- 関連乗員:セツ、ラキオ
- 関連条件:主人公(人間側)、セツ(人間側)
LOOP0 (0日目)後に発生
イベント中、セツと主人公はコールドスリープされず、グノーシアに襲われない。
特定の条件下ではラキオとの会話を発生させずイベント完遂も可能だが、存在しないラキオとの会話の記憶が出てくる。
「人間側の勝利が確定」「グノーシア側の勝利が確定」「15日目に到達」「勝利陣営は確定していないが、全体人数が特定数まで減る」等のいずれかの条件を満たすとイベントが終了する。
イベント中、セツと主人公はコールドスリープされず、グノーシアに襲われない。
特定の条件下ではラキオとの会話を発生させずイベント完遂も可能だが、存在しないラキオとの会話の記憶が出てくる。
「人間側の勝利が確定」「グノーシア側の勝利が確定」「15日目に到達」「勝利陣営は確定していないが、全体人数が特定数まで減る」等のいずれかの条件を満たすとイベントが終了する。
イベントに必須ではないが、2日目以降の夜にジナとステラが生存していると、自動発生で専用夜会話が発生する。
それぞれの身体の理由(しげみち・シピ)など、その場だけでイベントが終わる会話イベントが並行して起こることもある。が、ニンボクイベントだけは、発生させてしまうと初日夜のラキオとの会話が消えるほか、セツに鍵を渡した後に敗北イベントが発生するなど、時空が少しおかしくなる。
1日目
- 議論前・廊下
(主人公)『廊下の先を、セツが歩いている。
声を掛けておこう』
声を掛けておこう』
セツ「君は――」
セツ「ええと、誰……だったかな?」
- メインコンソール
(主人公)『さっきのセツの反応……
こちらのことを、まるで覚えていないようだった』
こちらのことを、まるで覚えていないようだった』
沙明「――んで?
グノーシアが混じってるっつっても、結局どうすりゃイイのよ?」
ステラ「このまま結論が出ないようですと……
汚染の拡大を防ぐため、当船は自壊することになるます」
しげみち「ヒエー、そりゃたまらんな!
どうにかせんといかんぞ!」
グノーシアが混じってるっつっても、結局どうすりゃイイのよ?」
ステラ「このまま結論が出ないようですと……
汚染の拡大を防ぐため、当船は自壊することになるます」
しげみち「ヒエー、そりゃたまらんな!
どうにかせんといかんぞ!」
(主人公)『いつものループならば、セツが投票を提案して、話し合いをまとめて
くれるのだが……』
くれるのだが……』
ラキオ「やれやれ、衆愚極まれりだね。
じゃあこうしようか。全員の脳を――」
夕里子「セツ。お前は軍人でしょう。
適切な対処をなさい」
セツ「え? いきなりそんな事を言われても……」
ラキオ「……」
セツ「だけど、例えば……そうだね。
閉鎖環境におけるグノーシア汚染の対策として――」
じゃあこうしようか。全員の脳を――」
夕里子「セツ。お前は軍人でしょう。
適切な対処をなさい」
セツ「え? いきなりそんな事を言われても……」
ラキオ「……」
セツ「だけど、例えば……そうだね。
閉鎖環境におけるグノーシア汚染の対策として――」
(主人公)『ようやく、話し合って投票という流れに落ち着いた。
セツの様子は気になるが……』
セツの様子は気になるが……』
- 議論後
(主人公)『……やはり、確かめておくべきだろう。
廊下でセツに話しかけた』
廊下でセツに話しかけた』
セツ「ああ、(主人公)……だったね。
私になにか用かな?」
(主人公)『自分の事を、本当に覚えていないのか。
以前のループの事も覚えていないのかと聞いてみた』
セツ「(主人公)は、この船に避難してきた被災者だろう?
当然、それ以上の事は知らないが」
セツ「それに、ループというのは何?
残念だけど、私には分からないな」
(主人公)『セツは何も知らないようだ。
……どういう事だろう』
私になにか用かな?」
(主人公)『自分の事を、本当に覚えていないのか。
以前のループの事も覚えていないのかと聞いてみた』
セツ「(主人公)は、この船に避難してきた被災者だろう?
当然、それ以上の事は知らないが」
セツ「それに、ループというのは何?
残念だけど、私には分からないな」
(主人公)『セツは何も知らないようだ。
……どういう事だろう』
セツ「悪いが、私はもう行くよ。
グノーシア汚染への対策を考えておきたいんだ」
グノーシア汚染への対策を考えておきたいんだ」
ラキオ「随分と興味深いことを話しているじゃないか」
(主人公)『……ラキオ?
セツとの会話を盗み聞きしていたのだろうか』
ラキオ「人聞きの悪いことを言わないで貰おうか。
まあいい、ついて来なよ。――知りたいンだろう?」
セツとの会話を盗み聞きしていたのだろうか』
ラキオ「人聞きの悪いことを言わないで貰おうか。
まあいい、ついて来なよ。――知りたいンだろう?」
- 個室4
ラキオ「フフン、ループね。
察するに君、これを持っているンじゃない?」
察するに君、これを持っているンじゃない?」
(主人公)『「鍵」、だ……」
ラキオ「一応言っておくけど、僕はループなんてしていないよ。
僕の「銀の鍵」は不活性状態だからね」
ラキオ「一応言っておくけど、僕はループなんてしていないよ。
僕の「銀の鍵」は不活性状態だからね」
ラキオ「さてと。
それじゃ君のも出してみなよ」
それじゃ君のも出してみなよ」
「鍵」を出す
▼(無言)
ラキオ「……おや、聞こえなかった?
僕は、「鍵」を・出・せ・と・言ってるンだけど」
▼「鍵」を出す
(特になし)
ラキオ「……おや、聞こえなかった?
僕は、「鍵」を・出・せ・と・言ってるンだけど」
▼「鍵」を出す
(特になし)
(主人公)『ラキオに言われるまま、「鍵」を出した』
ラキオ「ははッ、やはり思った通りだ!
まさか生きた研究対象に会えるとはね。全く僕ときたら、幸運にまで
恵まれているんだな!」
ラキオ「さァて、どうしようかな。
まずは念のため、試しておくとするか……」
ラキオ「ははッ、やはり思った通りだ!
まさか生きた研究対象に会えるとはね。全く僕ときたら、幸運にまで
恵まれているんだな!」
ラキオ「さァて、どうしようかな。
まずは念のため、試しておくとするか……」
ラキオ「「疑うな。畏れるな。そして知れ。
全ては知ることで救われる」」
全ては知ることで救われる」」
ラキオ「……やはり反応しないね。
間違いなく(主人公)に定着してるンだ。ハハッ、ご愁傷さま」
間違いなく(主人公)に定着してるンだ。ハハッ、ご愁傷さま」
(主人公)『「疑うな。畏れるな。そして知れ」
……その言葉は確か、最初のループでセツから聞いたはずだ」
ラキオ「ああ、一応君にも説明してあげるよ。
「疑うな……」というのは一種のキーワードでね。これを唱えると
「銀の鍵」が完全に宿主に寄生するのさ」
ラキオ「それで君は今、「銀の鍵」が満足するまで、情報を集めてるわけだ。
鍵の奴隷になるってどんな気分? 僕には想像もつかないね」
……その言葉は確か、最初のループでセツから聞いたはずだ」
ラキオ「ああ、一応君にも説明してあげるよ。
「疑うな……」というのは一種のキーワードでね。これを唱えると
「銀の鍵」が完全に宿主に寄生するのさ」
ラキオ「それで君は今、「銀の鍵」が満足するまで、情報を集めてるわけだ。
鍵の奴隷になるってどんな気分? 僕には想像もつかないね」
ラキオ「で? さあ、話しなよ。悩み事があるンだろう?
まずは状況説明からだ。簡潔にね」
まずは状況説明からだ。簡潔にね」
(主人公)『今までの出来事やセツとのことを、ラキオに伝えた』
ラキオ「ふゥん……成る程ね。
大体予想はついていたけど、やはりそういう事だったンだ」
ラキオ「そうだな……。
今のセツが何も覚えてないのが事実だとすると、こう考えられる」
大体予想はついていたけど、やはりそういう事だったンだ」
ラキオ「そうだな……。
今のセツが何も覚えてないのが事実だとすると、こう考えられる」
ラキオ「セツは元々、ループなんてしてなかったンじゃない?」
ラキオ「今までずっとセツは、自分もループしている、なんて嘘を吐きながら
君を騙していたのさ。
君を味方に引き入れるために、さ」
(主人公)『セツが……ずっと、嘘をついていた?』
ラキオ「今までずっとセツは、自分もループしている、なんて嘘を吐きながら
君を騙していたのさ。
君を味方に引き入れるために、さ」
(主人公)『セツが……ずっと、嘘をついていた?』
ラキオ「……なんてね。
ハハッ、冗談だよ。まさか本気にしたの?」
ラキオ「流石にそれは無理があるだろう? 違うよ。
事実はもっと単純なものだ」
ハハッ、冗談だよ。まさか本気にしたの?」
ラキオ「流石にそれは無理があるだろう? 違うよ。
事実はもっと単純なものだ」
ラキオ「簡単なことだよ。
セツはまだ、鍵を持っていないンだろう」
ラキオ「今回のセツは、ループに巻き込まれるより前の――
唯一のセツなのさ」
ラキオ「つまり、だ。もうじき、セツはループを始めることになるわけだ。
恐らく――
僕の、この「銀の鍵」を使って」
セツはまだ、鍵を持っていないンだろう」
ラキオ「今回のセツは、ループに巻き込まれるより前の――
唯一のセツなのさ」
ラキオ「つまり、だ。もうじき、セツはループを始めることになるわけだ。
恐らく――
僕の、この「銀の鍵」を使って」
ラキオ「セツはずっと、ループから逃れたがっていたンだろう?
今回はセツにとって、唯一無二の好機かもしれないな」
ラキオ「もし今回のセツが「銀の鍵」に寄生されなかったとしたら?
セツの因果はここで収束する。
そもそもループなんて、していなかったことになるだろうね」
ラキオ「そして君がセツから「銀の鍵」を受け取ったという事実も消える。
ループすることもなくなり、ははっ、万々歳ってわけだ」
今回はセツにとって、唯一無二の好機かもしれないな」
ラキオ「もし今回のセツが「銀の鍵」に寄生されなかったとしたら?
セツの因果はここで収束する。
そもそもループなんて、していなかったことになるだろうね」
ラキオ「そして君がセツから「銀の鍵」を受け取ったという事実も消える。
ループすることもなくなり、ははっ、万々歳ってわけだ」
(主人公)『「銀の鍵」を使わなければ……
セツも自分も、ループから……抜けられる?』
ラキオ「ま、あくまで仮説だけど。
それなりの妥当性はあるンじゃない?」
セツも自分も、ループから……抜けられる?』
ラキオ「ま、あくまで仮説だけど。
それなりの妥当性はあるンじゃない?」
LeVi『空間転移の時間が迫っております。
(主人公)様、自室にお戻りくださいませ』
(主人公)様、自室にお戻りくださいませ』
ラキオ「おや、随分話し込んでしまったな。
……まあいいだろう。僕の考えは一通り伝えたからね」
ラキオ「セツをループに巻き込むか、解放してやるか。
はッ、大体予想は付くけど。後は好きにするがいいさ」
……まあいいだろう。僕の考えは一通り伝えたからね」
ラキオ「セツをループに巻き込むか、解放してやるか。
はッ、大体予想は付くけど。後は好きにするがいいさ」
イベント中限定夜会話
- ジナ&ステラ(自動発生)
(主人公)『ロビーから、ジナとステラの話し声が聞こえてくる』
ステラ「――星系を経由することになると存じます」
ジナ「アラコシア星系……」
ジナ「アラコシア星系……」
(主人公)『……以前、こんな会話を聞いたことがあるような気がする』
- ラキオ
ラキオ「僕としては、君に言うべきことはもう無いンだけど。
後は勝手にすれば?」
後は勝手にすれば?」
- セツ
セツ「何か……用かな?」
(主人公)『セツは、こちらを警戒しているようだ……』
セツ「……率直に言おう。私は(主人公)を信用できない。
だから、個人的な情報交換には応じられない」
(主人公)『話ができそうな雰囲気ではないな……』
(主人公)『セツは、こちらを警戒しているようだ……』
セツ「……率直に言おう。私は(主人公)を信用できない。
だから、個人的な情報交換には応じられない」
(主人公)『話ができそうな雰囲気ではないな……』
- セツ(2回目以降)
セツ「……悪いが、(主人公)。
君と情報交換をする気にはなれない」
君と情報交換をする気にはなれない」
終了条件後
LeVi『警告いたします。
現在、船体に異常が発生しております』
LeVi『シールドが破損しているため、デブリの衝突によって被害が発生する
恐れがございます。
乗員の皆様は至急、下層区画に避難なさってください』
(主人公)『……!』
現在、船体に異常が発生しております』
LeVi『シールドが破損しているため、デブリの衝突によって被害が発生する
恐れがございます。
乗員の皆様は至急、下層区画に避難なさってください』
(主人公)『……!』
セツ「ああ、(主人公)!
急いで! こっちだ!」
急いで! こっちだ!」
セツ「皆、下層区画のEVAルームに避難している。
中に入って宇宙服を着ておくんだ。いいね?」
セツ「LeVi、ここも気圧が下がってる。
スロープの隔壁を閉鎖して」
LeVi『承知いたしました。ただちに封鎖します」
セツ「さあ(主人公)、先に行くんだ。
――走れ!」
中に入って宇宙服を着ておくんだ。いいね?」
セツ「LeVi、ここも気圧が下がってる。
スロープの隔壁を閉鎖して」
LeVi『承知いたしました。ただちに封鎖します」
セツ「さあ(主人公)、先に行くんだ。
――走れ!」
(衝撃音)
(主人公)『今の音は!?
それに……セツがいない!』
(主人公)『セツはまだ、隔壁の向こうにいるのか!?
――戻らなければ!』
それに……セツがいない!』
(主人公)『セツはまだ、隔壁の向こうにいるのか!?
――戻らなければ!』
(主人公)『閉じかけた隔壁の下を潜った。
そして……』
そして……』
(主人公)『……デブリに直撃されたのだろう。
セツの、体は……』
セツの、体は……』
セツ「……馬鹿……な……。
な、ぜ……戻って……」
セツ「私は……もう……から。
下に……行く、んだ。……行って!」
(主人公)『このままでは、セツはもう……。
だが、今セツが死んでしまったら――』
な、ぜ……戻って……」
セツ「私は……もう……から。
下に……行く、んだ。……行って!」
(主人公)『このままでは、セツはもう……。
だが、今セツが死んでしまったら――』
(ラキオ)『セツの因果はここで収束する。
そもそもループなンて、していなかったことになるだろうね』
そもそもループなンて、していなかったことになるだろうね』
(主人公)『セツの死が、永遠に確定してしまう!
セツが死んだまま、ここで全てが……終わってしまう』
セツ「何を……してるんだ!
早く……ゲホッ、行って……」
セツが死んだまま、ここで全てが……終わってしまう』
セツ「何を……してるんだ!
早く……ゲホッ、行って……」
(主人公)『どうすればいい!?
どうすれば、セツを助けられる?』
どうすれば、セツを助けられる?』
ラキオの部屋へ
▼(無言)
(主人公)『どうすればいい!?
どうすれば、セツを助けられる?』
(質問繰り返し)
(主人公)『どうすればいい!?
どうすれば、セツを助けられる?』
(質問繰り返し)
▼ラキオの部屋へ
(主人公)『そうだ、ラキオは「銀の鍵」を持っていた!
ラキオの部屋に行こう!」
(主人公)『そうだ、ラキオは「銀の鍵」を持っていた!
ラキオの部屋に行こう!」
- ラキオの部屋
(主人公)『「銀の鍵」は――
何故か、目立つ場所に置かれている』
(主人公)『「鍵」の側に、メッセージが残されている……』
何故か、目立つ場所に置かれている』
(主人公)『「鍵」の側に、メッセージが残されている……』
(ラキオ)『「どうせ緊急事態でコレを使うことになるんだろう?
探す手間を省いてやるから感謝しなよ」』
探す手間を省いてやるから感謝しなよ」』
(主人公)『……。
とにかく「鍵」は手に入れた! 後は――』
とにかく「鍵」は手に入れた! 後は――』
- セツの元へ
(主人公)『セツは……!』
セツ「……」
(主人公)『危険な状態だ。それに、酸素も薄くなってきている。
急がなければ――』
(主人公)『危険な状態だ。それに、酸素も薄くなってきている。
急がなければ――』
「鍵」を使う
▼(無言)
(主人公)『……急がなければ!』
(選択肢繰り返し)
(主人公)『……急がなければ!』
(選択肢繰り返し)
▼「鍵」を使う
(主人公)『セツの傍に、「銀の鍵」を置いた』
セツ「……あ」
(主人公)『セツの傍に、「銀の鍵」を置いた』
セツ「……あ」
(主人公)『「疑うな。畏れるな。そして知れ。
全ては知ることで救われる」』
全ては知ることで救われる」』
セツ「こ……は……」
(主人公)『「銀の鍵」が、セツの中に消えていく……』
(主人公)『「銀の鍵」が、セツの中に消えていく……』
(主人公)『……これで、セツは。
これからずっと、ループに囚われることになる』
セツ「……」
(主人公)『今は、何を話してもセツには届かないだろう。
だから……』
これからずっと、ループに囚われることになる』
セツ「……」
(主人公)『今は、何を話してもセツには届かないだろう。
だから……』
(主人公)『ただ、セツを抱きしめた』
(結果画面の文言:『この宇宙は、セツにとって全ての始まりだった』)