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石川「ヘルメスは8割ぐらいの人から嫌われると思っていた」

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注意

  • このページにはPatch6.0メインクエスト、及びFF14のメインクエストを通しての重大なネタバレがあります。
  • ストーリーや登場人物の解釈が関わるため、記述には読み手との意見の相違がある可能性があります。
  • このページは基本的にストーリー、登場人物に疑問を投げ掛けるものであり、否定的な立場からの記述です。

概要

「ヘルメスとメーティオンが尊い」等とネット上では人気の古代人ヘルメスだが、シナリオライターは嫌われるキャラクターとして描いていたという。
しかし、これはゲーム内の描写からすると不自然な説明である。

+ 【ネタバレ】この折り畳みにはPatch6.0エンディングで流れる画像があります
+ 【ネタバレ】本当に開いても大丈夫ですか?
中央に配置されたヘルメスとメーティオン(青い鳥)。嫌われることを想定した扱いとは考えにくい構図。

※このページでは折り畳みにあるエンディングで流れる一枚絵が「ヘルメスとメーティオンをポジティブな存在として描写している」という前提に立っています。

『FF14』吉田直樹氏×織田万里氏×石川夏子氏シナリオ鼎談インタビュー! 『暁月のフィナーレ』クリアー者必見! シナリオや世界観、キャラ設定、開発へのアツい想いを訊く(2/2)
https://s.famitsu.com/news/202203/29255742.html?page=2

解説

石川 ヘルメスを描きながら、「8割ぐらいの人から嫌われて、2割ぐらいの人から愛着を持たれるだろうな」と思っていました。さらに、愛着を持ってくれた人でも、彼の複雑さや報われなさから、なんとなく完全燃焼できない……つまりは「ワー!」って盛り上がるようなキャラではないなと。

インタビューではこのように語られているが、実際には「尊い」と一部界隈が盛り上がってしまっているようだ。
インタビューの内容からするとこの反応は想定外であるという。

基本的に、SNS等の反応はヘルメス、メーティオンにとって好意的なものである。ファンアートも見られる。
一方で、創造者の都合で創造生物が創り変えられることに疑問を持ちながら、Lv87ID「創造環境ヒュペルボレア造物院」では「時間稼ぎをさせてもらう!」と創造生物を使い捨てにする矛盾を指摘する声もある。
人の裁定と称して、終末の元凶となる(「終末」を起こすことはヘルメス本人も知らないものの、それが人の滅びに繋がることを認識しながら)メーティオンを逃がし、カイロスにより記憶を改竄してそれに抗う流れに疑問を持つユーザーもいることだろう。

補足:ヒュペルボレア造物院での言動については暁月秘話で掘り下げがある。下記リンク先参照。


ヘルメスの人となりやその行動の是非については各人の解釈に委ねるが、開発側の「8割ぐらいの人から嫌われる」という説明には不自然な点がある。
概要欄に挙げた、エンディングで流れる一枚絵である。(エンディングで流れるものだけに、ネタバレには注意して閲覧してもらいたい)
中央に配置され、朗らかな笑顔で青い鳥の姿のメーティオンと向き合うヘルメスが「8割ぐらいの人から嫌われる」とされた人物の扱いとは考えにくい。

また、吉田P/Dが登場したNGCの配信でも、ストーリーについての言及があった。

STUDIO_NGC @STUDIO_NGC
本日19時からは #吉田直樹 さん&#山口慧 さん&#えどさん”による
#NGC
『ファイナルファンタジーXIV 』生放送 6.0完結編 です!
ゲストに吉田直樹さんをお迎えして、6.0を最後,までプレイします!
そして、山口慧さんNGC #FF14 ご卒業となります!
是非ご視聴ください!
https://twitch.tv/ngc_the_twitch


有志による配信内での吉田P/Dの発言要約

■6.0メインストーリーについて
  • メインクエストは途中で中断してもちゃんとその場所に戻ってくるようにシステムを組んである
  • デュナミスの構想は漆黒の時点ではなかった
  • 暁月リリースを2週間延期した理由はレムナント前のNPCたちのセリフを実装するためが大部分
  • エルピスから戻ってきた辺りからエメトセルクのナレーションが全て知っている風に変化する
  • エメトセルクの「私は見たぞ」の煽りは最初はなかったが、あっさり終わりすぎるので追加した
  • ハイデリンのセリフは全て収録した後に「最初のほうの演技を振り返ると強さや知性がまだ足りない」ということで井上喜久子さんからの提案で全て撮り直した
  • ウリエンジェとムーンブリダ両親とのシーンは一番リテイクが多かった
  • ヘルメス6、メーティオン4くらいのヘイトにしたかったが、この2人を比べると9:1くらいのヘイトになってしまった
  • 6.0にガレマール帝国編にする計画もあったが、盛り上がり的に引き延ばしをせず暁月で決着を付けた

  • ヘルメス6、メーティオン4くらいのヘイトにしたかったが、この2人を比べると9:1くらいのヘイトになってしまった
とある通り、開発側もヘルメスが嫌われている認識は持っているようだ。
また、両者をヘイトを向けられるべき存在として作ったという説明になっている。
しかし、ヘイトを向けられるような存在を、物語を締めるエンディングの一枚絵、それもハッピーエンドを思わせるものに入れるのは不自然ではないだろうか。

オルト・エウレカでのアモン評

オルト・エウレカの30層までをクリアすると、コー・ラブンタ(ノア)との会話に選択肢が追加される。
話者の性格によるものもあるが、馬鹿にしながらも信念を持った存在として語られている。

+ オルト・エウレカ30層クリア後の会話のネタバレ
コー・ラブンタ : アモン! アモンの話とな!あいつ昔はクソがつくほど生真面目で、ニコリとも笑いやしない陰気な研究の虫だったぞ!
コー・ラブンタ : 始皇帝ザンデを復活させてからは一転、終わらぬ熱狂の中にいるかのごとく浮ついてな。陛下、陛下、陛下、陛下と……やかましかった。
コー・ラブンタ : まあ、それだけ希望を見出していたのだろうよ。幾千の命を捧げて蘇らせた、ただひとりの皇帝に……。
コー・ラブンタ : 現世においてはアシエン・ファダニエルを名乗ったそうだが、あれほどに焦げついた性分を捨てたつもりとは笑止千万!
コー・ラブンタ : たとえ何百回と死んで魂を洗われようとも、あいつはどん底から、身命を賭して希望を探すぞ。そこにあれ、そうであれと願うようにな。
コー・ラブンタ : ……出会ったときから、あの小僧はそんな風だったのだ。暗い瞳の中に、熱した鉄のような怒りを秘めて、クソッタレな世界を変えようとしていたものよ。

コー・ラブンタ(ノア)としてはアモンについて語っているが、実質的にヘルメスの評価にもなっている。
「たとえ何百回と死んで魂を洗われようとも、あいつはどん底から、身命を賭して希望を探すぞ」は未来の仮定の体を取っていると見られるが、ヘルメスはアモンになる前にも何百回と死んでいるはずである。
そのため、この部分は「アモンはあと何百回死んでも性質は変わらないだろう(ヘルメスがアモンになるまでに何百回か死んでいるが性質は変わっていない)」と読める。

疑問点

  • 当初の想定ではヘルメスも最終的に被害者の側に立ち、許されるものとして描いていたのではないか?(一時はアシエンとして敵対したエメトセルクも同様にエンディングの一枚絵に描かれているが、これも「許された」扱いであろう)
  • 想定以上にストーリーへの批判が噴出し、苦肉の対応として「最初から嫌われるものとして作っていた」という説明を出したのではないか?
  • 暁月秘話の内容も、ヘルメスの人格を疑われる要因である「時間稼ぎをさせてもらう!」の発言をフォローする部分があり、ヘルメスの言動への批判を把握し、意識して反論している疑いがある。
解き放たれた創造生物たちは、迫り来る侵入者たちに襲い掛かるだろう。彼らがそれをいなし、丁重に檻へ戻してくれるとは思っていない。迎撃するのが道理というものだ。創造生物に命を認めているヘルメスにとって、そうして排除された個体はまぎれもなく犠牲者であり、自らの行いは殺戮にほかならなかった。
到底、善良とはいえない。正しくもない。こんなことしたいわけがない――だがしかし、自ら戦うことと生態を熟知した実験体をけしかけることだけが、数でも力でも勝る彼らに対して咄嗟に取りうる妨害策だった。

  • 「リュカオンを気にかけたのは演技だったのか」「言動に一貫性がない」といった「(他の古代人とは異なり)創造生物を一個の生命として捉え尊重するようなことを言いながら、すぐ後のシーンでは創造生物を時間稼ぎのために捨て駒にする言動への批判」に対して、「手段を選べずやむなく取った行動であり、本意ではなかった」と直接のアンサーとも言える内容になっている。
  • この暁月秘話の内容自体がヘルメスの言動にも酌量の余地があるという弁明であり、ヘイトが高まりすぎたのを緩和したい目的が見てとれる。
  • ロードストーン、TwitterといったSNSではポジティブな感想や意見が主流となっている。開発側からの発信がストーリーへの批判に対する反論となっている節はあるものの、肝心のその批判がどこで行われているものなのかは定かではない。

補足

神木隆之介のRADIO MOG STATION 特別生配信「松澤千晶の裏RADIO MOG STATION」(1月9日)
https://youtu.be/qlDjTtEZu1Y

◆ジョブやゲームシステムへの反応について吉Pからコメント
  • ここがこうじゃないかと言っていただけるのはありがたいのですが、罵詈雑言だけは止めていただきたい。僕は日本の中でもメンタルは上位のほうだとは思いますが、みんながそうではない
  • 残念ながら発売延期をしてからアンチ勢と呼ばれるプレイをしていないのにやたらと攻撃をする人たちが凄くてその言葉遣いにちょっと引っ張られている感じがあるかなと思っています
  • 例えでよく出ますがニューヨークのダウンタウンでボロボロの車を置いておくとよりボロボロになる、やっちゃっていいんだと思う心理
  • ミスも目立つこともありましたが、皆さんと11年やってきた中でちょっと言葉が強すぎるかなと思うところがあります。最悪、僕はいいですがスタッフが凹んでしまってみんなのために作るんだにならなくなってしまう
  • 僕からお願いがあるとしたらそこだけです、エンターを押す前にその先にいる名も知れぬ開発者の顔を想像してもらえると僕はちょっと嬉しい
  • 一生懸命意見を見ようとした時にどんどん傷ついていくスタッフも出てきてしまうので、それはモチベーションのあるスタッフがいってしまうので結果的に皆さんのためにはならない
  • 最近過激だなと思うことが出てきておりスタッフがここまでやりきったので…。ミスもあるので褒めろとは言いませんが気持ちの伝え方を考えていただければ助かります

神木隆之介のRADIO MOG STATION 特別生配信『暁月の記憶』&連動企画実施決定!
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/7b80e46ee2eeb9661f0ba524c23e50b7d6284aea
  • 上記の配信内での発言を見ても、開発側が「表立っていない批判者の存在」を認識していることは間違いない。
  • 特に、「残念ながら発売延期をしてからアンチ勢と呼ばれるプレイをしていないのにやたらと攻撃をする人たちが凄くて」という発言は、「プレイしていない(と開発側が認識している)のに攻撃する人間」の存在を認知していることを意味する。
  • ただし、発言の主旨からいって、「ユーザーの攻撃性が高まっているが、今なら架空の存在に煽動されたことにして責任転嫁しても良いので収まって欲しい」という意図である可能性はある。
  • 「僕は日本の中でもメンタルは上位のほうだとは思いますが」という発言が何を基準にしたものであるかは不明。
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