- 関連乗員:セツ、ジナ、SQ、ラキオ
(ステラ、ジョナス、ククルシカ)
- 特徴:新しいセーブデータで最初から始めると、「一緒に遊ぼう」で選んだ選択肢が出現。
主人公の名前が変わっている場合、セツからは「一緒に遊ぼう」を経験した方の名前で呼ばれる。
他の乗員は新しく設定した名前で呼んでくる。
セツは他の乗員がいる前(終了時の会話を除くセツの闘い)では新しい名前で呼んでくるが、二人きり(それ以外のシーン)になると以前の呼び名へ戻す。
他の乗員は新しく設定した名前で呼んでくる。
セツは他の乗員がいる前(終了時の会話を除くセツの闘い)では新しい名前で呼んでくるが、二人きり(それ以外のシーン)になると以前の呼び名へ戻す。
セツとの再会
『膨大な知識の流入』
(内容はLOOP1参照)
(内容はLOOP1参照)
セツ「分かった?」
わかった・わからない・(映画館で寝てた事・オトメ釣りの事)
▼わかった・わからない
LOOP1へ
LOOP1へ
▼映画館で寝てた事
(主人公)『セツが映画を観ながら眠ったのは、楽しく観ていたしげみちに対して
失礼だったのではないか、と苦言を呈した』
▼オトメ釣りの事
(主人公)『釣りを楽しむのは良いが、さすがにオトメの口が血だらけになるまで
続けたのはいかがなものか、と苦言を呈した』
(主人公)『セツが映画を観ながら眠ったのは、楽しく観ていたしげみちに対して
失礼だったのではないか、と苦言を呈した』
▼オトメ釣りの事
(主人公)『釣りを楽しむのは良いが、さすがにオトメの口が血だらけになるまで
続けたのはいかがなものか、と苦言を呈した』
セツ「えっ……何?
……えっ! まさか――」
セツ「まさか、(主人公)?
というか今さらそんな事で説教? ええっ!?」
……えっ! まさか――」
セツ「まさか、(主人公)?
というか今さらそんな事で説教? ええっ!?」
セツ「ちょっと待ってね……混乱してる。
はは……参ったな」
セツ「――!」
はは……参ったな」
セツ「――!」
セツ「今、私の「鍵」で……
(主人公)の最後の特記事項が解放されたんだ。
君が「別の次元から、意識だけを繋いでいる」と」
(主人公)の最後の特記事項が解放されたんだ。
君が「別の次元から、意識だけを繋いでいる」と」
セツ「じゃあ、本当に(主人公)なんだね。
(主人公)……」
セツ「でも、どうしてここに?
君には、ここに来る理由なんてないだろう?」
(主人公)……」
セツ「でも、どうしてここに?
君には、ここに来る理由なんてないだろう?」
セツに会うため・セツを助けたい
▼セツに会うため
(主人公)『もう一度セツに会うために、またここに来た、と答えた』
▼セツを助けたい
(主人公)『セツをループから助け出したいから、ここに来た、と答えた』
▼(無言)
(特になし)
(主人公)『もう一度セツに会うために、またここに来た、と答えた』
▼セツを助けたい
(主人公)『セツをループから助け出したいから、ここに来た、と答えた』
▼(無言)
(特になし)
セツ「……」
セツ「これは、最後の贈り物、なのかな」
セツ「……」
セツ「これは、最後の贈り物、なのかな」
セツ「……」
セツ「さっき、私の「銀の鍵」が満ちたよ。
(主人公)の最後の情報で、ね」
セツ「きっと、次にループしたら、もう君には会えないと思う。
だから……」
(主人公)の最後の情報で、ね」
セツ「きっと、次にループしたら、もう君には会えないと思う。
だから……」
セツ「この世界で終わらせよう。
君に会えた、この世界で」
君に会えた、この世界で」
- 廊下
セツ「このループについて、何か覚えている?
私自身は、君に鍵を渡したことは無いけれど……
君は経験しているんだろう?」
(主人公)『最初のループでは……
まずラキオがコールドスリープして、翌朝ジナが消えた』
(主人公)『そして、確か……SQがグノーシアだったはずだ』
セツ「そう、SQが……。
ならば今回も、SQがグノーシアの可能性が高い、か」
私自身は、君に鍵を渡したことは無いけれど……
君は経験しているんだろう?」
(主人公)『最初のループでは……
まずラキオがコールドスリープして、翌朝ジナが消えた』
(主人公)『そして、確か……SQがグノーシアだったはずだ』
セツ「そう、SQが……。
ならば今回も、SQがグノーシアの可能性が高い、か」
セツ「――わかった。メインコンソールに行こう。
話し合いの中で決着をつけるんだ」
セツ「ずっと、君に頼りすぎていたから。
今回は、私にやらせて欲しい」
セツ「私も、無駄にループを重ねてきたわけじゃないからね。
ふふっ、少しは君に良いところを見せたいんだ」
話し合いの中で決着をつけるんだ」
セツ「ずっと、君に頼りすぎていたから。
今回は、私にやらせて欲しい」
セツ「私も、無駄にループを重ねてきたわけじゃないからね。
ふふっ、少しは君に良いところを見せたいんだ」
どうするの?
▼どうするの?
(主人公)『セツに、話し合いをどう進めるつもりなのかを聞いた』
▼(無言)
(特になし)
(主人公)『セツに、話し合いをどう進めるつもりなのかを聞いた』
▼(無言)
(特になし)
セツ「このループには、グノーシア汚染者がいるけど。
全員、生き残るようにするつもりなんだ」
セツ「一人の犠牲も出さずに、私のループを終わらせる。
だから……見ていてね、(主人公)」
全員、生き残るようにするつもりなんだ」
セツ「一人の犠牲も出さずに、私のループを終わらせる。
だから……見ていてね、(主人公)」
セツの闘い
- メインコンソール
ラキオ「遅かったじゃないか。
それで(主人公)がグノーシアだって決まったのかい?」
SQ「てか、そういうラキオが一番アヤシーって話だケドNE」
ジナ「……セツ。
(主人公)は、平気?」
それで(主人公)がグノーシアだって決まったのかい?」
SQ「てか、そういうラキオが一番アヤシーって話だケドNE」
ジナ「……セツ。
(主人公)は、平気?」
セツ「ああ、(主人公)については心配ない。
今までのことは思い出したからね」
ラキオ「……フン、そうかい」
セツ「そして、これから話すよ。
――全てを」
今までのことは思い出したからね」
ラキオ「……フン、そうかい」
セツ「そして、これから話すよ。
――全てを」
ROUND1
セツの話を聞く
セツ「最初に言っておこう。
グノーシアはSQだ」
グノーシアはSQだ」
SQ「へ? なんでなんで?」
セツ「私は、知っているんだ。
議論するまでもなく、ね」
ラキオ「……当然、根拠はあるんだろう?
とっとと出しなよ」
セツ「私は、知っているんだ。
議論するまでもなく、ね」
ラキオ「……当然、根拠はあるんだろう?
とっとと出しなよ」
セツ「ああ、根拠は。
――これだよ」
ラキオ「……「銀の鍵」か」
――これだよ」
ラキオ「……「銀の鍵」か」
ラキオ「はっ、なるほどね。
経験済みってワケだ」
ジナ「……どういう事?」
経験済みってワケだ」
ジナ「……どういう事?」
セツ「この「銀の鍵」は、一種の生命体。
私は、これに寄生されているんだ」
ラキオ「そして寄生された人間は、同じ時間を繰り返すハメになるのさ。
「銀の鍵」が満足するまで、何度も何度もね」
ラキオ「だからこの状況では、グノーシアがSQだという事も知っている。
そういう事だろう?」
セツ「ああ、その通りだ」
ジナ「……」
私は、これに寄生されているんだ」
ラキオ「そして寄生された人間は、同じ時間を繰り返すハメになるのさ。
「銀の鍵」が満足するまで、何度も何度もね」
ラキオ「だからこの状況では、グノーシアがSQだという事も知っている。
そういう事だろう?」
セツ「ああ、その通りだ」
ジナ「……」
SQ「ちょ、ちょっと待ってよう。
勝手に話が進んでるんですケド……」
SQ「そんなの、ホントの事かどうかワカンナイじゃん?
セツとラキオが話合わせてるダケかも――」
セツ「だとしても。
結果は変わらないよ、SQ」
セツ「私、ラキオ、それに(主人公)。
投票になれば、この3人はSQに票を入れることになるだろう」
セツ「だからSQ。君がグノーシア汚染者ならば――
いや、私は君が汚染されていると確信しているが。
もう君に打つ手は残っていないんだ」
SQ「……」
勝手に話が進んでるんですケド……」
SQ「そんなの、ホントの事かどうかワカンナイじゃん?
セツとラキオが話合わせてるダケかも――」
セツ「だとしても。
結果は変わらないよ、SQ」
セツ「私、ラキオ、それに(主人公)。
投票になれば、この3人はSQに票を入れることになるだろう」
セツ「だからSQ。君がグノーシア汚染者ならば――
いや、私は君が汚染されていると確信しているが。
もう君に打つ手は残っていないんだ」
SQ「……」
ROUND2
話の続きを聞く
ラキオ「結論が出たね。
さっさと投票に移ろうじゃないか」
さっさと投票に移ろうじゃないか」
セツ「いや、待ってくれ。
私は、SQをコールドスリープさせるつもりは無いんだ」
私は、SQをコールドスリープさせるつもりは無いんだ」
だったら誰を?
▼だったら誰を?
(主人公)『だったら誰をコールドスリープさせるつもりなのか、とセツに聞いた』
▼(無言)
ジナ「……?
じゃあ、どうするの?」
(主人公)『だったら誰をコールドスリープさせるつもりなのか、とセツに聞いた』
▼(無言)
ジナ「……?
じゃあ、どうするの?」
セツ「私の相手は、SQという名前じゃない。
そうだろう? ――マナン」
SQ「――!」
そうだろう? ――マナン」
SQ「――!」
マナン「……ふぅん。
そんなコトまでバレちってるんだ」
セツ「ああ。
私も、無駄にループを繰り返してきたわけじゃ無いからね」
そんなコトまでバレちってるんだ」
セツ「ああ。
私も、無駄にループを繰り返してきたわけじゃ無いからね」
マナンって?
▼マナンって?
(主人公)『マナンとは誰のことなのか、セツに聞いた』
▼(無言)
ジナ「マナン……って?」
(主人公)『マナンとは誰のことなのか、セツに聞いた』
▼(無言)
ジナ「マナン……って?」
セツ「SQというのは、ね。
母親――マナンの、人格移植用の肉体の識別名なんだ」
セツ「SQと自称してはいるけど。
実際の名前……その人格の本来の名は、マナン」
マナン「はーい、SQちゃんのママ、マナンちゃんDEATH」
母親――マナンの、人格移植用の肉体の識別名なんだ」
セツ「SQと自称してはいるけど。
実際の名前……その人格の本来の名は、マナン」
マナン「はーい、SQちゃんのママ、マナンちゃんDEATH」
ラキオ「人格移植ねえ……。
電脳化ならばともかく、人格の移植技術が確立されていたなンて話、
聞いたこと無いンだけど?」
マナン「アタシ以外にも何人か移植したんだけどNE。
遺伝的なコドモ使わないとだし、あんま広まっちゃうと商売しにくい
んだよねー」
ジナ「……親が。
子供の体を、奪うの?」
電脳化ならばともかく、人格の移植技術が確立されていたなンて話、
聞いたこと無いンだけど?」
マナン「アタシ以外にも何人か移植したんだけどNE。
遺伝的なコドモ使わないとだし、あんま広まっちゃうと商売しにくい
んだよねー」
ジナ「……親が。
子供の体を、奪うの?」
セツ「……だけど、マナン。
君の人格移植は、完全なものでは無いだろう?」
マナン「……何が言いたいのかニャ?」
セツ「君が人格を移植する際、強い抵抗があったんじゃないか?」
マナン「おおう、よく知ってるNE。
でも、それがどうかしたのん?」
セツ「その抵抗は、SQ――
君の体の、本来の持ち主があらがっていたんだ」
マナン「ん、そうカモNE」
君の人格移植は、完全なものでは無いだろう?」
マナン「……何が言いたいのかニャ?」
セツ「君が人格を移植する際、強い抵抗があったんじゃないか?」
マナン「おおう、よく知ってるNE。
でも、それがどうかしたのん?」
セツ「その抵抗は、SQ――
君の体の、本来の持ち主があらがっていたんだ」
マナン「ん、そうカモNE」
セツ「そして私はね、マナン。
SQに何度も会ったことがある。
マナンではなく、本物のSQに」
マナン「……」
SQに何度も会ったことがある。
マナンではなく、本物のSQに」
マナン「……」
セツ「ループを繰り返す内に、分かったことがある。
SQの人格がマナンなのは。
グノーシアに汚染されていた場合だけだ」
SQの人格がマナンなのは。
グノーシアに汚染されていた場合だけだ」
マナン「……え」
マナン「……」
ラキオ「あはははっ、面白い!
つまりセツ、君はこのSQ? マナン? をハメたンだ?」
ラキオ「自分がマナンだと認めた以上は、グノーシアであることを自白したも
同様だってコトだね。
ふふん、お見事。褒めてあげるよ」
マナン「……」
ラキオ「あはははっ、面白い!
つまりセツ、君はこのSQ? マナン? をハメたンだ?」
ラキオ「自分がマナンだと認めた以上は、グノーシアであることを自白したも
同様だってコトだね。
ふふん、お見事。褒めてあげるよ」
観念しろ
▼観念しろ
(主人公)『もうグノーシアであることは明らかだ。
観念しろ、とマナンに言った』
▼(無言)
(特になし)
(主人公)『もうグノーシアであることは明らかだ。
観念しろ、とマナンに言った』
▼(無言)
(特になし)
マナン「……やってくれるじゃない」
ROUND3
話の続きを聞く
ラキオ「ははっ、いよいよ年貢の納め時って奴だね」
セツ「そう、ただし――
決着は、コールドスリープ以外の形で着けるつもりだ」
マナン「え、ナニナニ?
ひょっとして、見逃してくれるってコト?」
セツ「そう、ただし――
決着は、コールドスリープ以外の形で着けるつもりだ」
マナン「え、ナニナニ?
ひょっとして、見逃してくれるってコト?」
セツ「ああ、ただし条件がある」
条件って?
▼条件って?
(主人公)『マナンを見逃す条件とは何か、セツに聞いた』
▼(無言)
(特になし)
(主人公)『マナンを見逃す条件とは何か、セツに聞いた』
▼(無言)
(特になし)
セツ「まず、マナンには出て行って貰おう。
その、SQの体から」
ジナ「それって……」
セツ「そう。別の身体に人格移植させる」
その、SQの体から」
ジナ「それって……」
セツ「そう。別の身体に人格移植させる」
マナン「……簡単に言ってくれますNEー。
でもさ、アタシが入れる素敵ボディなんて、この船にあるワケ?」
セツ「あるよ。人格を持たない体が、ね。
(主人公)も心当たりがあるんじゃない?」
でもさ、アタシが入れる素敵ボディなんて、この船にあるワケ?」
セツ「あるよ。人格を持たない体が、ね。
(主人公)も心当たりがあるんじゃない?」
ククルシカ?
▼ククルシカ?
(主人公)『人格を持たない体……
もしかして、ククルシカの事だろうか?』
▼(無言)
(特になし)
(主人公)『人格を持たない体……
もしかして、ククルシカの事だろうか?』
▼(無言)
(特になし)
セツ「――LeVi。
格納庫の、1375番コンテナを開けてくれないか?」
格納庫の、1375番コンテナを開けてくれないか?」
LeVi『申し訳ございません。
格納庫は、船長権限により封鎖されております』
セツ「ジョナスは居ないよ、LeVi。
それに私は軍人だ。貨物の調査権限を有している」
LeVi『ですが、現在は非常事態ですので……』
セツ「今までの話を聞いていただろう?
グノーシア汚染による危機は、既に回避しているんだ」
格納庫は、船長権限により封鎖されております』
セツ「ジョナスは居ないよ、LeVi。
それに私は軍人だ。貨物の調査権限を有している」
LeVi『ですが、現在は非常事態ですので……』
セツ「今までの話を聞いていただろう?
グノーシア汚染による危機は、既に回避しているんだ」
セツ「聞いて、LeVi……いや、ステラ。
私には、必要な事なんだ」
LeVi『……』
LeVi『ステラ、と。
わたしをお呼びになるのですね』
セツ「ああ。
お願いするよ、ステラ」
LeVi『……ふふっ。
仕方がありませんね。承知いたしました。
コンテナ内の物品は、こちらにお持ちしましょうか?』
セツ「ありがとう。よろしくね」
私には、必要な事なんだ」
LeVi『……』
LeVi『ステラ、と。
わたしをお呼びになるのですね』
セツ「ああ。
お願いするよ、ステラ」
LeVi『……ふふっ。
仕方がありませんね。承知いたしました。
コンテナ内の物品は、こちらにお持ちしましょうか?』
セツ「ありがとう。よろしくね」
ラキオ「……さっきから話が見えないンだけど?」
セツ「すまない。少し待ってくれないか。
実物を見て貰った方が、説明しやすいと思う」
ジナ「……」
セツ「すまない。少し待ってくれないか。
実物を見て貰った方が、説明しやすいと思う」
ジナ「……」
ROUND4
待つ
(主人公)『……』
セツ「ああ、来たみたいだね」
(主人公)『(ククルシカ、だが……
いつもの生気が感じられない。まさしく作り物のようだ)』
いつもの生気が感じられない。まさしく作り物のようだ)』
ジナ「……人形?」
セツ「そう。
ククルシカという名前の、自立型ドールだ。
発声機能は無いが、人間に近い動きができる」
セツ「そう。
ククルシカという名前の、自立型ドールだ。
発声機能は無いが、人間に近い動きができる」
マナン「……まさかアタシに、このドールの中に入れって?
マジで言ってる?」
セツ「こんな冗談は言わないさ」
ラキオ「ドールへの人格移植ねえ。
面白い発想だけど、そンなことが可能なのかい?
……いや、そうか」
セツ「ああ、知っているんだ。
ククルシカが人格を持ちうることを」
マジで言ってる?」
セツ「こんな冗談は言わないさ」
ラキオ「ドールへの人格移植ねえ。
面白い発想だけど、そンなことが可能なのかい?
……いや、そうか」
セツ「ああ、知っているんだ。
ククルシカが人格を持ちうることを」
ジナ「だけど……何のために?」
セツ「SQの体からマナンが出て行くことで……
本来の人格、SQが戻るかもしれない」
ジナ「え……」
セツ「あくまで希望的観測だけどね。
可能性があるなら、試してみたいんだ」
セツ「SQの体からマナンが出て行くことで……
本来の人格、SQが戻るかもしれない」
ジナ「え……」
セツ「あくまで希望的観測だけどね。
可能性があるなら、試してみたいんだ」
マナン「んー、でもなあ。でもDEATHよ?
簡単に移植しろって言うけどさ、人格ってか自己同一性って、スゴい
デリケートなワケで」
マナン「このドールは結構イイ出来みたいだけどさ。
移植したらアタシってモノがゴリゴリに削れちゃいそうなワケで」
簡単に移植しろって言うけどさ、人格ってか自己同一性って、スゴい
デリケートなワケで」
マナン「このドールは結構イイ出来みたいだけどさ。
移植したらアタシってモノがゴリゴリに削れちゃいそうなワケで」
ジナ「マナン。
きっと、大丈夫」
ジナ「マナンというヒトが、どれだけ削れても。
喜ぶヒトはいても、悲しむヒトはいないから。
だから、大丈夫」
マナン「ヒドッ!」
ラキオ「あははははっ!
ジナ、君もなかなか言うじゃないか」
ジナ「ラキオも、大丈夫かな」
ラキオ「……止してくれないか」
きっと、大丈夫」
ジナ「マナンというヒトが、どれだけ削れても。
喜ぶヒトはいても、悲しむヒトはいないから。
だから、大丈夫」
マナン「ヒドッ!」
ラキオ「あははははっ!
ジナ、君もなかなか言うじゃないか」
ジナ「ラキオも、大丈夫かな」
ラキオ「……止してくれないか」
ジナ「それに、私、会ってみたい。
本当のSQに……」
ジナ「ね、セツ。
SQは、どんなヒトなの?」
セツ「ううん……。
嘘つきで、自己中心的で、臆病で……」
ジナ「え……」
ラキオ「ロクでなしじゃないか」
本当のSQに……」
ジナ「ね、セツ。
SQは、どんなヒトなの?」
セツ「ううん……。
嘘つきで、自己中心的で、臆病で……」
ジナ「え……」
ラキオ「ロクでなしじゃないか」
ロクでなしだ
▼ロクでなしだ
(主人公)『確かにSQはロクでなしだ、と深くうなずいた』
▼(無言)
(特になし)
(主人公)『確かにSQはロクでなしだ、と深くうなずいた』
▼(無言)
(特になし)
セツ「でもね。
もう一度、会いたいと思うよ」
ジナ「……うん」
もう一度、会いたいと思うよ」
ジナ「……うん」
ROUND5
話の続きを聞く
マナン「んーと、つまりDEATHな。
このドールに入ったら、見逃してくれるのかニャ?」
セツ「いや、もうひとつ条件がある。
マナンには――この宇宙から出ていって貰う」
このドールに入ったら、見逃してくれるのかニャ?」
セツ「いや、もうひとつ条件がある。
マナンには――この宇宙から出ていって貰う」
この宇宙から?
▼この宇宙から?
(主人公)『この宇宙から出ていく、というのは……』
▼(無言)
マナン「へ……? どゆコト?」
(主人公)『この宇宙から出ていく、というのは……』
▼(無言)
マナン「へ……? どゆコト?」
セツ「私は、「銀の鍵」を外したい。
そのためには、「扉」を開いた後、誰かがその「扉」を通った先で
「鍵」を抜く必要があるんだ」
ラキオ「……その通り。
良く勉強したみたいだね」
そのためには、「扉」を開いた後、誰かがその「扉」を通った先で
「鍵」を抜く必要があるんだ」
ラキオ「……その通り。
良く勉強したみたいだね」
セツ「だから、マナン。
私の代わりに「扉」をくぐって欲しい」
セツ「君が「扉」をくぐれば、私の「鍵」は外れて――
この船にグノーシア汚染者はいなくなる。
そして君は、自由の身になれるんだ」
私の代わりに「扉」をくぐって欲しい」
セツ「君が「扉」をくぐれば、私の「鍵」は外れて――
この船にグノーシア汚染者はいなくなる。
そして君は、自由の身になれるんだ」
マナン「……その扉って、ドコに通じてるの?」
セツ「分からない。
こことは別の宇宙のどこか、としか言えない」
マナン「おおう、運任せ?」
セツ「だが、「銀の鍵」は人間の情報を求めている。
だから、少なくとも周囲に人間がいる時空に通じる、と思う」
セツ「分からない。
こことは別の宇宙のどこか、としか言えない」
マナン「おおう、運任せ?」
セツ「だが、「銀の鍵」は人間の情報を求めている。
だから、少なくとも周囲に人間がいる時空に通じる、と思う」
マナン「……うぬぅ。
このボディから追放した上で、別の宇宙に島流し?
ペナルティがキツすぎじゃNE?」
ラキオ「だったら大人しく冷凍庫に入れば?
どっちにしろグノーシアは排除できるンだ。
僕はそれでも構わないよ」
マナン「それもヤなんだけど、んん……」
このボディから追放した上で、別の宇宙に島流し?
ペナルティがキツすぎじゃNE?」
ラキオ「だったら大人しく冷凍庫に入れば?
どっちにしろグノーシアは排除できるンだ。
僕はそれでも構わないよ」
マナン「それもヤなんだけど、んん……」
セツ「悪いことばかりじゃないさ、マナン。
君は「銀の鍵」を手に入れるんだ」
セツ「「銀の鍵」の力で、何度でも時間が巻き戻る。
それは私とは違い、マナンにとっては望ましいことだろう?」
セツ「人格移植など、する必要もない。
――永遠の命が手に入るのだから」
マナン「……ナルホド、NE。
それがアタシへの殺し文句ってワケだ」
君は「銀の鍵」を手に入れるんだ」
セツ「「銀の鍵」の力で、何度でも時間が巻き戻る。
それは私とは違い、マナンにとっては望ましいことだろう?」
セツ「人格移植など、する必要もない。
――永遠の命が手に入るのだから」
マナン「……ナルホド、NE。
それがアタシへの殺し文句ってワケだ」
セツ「……」
マナン「んふふっ、オッケー。
それじゃ取り引き成立ってコトで!」
マナン「んふふっ、オッケー。
それじゃ取り引き成立ってコトで!」
ラキオ「ははっ、マナン。
損得勘定がすんだみたいだね」
マナン「うるさい、グリーゼの茶坊主。
今から移植するから、お前助手NE」
ラキオ「茶坊主……?」
マナン「あと誰かそのドール持ってきてー。
医務室セッティングしとくから」
ジナ「わかった。
私、連れて行くから」
損得勘定がすんだみたいだね」
マナン「うるさい、グリーゼの茶坊主。
今から移植するから、お前助手NE」
ラキオ「茶坊主……?」
マナン「あと誰かそのドール持ってきてー。
医務室セッティングしとくから」
ジナ「わかった。
私、連れて行くから」
セツ「こんなところ、かな。
ふぅ……上手くいって良かったよ」
セツ「これまでのループでは、(主人公)がリードしてくれていただろう?
だから今回は……私がやろうと思ったんだ」
セツ「(主人公)には、私の弱いところばかり見せてしまっていたしね。
だから、ふふっ、私の格好良い所も見て欲しくて」
セツ「どうかな、(主人公)?
私、上手くやれていた?」
ふぅ……上手くいって良かったよ」
セツ「これまでのループでは、(主人公)がリードしてくれていただろう?
だから今回は……私がやろうと思ったんだ」
セツ「(主人公)には、私の弱いところばかり見せてしまっていたしね。
だから、ふふっ、私の格好良い所も見て欲しくて」
セツ「どうかな、(主人公)?
私、上手くやれていた?」
凄かった・良かった・まあまあかな
▼(無言)
セツ「……どう、だった?
私、上手くやれていたかな?」
(選択肢繰り返し)
▼凄かった
(主人公)『セツの話の運び方や説得力は、とても見事だった、と答えた』
セツ「本当に?
良かった……」
▼良かった
(主人公)『こういう形で結論が出て、良かったと思う、と答えた』
セツ「ありがとう。
そう言って貰えると、安心できるよ」
▼まあまあかな
(主人公)『まあまあ、悪くなかったんじゃないか、と答えた』
セツ「ふふっ。
褒められたと思っておくよ」
セツ「……どう、だった?
私、上手くやれていたかな?」
(選択肢繰り返し)
▼凄かった
(主人公)『セツの話の運び方や説得力は、とても見事だった、と答えた』
セツ「本当に?
良かった……」
▼良かった
(主人公)『こういう形で結論が出て、良かったと思う、と答えた』
セツ「ありがとう。
そう言って貰えると、安心できるよ」
▼まあまあかな
(主人公)『まあまあ、悪くなかったんじゃないか、と答えた』
セツ「ふふっ。
褒められたと思っておくよ」
セツ「……うん。
(主人公)には、見て欲しかったんだ」
セツ「私も、強くなれたんだって。
もう大丈夫だよって。
(主人公)に……」
セツ「……」
(主人公)には、見て欲しかったんだ」
セツ「私も、強くなれたんだって。
もう大丈夫だよって。
(主人公)に……」
セツ「……」
セツ「行こう、(主人公)。
「扉」を、開けよう」
「扉」を、開けよう」
ククルシカの旅立ち
セツ「マナン」
ククルシカ(マナン――ククルシカが振り向いた)
セツ「この「扉」を通れば、別の宇宙に出る。
ここでお別れだ」
ククルシカ(それが、どうかしたの? と。
いぶかしげにセツを見上げている)
ここでお別れだ」
ククルシカ(それが、どうかしたの? と。
いぶかしげにセツを見上げている)
セツ「だけど、ね。
マナンはいずれ、私たちとまた会うことになる」
セツ「マナンにとって、いつのことかは分からない。
数十年、数百年も先かもしれない」
セツ「だけど、その時が来たら――
ふふっ、今より良い形で会えるよ」
ククルシカ(そう聞いて、ククルシカは――)
マナンはいずれ、私たちとまた会うことになる」
セツ「マナンにとって、いつのことかは分からない。
数十年、数百年も先かもしれない」
セツ「だけど、その時が来たら――
ふふっ、今より良い形で会えるよ」
ククルシカ(そう聞いて、ククルシカは――)
ククルシカ(ただ、静かに微笑んだ)
お別れ
LeVi『間もなく空間転移を行います。
(主人公)様、セツ様。自室にお戻りくださいませ』
セツ「いや、ここでいいんだ」
LeVi『承知いたしました。
せめて転移の際には、横になっておいてくださいね』
セツ「わかった。
……ありがとう、ステラ」
(主人公)様、セツ様。自室にお戻りくださいませ』
セツ「いや、ここでいいんだ」
LeVi『承知いたしました。
せめて転移の際には、横になっておいてくださいね』
セツ「わかった。
……ありがとう、ステラ」
LeVi『ふふっ、いいえ。
あ、さきほどSQ様の意識が戻ったようですよ。
ジナ様が付き添っていらっしゃいます』
セツ「そう……なんだ!
良かった、これで……」
あ、さきほどSQ様の意識が戻ったようですよ。
ジナ様が付き添っていらっしゃいます』
セツ「そう……なんだ!
良かった、これで……」
セツ「本当に……
終わるん、だね。
これからは、この宇宙で、生きていけるんだ……」
終わるん、だね。
これからは、この宇宙で、生きていけるんだ……」
セツ「……私は、ね。(主人公)。
前に扉をくぐった時、覚悟していたんだ」
前に扉をくぐった時、覚悟していたんだ」
セツ「もう二度と、(主人公)には会えない。
(主人公)のいない世界で、ずっとループし続けることになるんだ、
と」
セツ「そう、思っていたんだ。
……私は、それでいいと、思っていたのに」
(主人公)のいない世界で、ずっとループし続けることになるんだ、
と」
セツ「そう、思っていたんだ。
……私は、それでいいと、思っていたのに」
セツ「(主人公)が、また会いに来てくれて。
私を、救ってくれた。
私のループを、終わらせてくれた……」
セツ「……ふふっ。
今なら夕里子の言っていた事もわかるよ」
私を、救ってくれた。
私のループを、終わらせてくれた……」
セツ「……ふふっ。
今なら夕里子の言っていた事もわかるよ」
セツ「やはり君はイレギュラーなんだ。
「銀の鍵」によって歪んでしまった宇宙に現れる、特異な存在」
セツ「もう一度だけ、この世界に来てくれた……
私のための、イレギュラー」
「銀の鍵」によって歪んでしまった宇宙に現れる、特異な存在」
セツ「もう一度だけ、この世界に来てくれた……
私のための、イレギュラー」
セツ「きっと、今度こそ……
本当に、お別れだね」
本当に、お別れだね」
LeVi『空間転移まで、カウントダウンをいたします』
セツ「時間、だね。
横になっておこうか、(主人公)」
セツ「時間、だね。
横になっておこうか、(主人公)」
LeVi『10、9……』
セツ「……ね、(主人公)」
LeVi『6……』
LeVi『6……』
セツ「私は、ここにいる。
そして君も、そこにいるだろう?」
LeVi『4……』
そして君も、そこにいるだろう?」
LeVi『4……』
セツ「それだけで充分なんだ。
だから――」
LeVi『1……』
だから――」
LeVi『1……』
セツ「ありがとう。
「君」が、そこに居てくれて」
「君」が、そこに居てくれて」