃない。
やはりこのループは、今までとは違うようだね」
セツ「それに、ふふっ、奇妙な感じだよ。
今まで互いを疑い、騙し合ってきた皆が……
あんな風に、仲良く過ごせるなんて、ね」
セツ「……。
もし、このまま……」
セツ「すまない。何でもないんだ。
行こうか、(主人公)。
他の乗員にも話を聞いてみよう」
行こうか、(主人公)。
他の乗員にも話を聞いてみよう」
- メインコンソール
ラキオ「何度も言わせないで欲しいンだけど?
グリーゼ方面に航路を設定するのが一番効率的なのは明白じゃないか。
全くどうして分からないかな」
レムナン「ラキオさん……。
もう、良いですから……」
ジョナス「しかし、だ。このジョナス、船長としてそれは――
おや。フフ、噂をすれば影、か」
ステラ「え……?
(主人公)、様……?」
グリーゼ方面に航路を設定するのが一番効率的なのは明白じゃないか。
全くどうして分からないかな」
レムナン「ラキオさん……。
もう、良いですから……」
ジョナス「しかし、だ。このジョナス、船長としてそれは――
おや。フフ、噂をすれば影、か」
ステラ「え……?
(主人公)、様……?」
ジョナス「セツ。現在我々は、当船の今後の針路について協議している。
そこで軍に属する君に問おう」
ジョナス「我々は、グノーシア汚染によって壊滅したルゥアン星系から、辛くも
逃れてきた避難者だ。
そして恐らく、他に生存者もおるまい」
ジョナス「従って我々には、ルゥアンの現状をしかるべき機関に連絡する義務が
あるだろう。
ここから程近いオウダン軍基地に向かうべきかと愚考するが――」
そこで軍に属する君に問おう」
ジョナス「我々は、グノーシア汚染によって壊滅したルゥアン星系から、辛くも
逃れてきた避難者だ。
そして恐らく、他に生存者もおるまい」
ジョナス「従って我々には、ルゥアンの現状をしかるべき機関に連絡する義務が
あるだろう。
ここから程近いオウダン軍基地に向かうべきかと愚考するが――」
ラキオ「まさしく愚考だよ。
軍なンかにつかまったら報告だのと検査だのと、どれだけ拘束されるか
知れたものじゃ無いだろう? 僕は御免だね」
ジョナス「とまあ、フフ、この通りさ。
セツ、どうしたものかな?」
セツ「そうだな……」
オトメ「うん、セツさんが決めてくれたらいいと思うの。
けんかしないですむし……」
ククルシカ(ククルシカもうなずいている)
軍なンかにつかまったら報告だのと検査だのと、どれだけ拘束されるか
知れたものじゃ無いだろう? 僕は御免だね」
ジョナス「とまあ、フフ、この通りさ。
セツ、どうしたものかな?」
セツ「そうだな……」
オトメ「うん、セツさんが決めてくれたらいいと思うの。
けんかしないですむし……」
ククルシカ(ククルシカもうなずいている)
セツ「ルゥアンに関する報告は、私がしておこう。
だから、わざわざ基地に立ち寄る必要はないだろう」
ステラ「……よろしいのですか?
星間航行の規定によれば、グノーシア汚染が発覚した場合、関係者は
速やかに――」
セツ「いいさ。
この船に汚染者がいないことが判明している以上、規定に従う意味も
ないからね」
だから、わざわざ基地に立ち寄る必要はないだろう」
ステラ「……よろしいのですか?
星間航行の規定によれば、グノーシア汚染が発覚した場合、関係者は
速やかに――」
セツ「いいさ。
この船に汚染者がいないことが判明している以上、規定に従う意味も
ないからね」
ラキオ「ハハッ、これは驚いたね!
セツ、君、意外と話が分かるじゃない」
ジョナス「……フム。
ならば是非もなし。ラキオの希望通り、グリーゼ星系へと向かおう」
レムナン「ああ、良かった……!
ありがとうございます、皆さん。それに……ラキオさん」
ラキオ「礼など要らないよ。
僕はただ、とっととグリーゼに戻りたいだけさ」
レムナン「いいえ……分かって、ます。
もし基地に行ったら、僕は、また、あの人に……。
だから、ラキオさん、僕のことを心配してくれて」
レムナン「皆さんには……誤解、されているかも、しれませんけど。
ラキオさんは、本当に……良い方なんです」
ラキオ「ここにいる全員が同意すると思うけど。
レムナン。君、相当に気持ち悪いよ」
レムナン「……」
セツ、君、意外と話が分かるじゃない」
ジョナス「……フム。
ならば是非もなし。ラキオの希望通り、グリーゼ星系へと向かおう」
レムナン「ああ、良かった……!
ありがとうございます、皆さん。それに……ラキオさん」
ラキオ「礼など要らないよ。
僕はただ、とっととグリーゼに戻りたいだけさ」
レムナン「いいえ……分かって、ます。
もし基地に行ったら、僕は、また、あの人に……。
だから、ラキオさん、僕のことを心配してくれて」
レムナン「皆さんには……誤解、されているかも、しれませんけど。
ラキオさんは、本当に……良い方なんです」
ラキオ「ここにいる全員が同意すると思うけど。
レムナン。君、相当に気持ち悪いよ」
レムナン「……」
オトメ「あの……ジョナスさん。
グリーゼの方に行くなら、途中で惑星ナダで降ろしてもらえると、と
てもうれしいのです」
オトメ「ナダには、あたしのおうちがあるので……」
ジョナス「無論、構わんとも。
フフ、レディのエスコートは紳士のたしなみだからな」
オトメ「やったあ! ありがとうなの!
ああ、ヨシカドさん、元気にしてるかなあ……」
グリーゼの方に行くなら、途中で惑星ナダで降ろしてもらえると、と
てもうれしいのです」
オトメ「ナダには、あたしのおうちがあるので……」
ジョナス「無論、構わんとも。
フフ、レディのエスコートは紳士のたしなみだからな」
オトメ「やったあ! ありがとうなの!
ああ、ヨシカドさん、元気にしてるかなあ……」
ククルシカ(よかったね……と。
嬉しそうにオトメを見つめている)
オトメ「そうだ、ククルシカさん。
ククルシカさんは、これからどうするのです?」
ククルシカ(ククルシカは、ゆっくりと手を振っている)
オトメ「……」
セツ「オトメ。
ククルシカは何て言ったの?」
オトメ「ええと……。
寝たり起きたりして、死ぬまで楽しく生きれればいいかなって」
セツ「……そう、なんだ」
オトメ「キュ! そうだ!
よかったらククルシカさん、一緒にナダに来ないですか?」
オトメ「きっとククルシカさん、お友達いっぱいできると思うの。
……どうかなあ?」
ククルシカ(ククルシカはただ、静かに微笑んでいる……)
嬉しそうにオトメを見つめている)
オトメ「そうだ、ククルシカさん。
ククルシカさんは、これからどうするのです?」
ククルシカ(ククルシカは、ゆっくりと手を振っている)
オトメ「……」
セツ「オトメ。
ククルシカは何て言ったの?」
オトメ「ええと……。
寝たり起きたりして、死ぬまで楽しく生きれればいいかなって」
セツ「……そう、なんだ」
オトメ「キュ! そうだ!
よかったらククルシカさん、一緒にナダに来ないですか?」
オトメ「きっとククルシカさん、お友達いっぱいできると思うの。
……どうかなあ?」
ククルシカ(ククルシカはただ、静かに微笑んでいる……)
- 廊下
セツ「――これから、か」
セツ「未来は、あるんだね。
ふふ、忘れていたよ。私には手が届かないものだから」
セツ「ね、(主人公)。
もし、ループを止めることができるとしたら」
セツ「私は、この世界でループを止めたい。
グノーシア汚染者のいない、この世界で」
ふふ、忘れていたよ。私には手が届かないものだから」
セツ「ね、(主人公)。
もし、ループを止めることができるとしたら」
セツ「私は、この世界でループを止めたい。
グノーシア汚染者のいない、この世界で」
セツ「そう、この世界だったら。
全員に未来があるんだ……」
全員に未来があるんだ……」
夕里子「だが(主人公)。
お前には未来など無い」
お前には未来など無い」
(主人公)『夕里子……?』
夕里子「なぜなら(主人公)。
お前はこの宇宙にあってはならぬ存在だからです」
セツ「いい加減にしてくないか、夕里子。
何故そんな言いがかりを――」
ステラ「いいえ、セツ様。
夕里子様のおっしゃる通りです」
セツ「――!
ステラまで、そんな事を……?」
夕里子「なぜなら(主人公)。
お前はこの宇宙にあってはならぬ存在だからです」
セツ「いい加減にしてくないか、夕里子。
何故そんな言いがかりを――」
ステラ「いいえ、セツ様。
夕里子様のおっしゃる通りです」
セツ「――!
ステラまで、そんな事を……?」
ステラ「(主人公)様は、ルゥアン星脱出の際、事故に巻き込まれて重傷を負われ
ました。
そのため、医療ポッドで治療を続けておられますが……」
セツ「その治療が終わって、ここにいる。
ただそれだけの事だろう?」
ステラ「ですが……」
ました。
そのため、医療ポッドで治療を続けておられますが……」
セツ「その治療が終わって、ここにいる。
ただそれだけの事だろう?」
ステラ「ですが……」
夕里子「ふ、セツ。しょせん言葉では伝わるまい。
己の目で確かめてくれば良いでしょう」
セツ「……わかった。
医療ポッドを確認しに行こう、(主人公)」
己の目で確かめてくれば良いでしょう」
セツ「……わかった。
医療ポッドを確認しに行こう、(主人公)」
- 医務室
セツ「――これ、だね。
このポッドには……確かに、誰か入っている」
セツ「ステータスは……治療中。もうじき終わるみたいだ。
ここで、待っておこうか」
このポッドには……確かに、誰か入っている」
セツ「ステータスは……治療中。もうじき終わるみたいだ。
ここで、待っておこうか」
セツ「……」
セツ「正直に言えば、私は……怖いんだ。
だけど、ね。覚えてる?」
セツ「「疑うな。畏れるな。そして知れ。
全ては知ることで救われる」」
セツ「昔(主人公)が、そう言ってくれたよね。
私もそう思う。私たちは、知らなければならないんだ」
(主人公)『……?
その言葉は、最初のループでセツが言っていたが……?』
セツ「あれ……?
まさか、覚えてないの?」
セツ「……あ、そうか。
ふ、ふふふっ、なるほどね」
セツ「正直に言えば、私は……怖いんだ。
だけど、ね。覚えてる?」
セツ「「疑うな。畏れるな。そして知れ。
全ては知ることで救われる」」
セツ「昔(主人公)が、そう言ってくれたよね。
私もそう思う。私たちは、知らなければならないんだ」
(主人公)『……?
その言葉は、最初のループでセツが言っていたが……?』
セツ「あれ……?
まさか、覚えてないの?」
セツ「……あ、そうか。
ふ、ふふふっ、なるほどね」
セツ「いや、何でもないんだ。気にしないで。
それより――見て」
セツ「治療が終わったみたいだ。
ポッドが……開くよ」
それより――見て」
セツ「治療が終わったみたいだ。
ポッドが……開くよ」
セツ「……ねえ、(主人公)」
セツ「もし、(主人公)が……
君が、何者であったとしても」
セツ「私は、君を――」
君が、何者であったとしても」
セツ「私は、君を――」
(主人公)『ポッドの中には……
もう一人の自分が、いた』
(主人公)『そして。
もう一人の自分が、目を開けた瞬間――』
もう一人の自分が、いた』
(主人公)『そして。
もう一人の自分が、目を開けた瞬間――』
『致命的なエラーにより、この宇宙は消滅しました』
時の狭間
- Day???
(主人公)『何も、見えない。
これは一体……』
これは一体……』
セツ「ひどく不安定な世界みたいだね」
セツ「宇宙消滅の余波で、こんな世界に飛ばされてしまったみたいだ。
恐らく、長くは保たないだろう」
セツ「……いい機会、かもしれない。
二人で話し合って、考えをまとめておこう」
セツ「宇宙消滅の余波で、こんな世界に飛ばされてしまったみたいだ。
恐らく、長くは保たないだろう」
セツ「……いい機会、かもしれない。
二人で話し合って、考えをまとめておこう」
セツ「さっきのループ――グノーシア汚染者のいない世界には、もう一人の
君がいた。
ならば……君はどういう存在なのだろう?」
セツ「ホンモノの(主人公)? クローン?
あるいは……(主人公)のフリをしている偽物?」
君がいた。
ならば……君はどういう存在なのだろう?」
セツ「ホンモノの(主人公)? クローン?
あるいは……(主人公)のフリをしている偽物?」
本物・クローン・偽物
▼本物
(主人公)『自分は本物だ、と答えた』
セツ「……そうだね。
君と、もう一人の君。どちらも本物の(主人公)だ。
私もそう思う」
セツ「同一の存在による矛盾の発生と、対消滅。
それによって、宇宙が消えたのだろうから」
(主人公)『自分は本物だ、と答えた』
セツ「……そうだね。
君と、もう一人の君。どちらも本物の(主人公)だ。
私もそう思う」
セツ「同一の存在による矛盾の発生と、対消滅。
それによって、宇宙が消えたのだろうから」
▼クローン
(主人公)『自分はクローン人間なのかも、と答えた』
▼偽物
(主人公)『自分は偽(主人公)かもしれない、と答えた』
(主人公)『自分はクローン人間なのかも、と答えた』
▼偽物
(主人公)『自分は偽(主人公)かもしれない、と答えた』
セツ「君自身は、そう思っているんだね。
そうか……」
セツ「いや、だけど君には記憶がないんだろう?
私の考えも聞いてほしい」
セツ「タイミングを考えると……君と、もう一人の(主人公)。
同一の存在による矛盾の発生と、対消滅」
セツ「宇宙消滅の原因は、それじゃないかな。
だから――君もまた、本物の(主人公)。そう考えていいと思う」
そうか……」
セツ「いや、だけど君には記憶がないんだろう?
私の考えも聞いてほしい」
セツ「タイミングを考えると……君と、もう一人の(主人公)。
同一の存在による矛盾の発生と、対消滅」
セツ「宇宙消滅の原因は、それじゃないかな。
だから――君もまた、本物の(主人公)。そう考えていいと思う」
▼(無言)
セツ「どうかな? 君自身の考えを聞かせて。
君は本物の(主人公)なのか、クローンか。
あるいは、偽物なのか」
(質問繰り返し)
セツ「どうかな? 君自身の考えを聞かせて。
君は本物の(主人公)なのか、クローンか。
あるいは、偽物なのか」
(質問繰り返し)
セツ「だとしたら――今までにループしてきた宇宙にも。
もう一人の(主人公)はいたのだろうか?
君はどう思う?」
もう一人の(主人公)はいたのだろうか?
君はどう思う?」
いた・いなかった
▼いた
(主人公)『いただろう、と答えた』
セツ「ああ。恐らく、そうだ。
前にラキオが言っていた通り、もう一人の(主人公)もまた、船内にい
たはずなんだ」
(主人公)『いただろう、と答えた』
セツ「ああ。恐らく、そうだ。
前にラキオが言っていた通り、もう一人の(主人公)もまた、船内にい
たはずなんだ」
▼いなかった
(主人公)『いなかったんじゃないか、と答えた』
セツ「これまでの宇宙は消滅していない。
だから、もう一人の(主人公)もいなかった。
そう……だけど」
セツ「思い出してみて。
前にラキオが言っていたはずなんだ。
もう一人の(主人公)が、船内にいた、と」
(主人公)『いなかったんじゃないか、と答えた』
セツ「これまでの宇宙は消滅していない。
だから、もう一人の(主人公)もいなかった。
そう……だけど」
セツ「思い出してみて。
前にラキオが言っていたはずなんだ。
もう一人の(主人公)が、船内にいた、と」
▼(無言)
セツ「……どうだろう。
今までの宇宙にも、もう一人の(主人公)がいたと思う?」
(質問繰り返し)
セツ「……どうだろう。
今までの宇宙にも、もう一人の(主人公)がいたと思う?」
(質問繰り返し)
セツ「そして……もう一人の(主人公)が、どうなったのか。
これもラキオの言ったことだけど、覚えている?」
これもラキオの言ったことだけど、覚えている?」
消えた・忘れた
▼消えた
(主人公)『ラキオは、消えたと言っていた、と答えた』
セツ「そう。
巻き戻った私たちが目を覚ます前に、消えていたんだ」
(主人公)『ラキオは、消えたと言っていた、と答えた』
セツ「そう。
巻き戻った私たちが目を覚ます前に、消えていたんだ」
▼忘れた
(主人公)『もう覚えていない、と答えた』
▼(無言)
(特になし)
(主人公)『もう覚えていない、と答えた』
▼(無言)
(特になし)
セツ「ラキオによれば、もう一人の(主人公)は――消えたんだ。
巻き戻った私たちが目を覚ます前にね」
巻き戻った私たちが目を覚ます前にね」
セツ「では――
もう一人の(主人公)を消したのは、誰?」
もう一人の(主人公)を消したのは、誰?」
グノーシア
▼(無言)
セツ「……もう一人の(主人公)を、消したのは。
君は、誰だと思う?」
(質問繰り返し)
セツ「……もう一人の(主人公)を、消したのは。
君は、誰だと思う?」
(質問繰り返し)
▼グノーシア
(主人公)『グノーシアだ、と答えた』
(主人公)『グノーシアだ、と答えた』
セツ「その通り。
船内のグノーシア汚染者が、もう一人の(主人公)を消していた」
セツ「そのため、君ともう一人の(主人公)――
二重存在の問題は、これまで起きなかった」
船内のグノーシア汚染者が、もう一人の(主人公)を消していた」
セツ「そのため、君ともう一人の(主人公)――
二重存在の問題は、これまで起きなかった」
セツ「だが、汚染者がいなければ――
宇宙が、消失する」
宇宙が、消失する」
セツ「だから今まで、汚染者のいる宇宙にしかループできなかったんだ。
私たちがこの先も存在を許される宇宙は、そこにしか無いから」
セツ「……」
私たちがこの先も存在を許される宇宙は、そこにしか無いから」
セツ「……」
セツ「私は……ね、(主人公)。
あの、船に汚染者がいない宇宙で、思ったんだ」
セツ「できることなら……あの宇宙で。
皆が犠牲になることなく、皆に希望がある宇宙で。
ループを終わらせたい、と」
セツ「だから……」
あの、船に汚染者がいない宇宙で、思ったんだ」
セツ「できることなら……あの宇宙で。
皆が犠牲になることなく、皆に希望がある宇宙で。
ループを終わらせたい、と」
セツ「だから……」
セツ「(主人公)、やはり「鍵」だ。
この状況を打開するには、「鍵」が必要だと思う」
セツ「「銀の鍵」が満ちるまで。
可能な限り、全ての情報を集めるんだ。
まだ知らないこと、船の皆のこと、全てを……」
この状況を打開するには、「鍵」が必要だと思う」
セツ「「銀の鍵」が満ちるまで。
可能な限り、全ての情報を集めるんだ。
まだ知らないこと、船の皆のこと、全てを……」
セツ「そうすれば、きっと――
(主人公)は……」
(主人公)は……」
『この宇宙は崩壊しました』
まだ条件が足りていない
セツ「この宇宙に、君がいるということは――
君の「銀の鍵」は、もう満ちているの?」
君の「銀の鍵」は、もう満ちているの?」
満ちている・まだ
▼満ちている
(主人公)『もう満ちている、と答えた』
セツ「……(主人公)。
どうしてそんな無意味な嘘をつくの?
さすがに私もどうかと思うよ?」
セツ「いい?
「銀の鍵」が満たされなければ、ここに来ても何も解決しないんだ」
▼まだ
(主人公)『まだ満ちてはいない、と答えた』
セツ「そうか。
だったらここに来るのいは、まだ早いね」
▼(無言)
セツ「……その様子では、まだみたいだね。
だったらここに来るのは、まだ早いよ」
(主人公)『もう満ちている、と答えた』
セツ「……(主人公)。
どうしてそんな無意味な嘘をつくの?
さすがに私もどうかと思うよ?」
セツ「いい?
「銀の鍵」が満たされなければ、ここに来ても何も解決しないんだ」
▼まだ
(主人公)『まだ満ちてはいない、と答えた』
セツ「そうか。
だったらここに来るのいは、まだ早いね」
▼(無言)
セツ「……その様子では、まだみたいだね。
だったらここに来るのは、まだ早いよ」
セツ「君と、もう一人の(主人公)の二重存在によって――
この宇宙は、消えてしまうのだから」
この宇宙は、消えてしまうのだから」
セツ「(主人公)。情報を集めるんだ。
あらゆる宇宙で、あらゆる人々から」
セツ「そのためには、自分の役割や、選択。
色々なことを試してみた方がいいと思う」
あらゆる宇宙で、あらゆる人々から」
セツ「そのためには、自分の役割や、選択。
色々なことを試してみた方がいいと思う」
セツ「そして、全ての情報が揃ったら――
また、ここに来て。グノーシア汚染者のいない宇宙に」
また、ここに来て。グノーシア汚染者のいない宇宙に」
セツ「ね?
私はここで、待っているから……」
私はここで、待っているから……」
『致命的なエラーにより、この宇宙は消滅しました』