FF14事件簿wiki

グラフィックアップデート不評

最終更新:

ff14incident

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だれでも歓迎! 編集

概要

発生日:2024年4月14日(ベンチマークソフト1.0公開)
拡張ディスク「黄金のレガシー」に向けたベンチマークソフトが公開。
グラフィックアップデート適用のキャラクタークリエイトを試すことができるようになったが、現在のグラフィックからの印象の変化が大きいと不評が相次ぐ。

解説

(フォーラムの該当スレッド)

グラフィックアップデートに関する意見・要望・議論
https://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/487035

Dawntrail character graphics update - opinions, requests and discussion megathread
https://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/501812

グラフィックアップデートは吉田P/Dが主導したもの。

『FF14』など手がける吉田直樹に聞く“ゲーム創作論” 「制約を理解し、ブレイクスルーを作る」ことのおもしろさ
https://realsound.jp/tech/2024/03/post-1595362.html

――『FF16』の開発と『FF14』のグラフィックスアップデートも並行していたと思いますが、『FF14』にも経験を還元していくなかで、どのようなところが役立っていると感じましたか?

吉田:先ほどお答えした内容はあくまで僕個人の経験の話で、『FF14』と『FF16』ではチームが完全にセパレートしている以上――現在の『FF14』の描画のトップは『FF16』の開発からスライドしていますが――チームとしての経験が引き継がれていくのはこれからです。ただ、どちらも僕がトップにいるので、経験したことがチームに反映されやすいところはあります。

 ちょっとニュアンスが難しいのですが、役立っているのは取捨選択のところです。どこまでやるのか、どこまでリアルにするのか。『FF14』と『FF16』は、おなじファイナルファンタジーではありますが、お客様に届けるために目指すべきグラフィックスの方向性が違います。『FF14』ではフォトリアルを目指すのではなく、これまでプレイヤーのみなさんが『新生エオルゼア』から10年間、一緒に歩んできたキャラクターたちの印象が変わらないということを絶対的な前提にしながら、テクスチャの解像度を上げたり、マテリアルのシェーダーを更新したり、全体的な雰囲気としてのグラフィックスアップデートによって「自分のキャラクターが総合的にパワーアップした!」という印象をいかにして持ってもらうか、が大切です。

上記インタビューでは「これまでプレイヤーのみなさんが『新生エオルゼア』から10年間、一緒に歩んできたキャラクターたちの印象が変わらないということを絶対的な前提にしながら」と発言しているが、この『絶対的な前提』が絶対的ではなく、実際にはキャラクターの印象が変わっていることが問題の中心となっている。

『FF14』吉田直樹P/D合同インタビュー。「今後の10年に向け、さらに間口を3倍にも4倍にも広げたい」
https://www.famitsu.com/news/202202/22252178.html

――グラフィックスのアップデートは吉田さん主導で始まったものなのですか?

吉田:そうですね。それぞれのスタッフにも「もっとグラフィックをキレイにしたいな」
という思いはあったと思いますが、膨大な作業工程が生まれてしまうため、言い出しづらかったと思います。
だから、僕から言わないと、誰も声を上げなかったんじゃないかなと。

――熱意は感じていたから、吉田さんが背中を押したと。

吉田:大号令ですね。当然、作業工数が増えて、自分たちの首を絞めることにもなりかねないと
わかったうえで提案をしてみたら、「やりましょう」という感じでした。ただ、一方で
「全部の装備をコンバートする必要があるのか」「締め切りはいつまでなのか」という心配の声も挙がってきたので
「それは順次やっていこう。プレイヤーの皆さんには僕から説明するから」と伝えました。

ユーザーのリアクションは「品質は良くなったもののキャラの印象が変わりすぎ」といったものが多い。
原因は「目が死んでいるように見える」「目がキラキラしすぎている」といったライティングに由来すると見られる変化から、輪郭や傷跡の形といった造形そのものの変化まで多岐に渡る。
下記は一例。

X(旧Twitter):ベンチマークソフト1.0公開時の反応

Melty🐃❤🐰 @Melty_XIV
ヴィエラ3顔・暫定比較版です❣
影の中の血色がよくなったのはそうなんだけど影の濃さや微妙な形状の違い、光の反射等で印象が変化している感じ。
ン~~あとでまたフォーラム書き込みしに行くかな…


いぬじに🐶 @inu_pup
これここまで違うのどうすっかなぁ……いやどうしよもないけど…………



シムカ∞レミエル(ヨルハ03S)∞🌠@Unicorn @Simca_sister_m
まぁなんつーか、はっきり見えない方がいい時あるよね😅
肌の質感、毛穴までいらないよ〜(リアルもそうだけど)
裸眼で鏡の自分見たあと眼鏡かけて見直した時の絶望感よ…


Lycoris@りんど @rindou_game14
ミド♂がめっちゃイケメンになってたのでウキウキでヴィエラ♀自機再現したらぷるつやリップが出来なくなっててしょんぼりンヌ
目尻とか口角が鋭角になった気がする
ムービーの中の動きとかライティングは物凄く綺麗なだけにたてにもパッチリおめめだった顔が恋しい
スペックはクリア


しおり @SioriBelias

ベンチマークのうさおやばいかも 暁月のほうが好き…


もず @Mozu_Belias
もう1回言っとこう💡
ベンチマークのララフェルの歯が怖いです!!!🦷
骨格に合った歯並びにして下さい!🙏😭



フォーラム:ベンチマークソフト1.0公開時の反応

グラフィックアップデートに関する意見・要望・議論
https://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/487035

darksugar178 said:
Player
今日 18:30

エレオス(シェーダー)ですが…。
素顔でふわっと微笑んでる優しいお顔が気に入ってたのに、人相かわっちゃってるしただでさえ薄いまつげがほとんど無くなっちゃっててあまりにもショックでかいです。
ちょっと流石に許しがたいですこれは。
このままでは流石に7.0は楽しめないです。

Ayari said:
Player
今日 18:30

ベンチマークでキャラクリさせていただきました。

グラフィックアップデートへの作業、いつもありがとうございます。
ベンチマークが来るまでにもプレイヤーの方々の意見を取り入れていただきありがとうございました。

現状アウラでプレイしており、鱗の質感などわくわくしながらキャラクリさせていただいたのですが、どうしても気になる部分があり今回書き込みさせていただきました。

まず1点 目元について。
いつも遊んでいるキャラクターは目元に飾りとフェイスペイント(赤色)を施しているのですが、そのままのキャラクリを持ってくると飾りのアイラインが目元の際まで引かれておらず、フェイスペイントの赤だけが内側に残り、変にまつ毛が浮き上がって見えてしまっている状態になっています。
あまり良くない言い方かもしれませんが、化粧が下手な人みたいになってしまっており違和感が拭えません……。
以前まではアイラインを入れると目力も強まり、ツリ目のかっこいい目元になっていたのですが……。
飾りのアイラインを目元の際まで、かつもうちょっと気持ちアイライン内側を濃くしてもらえたら違和感が減りそうだな、と個人的に思っています。

2点目 口元について。
このフェイスタイプはもともと口元に影のようなものがあり、それが違和感しかなかったのですが今回無くなっておりとても嬉しかったです。ありがとうございます!
ですが唇に色を入れてしまうと、思った以上にマットな仕上がりになり、他のグラフィック部分がきれいになった反面かなりの違和感を覚えます…。
以前はもうちょっとツヤがあったように思います。
もう少し艶感を上げていただくか、他の方もおっしゃっているように艶のありなし選べたらすごく嬉しいかな…と思います。

皆さんの意見をひとつひとつ見ていくだけでも大変かと思いますが、応援しています!
製品版楽しみにしています!

Yurius said:
Player
今日 18:31

早速キャラクリベンチを回しました。
美麗なグラフィックに感動し、7.0がより一層楽しみになりました。
グラフィック向上に努めて頂いた開発チームの方々に深くお礼申し上げます。

ただ自分のキャラを作成して気になった箇所を挙げさせていただきます。
長文で申し訳ございません。左が既存、右が7.0。同じキャラクリです。



〇パーツのニュアンスが"濃く"なったこと。
 どうしようもないかもしれません。
 所謂薄い…塩顔みたいな顔を作っていたのですが、
 アイラインや唇の色などパーツの味付けが濃くなってしまい、全体的に別人か?という顔になってしまいました。
 具体的には目の下のアイラインに強制的に黒が追加され、唇の色が肌と同じ色だったのが茶色寄りに。
 (唇の色は化粧でピンクを被せれば何とかなりますが、漏れなく謎の艶感がプラスされるのであまり使いたくはありません。そのままなら使うけど…)
 幻想薬で修正してねという見解かもしれませんが、修正前と同等のパーツは一切ありません。

〇瞳の形が変わってしまい、既存と同じものが選べず顔の印象がかなり変わってしまったこと。
 目が弧を描くかの如くパッチリして、睫毛が増え、何だかプリクラの加工みたいに可愛くなってしまいました。
 目の輝きも追加され、それ自体は我慢出来ますが、目の形自体が変わったのは許容出来ません。
 1つ上の項目と合わせ、使用者としては別人なので元に戻して頂きたいです。

〇頬のたるみ、目の下のクマ、顔のくすみが強調されていること。
 主人公(ミッドランダー男性フェイスタイプ7)に合わせて、頬のたるみが追加されていますが
 誰もが主人公と似た年代(30代40代設定)のミッドランダーを作っている訳ではありません。
 主人公以外のミッドランダー(10代20代設定)がいることも考慮して頂きたいです。
 クマ自体はあったのですがそれがすごく強調されています。
 それと元々は頬は均一な肌色をしていたのが(老いを考慮してか?)くすみが追加されています。
 グラフィック向上で肌つやが見て取れるようになりましたが、それが違和感を強くしています。
 ツヤツヤのお肌なのに目の下の黒いクマ!くすみ!このギャップがとても気になります。
 元々くすみがないフェイスだったのに、7.0になって頬の化粧でくすみを消すというような前時代的なことをしなければならないのでしょうか?

どうしたらいいんでしょうか…。諦めるしかないんでしょうか…。
顔が違い過ぎます。つらいです。

その後の対応

2024年4月19日

「黄金のレガシー」ベンチマークソフトについて
2024/04/19 19:30
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/5c28e30f2e95f1479658f4b781557d994f160d0d

問い合わせが多かったためか、公式からの声明が発表される。
概ね「懸念されているものは不具合やミスの結果であり、拡張ディスク発売に際して解消される。ひとますベンチマークを直す」という内容。

グラフィックスアップデート実装に合わせ、ゲーム本編そのものの環境を適用することで、以下のようなポイントはそもそも解消されていきます。

「そもそも解消されます」という不自然な表現も見られた。
「解消される予定なのでそもそも問題はない(騒ぐ必要はない)」といったニュアンスを感じさせる。

2024年5月2日

「黄金のレガシー」ベンチマークソフトについて:続報
2024/05/02 16:20
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/d6ddacc467068630ce111a3011435ea6e598a3ae

続報が発表される。
ベンチマークソフトの改修についてが主な内容。

4月19日分では不具合や導入漏れといったミスを原因として挙げていたが、今回は「ブラッシュアップ」という単語が目立つ。

2024年5月31日

「黄金のレガシー」ベンチマークソフトについて:続報2
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/f961c5f62fd4df8f4db3f03020d9606ba9581d65

続報2が発表される。
PLLでは「5月23日週(詳細不明)」からリリース予定が遅れ、5月30日(木)、5月31日(金)の予定となっていたが、そこからも更に遅れて6月3日(月)になったという内容。

(4月19日分)
これらの不具合については、当然ながら『黄金のレガシー』マスターアップに向け、どんどん修正が行われていますが、ベンチマークソフトへの適用漏れや、単純なデータミスなどが不具合の原因となっております。

これらの不具合は以下のようなケースに該当しています。

A.特定種族や部位のテクスチャ高解像度のベンチマークソフトへの導入漏れ
B.一部特殊な処理の不具合修正の導入漏れ
C.一部種族や環境下において首のラインが出てしまう不具合の修正導入漏れ
D.一部種族の口の中のスケールデータ修正導入漏れ

上記に挙げましたような不具合の例は、これですべてではありませんが、修正を行うことで正しく動作するようになりますので、修正までお待ちいただけますと幸いです。もちろん『黄金のレガシー』本編でもこれらの不具合は修正してまいります。

(5月2日分)
全リージョンからフィードバックいただいた内容をリスト化し、不具合やデータに問題があるもの、ブラッシュアップが必要なものなど、それぞれのステータスを細分化し、内容の精査を行いました。それぞれの項目に対応方針を定め、それに従ってキャラクターアーティストと描画プログラマによる修正と調整作業を実行中です。

説明からは、光の当たり具合のような環境パラメータが問題であるといった開発側の受け取りが窺える。
ユーザー側からの不満には「顔の輪郭が変わった」といった造形の変化によるものも多く、これらがどのようになっているかは修正版のベンチマークソフトを待つこととなった。

2024年6月3日

「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークソフト更新
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/d20298a246e9082b591bcd6434b414fd80fc3d40

修正版ベンチマークソフト(1.1)がリリースされる。
先の説明の通りにライティングが調整され、肯定的な評価が増えた一方、「ララフェルのヘソが消えている」といった別の不具合も確認されている。

ペイ @Wippei
ララフェルのヘソどこいきました?



「ライティングは変わったがモデルの形が変わっていない」「ミコッテの目が怖くなった」「指摘した部分が直っていない」といった否定的な反応もある。
多くがライティングの変更の影響との指摘もあり(ベンチマークの背景が変化した影響との指摘もあり)、実機ではまた異なる印象になる可能性は否定しがたい。

また、依然として現行のものと形が変わっているものが多数存在している模様。
下記は一例。

darage said:
Player
今日 18:38

ルガディン/ゼーヴォルフの傷が現行と違う

現行のルガディン/ゼーヴォルフの傷は他種族と違って傷が歪で濃淡があるが
黄金では他種族と同じようなのっぺりとした傷になっている。

女性は分かりにくいが現行は頬の傷が中央部に2箇所深いところがあり端は細い


男性は分かり易く、現行は傷の芯部は濃く太く、縁は淡い、
端は薄く中央部が深い傷と分かるよう表現されている。

対して黄金ではのっぺりとした傷になっている。



こういった傷のディテールはルガディン/ゼーヴォルフだけの特徴のはずですが、製品版までに修正お願いします。

余りに変化が大きすぎるハイランダーのユーザーにより、グラフィックアップデートを不具合報告されてしまう。

更新版の黄金のレガシーベンチマークにて ハイランダー女 2顔が全く違う顔になっている
https://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/487035#threads/498990

環境:PC 黄金のレガシーベンチマーク(2024年6月3日版)
発生日時:つねに
発生頻度:いつも
エリア名/フィールド座標:キャラクリ画面

ハイランダー女の2顔が、現状の6.x版と別人の顔になっています。

なお、初期版の黄金のレガシーベンチマークでも、別人の顔でしたが、
更新版によって、顔は変わったものの、いまだ6.x版とは別人の顔です。

微細なパーツの太さや角度といったレベルの話ではなく、全域にわたって異なる明らかな別人であり、他種族の事例ではここまでの乖離が見受けられないことから、不具合と考えられます。
(更新版ベンチの良しあしではなく、別人の顔という不具合です)


(顔のタイプ:2、顔の輪郭:、目:1、瞳の大きさ:大、眉:1、鼻:1)

吉田様曰く「これまでプレイヤーのみなさんが『新生エオルゼア』から10年間、一緒に歩んできたキャラクターたちの印象が変わらないということを絶対的な前提に」ということですので、ご対応の程、宜しくお願い申し上げます。

2024年6月14日

拡張ディスク「黄金のレガシー」発売前では最後になる第82回プロデューサーレターライブでは、グラフィックアップデートについては全く言及されなかった。

2024年6月28日

拡張ディスク「黄金のレガシー」アーリーアクセス開始。
フォーラムの該当スレッドへの投稿は収まる気配がない。

不満点の例が余りに多すぎるため、下記のフォーラムのスレッド等を確認していただきたい。

グラフィックアップデートに関する意見・要望・議論
https://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/487035#threads/487035/?page=211
※このリンクはアーリーアクセス開始時点のページへジャンプします。

Dawntrail character graphics update - opinions, requests and discussion megathread
https://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/501812

グラフィックアップデートによるキャラクターの変化に耐え兼ね、ファミ通のインタビューを受けたほどの有名ファンサイトが更新を終了するといった事態も発生。

FF14 装備手帳 @FF14attire
【おしらせ】
FF14装備手帳の更新をお知らせしてきたこちらのX(Twitter)アカウントですが、本日中にアカウントを削除いたします。
5年間ありがとうございました!


FF14装備手帳
https://attire.jp/

『FFXIV』と装備が好きすぎて、ファンサイトを立ち上げた光の戦士(エレメス)の偉業――そのサイトの名前は『FF14 装備手帳』、ページ数は約3500でSS総数は45000枚以上!?
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/230330o

2024年8月6日

フォーラムにコミュニティチームからのコメントが投稿される。(吉田P/D名義ではない点に注意)
【該当の投稿へのリンク】

Aimetrot said:
Community Rep

グラフィックスアップデートに関する多数のフィードバックありがとうございます。
本スレッド以外にも不具合報告としていただいたものや、フォーラム以外で寄せられた声も含め、
1件1件開発チームにて確認をしています。

現在フィードバックいただいた内容をもとにした対応の検討と、
並行して具体的な対応内容なども含めた詳細をお知らせできるよう準備を進めています。
なお、最終精査を慎重に行っているため、お知らせは8月下旬頃を見込んでおります。
今しばらくお時間をいただくことになりますが、お待ちいただければ幸いです。

2024年8月28日

上記の「お知らせ」を1週間ほど延期するという告知。
詳しくはグラフィックアップデートに関するお知らせ延期のお知らせを参照。

2024年9月6日

今後の対応についての告知。

プレイヤーキャラクターのグラフィックに関するフィードバックへの対応について
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/2b29ce28f1b14d024186cd9557c5eb900d0572d7

「既存のグラフィックをフィードバックに沿って調整する」という方針の模様。

① ポリゴンやノーマルマップの精度向上により明確な変化が出てしまったもの

こちらは今回のグラフィックスアップデートにより、ポリゴン数やノーマルマップと呼ばれる凹凸データの精度が高くなったことで、パッチ6.58までと各種パーツの見た目が微妙に異なる、というものになります。

例を挙げますと、以下のようになります(これがすべてではありません)。また、すべての種族/フェイスパターンではなく、特定の種族/フェイスパターンに寄せられたフィードバックになります。

A. 鼻の下、上唇までに至る「人中」と呼ばれる部位の彫りが深くなってしまった
B. カメラ角度斜め下45度付近から確認した際に、元々あったポリゴンの軽微なカドが無くなってしまった
C. 肌荒れ/赤味/毛穴が目立つフェイスパターンがある
D. 唇が厚くなった/色が濃くなったフェイスパターンがある
E. 口角が上がったように見える/下がったように見えるというフェイスパターンがある
F. 涙袋/目頭の影/目の周辺のポリゴン形状が微妙に異なるパターンがある

上記もまだ一例ではありますが、これらは基本的に「現状のデータに極端な印象の変化がない」ように注意を払いつつ、ポリゴンの形状ニュアンスやノーマルマップの精度調整を行い、パッチ7.1にてできる限りの調整や修正を行わせていただきます。

これらが発生している要因は、項目の冒頭にも記載した通り、グラフィックスや計算精度が向上したことにより、より滑らかになった、従来のデータ作成意図が明確化された、などの効果によるものです。しかし、パッチ6.58以前と比較した場合に、やはり軽微であっても差異は出ており、細かく検証を行った結果、修正や調整が可能となったものについては、極力対応させていただきます。

『「現状のデータに極端な印象の変化がない」ように注意を払いつつ』とあるが、基準とすべきは6.58の状態であり、そこから変化しているのであれば、現状は誤った状態である。
また、『パッチ6.58以前と比較した場合に、やはり軽微であっても差異は出ており』という記述から、過去のものとは印象が異なっていることを認めている。

これらは、『これまでプレイヤーのみなさんが『新生エオルゼア』から10年間、一緒に歩んできたキャラクターたちの印象が変わらないということを絶対的な前提にしながら』という過去の発言に反するものとなっている。

⑤ 現実装を仕様とさせていただきたいもの

最後は現実装を仕様とさせていただきたいものになります。こちらに該当するものは多くありませんが、これまで「手書きで嘘をついていたもの」を、「正しい処理に置き換え、自然なものに作り直した」というものが該当します。

この代表例が「瞳のハイライト」となり、ベンチマーク1.0でのフィードバックを受け、光源が眼球にあたった際のハイライトの強度を上げる対応をさせていただきました。数値的にこの強さを更に上昇させることは可能ですが、今度は昼夜問わず目が光り続けることになり、不自然さが増してしまうため、現状のハイライト強度を仕様とさせていただけますと幸いです。

不満の多かった瞳のハイライトに於いては、現在のものを仕様とする方針であるという。

「黄金のレガシー」ベンチマークソフトについて
2024/04/19 19:30
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/5c28e30f2e95f1479658f4b781557d994f160d0d

① ベンチマークソフトに付属しているキャラクターメイキングシステムの環境について
こちらのキャラクターメイキングシステムは、10年前の『新生エオルゼア』リリースに合わせて環境を設定したものでした。当時PlayStation 3版を含めたクオリティを想定し、できるだけ当時のテクスチャ解像度やシェーダーを活かすために、実際のゲームと同じ処理ではありますが、天候等は複数を組み合わせて作成した独自のものになっています。また、光源についてもあえて逆光を活かす形になっており、むしろ今回のグラフィックスアップデートの内容に対しては、悪影響を及ぼすものとなっていました。

こちらについては、環境を今回に合わせて変更すべきでしたが、『黄金のレガシー』本編の作業、および、ゲーム本編側のグラフィックスアップデートチューニングを優先したため、対応が漏れておりました。申し訳ございません。

現在、本編側のキャラクターメイキングシステム、およびベンチマークソフトのキャラクターメイキングシステムの背景フィールドにおける光源環境の見直しを迅速に進めており、準備が整い次第、ベンチマークソフトの差し替えを行わせていただく予定です。

グラフィックスアップデート実装に合わせ、ゲーム本編そのものの環境を適用することで、以下のようなポイントはそもそも解消されていきます。

A.瞳のハイライトが入らず、瞳に生気が無くなってしまっている
B.逆光によりライトが正しく適用されず、顔の凹凸が無くなってしまっている
C.キャラメイク用の特殊天候によって艶表現が消失、あるいは過剰に表示されてしまう

上記A~Cの項目の大部分は、前述しました現在のキャラクターメイキングシステム環境用に作成した、特殊な設定が悪影響を及ぼしているものであり、これらを変更することで大幅に改善されますので、ベンチマークソフトの更新まで、今少しお時間をいただけますと幸いです。

「そもそも解消されていく」とされる項目の中に瞳のハイライトがある。
ベンチマークでハイライトに異常があり、その後も解消されていないケースでは「そもそも解消されていく」が達成されていないことになる。

その後、有志により6.5以前と7.x後の全種族のまとめが公開されたが、解決できていない点も多い模様。


髪の毛などに関しては高解像度化が進み、4Kでの見た目はよくなったので吉田の言ってることは嘘ではないです。
ただ、不思議なことにアウラゼラ、アウラレン、シェーダー、ゼーヴォルフ、ハイランダー、フォレスター、ムーンキーパー、ラヴァ・ヴィエラ、ロー>エンガルデ女、ヴィナ・ヴィエラ男で鼻筋が目立ち、ミコッテで鼻が広がっているように見えます。
ゼーヴォルフ男やララフェル、ローエンガルデ男で立体感が薄れているようにも見えます。
ヴィナ・ヴィエラ女は影の関係か広がっているように見えます。
(個人的な感覚だとフォレスターは鼻筋が目立ったおかげでまえよりいい感じに見えます)。
なお、ヘリオンとロストですが、不思議なことに顔がいくつか統合されてしまっています。
逆にミッドランダー男は顔の数が増えてます。


2025年3月27日

2025年3月25日にリリースされたPatch7.2で比較的大きな修正があったものの、不満の声は未だ多い。
フォーラムの該当スレッドへの修正希望や不満の投稿は「フォーラムの目的に貢献しない」として削除された。

グラフィックアップデートに関する意見・要望・議論
https://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/487035#threads/487035/?page=474


問題点

  • 「絶対的な前提」とまで言った「キャラクターの印象を変えない」を実行できておらず、印象が変わっていることを認めながらも「仕様とさせていただきたい」と押し切ろうとする方針。
  • 上記の前提がありながら、「SS撮影などを含め、多くのご好評のお声をいただいておりますが」と「好評」を前面に出して不評を押し込めようとする姿勢。
  • グラフィックアップデートによってキャラクターの印象を変えないことは吉田P/Dが自ら言い出したことにも関わらず、印象が変わった点に不満を持つユーザーを異常者扱いし、妥協を強制しようとするグラフィックアップデート支持のユーザー層。

余談

余談1:プラットフォーム格差

リリースされたベンチマークソフトはPC向けであり、PS4/PS5版は存在していない。
この点が不公平であるとする声も多い。

ベンチマークソフトは個々の性能に大きな差があるパソコンでの動作環境をチェックする目的のものであり、PS4/PS5はそういった性能差がない。
そういう意味ではベンチマークソフトの必要はないが、「新環境でのキャラクター作成のテストができる」「グラフィックアップデートによりキャラクターの外見に変化がある」ということを考えれば、「PS4/PS5向けに新環境でキャラクター作成のテストができるソフトをリリースする必要がある」という指摘には一定の正当性があると言える。

余談2:5月23日週

(5月2日分)
現在のところベンチマークソフトの差し替えは、5月23日週の後半を予定していますが、まだ確実な日時までは確定できておりません。申し訳ございません。

「5月23日週の後半」とあるが、5月23日は木曜日であり、(スクウェア・エニックスの営業日からすると)この週の後半は5月23日(木)と5月24日(金)しかない。
この2日間、あるいは5月25日(土)にリリースする意図であれば間違いではないが、表現としては不自然と言える。
6月23日が日曜日であるため、これと勘違いした可能性が考えられる。

余談3:ローラーチェック

(5月31日分)
こちらは既に最終デバッグに入っているものの、最終ローラーチェックの初日に、動作についてのソフトウェアの不安定を誘発する不具合が見つかったため、こちらを修正して再度ローラーチェックを行っております。そのため予定よりも1日強の遅れが発生してしまいました。

「ローラーチェック」という表現があるが、これは一般的な表現とは言い難い。語義から「ローラー作戦で全てチェック」といった作業と推測される。
内部で使っている用語をそのまま使用した可能性が考えられるが、外部に向けた文書で組織内部でしか通じない語を使用するのは問題があると言えるだろう。

余談4:リリースから4分で記事を出すまとめサイト

まとめサイト「馬鳥速報」の動きが非常に早いという指摘がある。

「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークソフト更新
2024/06/03 16:00
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/d20298a246e9082b591bcd6434b414fd80fc3d40

FINAL FANTASY XIV/FF14 @FF_XIV_JP
【#黄金のレガシー ベンチマークソフト】

WindowsPCのスコアを計測できるベンチマークソフトを更新しました。



馬鳥速報@FF14 @umadori0726
【FF14】7.0ベンチマークソフト修正版が公開!!一部種族や光源位置などを再調整、全マップ環境をインゲームのシチュエーションに近い状態に!

午後4:04 · 2024年6月3日
https://x.com/umadori0726/status/1797524796697387163
※リンク先にアフィリエイトサイトへの誘導があるので注意

(記事の投稿時間)
【FF14】7.0ベンチマークソフト修正版が公開!!一部種族や光源位置などを再調整、全マップ環境をインゲームのシチュエーションに近い状態に!
2024/06/03 16:04

Lodestoneの更新が16:00、公式X(旧Twitter)アカウントの投稿が16:03となっているが、馬鳥速報の投稿は16:04と最長でも4分しか経っていない。
4分間で記事を作り、誘導のための投稿を行う作業を行うだけでも困難と考えられるが、ベンチマークの内容にまで言及しているため、ダウンロードや内容の確認といった必要な作業をこの時間で完了するのは現実的ではない。

予めベンチマークの内容を知っており、記事を作成しておいたものを時間に合わせてアップロードした(記事作成時刻とXアカウントの投稿時刻が共に16:04であることから、予約投稿を使用している可能性もある)と解釈するのが妥当と考えられる。
これはベンチマークの内容を正式な公開より先に知り得たことを意味するが、馬鳥速報の関係者がFF14の運営開発との繋がりを持つ証拠はなく、あくまで状況証拠に過ぎない。

余談5:フルサポート

(5月31日分)
また、6月1日(土)と2日(日)の両日は、開発チームが作業をしているビルの法定点検日と重なっており、全館完全停電になるため、リリース後になにか問題が発生した際のフォローが行えない状況です。できる限りリリースと同時にフルサポートをさせていただくため、週明けとなり恐縮ですが、リリース日を6月3日(月)とすることで対応したく存じます。

6月3日の修正版ベンチマークソフトのリリース後もユーザーからは要望や不評が相次いでいるが、公式側のリアクションはない。
「できる限りリリースと同時にフルサポートをさせていただくため」とあるが、リアルタイムでの対応もなく、「フルサポートとは何なのか?」「そもそもベンチマークソフトのリリースに際して、動作しないといった致命的な問題以外の何に対応するのか(フルサポートという表現は過剰ではないか)」といった点が不明となっている。

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